資格試験の隙間時間勉強術|1日1時間を積み上げる設計
まとまった時間が取れないから勉強できない——そう考えている間に、実は毎日1時間以上の隙間時間が失われています。通勤の往復、昼休みの残り、待ち時間、就寝前。合計すると、平日だけで週5時間を超えることも珍しくありません。
・隙間時間に向く教材・向かない教材
・時間帯別のメニュー
・スマートフォン活用の注意点
・隙間時間だけで合格できるか
隙間時間はどこに眠っているか
まず、1日のなかで発生する細切れ時間を洗い出します。多くの人に共通するのは次の場面です。
・通勤の往復(電車内、バス、徒歩)
1回あたりは5分から20分程度ですが、これを合計すると平日で1時間から1時間半になります。週にすれば5〜7時間、月にすれば20〜30時間です。
重要なのは、どの時間帯に何をやるかを事前に決めておくことです。その場で決めようとすると、スマートフォンを開いて終わります。
隙間時間に向く教材・向かない教材
細切れの時間には、適した学習内容とそうでないものがあります。
共通するのは、中断してもすぐ再開できることです。1問で完結する形式であれば、電車が駅に着いても損失がありません。
これらは立ち上がりに時間がかかるため、細切れ時間では効率が落ちます。まとまった時間が取れるときに回してください。
時間帯別のメニュー
場面ごとに、何をやるかを固定しておきます。
頭が最も冴えている時間帯です。前日に学習した内容の復習に充てると、定着率が上がります。座れる場合は過去問、立っている場合はアプリでの一問一答が現実的です。
【昼休みの残り:10〜15分】
食後は集中力が落ちるため、負荷の低い暗記事項の確認に向きます。数値や用語の一覧を眺める程度で構いません。
疲労がある時間帯です。新しい内容ではなく、朝と同じ範囲をもう一度回すと、無理なく反復回数を稼げます。
記憶の定着に有効とされる時間帯です。その日に間違えた問題だけを見返してください。この10分は、翌朝の復習と組み合わせると効果が高まります。
この配分で1日1時間半。週5日で7時間半になります。
スマートフォン活用の注意点
隙間時間の学習では、スマートフォンが主要な道具になります。ただし使い方には注意が必要です。
【学習アプリを最初の画面に置く】
SNSやニュースアプリより手前に配置します。開く順序が学習の可否を決めます。
学習中に通知が来ると、そこで中断します。細切れ時間はもともと短いので、1回の中断で終わってしまいます。
5分や10分の学習で時間を記録しようとすると、それ自体が手間になります。隙間時間は問題数だけ数えてください。
【オフラインで使えるものを選ぶ】
地下鉄など通信環境が悪い場所では、通信が必要なアプリは使えません。事前にダウンロードできる形式が確実です。
隙間時間だけで合格できるか
現実的な話をします。隙間時間だけで完結させるのは、試験によって難易度が変わります。
推奨する配分は次のとおりです。
・隙間時間(平日):暗記、一問一答、復習
・まとまった時間(休日):新しい分野のインプット、通し演習、記述対策
この役割分担ができていれば、平日にまとまった時間が取れなくても学習は進みます。逆に、平日の隙間時間を捨てて休日だけで消化しようとすると、休日の負担が過大になり続きません。
続けるための工夫
隙間時間の学習は、始めるのは簡単でも続けるのが難しい面があります。
複数持つと、その日に何をやるか迷います。薄い一問一答を1冊、あるいはアプリを1つに決めてください。
「章の途中で終わるのが気持ち悪い」と感じる人がいますが、隙間時間ではその感覚を捨ててください。中断前提で進めます。
出張や体調不良で使えない日はあります。連続記録が途切れたことを気にすると、そこで完全に止まります。
【まとまった時間の学習と連動させる】
休日に学んだ内容を、翌週の隙間時間で復習する。この循環を作ると、隙間時間の学習に意味が生まれます。単発の暗記だけだと、続ける理由が薄れます。
よくある質問
通勤中に集中できません
アプリと紙の問題集はどちらがいいですか?
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