適性検査は何割取れば通過できるか|ボーダーの考え方
適性検査は何割取れば通過できるかについて、判断の基準と具体的な手順を整理しました。何割・通過ライン・目安まで、資格試験に共通する考え方を解説します。
・得点率の考え方|正答数だけではない
・分野別に何割を目指すか
・性格検査との関係
・ボーダーに届かないときの優先順位
ボーダーの一般的な目安
この幅が生まれる理由は、基準を決めるのが検査の実施元ではなく、各企業だからです。応募者数が多い企業ほど基準は高くなり、採用予定数に対して応募が少ない企業では低く設定されます。
業界別の傾向としては、外資系コンサル・投資銀行・総合商社・大手メーカーの人気職種などで基準が高く、応募者を広く見たい企業では低めに設定される、という構図があります。
また、同じ企業でも職種によって基準が変わることがあります。データ分析や研究開発の職種では計数分野の比重が高く、営業職では言語分野が重視される、といった調整が行われる場合があります。
得点率の考え方|正答数だけではない
注意しておきたいのは、適性検査の評価が単純な正答率だけで決まるとは限らないことです。
多くの検査では、受検者全体のなかでの相対的な位置(偏差値や段階評価)で結果が出ます。つまり、同じ8割正解でも、その回の受検者全体のレベルによって評価が変わり得ます。
実務的な目安としては、「時間内に8割以上の問題に手をつけ、手をつけた問題の正答率が8割」という状態を目指すのが安全です。
分野別に何割を目指すか
【確実に取るべき分野】出題数が多く、解法が定型化している分野。ここは9割以上を目標にします。時間をかければ解けるのではなく、短時間で解けるまで反復してください。
【取れれば加点の分野】出題数が少なく、難度が高い分野。ここは6〜7割で構いません。深追いすると時間対効果が悪化します。
全分野を均等に9割にするのは、対策時間が限られる就活生には現実的ではありません。得点源を2〜3分野作り、そこで稼ぐ設計にしてください。
性格検査との関係
能力検査の得点だけが合否を決めるわけではありません。多くの企業は性格検査の結果と併せて判断します。
性格検査で見られているのは、大きく2点です。一つは、企業が求める人物像との適合。もう一つは、回答の一貫性です。
回答の一貫性については、同じ趣旨の質問が表現を変えて複数回出題され、矛盾があると信頼性が低いと判定される仕組みになっています。自分をよく見せようとして質問ごとに理想の人物を演じると、この一貫性が崩れます。
対策としては、正直に、かつ速く答えることです。考え込むほど一貫性は失われます。ただし、すべて同じ選択肢を選ぶような極端な回答は避けてください。
ボーダーに届かないときの優先順位
模試や問題集で6割前後にとどまっている場合、何から手をつけるべきかを整理します。
最後まで解き切れていない場合、まずここを直します。解法を増やすより、既知の問題を速く処理する訓練のほうが伸び幅が大きくなります。
出題数の多い分野で取りこぼしがあるなら、そこを9割まで引き上げます。1問あたりの重みが同じである以上、出題数の多い分野の1割改善が最も効きます。
出題数が少なく難度の高い分野は、時間が余ったときに手をつけます。ここから始める人が多いのですが、投資対効果は最も低くなります。
ボーダーを気にしすぎないという視点
適性検査は、あくまで足切りのための関門です。ここで高得点を取ったからといって内定に近づくわけではなく、通過した先の面接で評価が決まります。
したがって、対策に投じる時間には上限を設けるべきです。8割を9割にするために20時間を追加するより、その20時間を面接準備に回すほうが、最終的な結果への寄与は大きくなります。
目安としては、問題集を1冊仕上げて時間内に解き切れる状態になったら、そこで一区切りにしてください。それ以上の精度向上は、就活全体で見ると優先度が下がります。
よくある質問
結果は自分で確認できますか?
1社で落ちたら他社でも同じ結果になりますか?
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