問題まとめ(Bメソッド)

1級造園施工管理技士|問題まとめ

最終更新:2026年8月11日

1級造園施工管理技士の頻出テーマを1ページにまとめました。上から順に解けます。

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問1
造園工事における「床掘り」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔基礎や構造物の設置のため、所定の深さまで地盤を掘削する作業をいう
  • 2床掘りは盛土のみを指す用語である
  • 3床掘りは植栽work完了後にのみ行う作業である
  • 4床掘りは舗装work専用の用語である
解説:床掘りは、基礎工事や構造物の設置等のために、設計で定められた深さ・形状に地盤を掘削する作業をいう。
問2
盛土の締固めを行う目的として、最も適当なものはどれか。
  • ✔盛土の強度を高め、沈下や崩壊を防止するため
  • 2締固めは通気性を高めるためにのみ行う
  • 3締固めは植栽には不要な作業である
  • 4締固めは排水性を悪化させることを目的とする
解説:盛土の締固めは、土粒子間の間隙を減少させて密度を高めることで、盛土の強度を向上させ、供用後の沈下や崩壊を防止する目的で行われる重要な施工工程である。
問3
法面(のりめん)勾配に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔切土・盛土の斜面の傾斜の程度を示し、土質や高さに応じて安定した勾配を設定する必要がある
  • 2法面勾配は土質にかかわらず一律の値を用いる
  • 3法面勾配は植栽計画には無関係である
  • 4法面勾配は水平面のみを指す用語である
解説:法面勾配は切土・盛土によって生じる斜面の傾斜の程度を示し、土質、高さ、地下水位等の条件に応じて、崩壊しない安定した勾配を設計・施工上設定する必要がある。
問4
法面保護工の目的として、最も適当なものはどれか。
  • ✔雨水等による法面の侵食・崩壊を防止し、安定化を図る
  • 2法面保護工は景観を悪化させることを目的とする
  • 3法面保護工は排水を妨げることを目的とする
  • 4法面保護工は植栽とは無関係の工事である
解説:法面保護工は、切土・盛土によって生じた斜面(法面)を、雨水等による表面侵食や崩壊から保護し、安定化させる目的で施工され、植栽工(種子吹付け等)や構造物による工法がある。
問5
客土盛土工事における「敷きならし」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔運搬してきた土を所定の厚さに均一に広げる作業をいう
  • 2敷きならしは掘削作業を指す用語である
  • 3敷きならしは植栽の剪定作業を指す用語である
  • 4敷きならしは測量作業を指す用語である
解説:敷きならしは、運搬した客土や盛土材料を、設計で定められた厚さに均一に広げる作業をいい、この後に締固めや整地が行われる。
問6
法面の植栽基盤における「土羽土(どはど)」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔法面の表層に施す、植生の生育に適した良質な土壌をいう
  • 2土羽土は法面の内部構造材のみを指す
  • 3土羽土はコンクリート製品を指す用語である
  • 4土羽土は排水施設を指す用語である
解説:土羽土は法面の表層部に施される、植生の生育に適した良質な土壌をいい、法面緑化における植物の活着や生育を確保するために重要な役割を果たす。
問7
造園工事における「地均し(じならし)」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔地表面の凹凸を整え、設計勾配等に合わせて平坦又は所定の形状に仕上げる作業である
  • 2地均しは掘削のみを指す作業である
  • 3地均しは植栽work完了後にのみ行う作業である
  • 4地均しは測量のみを指す作業である
解説:地均しは、造成された地盤の表面の凹凸を整え、設計で定められた勾配や形状に沿って平坦又は所定の形状に仕上げる作業で、後続の植栽や舗装工事の基礎となる。
問8
排水勾配の設定に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔雨水等が滞留しないよう、適切な勾配を設けて排水経路を計画する
  • 2排水勾配は0%(水平)とすることが望ましい
  • 3排水勾配は植栽には無関係な要素である
  • 4排水勾配はすべての箇所で同一の値とする
解説:造園施設や園路等の設計・施工では、雨水が滞留せず速やかに排水されるよう、地形や排水系統に応じて適切な排水勾配を設定することが重要である。
問9
掘削工事における「山留め」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔掘削に伴う地盤の崩壊を防止するために設ける仮設構造物である
  • 2山留めは盛土のみに用いる工法である
  • 3山留めは植栽工事には一切使用されない
  • 4山留めは排水施設の一種である
解説:山留めは、深い掘削を行う際に、周囲の地盤の崩壊や隣接構造物への影響を防止するために設置する仮設の土留め構造物である。
問10
造園工事における「不陸整正(ふろくせいせい)」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔地盤表面の高低差(不陸)を整え、平坦にする作業をいう
  • 2不陸整正は法面の勾配を急にする作業である
  • 3不陸整正は植栽の剪定作業を指す用語である
  • 4不陸整正は測量誤差を修正する作業を指す
解説:不陸整正は、地盤表面に生じている凹凸(不陸)を整地し、設計上必要とされる平坦性や形状に仕上げる作業で、舗装や芝張り等の下地整備として重要な工程である。
問11
残土処理計画に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔工事に伴い発生する掘削残土等の搬出・処分方法をあらかじめ計画することをいう
  • 2残土処理計画は不要であり現場内に無制限に堆積してよい
  • 3残土処理は廃棄物処理法とは無関係な行為である
  • 4残土処理計画は植栽計画には含まれない要素である
解説:掘削工事等に伴い発生する残土は、法令に基づき適切な搬出先・処分方法を確保する必要があり、あらかじめ残土処理計画として検討しておくことが重要である。
問12
造園工事における「盛土材料」の選定基準として、最も適当なものはどれか。
  • ✔締固めやすさ、透水性、植栽基盤としての適性等を考慮して選定する
  • 2盛土材料は色のみで選定すればよい
  • 3盛土材料の選定は積算とは無関係な事項である
  • 4盛土材料はすべて同一の材料を使用すればよい
解説:盛土材料の選定にあたっては、締固めやすさ(施工性)、透水性、有害物質の有無、植栽基盤として利用する場合の土壌としての適性等、多角的な観点から検討する必要がある。
問13
造園工事における「切土」と「盛土」の境界部の処理に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔不同沈下等を防止するため、段切りや締固め等の適切な処理を行う必要がある
  • 2切土と盛土の境界部には特段の処理は不要である
  • 3切土と盛土の境界部は植栽には無関係な部分である
  • 4切土と盛土の境界部は常に垂直に接続する
解説:切土と盛土の境界部は地盤の性質が異なるため不同沈下等が生じやすく、段切り(階段状に地山を削る処理)や十分な締固め等の適切な処理により、地盤の一体性・安定性を確保する必要がある。
問14
造園工事における「表土保全」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔工事に先立ち良質な表土を仮置きし、工事完了後の植栽基盤に再利用することをいう
  • 2表土保全は表土をすべて廃棄することを意味する
  • 3表土保全は植栽計画には無関係な作業である
  • 4表土保全は法面工事にのみ関係する作業である
解説:表土保全は、工事に先立ち現地の良質な表土(有機物や微生物を含む肥沃な層)をあらかじめ剥ぎ取って仮置きし、造成完了後に植栽基盤の一部として再利用する取組みで、環境負荷低減にも寄与する。
問15
造園工事における暗渠排水(あんきょはいすい)に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔地中に埋設した有孔管等により、地下水や滞水を排除する排水方式である
  • 2暗渠排水は地表面の排水のみを行う方式である
  • 3暗渠排水は植栽には無関係な排水方式である
  • 4暗渠排水は舗装表面の排水を指す用語である
解説:暗渠排水は、有孔管や砕石等を地中に埋設し、地下水位の低下や滞水の排除を図る排水方式で、水はけの悪い植栽基盤の改良や法面の安定化等に用いられる。
問16
造園工事における「地盤改良」の目的として、最も適当なものはどれか。
  • ✔軟弱地盤等の支持力や安定性を向上させるため
  • 2地盤改良は景観を悪化させることを目的とする
  • 3地盤改良は植栽計画には無関係な工事である
  • 4地盤改良は常に不要な工事である
解説:地盤改良は、軟弱地盤等において構造物や盛土を安定的に支持できるよう、セメント系固化材の添加や締固め等により地盤の支持力・安定性を向上させる工事である。
問17
造園工事における「小段(こだん)」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔法面の途中に設ける水平又は緩やかな平坦部分をいい、法面の安定化や排水処理に寄与する
  • 2小段は法面の頂部のみを指す用語である
  • 3小段は排水には無関係な構造である
  • 4小段は舗装工事にのみ用いられる用語である
解説:小段は、高い法面の途中に設ける水平又は緩やかな平坦部分で、法面全体の安定性向上や、法面排水路の設置スペースの確保等の役割を持つ。
問18
造園工事における「土量の変化率」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔地山・ほぐし・締固め等、土の状態変化に伴う体積の変化割合をいう
  • 2土量の変化率は積算には無関係な概念である
  • 3土量の変化率はすべての土質で同一である
  • 4土量の変化率は測量誤差のみを示す指標である
解説:土量の変化率は、地山(自然状態)・ほぐし(掘削後)・締固め(締め固めた状態)等、土の状態変化に伴う体積の変化割合を示すもので、土工事の数量計算(残土量・盛土必要量の算定等)において考慮すべき重要な指標である。
問19
造園工事における芝生広場等の基盤整備において留意すべき事項として、最も適当なものはどれか。
  • ✔適切な排水勾配と有効土層厚を確保し、良好な生育基盤とする
  • 2芝生広場の基盤整備には特段の留意事項はない
  • 3排水勾配は芝生の生育には無関係である
  • 4有効土層厚は考慮する必要がない
解説:芝生広場の基盤整備では、降雨時の滞水を防ぐ適切な排水勾配の確保と、根の伸長に必要な有効土層厚の確保が、良好な芝生の生育を維持するために重要な留意事項となる。
問20
造園工事における「転圧」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔ローラーやランマー等を用いて土を締め固める作業である
  • 2転圧は掘削作業を指す用語である
  • 3転圧は植栽の水やり作業を指す用語である
  • 4転圧は測量作業の一種である
解説:転圧はローラーやランマー、タンパー等の機械を用いて、盛土や路盤等を締め固める作業で、地盤の強度確保や不同沈下の防止のために行われる。
問21
植え穴の掘削に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔根鉢の大きさに応じて、十分な広さと深さを確保して掘削する
  • 2植え穴は根鉢よりも常に小さく掘削する
  • 3植え穴の大きさは植栽には無関係である
  • 4植え穴は必ず円柱状にのみ掘削する
解説:植え穴は根鉢の大きさに応じて、根が伸長しやすいよう十分な広さと深さを確保して掘削し、必要に応じて底部に基肥や土壌改良材を施すことが望ましい。
問22
樹木の植え付けにおける「水極め」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔植え穴に水を注ぎながら土を流し込み、根と土を密着させる方法である
  • 2水極めは剪定の方法を指す用語である
  • 3水極めは施肥の方法を指す用語である
  • 4水極めは支柱の設置方法を指す用語である
解説:水極めは、植え付け時に植え穴に水を注ぎながら土を流し込むことで、根と土壌との間の空隙をなくし密着させ、活着を促進する植付け方法である。
問23
樹木の植栽における「土極め」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔土を入れながら突き固め、根と土を密着させる植付け方法である
  • 2土極めは水を全く使用しない方法を意味する用語ではあるが実際には少量の水は用いられる場合が多い
  • 3土極めは剪定の方法を指す用語である
  • 4土極めは施肥の方法を指す用語である
解説:土極めは、植え穴に土を入れながら棒等で突き固めて根と土壌を密着させる植付け方法で、比較的水はけの良い土壌等で用いられることが多い。
問24
樹木の支柱の設置目的として、最も適当なものはどれか。
  • ✔移植直後の樹木を固定し、風等による揺れやぐらつきを防止して活着を促進する
  • 2支柱は樹木の剪定を目的として設置する
  • 3支柱は施肥を目的として設置する
  • 4支柱は病虫害防除を目的として設置する
解説:支柱は移植直後で根の活着が不十分な樹木を固定し、風等による揺れ・倒伏を防止することで、新根の伸長・活着を助け、健全な生育を促進する目的で設置される。
問25
「八ツ掛け支柱」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔複数本の丸太を斜めに交差させて樹木を固定する、比較的大径木にも用いられる支柱形式である
  • 2八ツ掛け支柱は1本の支柱のみで構成される形式である
  • 3八ツ掛け支柱は地中埋設式の支柱形式である
  • 4八ツ掛け支柱は生け垣専用の支柱形式である
解説:八ツ掛け支柱は複数本の丸太を斜めに交差させて幹を固定する支柱形式で、比較的強固な固定が可能なため、中〜大径木の移植時にも用いられる。
問26
「布掛け支柱」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔支柱と樹木の幹を、こもや布等の緩衝材を介して結束する方法である
  • 2布掛け支柱は樹木の根を布で覆う方法を指す
  • 3布掛け支柱は剪定作業の一種である
  • 4布掛け支柱は施肥の方法を指す用語である
解説:布掛け支柱(布掛け)は、支柱と樹木の幹を直接固く結束するのではなく、こもや布・ゴム等の緩衝材を介して結束することで、幹への傷害(幹ずれ・食い込み等)を防止する方法である。
問27
根巻き(根巻き移植)に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔掘り取った根鉢を、こも等で巻き固めて崩れないように保護する作業をいう
  • 2根巻きは剪定作業を指す用語である
  • 3根巻きは施肥作業を指す用語である
  • 4根巻きは支柱の設置作業を指す用語である
解説:根巻きは、樹木を掘り取った際に形成した根鉢を、こもや麻布・シュロ縄等で巻き固めることで、運搬時の根鉢の崩壊を防止し、根の保護と活着率の向上を図る作業である。
問28
移植時の「枝おろし(剪定)」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔根の減少に見合うよう枝葉を適度に減らし、水分の蒸散量を抑制して活着を助ける
  • 2移植時には枝葉を一切剪定してはならない
  • 3枝おろしは移植とは無関係な作業である
  • 4枝おろしは常に樹形を崩すため行うべきではない
解説:移植の際には、掘り取りにより根の量が減少するため、それに見合うよう枝葉を適度に剪定(枝おろし)することで蒸散量を抑え、根と地上部のバランスを整えて活着を助ける。
問29
「幹巻き」の目的として、最も適当なものはどれか。
  • ✔移植直後の樹木の幹を、こも等で覆うことで乾燥や日焼け、寒さから保護する
  • 2幹巻きは剪定作業を指す用語である
  • 3幹巻きは施肥作業を指す用語である
  • 4幹巻きは支柱を撤去する作業を指す用語である
解説:幹巻きは、移植直後で樹皮が乾燥や直射日光、低温等の環境変化に弱い状態にある樹木の幹を、こもや麻布等で覆い保護する作業で、樹皮の日焼けや凍害の防止に効果がある。
問30
植栽後の「水極め・こも巻き後」の管理として重要な「灌水(かんすい)」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔活着するまでの間、土壌の乾燥状態に応じて適切に水を与える必要がある
  • 2灌水は移植直後には一切不要である
  • 3灌水は雨天時にのみ行えばよい
  • 4灌水は樹種にかかわらず一律の量・頻度で行う
解説:移植後、根系が十分に発達し活着するまでの間は、土壌の乾燥状態や気象条件、樹種の特性に応じて適切な灌水管理を行うことが、活着率向上のために重要である。
問31
「客土植栽」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔既存の土壌が植栽に適さない場合に、良質な土に入れ替えて植栽することをいう
  • 2客土植栽は既存の土をそのまま利用する方法である
  • 3客土植栽は剪定作業の一種である
  • 4客土植栽は支柱の設置方法の一種である
解説:客土植栽は、既存の土壌が植栽に適さない場合(痩せている、締め固まっている等)に、良質な土壌に入れ替えて植栽を行う方法である。
問32
「寒冷紗」を用いた植栽後の養生に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔直射日光や強風から新植した樹木・植物を保護するために用いられる資材である
  • 2寒冷紗は施肥に用いる資材である
  • 3寒冷紗は剪定に用いる工具である
  • 4寒冷紗は根巻きの代替材料である
解説:寒冷紗は目の粗い布状の資材で、直射日光の遮光や強風の緩和等を目的として、移植直後や夏季の新植樹木・草花等の保護に用いられる。
問33
芝張りに用いられる「目地張り」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔芝を一定の間隔をあけて張り付け、後に自然に繁茂させて全面被覆させる工法である
  • 2目地張りは芝を隙間なく全面に張り詰める工法である
  • 3目地張りは芝生には用いられない工法名である
  • 4目地張りは芝の剪定方法を指す用語である
解説:目地張りは、芝を一定の間隔(目地)をあけて張り付ける工法で、コストを抑えつつ、その後の生育により隙間を自然に埋めて全面被覆させることを想定した施工方法である。
問34
「べた張り」による芝張りに関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔芝を隙間なく全面に敷き詰める工法で、比較的早期に全面被覆が完成する
  • 2べた張りは芝を間隔をあけて張る工法である
  • 3べた張りは芝生には用いられない用語である
  • 4べた張りは剪定作業を指す用語である
解説:べた張りは芝を隙間なく全面に敷き詰める工法で、目地張り等と比較して材料費は多くかかるものの、比較的早期に全面被覆された芝生を得ることができる。
問35
移植適期を外れた時期に樹木を移植する場合の対策として、最も適当なものはどれか。
  • ✔根巻きの強化、枝葉の強めの剪定、灌水管理の徹底等、活着率向上のための対策を講じる
  • 2移植適期を外れた場合は一切の対策を講じる必要はない
  • 3移植適期を外れた場合は剪定を全く行わないことが望ましい
  • 4移植適期を外れた場合は灌水を控えることが望ましい
解説:やむを得ず移植適期を外れて施工する場合には、根巻きの強化、枝葉の強めの剪定による蒸散抑制、こまめな灌水管理等、通常より丁寧な活着対策を講じる必要がある。
問36
樹木の「根回し」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔移植に先立ち、あらかじめ根の一部を切断・処理し、細根の発達を促す作業である
  • 2根回しは移植後に行う剪定作業である
  • 3根回しは施肥のみを指す作業である
  • 4根回しは支柱の設置作業を指す用語である
解説:根回しは、大径木等の移植を成功させるため、本移植の1〜数年前にあらかじめ幹の周囲の根の一部を切断・環状剥皮する等して、根鉢内に細根を発達させる事前処理作業である。
問37
植栽工事における「マルチング」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔植栽地の表面を樹皮チップ等の資材で覆い、乾燥防止や雑草抑制を図る手法である
  • 2マルチングは剪定の一手法である
  • 3マルチングは支柱の設置方法の一種である
  • 4マルチングは施肥を全く行わないことを意味する
解説:マルチングは、植栽地の地表面を樹皮チップやわら等の資材で覆うことで、土壌水分の蒸発防止、雑草の発生抑制、地温の安定化等の効果を得る植栽管理手法である。
問38
生垣(いけがき)の植栽に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔境界の明示や目隠し等の機能を持たせるため、樹木を列状に密植して育成する植栽形式である
  • 2生垣は単木植栽の別名である
  • 3生垣は必ず針葉樹のみで構成される
  • 4生垣には剪定を全く行わない
解説:生垣は、敷地境界の明示、目隠し、防風等の機能を持たせることを目的として、樹木を列状に密植し、定期的な刈込み・剪定により形状を維持する植栽形式である。
問39
地被植物(グラウンドカバー)の植栽目的として、最も適当なものはどれか。
  • ✔地表面を覆うことで、土壌の乾燥防止や雑草抑制、景観向上等を図る
  • 2地被植物は高木の代替として単独で日陰形成を目的とする
  • 3地被植物は排水機能を悪化させることのみを目的とする
  • 4地被植物は施肥を一切必要としない植物のみを指す
解説:地被植物(グラウンドカバー)は、地表面を低く密に覆う植物を植栽することで、土壌の乾燥や侵食の防止、雑草の抑制、景観の向上等、多面的な効果を得る目的で用いられる。
問40
移植樹木の「根鉢の大きさ」を決定する一般的な考え方として、最も適当なものはどれか。
  • ✔樹木の幹周(幹の太さ)に応じた標準的な根鉢直径の目安が用いられる
  • 2根鉢の大きさは樹木の樹高のみで決定される
  • 3根鉢の大きさは常に一律の値とする
  • 4根鉢の大きさは剪定量にのみ関係する
解説:移植する樹木の根鉢の大きさは、一般に幹周(地際からの幹の周囲長)に応じた標準的な目安(根鉢直径の算定式等)に基づいて決定されることが多い。
問41
四阿(あずまや)の施工における留意点として、最も適当なものはどれか。
  • ✔屋根の積雪荷重や風荷重等を考慮した構造検討を行う
  • 2四阿の施工には構造検討は不要である
  • 3四阿は必ず木造でなければならない
  • 4四阿は基礎を必要としない構造物である
解説:四阿(あずまや)等の造園建築物は、屋根形状や設置地域の気象条件(積雪・強風等)を踏まえた構造検討を行い、安全性を確保した設計・施工とする必要がある。
問42
藤棚・パーゴラの施工に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔つる性植物を絡ませる構造物で、支柱・梁材の耐荷重や耐久性を考慮して施工する
  • 2藤棚・パーゴラは支柱を必要としない構造物である
  • 3藤棚・パーゴラには構造上の検討は不要である
  • 4藤棚・パーゴラは植栽には無関係な施設である
解説:藤棚やパーゴラは、フジやツルバラ等のつる性植物を絡ませて日陰や景観を形成する構造物で、植物の成長に伴う重量増加や風荷重、積雪荷重等を考慮した耐久性のある施工が求められる。
問43
ベンチの設置における留意点として、最も適当なものはどれか。
  • ✔利用者の動線や休憩需要、日照条件等を考慮した配置とする
  • 2ベンチの設置には配置の検討は不要である
  • 3ベンチは常に日陰のみに設置しなければならない
  • 4ベンチの設置は積算には無関係な事項である
解説:ベンチの設置にあたっては、利用者の休憩需要が見込まれる動線沿いや、季節による日照条件、景観の見え方等を考慮した適切な配置計画が求められる。
問44
樹木の病害虫防除における「予防的防除」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔病害虫が発生する前に、薬剤散布や剪定等により発生を未然に防ぐ対策である
  • 2予防的防除は発生後にのみ行う対策である
  • 3予防的防除は薬剤を一切使用しない対策のみを指す
  • 4予防的防除は剪定とは無関係な対策である
解説:予防的防除は、病害虫の発生を未然に防ぐため、適期の薬剤散布や、通風・採光を確保する剪定、被害を受けた枝の早期除去等を組み合わせて行う対策である。
問45
「うどんこ病」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔葉の表面に白い粉状のかびが生じる糸状菌(カビ)による病害である
  • 2うどんこ病は害虫による食害を指す用語である
  • 3うどんこ病は土壌病害の一種である
  • 4うどんこ病は根腐れを指す用語である
解説:うどんこ病は糸状菌(カビの一種)により葉の表面に白い粉状の症状が現れる代表的な病害で、風通しの悪化や過繁茂した環境で発生しやすい。
問46
「アブラムシ」による被害として、最も適当なものはどれか。
  • ✔植物の汁を吸汁し、生育不良やすす病等の誘発要因となる
  • 2アブラムシは根を食害する害虫である
  • 3アブラムシは幹を食害する害虫である
  • 4アブラムシは益虫であり防除の対象外である
解説:アブラムシは新芽や葉の裏等に群生して植物の汁を吸汁する害虫で、生育不良のほか、排泄物(甘露)を通じてすす病を誘発する要因ともなる。
問47
「テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)」による被害として、最も適当なものはどれか。
  • ✔幹や枝の内部を食害し、樹勢の低下や枯死の原因となる
  • 2テッポウムシは葉のみを食害する害虫である
  • 3テッポウムシは土壌中の根のみを食害する害虫である
  • 4テッポウムシは益虫であり防除は不要である
解説:テッポウムシ(カミキリムシ類の幼虫)は幹や枝の内部に食入して食害するため、通導組織が損傷し、発見が遅れると樹勢の著しい低下や枯死を招くことがある。
問48
総合的病害虫・雑草管理(IPM)の考え方として、最も適当なものはどれか。
  • ✔薬剤散布のみに頼らず、耕種的・物理的・生物的防除等を組み合わせて総合的に管理する考え方である
  • 2IPMは化学的防除のみを行う考え方である
  • 3IPMは防除を一切行わないことを意味する
  • 4IPMは剪定作業のみを指す用語である
解説:総合的病害虫・雑草管理(IPM:Integrated Pest Management)は、化学的防除(薬剤散布)だけに頼らず、耕種的防除(適切な栽培管理)・物理的防除(捕殺等)・生物的防除(天敵の活用等)を組み合わせ、環境負荷を抑えつつ総合的に病害虫・雑草を管理する考え方である。
問49
剪定の種類のうち「刈込み(せん定バリカン等による刈込み)」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔生垣や玉物等の樹形を整えるため、樹冠表面を一定の形状に刈りそろえる作業である
  • 2刈込みは単木の自然樹形を仕立てる剪定を指す用語である
  • 3刈込みは根の剪定のみを指す用語である
  • 4刈込みは剪定には含まれない作業である
解説:刈込みは生垣や玉物、トピアリー等の人工的な樹形を維持するため、刈込みバサミやヘッジトリマー等を用いて樹冠表面を一定の形状に刈りそろえる剪定作業である。
問50
剪定の種類のうち「透かし剪定」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔樹冠内部の込み合った枝を間引き、風通しや採光を改善する剪定方法である
  • 2透かし剪定は樹冠表面のみを刈りそろえる剪定である
  • 3透かし剪定は根を剪定する作業である
  • 4透かし剪定は施肥作業の一種である
解説:透かし剪定は、樹冠内部で込み合った枝や不要な枝(徒長枝・枯れ枝等)を選択的に間引くことで、樹冠内部の風通しや採光を改善し、病害虫の予防や自然な樹形の維持を図る剪定方法である。
問51
「忌み枝」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔樹形を乱したり、他の枝の生育を妨げたりする不要な枝をいい、剪定で除去の対象となる
  • 2忌み枝は主要な骨格枝を指す用語である
  • 3忌み枝はすべて残すべき枝を指す用語である
  • 4忌み枝は根の一種を指す用語である
解説:忌み枝(いみえだ)は、徒長枝・逆さ枝・からみ枝等、樹形を乱したり他の枝の生育の妨げになったりする不要な枝の総称で、剪定において優先的に除去の対象となる。
問52
施肥における「元肥」と「追肥」の違いに関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔元肥は植付け時にあらかじめ施す肥料、追肥は生育期間中に補うように施す肥料である
  • 2元肥と追肥に違いはない
  • 3追肥は植付け前にのみ施す肥料である
  • 4元肥は生育期間中にのみ施す肥料である
解説:元肥は植付けや播種の際にあらかじめ施す基礎的な肥料であり、追肥は生育の状況に応じて生育期間中に補うように施す肥料であり、施用の時期・目的により区分される。
問53
剪定時期の一般的な考え方に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔樹種の生理(花芽分化・休眠期等)や剪定の目的に応じて、適切な時期を選定する
  • 2剪定時期は樹種にかかわらず一律である
  • 3剪定は真夏の生育盛期にのみ行うべきである
  • 4剪定時期は病害虫の発生には無関係である
解説:剪定は、樹種ごとの生理特性(花芽分化の時期、休眠期等)や剪定の目的(樹形維持・更新剪定等)に応じて適切な時期を選定することが、樹木への負担を軽減し健全な生育を維持する上で重要である。
問54
「切り戻し剪定」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔枝の一部を切り詰め、樹高や樹冠の大きさを抑制する剪定方法である
  • 2切り戻し剪定は根を切除する作業である
  • 3切り戻し剪定は施肥作業の一種である
  • 4切り戻し剪定は剪定には含まれない作業である
解説:切り戻し剪定は、伸びすぎた枝の一部を切り詰めることで、樹高や樹冠の大きさを抑制し、樹形を整えるための剪定方法である。
問55
薬剤散布作業における安全対策として、最も適当なものはどれか。
  • ✔防護マスク・保護メガネ等の着用や、風向き・周辺環境への配慮を行う
  • 2薬剤散布には安全対策は不要である
  • 3薬剤散布は保護具を着用せずに行うのが望ましい
  • 4薬剤散布は風向きを考慮せずに行ってよい
解説:農薬等の薬剤散布作業では、作業者の健康被害防止のため防護マスクや保護メガネ、防護服等の着用に加え、周辺住民や生態系への影響を考慮した風向き・散布方法への配慮が求められる。
問56
「てんぐ巣病」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔細菌やファイトプラズマ等により、枝が異常に密生し箒状になる病害である
  • 2てんぐ巣病は害虫による食害を指す用語である
  • 3てんぐ巣病は土壌の乾燥のみに起因する病害である
  • 4てんぐ巣病は施肥不足のみに起因する病害である
解説:てんぐ巣病は病原体(ファイトプラズマや糸状菌等)の感染により、枝が異常に多数分岐し、箒(ほうき)状の塊となって密生する病害で、サクラ類等でよく見られる。
問57
「毛虫(ケムシ)」による被害対策として、最も適当なものはどれか。
  • ✔早期発見による捕殺や、適期の薬剤散布等により被害の拡大を防止する
  • 2毛虫による被害対策は不要であり放置すればよい
  • 3毛虫は益虫でありむしろ保護すべき対象である
  • 4毛虫対策は施肥のみで完結する
解説:毛虫(チャドクガ等)は大量発生すると樹木の食害だけでなく、人体への健康被害(毒針毛によるかぶれ等)も引き起こすため、早期発見・捕殺や適期の薬剤散布等による防除が重要となる。
問58
樹木の「樹勢回復」を図る施工として、最も適当なものはどれか。
  • ✔土壌改良、断根の適正化、適切な施肥等を組み合わせて実施する
  • 2樹勢回復には剪定を全く行わないことが有効である
  • 3樹勢回復は施肥のみで完結する取組みである
  • 4樹勢回復は病虫害防除とは無関係な取組みである
解説:衰弱した樹木の樹勢回復には、根系の環境改善(土壌改良・エアレーション等)、適正な剪定、適切な施肥等を組み合わせた総合的な対応が必要とされる。
問59
剪定作業における「切り口の保護」に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔大きな切り口には癒合剤を塗布する等して、病原菌の侵入を防止する場合がある
  • 2切り口の保護は一切不要である
  • 3切り口の保護は剪定作業には含まれない
  • 4切り口は保護せず放置することが望ましい
解説:太い枝を剪定した際にできる大きな切り口は、雨水や病原菌の侵入経路となりやすいため、癒合剤(保護剤)を塗布する等して保護し、腐朽の進行を防止する対策が行われることがある。
問60
生物的防除に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔天敵昆虫等を利用して害虫の発生を抑制する防除方法である
  • 2生物的防除は化学薬剤のみを使用する方法である
  • 3生物的防除は剪定作業を指す用語である
  • 4生物的防除は施肥作業を指す用語である
解説:生物的防除は、害虫の天敵となる昆虫や微生物等を利用して、害虫の発生・増殖を自然に抑制しようとする防除方法で、化学薬剤への依存を減らす環境配慮型の手法として活用される。