思考力トレーニングを習慣にする方法|1日15分の設計
つまり、必要なのは意欲より仕組みです。この記事では、続けることを前提にした設計の作り方を扱います。
・1日15分の設計
・いつやるかを固定する
・日常でできる練習メニュー
・記録の取り方
続かない原因は意志ではなく設計にある
学習が続かないとき、多くの人は自分の意志の弱さを責めます。ですが、原因のほとんどは設計にあります。
続かない設計には、共通する特徴があります。
「毎日1時間」と決めると、1時間取れない日は着手すらしなくなります。ゼロの日が増え、やがて完全に止まります。
「時間があるときにやる」形にすると、時間は永久にできません。他の予定に押し出され続けます。
上達しているかどうかがわからないと、続ける理由が薄れます。
1日15分の設計
推奨するのは、1日15分です。少なすぎると感じるかもしれませんが、これには理由があります。
第一に、15分なら忙しい日でも確保できます。着手のハードルが低いほど、継続率は上がります。
第二に、15分あれば1問は解けます。この分野の練習は1問完結型なので、短時間でも成果が出ます。
第三に、始めてしまえば延長できます。15分と決めていても、乗ってきたら30分やって構いません。逆に、最初から1時間と決めると、始めること自体が億劫になります。
15分×30日で7.5時間、1年で90時間。実務や選考で使える水準の目安が50〜100時間ですから、1日15分でも十分に到達できる計算です。
いつやるかを固定する
時間帯を決めることが、習慣化の最大の要因です。
推奨は朝です。理由は、夜より予定に影響されにくいためです。残業、飲み会、疲労——夜の時間は簡単に消えますが、朝の15分は自分でコントロールできます。
朝が難しい場合は、既存の習慣に紐づける方法が有効です。「昼食のあと」「通勤電車に乗ったら」「歯を磨いたら」というように、必ず起きる行動の直後に置きます。
重要なのは、毎日同じタイミングにすることです。日によって時間帯が変わると、そのたびに「いつやるか」を判断する必要が生まれ、判断のコストが継続を妨げます。
日常でできる練習メニュー
15分で完結する練習を挙げます。日によって選べるよう、複数用意しておくと飽きません。
どれも特別な道具は必要ありません。紙とペン、あるいはスマートフォンのメモがあれば足ります。
メニューを固定せず、その日の気分で選べるようにしておくのがコツです。同じことを毎日繰り返すと、飽きが継続を妨げます。
記録の取り方
続けるためには、進んでいることが見える必要があります。
記録する項目は2つで十分です。日付と、取り組んだお題。所要時間は不要です。毎日15秒で書ける形式にしてください。
記録の効用は2つあります。一つは、連続日数が見えることで止めにくくなること。もう一つは、過去の自分の答えを見返せることです。
特に後者が重要です。1か月前に自分が書いた答えを読むと、当時どこで詰まっていたかがわかります。この変化の実感が、継続の最大の燃料になります。
記録は紙のノートでもアプリでも構いません。ただし、記録すること自体に凝りすぎないでください。手段が目的になると、そこで疲れます。
中断したときの復帰方法
必ず途切れます。問題は、途切れたあとに戻れるかどうかです。
数日空いたことに罪悪感を持つと、再開のハードルがさらに上がります。空白は前提だと考えてください。
以前のペースに戻そうとせず、1日5分から始めます。まず机に向かう習慣を戻すことが先で、量は後から回復します。
忙しかったのか、メニューに飽きたのか、成果が見えなかったのか。原因が特定できたら、そこだけ設計を変えます。全部を変えようとすると、また止まります。
長く続けている人も、途切れながら続けています。連続日数より、1年を通じて何日やったかのほうが実力に効きます。
よくある質問
何日続ければ習慣になりますか?
飽きてしまって続きません
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