第二種電気工事士の合格ガイド|試験日程・合格率・勉強時間・重点分野
第二種電気工事士の受験を考えている方に向けて、試験の基本情報から学習の進め方までを整理しました。
・難易度と合格の条件
・必要な勉強時間の目安
・重点を置くべき分野
・つまずきやすいポイント
・独学で合格できるか
試験の概要と日程
| 試験日程 | 年2回(上期:学科5月頃/技能7月頃、下期:学科10月頃/技能12月頃) |
|---|---|
| 受験資格 | 受験資格なし。年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受験できる |
| 出題科目 | 電気に関する基礎理論、配電理論および配線設計、電気機器・配線器具・材料・工具、電気工事の施工方法、一般用電気工作物の検査方法、配線図、法令(7分野) |
| 合格率 | 学科試験はおおむね6割前後、技能試験は7割前後で推移しており、国家資格のなかでは合格しやすい部類 |
| 必要な勉強時間 | 80〜150時間(学科50〜100時間、技能30〜50時間) |
第二種電気工事士の出題は電気に関する基礎理論、配電理論および配線設計、電気機器・配線器具・材料・工具、電気工事の施工方法、一般用電気工作物の検査方法、配線図、法令の7分野で構成されます。合格率は学科試験はおおむね6割前後、技能試験は7割前後で推移しており、国家資格のなかでは合格しやすい部類。
手続き面では、第二種電気工事士の受験資格が受験資格なしである点を最初に確認してください。申込期間は数週間と短く、基準日の考え方まで受験案内で確かめておくと安全です。
▶ 関連:資格試験の申し込み手続きの流れ|出願で失敗しないために
難易度と合格の条件
第二種電気工事士の難所は明確です。学科は過去問の使い回しが多く、暗記中心で対応できる。難所はむしろ技能試験で、13問の候補問題を時間内に完成させる手の速さが問われる。
この構造から、第二種電気工事士では苦手分野をどう扱うかが合否を分けます。合格率学科試験はおおむね6割前後、技能試験は7割前後で推移しており、国家資格のなかでは合格しやすい部類という数字は母集団によって変わるため、他人の合格体験より自分の得点分布を基準にしてください。
▶ 関連:資格試験の合格点の考え方|絶対評価と相対評価の違い
必要な勉強時間の目安
第二種電気工事士の合格に必要な学習量は80〜150時間が目安です。内訳は学科50〜100時間、技能30〜50時間。
中央値の115時間を期間で割ると、6か月なら週4.4時間、3か月なら週8.8時間、1年なら週2.2時間になります。仕事や家庭の事情で必ず学習が止まる週が出るため、この数字に2割を上乗せして計画してください。
前提知識の有無で必要量は上下します。電気工事会社、ビルメンテナンス、設備保全、太陽光発電の施工などで必須級といった業務に就いている場合は下限側、予備知識がない状態からなら80〜150時間の1.3倍を見込むのが現実的です。
▶ 関連:資格試験の勉強時間の決め方|必要量の見積もりと逆算の手順
重点を置くべき分野
第二種電気工事士で得点源にすべきは配線図の記号読み取り、鑑別(工具・材料の名称)、複線図、電気工事の施工方法です。出題数が多く、学習量に比例して伸びる分野が中心になります。
配分の原則は、第二種電気工事士の出題数に比例させることです。得点源に80〜150時間の5〜6割、残りは基本問題の確保に充てます。難度が高く出題数の少ない分野への深追いは、時間対効果が最も低くなります。
つまずきやすいポイント
第二種電気工事士の受験者が実際に詰まるのは、次の3点です。
【1】複線図が書けず技能試験で手が止まる
【2】計算問題(オームの法則・配線設計)を捨てて学科で点を落とす
【3】技能の練習量が足りず40分の制限時間に間に合わない
いずれも学習の初期に構造がわかっていれば避けられるものです。特に複線図が書けず技能試験で手が止まるという点は、配線図の記号読み取り、鑑別(工具・材料の名称)の学習と並行して早めに手を打ってください。
独学で合格できるか
第二種電気工事士については、独学適性は非常に高い。市販テキストと工具・材料セットだけで合格まで到達する人が多数派。
独学かスクールかを二者択一で考えないことが要点です。第二種電気工事士は学科は過去問の使い回しが多く、暗記中心で対応できるという性質を持つため、基礎は市販教材で固め、自己評価が難しい部分にだけ外部の力を借りる形が費用対効果に優れます。
▶ 関連:資格試験は独学で合格できるか|向き不向きと教材の選び方
過去問の使い方
第二種電気工事士の過去問については、学科は過去問10年分を3周すれば合格ラインに届く。同一問題の再出題率が高いため、過去問演習の費用対効果が特に大きい資格。
順序としては、電気に関する基礎理論、配電理論および配線設計、電気機器・配線器具・材料・工具のうち配点の大きい分野から着手します。1分野ずつ演習まで終わらせることで、知識がすぐ使われ定着率が上がります。
働きながらの学習
第二種電気工事士は働きながらの取得が主流。学科は通勤中の暗記でカバーでき、技能は週末にまとめて練習する形が定番。
必要なのは長時間の学習ではなく、途切れない学習です。通勤時間を確定させ朝に30分を移せば週10時間は作れ、80〜150時間を15週ほどで消化できます。配線図の記号読み取り、鑑別(工具・材料の名称)は休日の集中枠に置いてください。
▶ 関連:働きながら資格試験に合格する方法|社会人の時間の作り方
取得後に何が変わるか
第二種電気工事士は電気工事会社、ビルメンテナンス、設備保全、太陽光発電の施工などで必須級。求人票で「第二種電気工事士以上」を要件とする案件が多い。
取得を決めたら、第二種電気工事士が社内の資格手当や報奨金の対象かを人事部門に確認してください。月額手当が支給される職場であれば、数か月から1年で費用を回収できる計算になります。
よくある質問
第二種電気工事士の勉強時間はどれくらい必要ですか?
第二種電気工事士は独学で合格できますか?
第二種電気工事士で最初に手をつけるべき分野はどこですか?
第二種電気工事士の受験資格を教えてください。
解説付きの演習で、弱点の分野から効率よく進められます。
関連ページ
※ 試験日程・受験料・合格率などの数値は変動します。受験前に試験実施団体の最新情報を必ずご確認ください。