分野別問題(解説つき)

はり師・きゅう師国家試験|分野別 問題インデックス

最終更新:2026年8月11日

はり師・きゅう師国家試験は12科目から出題されます。分野別に代表問題を掲載しています。全1000問をまとめて解くならトレーナーへ進んでください。

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解剖学全150問中 8問を掲載

問1
心臓において左心室から拍出された血液が最初に通過する弁はどれか。
  • 1僧帽弁
  • 2三尖弁
  • ✔大動脈弁
  • 4肺動脈弁
  • 5卵円孔
解説:左心室から大動脈へ血液が拍出される際に通過するのは大動脈弁である。僧帽弁は左房室弁、三尖弁は右房室弁、肺動脈弁は右心室と肺動脈の間にある。
問2
成人の頸椎の数として正しいのはどれか。
  • 15個
  • 26個
  • ✔7個
  • 48個
  • 512個
解説:ヒトの頸椎は動物種によらずほぼ一定で7個である。
問3
橈骨神経の支配領域として正しいのはどれか。
  • 1上腕二頭筋
  • ✔上腕三頭筋
  • 3烏口腕筋
  • 4尺側手根屈筋
  • 5長掌筋
解説:橈骨神経は上腕三頭筋、前腕伸筋群を支配する。上腕二頭筋・烏口腕筋は筋皮神経、尺側手根屈筋・長掌筋は主に正中神経・尺骨神経支配である。
問4
股関節を構成するのはどれか。
  • ✔大腿骨頭と寛骨臼
  • 2大腿骨頭と仙骨
  • 3大腿骨顆と脛骨
  • 4大腿骨頭と恥骨結合
  • 5大腿骨頭と腸骨稜
解説:股関節は大腿骨頭と寛骨臼(腸骨・恥骨・坐骨が癒合した寛骨の関節窩)からなる球関節である。
問5
肝臓の主な位置として正しいのはどれか。
  • ✔右季肋部
  • 2左季肋部
  • 3心窩部
  • 4臍部
  • 5左下腹部
解説:肝臓は横隔膜直下、腹腔の右季肋部を中心に位置する最大の実質臓器である。
問6
十二指腸に続く消化管の部位はどれか。
  • 1回腸
  • ✔空腸
  • 3盲腸
  • 4上行結腸
  • 5直腸
解説:消化管は口側から十二指腸→空腸→回腸→盲腸→結腸→直腸と続く。十二指腸の直後は空腸である。
問7
腎臓の解剖学的特徴として正しいのはどれか。
  • 1腹膜に完全に包まれる腹腔内臓器である
  • ✔後腹膜臓器である
  • 3骨盤内に位置する
  • 4左右対称の高さにある
  • 5膀胱の直上に位置する
解説:腎臓は腹膜の後方に位置する後腹膜臓器であり、右腎は肝臓の影響でやや左腎より低位にある。
問8
甲状腺の位置として正しいのはどれか。
  • 1舌骨の上方
  • ✔輪状軟骨から気管上部の前面
  • 3胸骨の後方深部
  • 4喉頭蓋の内部
  • 5食道の後方
解説:甲状腺は喉頭下部から気管上部の前面に位置し、蝶が羽を広げたような形状をしている。

生理学全148問中 8問を掲載

問1
心臓の刺激伝導系で最初に興奮が発生する部位はどれか。
  • 1房室結節
  • ✔洞房結節
  • 3ヒス束
  • 4プルキンエ線維
  • 5心室中隔
解説:洞房結節(洞結節)は右心房にあり、心臓の自発的な興奮の起点となるペースメーカーである。
問2
呼吸中枢が存在する部位はどれか。
  • 1大脳皮質
  • 2小脳
  • ✔延髄
  • 4視床
  • 5下垂体
解説:呼吸中枢は延髄(および橋)に存在し、血中CO2濃度などに反応して呼吸のリズムを調節する。
問3
血液凝固に関与するビタミンはどれか。
  • 1ビタミンA
  • 2ビタミンB1
  • 3ビタミンC
  • 4ビタミンD
  • ✔ビタミンK
解説:ビタミンKは肝臓での凝固因子(II、VII、IX、X因子など)合成に必須であり、不足すると出血傾向をきたす。
問4
インスリンを分泌する膵臓の細胞はどれか。
  • 1α細胞
  • ✔β細胞
  • 3δ細胞
  • 4腺房細胞
  • 5クッパー細胞
解説:膵ランゲルハンス島のβ細胞はインスリンを分泌し血糖値を低下させる。α細胞はグルカゴンを分泌する。
問5
副交感神経の興奮で生じる反応はどれか。
  • 1瞳孔散大
  • 2心拍数増加
  • 3気管支拡張
  • ✔消化管運動亢進
  • 5立毛
解説:副交感神経優位では消化管運動・分泌が亢進し、瞳孔は縮小、心拍数は減少する。
問6
赤血球の産生を促進するホルモンはどれか。
  • ✔エリスロポエチン
  • 2アルドステロン
  • 3レニン
  • 4カルシトニン
  • 5パラトルモン
解説:エリスロポエチンは主に腎臓で産生され、骨髄における赤血球産生を促進する。
問7
ヘモグロビンが酸素と結合する主な部位を含む構造はどれか。
  • 1血小板
  • 2白血球
  • ✔赤血球
  • 4血漿蛋白
  • 5リンパ球
解説:ヘモグロビンは赤血球内に存在する蛋白質で、鉄を含むヘム基により酸素と結合する。
問8
体温調節中枢が存在する部位はどれか。
  • ✔視床下部
  • 2大脳基底核
  • 3小脳
  • 4海馬
  • 5延髄
解説:視床下部は体温調節、摂食・飲水行動、内分泌調節など自律機能の統合中枢である。

東洋医学概論全99問中 8問を掲載

問1
陰陽学説において「陽」に分類されるのはどれか。
  • 1寒
  • 2静
  • 3下降
  • ✔機能的・亢進
  • 5内
解説:陽は温・動・上昇・機能亢進・外向的な性質を、陰は寒・静・下降・物質的・内向的な性質を表す。
問2
五行における「木」に対応する臓はどれか。
  • 1心
  • ✔肝
  • 3脾
  • 4肺
  • 5腎
解説:五行配当では木=肝、火=心、土=脾、金=肺、水=腎とされる。
問3
五行の相生関係で「木」が生じるのはどれか。
  • 1金
  • 2水
  • ✔火
  • 4土
  • 5木自身
解説:相生は木生火・火生土・土生金・金生水・水生木の順で、木は火を生む。
問4
気の作用のうち、体温を保持し臓腑を温める作用はどれか。
  • 1推動作用
  • ✔温煦作用
  • 3防御作用
  • 4固摂作用
  • 5気化作用
解説:温煦作用は気が体を温める働きであり、これが失調すると陽虚による冷えを生じる。
問5
「血」の生成に最も関わりが深い臓の組み合わせはどれか。
  • 1心と肺
  • 2脾と胃
  • 3肝と腎
  • ✔心と脾
  • 5肺と腎
解説:脾胃で生成された水穀の精微が心の作用によって血に変化するとされ、心と脾が血の生成に深く関わる。
問6
六淫のうち、上部を犯しやすく発散性・軽揚性を特徴とするのはどれか。
  • 1寒邪
  • ✔風邪
  • 3湿邪
  • 4燥邪
  • 5火邪
解説:風邪(ふうじゃ)は陽邪であり、軽揚性・遊走性・発散性を持ち、体の上部や表面を侵しやすい。
問7
四診のうち、脈状や腹診など患者に直接触れて情報を得る診察法はどれか。
  • 1望診
  • 2聞診
  • 3問診
  • ✔切診
  • 5神診
解説:切診は脈診・腹診など触れて診察する方法である。望診は視覚、聞診は聴覚・嗅覚、問診は問いかけによる診察である。
問8
「証」の概念について正しいのはどれか。
  • 1西洋医学の病名と完全に一致する
  • ✔患者の症状・体質から導かれる治療のための総合的な診断単位
  • 3脈拍数のみで決定される
  • 4検査データのみで決定される
  • 5経穴の位置を示す用語である
解説:証とは四診によって得られた情報を八綱弁証などにより統合し、治療方針を導くための東洋医学独自の診断単位である。

経絡経穴概論全100問中 8問を掲載

問1
十二経脈のうち、手の陽明経に属するのはどれか。
  • 1肺経
  • ✔大腸経
  • 3心経
  • 4小腸経
  • 5三焦経
解説:手の陽明経は大腸経である。手の太陰経が肺経、手の少陰経が心経、手の太陽経が小腸経、手の少陽経が三焦経である。
問2
経穴「合谷」が属する経絡はどれか。
  • 1肺経
  • ✔大腸経
  • 3胃経
  • 4脾経
  • 5心経
解説:合谷(LI4)は手陽明大腸経の原穴で、第1・第2中手骨間に取る要穴である。
問3
足三里が属する経絡はどれか。
  • 1脾経
  • ✔胃経
  • 3腎経
  • 4膀胱経
  • 5肝経
解説:足三里(ST36)は足陽明胃経の合土穴で、犢鼻の下3寸、脛骨前縁外方1横指に取る。
問4
奇経八脈に含まれないのはどれか。
  • 1督脈
  • 2任脈
  • 3衝脈
  • 4帯脈
  • ✔心包経
解説:奇経八脈は督脈・任脈・衝脈・帯脈・陰蹻脈・陽蹻脈・陰維脈・陽維脈の8つである。心包経は正経十二経脈に含まれる。
問5
経穴「三陰交」が交わる3つの陰経に含まれないのはどれか。
  • 1脾経
  • 2肝経
  • 3腎経
  • ✔肺経
  • 5(該当なし=すべて含まれる)
解説:三陰交(SP6)は足の太陰脾経・厥陰肝経・少陰腎経の3経が交会する要穴で、肺経は関与しない。
問6
五要穴のうち、原気が集まり臓腑の反応が現れやすい経穴はどれか。
  • 1井穴
  • 2栄穴
  • ✔原穴
  • 4経穴
  • 5合穴
解説:原穴は原気が集まり臓腑の状態を反映しやすい経穴で、各経に1つずつ存在する(陰経では兪穴と一致)。
問7
「風池」の位置として正しいのはどれか。
  • ✔後頭部、僧帽筋と胸鎖乳突筋の間の陥凹部
  • 2肩甲骨上角
  • 3後頸部正中線上
  • 4耳介の前方
  • 5眉間の中央
解説:風池(GB20)は足少陽胆経の経穴で、後頭骨下縁、胸鎖乳突筋と僧帽筋の間の陥凹部に取る。
問8
経絡の走行について、手の三陰経の走行方向として正しいのはどれか。
  • ✔胸部から手指へ向かう
  • 2手指から胸部へ向かう
  • 3頭部から手指へ向かう
  • 4手指から頭部へ向かう
  • 5足から手へ向かう
解説:手の三陰経(肺・心包・心)は胸部から起こり上肢内側を通って手指の末端に向かう。

はり理論全80問中 8問を掲載

問1
毫鍼の刺入角度のうち、皮膚に対しほぼ垂直(90度)に刺入する方法はどれか。
  • ✔直刺
  • 2斜刺
  • 3横刺(水平刺)
  • 4分刺
  • 5鍼管刺法
解説:直刺は皮膚面に垂直に近い角度で刺入する基本的な刺法である。斜刺は約45度、横刺(水平刺)は約15度以下で刺入する。
問2
鍼の滅菌における一般的な方法として最も適切なのはどれか。
  • 1煮沸消毒のみで十分である
  • 2アルコール綿による清拭のみで十分である
  • ✔単回使用(ディスポーザブル)鍼の使用が推奨される
  • 4滅菌は不要である
  • 5天日干しで滅菌する
解説:現在の臨床では感染防止の観点から、単回使用の滅菌済みディスポーザブル鍼の使用が強く推奨されている。
問3
鍼刺激による生体反応のうち、軸索反射に関連する現象はどれか。
  • ✔フレア現象
  • 2瞳孔反射
  • 3嚥下反射
  • 4膝蓋腱反射
  • 5対光反射
解説:皮膚を刺激すると軸索反射によって血管拡張が生じ、発赤(フレア現象)がみられる。
問4
鍼治療による鎮痛効果に関与するとされる内因性物質はどれか。
  • 1インスリン
  • ✔エンドルフィン
  • 3アルドステロン
  • 4サイロキシン
  • 5レニン
解説:鍼刺激は下垂体・脳内で内因性オピオイドであるβ-エンドルフィンなどの分泌を促し、鎮痛効果に関与するとされる。
問5
置鍼(留置鍼)の目的として適切なのはどれか。
  • 1即座に鍼を抜くことで刺激を最小限にする
  • ✔一定時間鍼を留置し持続的な刺激効果を得る
  • 3鍼を折るのを防ぐため
  • 4滅菌効果を高めるため
  • 5患者の緊張を高めるため
解説:置鍼(留置鍼)は鍼を一定時間留置することで持続的な刺激を与え、鎮痛・筋緊張緩和などの効果を狙う手技である。
問6
鍼施術後に生じることがある一過性の血管迷走神経反応(脳貧血)への対応として適切なのはどれか。
  • 1直ちに患者を立たせる
  • ✔患者を仰臥位にし下肢を挙上する
  • 3強い刺激を追加する
  • 4冷水を飲ませる
  • 5その場で放置する
解説:脳貧血(気分不良・めまい等)が生じた場合は鍼を抜き、仰臥位で下肢を挙上し、脳への血流を確保することが基本対応である。
問7
鍼の刺入時に生じる「響き」の感覚を東洋医学的に何と呼ぶか。
  • 1気血
  • ✔得気
  • 3経気
  • 4神気
  • 5正気
解説:鍼刺入時に生じる特有のひびき・重だるさなどの感覚を「得気」と呼び、治療効果の指標の一つとされる。
問8
気胸のリスクが特に高い部位への刺鍼で注意すべき経穴はどれか。
  • 1合谷
  • 2足三里
  • ✔肺兪
  • 4手三里
  • 5太衝
解説:肺兪など胸背部の経穴は肺尖に近く、深刺により気胸を引き起こす危険があるため刺鍼深度に十分注意が必要である。

きゅう理論全70問中 8問を掲載

問1
有痕灸(透熱灸)で一般的に用いられる艾炷の形として正しいのはどれか。
  • ✔米粒大の円錐形
  • 2直径5cm程度の円柱形
  • 3板状
  • 4棒状(棒灸)
  • 5球形の大玉
解説:有痕灸(透熱灸)では米粒大~半米粒大程度の小さな円錐形の艾炷を皮膚上で直接燃焼させる。
問2
灸の温熱刺激により誘発される生体反応として適切なのはどれか。
  • 1白血球数の減少のみが生じる
  • ✔局所の血流増加や免疫能の賦活が期待される
  • 3体温は必ず低下する
  • 4筋緊張は必ず亢進する
  • 5内分泌機能への影響はない
解説:灸刺激は局所の血流を促進し、白血球の増加や免疫機能の賦活など全身的な調整作用をもたらすとされる。
問3
灸を避けるべき、あるいは慎重を要する部位として適切なのはどれか。
  • 1四肢の筋肉が豊富な部位
  • ✔顔面や粘膜に近い部位、知覚障害のある部位
  • 3背部の筋肉部
  • 4殿部
  • 5足底
解説:顔面などの美観に関わる部位、知覚鈍麻・障害のある部位、瘢痕形成のリスクが高い部位などは灸の施術に注意が必要である。
問4
知熱灸の特徴として正しいのはどれか。
  • 1皮膚に瘢痕を残すことを目的とする
  • ✔患者が熱さを感じた時点で艾を除去する温灸法である
  • 3必ず化膿を起こさせる
  • 4もぐさを使用しない
  • 5水疱形成を目的とする
解説:知熱灸は患者が熱感を感じた時点で艾を取り除く、瘢痕を残さない灸法である。
問5
艾の主原料として用いられる植物はどれか。
  • ✔ヨモギ
  • 2ドクダミ
  • 3ゲンノショウコ
  • 4センブリ
  • 5甘草
解説:灸に用いるもぐさ(艾)はヨモギの葉の裏の綿毛(腺毛)を精製したものである。
問6
隔物灸のうち、生姜を用いる灸法はどれか。
  • 1隔塩灸
  • ✔隔姜灸
  • 3隔蒜灸
  • 4温灸器灸
  • 5棒灸
解説:隔姜灸はスライスした生姜を皮膚と艾炷の間に置いて燃焼させる灸法で、間接灸の一種である。
問7
灸あとの化膿(灸瘡)を意図的に作り、免疫賦活を期待する伝統的な灸法はどれか。
  • 1知熱灸
  • 2温筒灸
  • ✔打膿灸
  • 4隔姜灸
  • 5棒灸
解説:打膿灸(化膿灸)は意図的に灸痕を化膿させ、免疫反応の亢進による治療効果を期待する伝統的な有痕灸である。
問8
温筒灸の特徴として正しいのはどれか。
  • 1皮膚に直接艾炷を乗せて燃焼させる
  • ✔円筒状の器具を用いて皮膚と一定の距離を保ちながら温める間接灸である
  • 3必ず瘢痕を残す
  • 4化膿を目的とする
  • 5艾を使用しない
解説:温筒灸は台座や筒状の器具を用いて皮膚と艾との間に空間を保ち、温和な温熱刺激を与える間接灸の一種である。

衛生学・公衆衛生学全80問中 8問を掲載

問1
感染症法における分類で、原則入院措置の対象となる感染症を含むのはどれか。
  • 1五類感染症
  • 2四類感染症
  • ✔二類感染症
  • 4指定感染症のみ
  • 5新型インフルエンザ等感染症のみ
解説:二類感染症(結核、SARS等)は入院勧告・措置の対象となりうる感染症に分類される。
問2
院内感染対策の基本となる、すべての患者に対して行う感染予防策はどれか。
  • 1接触予防策のみ
  • 2空気予防策のみ
  • ✔標準予防策(スタンダードプリコーション)
  • 4飛沫予防策のみ
  • 5個人防護具は不要である
解説:標準予防策は感染の有無に関わらず、すべての患者の血液・体液・分泌物等を感染性があるものとして扱う基本原則である。
問3
手指消毒に用いられるアルコール製剤の一般的な濃度として適切なのはどれか。
  • 1約10%
  • 2約30%
  • ✔約70~80%
  • 4約99.9%(無水)
  • 5濃度は関係ない
解説:エタノールは無水よりも70~80%程度に希釈した方が微生物への浸透性・殺菌効果が高いとされる。
問4
B型肝炎ウイルス(HBV)の主な感染経路はどれか。
  • 1経口感染
  • 2空気感染
  • ✔血液・体液を介した感染
  • 4飛沫感染のみ
  • 5昆虫媒介感染
解説:B型肝炎ウイルスは血液・体液を介して感染し、鍼治療における針刺し事故などが感染経路になりうるため注意が必要である。
問5
我が国の死因統計に関して、近年の死因第1位として最も多いのはどれか。
  • ✔悪性新生物(がん)
  • 2心疾患
  • 3脳血管疾患
  • 4肺炎
  • 5不慮の事故
解説:日本における死因の第1位は長年にわたり悪性新生物(がん)であり、以下心疾患、老衰などが続く。
問6
母子保健法に基づき交付されるものはどれか。
  • 1介護保険被保険者証
  • ✔母子健康手帳
  • 3身体障害者手帳
  • 4健康保険証
  • 5特定健診受診券
解説:母子健康手帳は母子保健法に基づき、妊娠の届出をした者に市町村から交付される。
問7
上水道の水質基準において、消毒に用いられる代表的な方法はどれか。
  • 1紫外線照射のみが義務付けられている
  • ✔塩素消毒
  • 3煮沸のみ
  • 4オゾンのみで塩素は使用しない
  • 5消毒は不要である
解説:日本の水道水は水道法に基づき塩素消毒が義務付けられており、給水栓での残留塩素濃度基準が定められている。
問8
労働衛生の三管理に含まれないのはどれか。
  • 1作業環境管理
  • 2作業管理
  • 3健康管理
  • ✔生産管理
  • 5(該当なし)
解説:労働衛生の三管理は作業環境管理・作業管理・健康管理であり、生産管理は含まれない。

関係法規全79問中 8問を掲載

問1
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律において、はり師・きゅう師の免許を与えるのは誰か。
  • 1都道府県知事
  • ✔厚生労働大臣
  • 3市町村長
  • 4保健所長
  • 5各都道府県の医師会長
解説:はり師・きゅう師の免許は、国家試験合格後、厚生労働大臣が免許を与える。
問2
はり師免許を取得するために必要な国家試験に合格した後の手続きとして正しいのはどれか。
  • 1試験合格のみで自動的に免許が発行される
  • ✔免許申請書を提出し免許登録を受ける必要がある
  • 3市町村に開業届を出せば免許登録は不要である
  • 4免許登録の必要はなく合格証で施術できる
  • 5医師の許可を別途得る必要がある
解説:国家試験合格後、免許申請の手続きを行い、はり師・きゅう師名簿に登録されることで免許の効力が生じる。
問3
あはき法上、施術所の開設に関して届出が必要な相手はどれか。
  • 1厚生労働大臣
  • ✔都道府県知事(保健所を設置する市・特別区含む)
  • 3市町村議会
  • 4消防署長
  • 5国税庁長官
解説:施術所を開設した場合、開設後10日以内に開設地の都道府県知事(政令市・特別区長を含む)に届け出る必要がある。
問4
はり師・きゅう師が施術に際して守秘義務を課される根拠として関連が深いのはどれか。
  • 1刑法の業務上過失致死罪
  • ✔あはき法および刑法の秘密漏示に関する規定
  • 3労働基準法
  • 4道路交通法
  • 5消防法
解説:はり師・きゅう師には業務上知り得た患者の秘密を守る義務があり、これは刑法の秘密漏示罪等と関連する。
問5
あはき法において、はり・きゅうの施術範囲を超える医療行為に関して定められている内容はどれか。
  • 1はり師・きゅう師は自由に外科手術を行ってよい
  • ✔医師の指示なく施術できるが、外科手術や薬品投与等の医療行為は禁止されている
  • 3投薬は届出により可能となる
  • 4外科手術は都道府県知事の許可があれば可能
  • 5制限はない
解説:あはき法では、はり・きゅう業務の範囲を超える外科手術、薬品投与等の医療行為を行うことは禁止されている。
問6
施術所の衛生上の措置に関する基準を定める法令はどれか。
  • ✔あはき法および関連省令(施術所の構造設備基準等)
  • 2労働基準法
  • 3医療法のみ
  • 4薬機法のみ
  • 5建築基準法のみ
解説:あはき法および関連する省令・規則において、施術所の構造設備や衛生上の措置に関する基準が定められている。
問7
広告制限に関して、はり師・きゅう師の施術所の広告として認められていない事項はどれか。
  • 1施術者の氏名
  • 2施術所の名称・電話番号・所在地
  • ✔医療上の効能効果を強調した誇大な表現
  • 4施術日・施術時間
  • 5はり・きゅうの適応症として認められた範囲内での表示
解説:あはき法により広告できる事項は限定されており、効能効果を誇大に表現する広告は禁止されている。
問8
あはき法において無免許者が業として「はり」「きゅう」の施術を行った場合はどうなるか。
  • ✔罰則の対象となる
  • 2届出をすれば合法となる
  • 3有資格者の指導があれば合法
  • 4問題ない
  • 5行政指導のみで罰則はない
解説:あはき法に基づく免許を持たない者が業としてはり・きゅうを行うことは禁止されており、罰則の対象となる。

病理学概論全60問中 8問を掲載

問1
炎症の四主徴に含まれないのはどれか。
  • 1発赤
  • 2腫脹
  • 3疼痛
  • ✔萎縮
  • 5発熱
解説:炎症の四主徴は発赤・腫脹・熱感(発熱)・疼痛であり、これに機能障害を加え五徴とすることもある。萎縮は含まれない。
問2
悪性腫瘍の特徴として適切なのはどれか。
  • 1被膜に覆われ周囲組織との境界が明瞭
  • 2増殖が緩徐で転移しない
  • ✔周囲組織への浸潤性増殖や転移をきたしやすい
  • 4分化度が高く正常組織に酷似する
  • 5必ず良性化する
解説:悪性腫瘍(がん)は周囲への浸潤性増殖、遠隔転移、細胞の未分化・異型性などを特徴とする。
問3
血栓形成の三要素(ウィルヒョウの三徴)に含まれないのはどれか。
  • 1血管内皮の障害
  • 2血流の停滞
  • 3血液凝固能の亢進
  • ✔血管の拡張
  • 5(該当なし)
解説:ウィルヒョウの三徴は血管内皮障害・血流停滞・血液凝固能亢進であり、血管の拡張は直接の要素ではない。
問4
壊死のうち、脳梗塞などでみられる代表的な壊死の型はどれか。
  • 1凝固壊死
  • ✔融解壊死(液化壊死)
  • 3乾酪壊死
  • 4脂肪壊死
  • 5壊疽
解説:脳組織は脂質に富み蛋白分解酵素の活性が高いため、脳梗塞では融解壊死(液化壊死)がみられる。
問5
アレルギー反応のうち、即時型(I型)アレルギーに関与する主な抗体はどれか。
  • 1IgG
  • 2IgA
  • 3IgM
  • ✔IgE
  • 5IgD
解説:I型アレルギー(即時型)はIgE抗体が肥満細胞に結合し、抗原と反応してヒスタミン等を放出することで発症する。
問6
発熱の際に体内で産生され体温調節中枢に作用する内因性発熱物質の例はどれか。
  • 1インスリン
  • ✔インターロイキン1(IL-1)
  • 3アルブミン
  • 4ヘモグロビン
  • 5コラーゲン
解説:感染などにより産生されるIL-1などのサイトカインは内因性発熱物質として視床下部の体温調節中枢に作用し発熱を引き起こす。
問7
先天異常のうち染色体異常によるものはどれか。
  • ✔ダウン症候群
  • 2糖尿病
  • 3高血圧症
  • 4骨粗鬆症
  • 5変形性関節症
解説:ダウン症候群は21番染色体が3本存在する(トリソミー21)ことによる代表的な染色体異常疾患である。
問8
萎縮の原因として一般的でないものはどれか。
  • 1廃用(不動化)
  • 2神経支配の喪失
  • 3血流障害
  • ✔栄養過多
  • 5加齢
解説:萎縮は廃用、神経支配の喪失、血流障害、栄養不足、加齢などによって生じる。栄養過多はむしろ肥大・肥満の要因である。

臨床医学総論全60問中 8問を掲載

問1
バイタルサインに含まれないのはどれか。
  • 1体温
  • 2脈拍
  • 3血圧
  • 4呼吸
  • ✔血液型
解説:バイタルサインは体温・脈拍・血圧・呼吸(意識レベルを含めることもある)であり、血液型は含まれない。
問2
成人の正常安静時脈拍数として最も適切なのはどれか。
  • 120~40回/分
  • ✔60~100回/分
  • 3120~140回/分
  • 4150~180回/分
  • 5200回/分以上
解説:成人の安静時脈拍数はおおむね60~100回/分が正常範囲とされる。
問3
ショックの5徴候(ショックの5P)に含まれないのはどれか。
  • 1蒼白(Pallor)
  • 2虚脱(Prostration)
  • 3冷汗(Perspiration)
  • 4脈拍触知不能(Pulselessness)
  • ✔多尿(Polyuria)
解説:ショックの5Pは蒼白・虚脱・冷汗・脈拍触知不能・呼吸不全(Pulmonary deficiency)であり、多尿は含まれない。
問4
問診で聴取する「主訴」の意味として正しいのはどれか。
  • ✔患者が最も困っている中心的な症状
  • 2既往歴の一覧
  • 3家族歴
  • 4検査データ
  • 5治療方針
解説:主訴は患者が来院した際に最も訴えたい、中心となる自覚症状のことである。
問5
触診で用いられる「圧痛」の説明として正しいのはどれか。
  • 1安静時に自発的に感じる痛み
  • ✔圧迫すると誘発される痛み
  • 3運動時のみ生じる痛み
  • 4夜間のみ生じる痛み
  • 5痛みの一種ではない
解説:圧痛は体表を圧迫することで誘発される痛みであり、自発痛とは区別される。
問6
意識レベルの評価に用いられる代表的な指標はどれか。
  • 1BMI
  • ✔ジャパン・コーマ・スケール(JCS)
  • 3視力検査表
  • 4聴力検査
  • 5血糖自己測定
解説:ジャパン・コーマ・スケール(JCS)およびグラスゴー・コーマ・スケール(GCS)は意識レベルを客観的に評価する代表的指標である。
問7
心音や呼吸音の聴取に用いる診察法はどれか。
  • 1視診
  • 2触診
  • 3打診
  • ✔聴診
  • 5問診
解説:聴診器を用いて心音や呼吸音、腸雑音などを聴取する診察法を聴診という。
問8
1日の体温差が1℃以内で高熱が持続する熱型はどれか。
  • ✔稽留熱
  • 2弛張熱
  • 3間欠熱
  • 4波状熱
  • 5周期熱
解説:稽留熱は1日の体温差が1℃以内で高熱が持続する熱型で、肺炎球菌性肺炎などでみられる。

臨床医学各論全51問中 8問を掲載

問1
腰部脊柱管狭窄症の特徴的な症状はどれか。
  • 1安静時のみ痛みが増悪する
  • ✔間欠性跛行がみられる
  • 3必ず高熱を伴う
  • 4上肢のしびれが主症状である
  • 5視力障害を伴う
解説:腰部脊柱管狭窄症は歩行により下肢の痛み・しびれが増強し、前屈や休息で軽快する間欠性跛行が特徴的である。
問2
五十肩(肩関節周囲炎)の一般的な特徴として正しいのはどれか。
  • 1小児に好発する
  • ✔肩関節の可動域制限と夜間痛を伴うことが多い
  • 3必ず外傷が先行する
  • 4発熱が主症状である
  • 5関節リウマチと同一疾患である
解説:五十肩は中高年に好発し、肩関節周囲組織の炎症により可動域制限や夜間痛をきたすことが多い。
問3
変形性膝関節症の一般的な特徴として正しいのはどれか。
  • 1若年女性に好発する
  • ✔関節軟骨の摩耗により関節裂隙の狭小化がみられる
  • 3感染症が原因である
  • 4必ず手術が必要となる
  • 5膝関節にのみ生じ他の関節には生じない
解説:変形性膝関節症は加齢等により関節軟骨が摩耗し、X線上関節裂隙の狭小化や骨棘形成がみられる。
問4
糖尿病の診断・管理に用いられる、過去1~2か月の平均血糖値を反映する指標はどれか。
  • 1CRP
  • ✔HbA1c
  • 3白血球数
  • 4尿酸値
  • 5赤血球沈降速度
解説:HbA1cはヘモグロビンにブドウ糖が結合した割合を示し、過去1~2か月の平均的な血糖コントロール状態を反映する。
問5
高血圧症の生活指導として一般的に推奨される内容はどれか。
  • 1塩分摂取量を増やす
  • ✔減塩、適度な運動、禁煙などの生活習慣改善
  • 3水分摂取を極端に制限する
  • 4激しい無酸素運動を毎日行う
  • 5アルコールを積極的に摂取する
解説:高血圧症の管理には減塩、適度な有酸素運動、禁煙、節酒などの生活習慣改善が基本とされる。
問6
頸椎症性神経根症の特徴的な症状はどれか。
  • ✔上肢の放散痛やしびれ
  • 2下肢の間欠性跛行
  • 3腹痛
  • 4視力低下
  • 5聴力低下
解説:頸椎症性神経根症では、頸部から上肢にかけての神経根に沿った放散痛やしびれが特徴的である。
問7
三叉神経痛の特徴として正しいのはどれか。
  • 1持続的な鈍痛が数日間続く
  • ✔顔面の一部に発作性の激痛が生じる
  • 3必ず両側性に生じる
  • 4発熱を伴うことが多い
  • 5筋力低下を主症状とする
解説:三叉神経痛は三叉神経の支配領域に、電撃痛様の発作性激痛が生じることを特徴とする。
問8
過敏性腸症候群の特徴として正しいのはどれか。
  • 1器質的な炎症性病変を伴う
  • ✔腹痛と便通異常(下痢・便秘)を慢性的に繰り返す
  • 3必ず発熱を伴う
  • 4高齢者にのみみられる
  • 5血便が必発である
解説:過敏性腸症候群は器質的異常を伴わず、腹痛やそれに伴う便通異常が慢性的に繰り返される機能性消化管障害である。

リハビリテーション医学全23問中 8問を掲載

問1
関節可動域(ROM)訓練の主な目的として適切なのはどれか。
  • 1筋力を急激に増強させる
  • ✔拘縮の予防・改善と関節可動域の維持
  • 3心肺機能の向上のみを目的とする
  • 4骨密度を直接増加させる
  • 5感覚機能を回復させる
解説:関節可動域訓練は関節の拘縮を予防・改善し、可動域を維持・拡大することを主な目的として行われる。
問2
日常生活動作(ADL)の評価に用いられる代表的な指標はどれか。
  • ✔バーセルインデックス
  • 2HbA1c
  • 3BMI
  • 4血圧値
  • 5心電図
解説:バーセルインデックス(Barthel Index)は食事・移動・排泄など日常生活動作の自立度を評価する代表的な指標である。
問3
脳血管障害後の片麻痺患者に対するリハビリテーションの基本方針として適切なのはどれか。
  • 1発症直後から一切安静とし訓練は行わない
  • ✔早期からの離床・訓練開始が機能回復に有用とされる
  • 3患側は一切使用させない
  • 4リハビリは装具を用いてはならない
  • 5訓練は言語機能のみを対象とする
解説:脳血管障害後は廃用症候群の予防と機能回復のため、全身状態が安定次第、早期からのリハビリテーション開始が推奨される。
問4
廃用症候群の説明として正しいのはどれか。
  • 1過度な運動により生じる障害
  • ✔長期の安静・不動により生じる心身機能の低下
  • 3先天性の疾患
  • 4感染症の一種
  • 5骨折の直接的合併症のみを指す
解説:廃用症候群は長期間の安静や不活動により、筋萎縮、関節拘縮、心肺機能低下など全身の心身機能が低下する状態を指す。
問5
温熱療法(ホットパック等)の主な生理学的効果として適切なのはどれか。
  • 1血管収縮と血流減少
  • ✔血管拡張と血流増加、筋緊張の緩和
  • 3神経伝導速度の急激な低下のみ
  • 4骨密度の直接増加
  • 5体温の低下
解説:温熱療法は局所の血管拡張と血流増加をもたらし、筋緊張の緩和や疼痛軽減などの効果が期待される。
問6
筋力増強訓練における「漸増抵抗運動」の考え方として適切なのはどれか。
  • 1常に同じ負荷で運動を継続する
  • ✔筋力の向上に合わせて徐々に負荷を増やしていく
  • 3負荷を徐々に減らしていく
  • 4負荷は一切かけない
  • 5筋力訓練には負荷の概念がない
解説:漸増抵抗運動は、筋力の向上に応じて運動負荷を段階的に増やしていくことで、効果的に筋力増強を図る訓練方法である。
問7
下肢の関節保持や歩行補助を目的として用いられる補装具はどれか。
  • ✔下肢装具
  • 2補聴器
  • 3眼鏡
  • 4義歯
  • 5車椅子のクッション
解説:下肢装具は関節の保持・変形の予防・歩行機能の補助などを目的として用いられる補装具である。
問8
短下肢装具の主な目的として適切なのはどれか。
  • ✔足関節・足部の安定化や下垂足の補正
  • 2股関節の固定のみ
  • 3上肢の支持
  • 4体幹の固定のみ
  • 5頸部の固定
解説:短下肢装具は足関節・足部の安定化や下垂足の補正などを目的として用いられる代表的な装具である。