思考力を学ぶ本の選び方|レベル別の読む順番
思考力を学ぶ本の選び方について、判断の基準と具体的な手順を整理しました。書籍・入門書・読む順番まで、資格試験に共通する考え方を解説します。
・レベル別の読む順番
・入門書を選ぶ3つの基準
・挫折しない読み方
・本だけでは足りない部分
本を選ぶ前に決めること
書店に行く前に、2つのことを決めてください。
用語をまったく知らない段階なのか、概念は知っているが使えない段階なのか。ここを誤ると、易しすぎて退屈するか、難しすぎて途中で止まるかのどちらかになります。
この2つが決まれば、選ぶべき本の範囲はかなり絞られます。逆にここが曖昧なまま買うと、積読になる確率が高くなります。
レベル別の読む順番
推奨する順序は、入門を1冊読み、そこで演習を積んでから中級に進む形です。入門を2冊、3冊と読み比べる人がいますが、これは避けてください。同じ内容を別の言葉で読み直しているだけで、実力は伸びません。
上級書は、中級の内容を実務で使ってみて課題を感じてから読むと、吸収効率が大きく変わります。順番を飛ばして最初から上級書に手を出すと、書いてあることの重要性が理解できません。
入門書を選ぶ3つの基準
1冊目の選び方が、その後の学習を左右します。次の3点で判断してください。
読むだけで身につくスキルではありません。章末に問題があり、自分で手を動かせる構成になっているかを確認します。解答例に至る過程まで書かれていれば理想的です。
【1】具体例が自分の状況に近いか
事例が海外企業のケースばかりの本と、日本の身近な業種を扱う本では、読みやすさが変わります。書店で2〜3ページ読んで、例がすっと入ってくるかを確かめてください。
【2】厚さが自分に合っているか
最初の1冊は200ページ程度が適量です。500ページの本は情報量では優れていますが、読み切れずに終わるリスクがあります。読み終えた経験そのものが次につながります。
挫折しない読み方
本を買ったあとの読み方にも、コツがあります。
目次を見て、自分が最も知りたい章から読んで構いません。関心のある部分から入ると、そこで得た理解が他の章の理解を助けます。
1周目は流し読みで全体像を掴み、2周目で演習をしながら精読する。この2段階のほうが、1周で完璧を目指すより結果的に速くなります。
本に線を引く行為は理解した感覚を生みますが、定着には結びつきません。重要だと思った箇所は、自分の言葉でノートに書き直してください。
本だけでは足りない部分
書籍で身につく部分と、そうでない部分があります。
本で身につくのは、型と語彙です。どういう手順で考えるか、どんな用語で説明するかは、読めば理解できます。
対策としては、次の2つを本と並行してください。
【フィードバックを得る】自分の答えを他人に説明し、指摘を受けます。同じ分野を学ぶ人でも、実務で使っている人でも構いません。自分の思考の穴は、自分では見えません。
読んだあとにやること
読了して終わりにしないための、具体的な行動を挙げます。
【1】要点を1ページにまとめる
本の内容を1ページに圧縮できるかどうかが、理解の指標になります。まとめられない部分は、理解が浅い部分です。
【2】実際の仕事や課題に当てはめる
読んだ内容を、いま抱えている業務や課題に適用してみます。うまくいかなくても構いません。適用しようとする過程で、本の記述の意味が立体的になります。
よくある質問
動画講座と本はどちらがいいですか?
古い本でも役に立ちますか?
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