思考力トレーニングの始め方|最初の30日でやること
思考力トレーニングの始め方について、判断の基準と具体的な手順を整理しました。入門・始め方・30日まで、資格試験に共通する考え方を解説します。
・最初の1問への取り組み方
・最初の30日プラン
・挫折しやすいポイントと対策
・最初に手を出さないほうがいいこと
最初にやるべきことは「型を知る」
学習を始めるとき、多くの人は本を最初から順に読もうとします。ですが、この分野ではそれが遠回りになります。
先に知るべきなのは、基本の手順です。
この流れを頭に入れてから本を読むと、書かれている内容がどの段階の話なのかがわかります。逆に、地図を持たずに読み始めると、細部の説明に埋もれて全体像を見失います。
所要時間は30分程度です。まずこの手順を紙に書き写すところから始めてください。
最初の1問への取り組み方
型を知ったら、すぐに1問解いてみます。理解してから解くのではなく、解きながら理解する順序です。
初めての1問では、次のことを守ってください。
【紙に書く】頭の中だけで処理しようとすると、どこで詰まったかが自分でわからなくなります。手を動かしてください。
【時間を区切る】10分と決めて取り組みます。答えが出なくても構いません。時間内に出せなかったという事実自体が情報です。
【解答例と比べる】自分の答えと解答例の違いを見ます。答えの数値が違うことより、考える順序のどこが違ったかに注目してください。
最初の30日プラン
1日15〜20分を前提とした、30日間の進め方です。
【1〜7日目:型を体に入れる】
毎日1問、同じ手順で解きます。解けなくても、手順どおりに進めることだけを守ってください。この週の目的は、型を意識せず使えるようになることです。
【8〜14日目:解答例を分解する】
自分で解いたあと、解答例がどう考えているかを分解します。どこで前提を置いたか、どう分けたか、なぜその数字を選んだか。他人の思考をトレースする作業が、この時期に最も伸びます。
【15〜21日目:切り口を複数試す】
同じ問題を、違う分け方で解いてみます。1つの正解を探すのではなく、複数の道筋があることを体感する段階です。
自分の考えを声に出して説明します。相手がいなくても構いません。説明できない部分が、理解できていない部分です。
挫折しやすいポイントと対策
初学者が途中でやめてしまう典型的な理由を挙げます。
これらに共通する対策は、完璧を目指さないことです。
最初の数週間は、うまくできなくて当然です。うまくできないことを問題視すると、続きません。「今日も1問やった」という事実だけを評価してください。
もう一つの対策は、記録を残すことです。取り組んだお題と自分の答えをノートに残しておくと、1か月後に見返したときに変化がわかります。この実感が、継続の燃料になります。
最初に手を出さないほうがいいこと
熱心な人ほどやりがちな、遠回りの行動を挙げておきます。
1冊で十分です。複数冊読むと、同じ内容を別の言葉で読み直すことに時間を使い、演習量が確保できません。
最初から実践的な問題に挑むと、手が出ずに自信を失います。易しい問題で型を回すほうが、結果的に速く上達します。
【理論を完璧に理解しようとする】
背景理論を掘り下げるのは、ある程度使えるようになってからで構いません。使えないまま理論だけ詳しくなる状態が、最も避けたい形です。
「今週末に3時間取れたら始めよう」と考えていると、始まりません。今日15分から始めてください。
上達を実感するまでの期間
どれくらいで手応えが出るのかの目安です。
【2週間】型どおりに進められるようになります。答えの質はまだ低くて構いません。
【1か月】問題を見てから、考える方向が見えるまでが速くなります。ここで初めて「できるようになってきた」という感覚が生まれます。
【3か月】実務や選考で使える水準に近づきます。演習時間としては50〜100時間が目安です。1日20分なら4〜6か月、1日1時間なら2か月程度の計算になります。
よくある質問
1日どれくらいやればいいですか?
独学でも身につきますか?
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