分野別問題(解説つき)

小型船舶操縦士1級|分野別 問題インデックス

最終更新:2026年9月3日

一級小型船舶操縦士の学科試験は5科目で構成されます。科目別に代表問題を掲載しています。全1000問をまとめて解くならトレーナーへ進んでください。

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小型船舶操縦者の心得及び遵守事項全118問中 8問を掲載

問1
小型船舶とは、原則として総トン数何トン未満の船舶か。
  • 130トン未満
  • 25トン未満
  • 310トン未満
  • ✔20トン未満
  • 550トン未満
解説:【正解】4「20トン未満」 船舶職員及び小型船舶操縦者法において「小型船舶」とは総トン数20トン未満の船舶をいう。ただしプレジャーボートについては、一定の要件を満たす場合に限り総トン数20トン以上でも小型船舶として扱われる特例がある。
問2
一級小型船舶操縦士の航行区域として正しいものはどれか。
  • 1沿海区域まで
  • 2平水区域および海岸から5海里以内
  • 3海岸から5海里以内
  • ✔すべての水域(無制限)
  • 5湖川および港内のみ
解説:【正解】4「すべての水域(無制限)」 一級は航行区域の制限がない。ただし遠洋区域を航行区域とする総トン数5トン以上の船舶で、海岸から100海里を超えて航行する場合は、別に六級海技士(機関)以上の資格を有する者の乗り組みが必要となる。
問3
二級小型船舶操縦士が単独で操縦できる航行区域はどこまでか。
  • 1海岸から3海里以内
  • 2海岸から10海里以内
  • 3制限なし
  • ✔海岸から5海里以内
  • 5沿海区域全域
解説:【正解】4「海岸から5海里以内」 二級小型船舶操縦士の航行区域は、平水区域および海岸から5海里以内である。18歳未満の二級免許者はさらに5トン未満の船舶に限定される。
問4
水上オートバイ(水上オートバイ)を操縦するために必要な資格はどれか。
  • 1二級小型船舶操縦士
  • 2資格は不要
  • ✔特殊小型船舶操縦士
  • 4一級小型船舶操縦士
  • 5一級または二級小型船舶操縦士
解説:【正解】3「特殊小型船舶操縦士」 水上オートバイの操縦には特殊小型船舶操縦士の資格が必要である。一級・二級を持っていても、特殊小型を別途取得しなければ水上オートバイは操縦できない。
問5
小型船舶操縦免許証の有効期間は何年か。
  • ✔5年
  • 26年
  • 34年
  • 43年
  • 510年
解説:【正解】1「5年」 小型船舶操縦免許証の有効期間は5年である。更新するには、有効期間満了日前1年以内に更新講習を受講し、身体検査に合格して更新申請を行う必要がある。
問6
免許証の更新手続きを失念し有効期間が切れてしまった場合の取扱いとして正しいものはどれか。
  • ✔失効講習を受講すれば免許を再交付できる
  • 2免許は永久に失効し、再度学科・実技試験を受け直す必要がある
  • 3何もしなくても自動的に更新される
  • 4有効期間満了後1か月以内なら通常更新できる
  • 5身体検査のみで再交付できる
解説:【正解】1「失効講習を受講すれば免許を再交付できる」 有効期間が切れた場合でも、失効講習(小型船舶操縦士失効再交付講習)を受講し、身体検査に合格すれば免許を再交付できる。試験を受け直す必要はない。
問7
免許証の記載事項に変更が生じた場合や紛失した場合の手続きとして正しいものはどれか。
  • 1何もしなくてよい
  • ✔訂正または再交付の申請を行う
  • 3免許を返納し再受験する
  • 4更新時にまとめて届け出れば足りる
  • 5海上保安庁に届け出る
解説:【正解】2「訂正または再交付の申請を行う」 本籍地の都道府県や氏名の変更があった場合は訂正申請を、紛失・破損した場合は再交付申請を行う。手続きは地方運輸局等で行う。
問8
小型船舶操縦免許証は乗船中どのように取り扱わなければならないか。
  • 1船舶検査証書と一緒に陸上で保管する
  • 2船内の分かる場所に備え置けばよい
  • 3自宅で保管する
  • 4写しを携帯すればよい
  • ✔操縦者が携帯していなければならない
解説:【正解】5「操縦者が携帯していなければならない」 小型船舶を操縦する者は免許証を携帯しなければならない。写しでは要件を満たさず、不携帯は法令違反となる。

交通の方法全201問中 8問を掲載

問9
海上衝突予防法にいう「動力船」の定義として正しいものはどれか。
  • 1帆装を持たない船舶
  • ✔機関を用いて推進する船舶
  • 3エンジンを積んでいるすべての船舶
  • 4旅客を運送する船舶
  • 5総トン数20トン以上の船舶
解説:【正解】2「機関を用いて推進する船舶」 動力船とは機関を用いて推進する船舶をいう。帆船であっても機関を用いて推進しているときは動力船として扱われ、動力船の航法・灯火が適用される。
問10
帆船が機関を用いて推進している場合、法律上どのように扱われるか。
  • 1操縦性能制限船として扱われる
  • 2帆船として扱われる
  • 3扱いは船長の判断による
  • 4漁ろうに従事する船舶として扱われる
  • ✔動力船として扱われる
解説:【正解】5「動力船として扱われる」 帆を張っていても機関を併用しているときは「動力船」となる。この場合、昼間は船首部に頂点を下にした円錐形の形象物を掲げなければならない。
問11
海上衝突予防法にいう「漁ろうに従事している船舶」に該当するものはどれか。
  • ✔操縦性能を制限する漁具を用いて漁ろうをしている船舶
  • 2釣り糸を垂らしているプレジャーボート
  • 3漁場へ向けて航行中の漁船
  • 4港に停泊中の漁船
  • 5漁協所属のすべての船舶
解説:【正解】1「操縦性能を制限する漁具を用いて漁ろうをしている船舶」 「漁ろうに従事している船舶」とは、網、なわ、トロールなど操縦性能を制限する漁具を用いて漁ろうをしている船舶をいう。曳網していない移動中の漁船や、一本釣り・引き縄は含まれない。
問12
「安全な速力」を決定する際に考慮すべき事項として、必ずしも関係しないものはどれか。
  • 1視界の状態
  • ✔乗船者の年齢
  • 3風、海面および海潮流の状態
  • 4船舶交通のふくそうの状況
  • 5自船の操縦性能
解説:【正解】2「乗船者の年齢」 安全な速力の決定要素は、視界、交通のふくそう状況、操縦性能、夜間の背後の灯火、風・海面・海潮流、喫水と水深の関係などである。乗船者の年齢は法定の考慮事項ではない。
問13
2隻の動力船が真向かい(行会い船)に近づき、衝突のおそれがある場合の航法はどれか。
  • ✔両船とも右に転じ、互いの左舷側を通過する
  • 2先に相手を見つけた船が避ける
  • 3両船とも左に転じ、互いの右舷側を通過する
  • 4大きい船が避ける
  • 5両船とも停止する
解説:【正解】1「両船とも右に転じ、互いの左舷側を通過する」 行会い船の航法では、各船が針路を右に転じて互いに他船の左舷側を通過しなければならない。夜間は相手の両舷灯(紅・緑)とマスト灯が一直線に見えることで判断できる。
問14
2隻の動力船が互いに進路を横切り衝突のおそれがある場合、避航しなければならないのはどちらか。
  • 1喫水の深い船
  • ✔他の動力船を右舷側に見る船
  • 3速力の大きい船
  • 4後から見つけた船
  • 5他の動力船を左舷側に見る船
解説:【正解】2「他の動力船を右舷側に見る船」 横切り船の航法では、他の動力船を右舷側に見る船が避航船となる。夜間は相手の緑灯(右舷灯)が見えるとき、自船が保持船となる。
問15
横切り船の航法において、避航船がとるべき動作として最も適切なものはどれか。
  • 1相手船の船首方向を横切る
  • 2微速で相手船に接近する
  • 3後進をかけて停止する
  • ✔できる限り早期に大幅な動作をとり、原則として相手船の船尾方向へ向かう
  • 5汽笛を鳴らして直進する
解説:【正解】4「できる限り早期に大幅な動作をとり、原則として相手船の船尾方向へ向かう」 避航船は、できる限り早期にかつ大幅な動作をとらなければならない。横切り船の場合、やむを得ない場合を除き相手船の船首方向を横切ってはならず、右転して船尾側を通過するのが原則である。
問16
追越し船の航法について正しいものはどれか。
  • 1追越しは禁止されている
  • 2追い越される船が避航する
  • 3速力の速い方が保持船となる
  • ✔追い越す船が避航する
  • 5両船が同時に右転する
解説:【正解】4「追い越す船が避航する」 他の船舶の正横後22度30分を超える後方から追い越す船は追越し船となり、追い越される船を確実に追い越して十分に遠ざかるまで避航しなければならない。

運航全207問中 8問を掲載

問17
船の前後方向の中心線を基準として、右側を何というか。
  • 1船尾(スターン)
  • 2船首(バウ)
  • 3左舷(ポート)
  • ✔右舷(スターボード)
  • 5船底(キール)
解説:【正解】4「右舷(スターボード)」 船首に向かって右側を右舷(スターボード side)、左側を左舷(ポート side)という。夜間の灯火も右舷が緑、左舷が紅と対応している。
問18
「乾舷」とは何を指すか。
  • ✔喫水線から上甲板舷側までの高さ
  • 2船首から船尾までの長さ
  • 3船底から喫水線までの高さ
  • 4マストの高さ
  • 5船の最大幅
解説:【正解】1「喫水線から上甲板舷側までの高さ」 乾舷とは、喫水線から上甲板の舷側までの垂直距離をいう。乾舷が小さいほど波が打ち込みやすく、予備浮力が小さいため安全性が低下する。
問19
「喫水」の説明として正しいものはどれか。
  • 1船の重心の高さ
  • 2船の全長
  • ✔船底の最下部から水面までの垂直距離
  • 4水面から船の最上部までの高さ
  • 5甲板の面積
解説:【正解】3「船底の最下部から水面までの垂直距離」 喫水とは、船体が水中に沈んでいる深さ(船底最下部から水面までの垂直距離)をいう。喫水が深いほど浅瀬での座礁の危険が高まる。
問20
船体の「トリム」とは何か。
  • ✔船首喫水と船尾喫水の差
  • 2舵の角度
  • 3船の重量
  • 4左右の傾き
  • 5航走中の波の高さ
解説:【正解】1「船首喫水と船尾喫水の差」 トリムは船首喫水と船尾喫水の差をいう。船尾が深いものを船尾トリム、船首が深いものを船首トリムという。小型船は通常わずかな船尾トリムが望ましい。
問21
「復原力」に関する記述として正しいものはどれか。
  • 1重心の位置は復原力に関係しない
  • 2乾舷が小さいほど復原力は大きい
  • ✔重心が低いほど復原力は大きい
  • 4重心が高いほど復原力は大きい
  • 5船幅が狭いほど復原力は大きい
解説:【正解】3「重心が低いほど復原力は大きい」 復原力は重心が低く、船幅が広く、乾舷が十分にあるほど大きくなる。上部に重い荷物を積むと重心が上がり復原力が低下して転覆の危険が高まる。
問22
FRP(繊維強化プラスチック)船の特徴として誤っているものはどれか。
  • 1衝撃による損傷部は補修可能である
  • 2腐食しにくい
  • 3紫外線による劣化が起こる
  • ✔熱にきわめて強く、火災の危険がない
  • 5軽量で成形しやすい
解説:【正解】4「熱にきわめて強く、火災の危険がない」 FRPは樹脂を含むため可燃性であり、火災には弱い。軽量・耐腐食性に優れる一方、紫外線劣化や浸透圧による水膨れ(ブリスター)が生じることがある。
問23
船底に貝や藻類が付着した場合の影響として正しいものはどれか。
  • 1影響はない
  • ✔抵抗が増えて速力が低下し燃費が悪化する
  • 3速力が上がる
  • 4燃料消費が減る
  • 5復原力が増す
解説:【正解】2「抵抗が増えて速力が低下し燃費が悪化する」 船底付着物は摩擦抵抗を大幅に増加させ、速力低下と燃費悪化を招く。定期的な上架清掃と船底塗料の塗り替えが必要である。
問24
1軸右回りプロペラの船が停止状態から後進をかけたとき、船尾はどちらに振れる傾向があるか。
  • 1右に振れる
  • 2振れない
  • ✔左に振れる
  • 4船首が右に振れる
  • 5その時々で不定である
解説:【正解】3「左に振れる」 右回り(時計回り)プロペラの船は横圧力(サイドフォース)により、後進時に船尾が左に振れる傾向がある。着岸時はこの特性を利用すると左舷着けが容易になる。

上級運航Ⅰ(航海)全295問中 8問を掲載

問25
1海里(1マイル)は約何メートルか。
  • 11000メートル
  • 21600メートル
  • 32000メートル
  • ✔1852メートル
  • 51609メートル
解説:【正解】4「1852メートル」 1海里は緯度1分に相当する距離で、約1852メートルと定義されている。速力の単位ノットは1時間に1海里進む速さである。
問26
海図上で距離を測る際に用いる目盛りはどれか。
  • 1経度尺(上下の目盛り)
  • ✔緯度尺(左右の目盛り)
  • 3水深数値
  • 4コンパスローズ
  • 5図の縮尺表示のみ
解説:【正解】2「緯度尺(左右の目盛り)」 海図では緯度1分=1海里であるため、距離は海図の左右にある緯度尺で測る。経度1分の長さは緯度によって変わるため距離測定には使えない。
問27
メルカトル図法の海図の特徴として正しいものはどれか。
  • 1極地方の表現に適する
  • 2距離がどこでも同じ縮尺である
  • 3面積が正確である
  • ✔航程線(等針路線)が直線で表される
  • 5大圏航路が直線になる
解説:【正解】4「航程線(等針路線)が直線で表される」 メルカトル図法では経線・緯線が直交する直線となり、一定の針路で進む航程線が直線で表されるため、航海用海図として広く用いられる。ただし高緯度ほど面積・距離が拡大される。
問28
海図に記載されている水深の基準面はどれか。
  • 1略最高高潮面
  • ✔最低水面(基本水準面)
  • 3平均水面
  • 4満潮面
  • 5海抜0メートル
解説:【正解】2「最低水面(基本水準面)」 海図の水深は最低水面(基本水準面)を基準としている。実際の水深はこれに潮高を加えた値となるため、通常は海図記載値より深い。
問29
海図に記載されている島や灯台の高さ(標高)の基準面はどれか。
  • 1海底面
  • ✔平均水面
  • 3略最高高潮面
  • 4満潮面
  • 5最低水面
解説:【正解】2「平均水面」 島の標高や山の高さは平均水面を基準とする。一方、橋の下の高さ(クリアランス)は略最高高潮面を基準としており、基準面の違いに注意が必要である。
問30
海図上の記号で「Fl.3s10M」が示す灯台の性質として正しいものはどれか。
  • 1光達距離3海里、高さ10メートル
  • 23分ごとに閃光する
  • ✔3秒ごとに1閃光し、光達距離10海里
  • 4毎秒3回閃光する
  • 53色に変化する
解説:【正解】3「3秒ごとに1閃光し、光達距離10海里」 Fl(Flashing)は単閃光を示し、3sは周期3秒、10Mは光達距離10海里を意味する。他にF(不動光)、Oc(明暗光)、Iso(等明暗光)、Q(急閃光)などがある。
問31
磁気コンパスが示す北(磁北)と真北との差を何というか。
  • ✔偏差
  • 2傾差
  • 3偏角誤差
  • 4自差
  • 5コンパスエラー
解説:【正解】1「偏差」 偏差(変差)は地球磁場に起因し、場所と年によって変化する。海図のコンパスローズに記載されている。一方、自差は自船の磁性物によって生じる誤差である。
問32
自船の鉄材や電気機器によって磁気コンパスに生じる誤差を何というか。
  • 1傾斜差
  • 2視差
  • 3指圧差
  • 4偏差
  • ✔自差
解説:【正解】5「自差」 自差は自船固有の磁気による誤差で、船首方位によって値が変わる。自差修正を行い、自差表を作成して残存自差を把握しておく。

上級運航Ⅱ(機関)全179問中 8問を掲載

問33
ディーゼル機関の着火方式として正しいものはどれか。
  • 1外部からの加熱
  • 2点火プラグによる電気火花
  • 3触媒による着火
  • 4予混合気の圧縮点火のみ
  • ✔圧縮による高温の空気に燃料を噴射して自己着火させる
解説:【正解】5「圧縮による高温の空気に燃料を噴射して自己着火させる」 ディーゼル機関は空気のみを高圧縮して高温にし、そこへ燃料を霧状に噴射して自己着火させる。点火プラグは不要である(始動補助としてグロープラグを用いる場合はある)。
問34
4サイクル機関の1サイクルにおける行程の順序として正しいものはどれか。
  • 1圧縮→吸入→排気→燃焼
  • ✔吸入→圧縮→燃焼(膨張)→排気
  • 3吸入→燃焼→圧縮→排気
  • 4圧縮→燃焼→吸入→排気
  • 5排気→圧縮→吸入→燃焼
解説:【正解】2「吸入→圧縮→燃焼(膨張)→排気」 4サイクル機関は吸入・圧縮・燃焼(膨張・爆発)・排気の4行程で1サイクルを完了し、その間にクランク軸は2回転する。
問35
4サイクル機関において1サイクルを完了する間にクランク軸は何回転するか。
  • 11回転
  • ✔2回転
  • 30.5回転
  • 41.5回転
  • 54回転
解説:【正解】2「2回転」 4サイクル機関はピストンが4行程(2往復)動く間に1サイクルを完了し、クランク軸は2回転する。2サイクル機関では1回転で1サイクルとなる。
問36
ディーゼル機関がガソリン機関に比べて優れている点として正しいものはどれか。
  • 1軽量である
  • ✔熱効率が高く燃料消費率が低い
  • 3構造が単純で安価である
  • 4振動・騒音が小さい
  • 5低温始動が容易である
解説:【正解】2「熱効率が高く燃料消費率が低い」 ディーゼル機関は圧縮比が高く熱効率に優れ、燃料消費率が低い。また引火点の高い軽油を使うため火災の危険が相対的に小さい。一方で重量・振動・騒音は大きい傾向がある。
問37
ディーゼル機関の始動が困難な原因として考えられないものはどれか。
  • 1バッテリーの電圧低下
  • 2燃料系統への空気の混入(エア噛み)
  • ✔船底塗料の劣化
  • 4燃料フィルターの目詰まり
  • 5圧縮圧力の低下
解説:【正解】3「船底塗料の劣化」 船底塗料は機関の始動性とは無関係である。始動困難の主原因は、バッテリー不良、燃料系統のエア噛み・目詰まり・水分混入、圧縮不良などである。
問38
ディーゼル機関の燃料系統に空気が入った場合に行う作業を何というか。
  • 1冷却水補給
  • ✔エア抜き(空気抜き)
  • 3オイル交換
  • 4調時
  • 5ジンク交換
解説:【正解】2「エア抜き(空気抜き)」 燃料系統に空気が混入すると燃料が正常に噴射されず始動不能や運転停止を招く。燃料フィルター等のエア抜きプラグから空気を排出する(エア抜き)作業が必要である。
問39
船内機の冷却水が正常に循環しているかを確認する最も一般的な方法はどれか。
  • ✔検水口(排気口)から冷却水が排出されているのを確認する
  • 2機関の音を聞く
  • 3船底を触る
  • 4回転計を見る
  • 5燃料計を見る
解説:【正解】1「検水口(排気口)から冷却水が排出されているのを確認する」 冷却水は排気とともに検水口から排出されるため、始動後は必ず排水の有無を確認する。排水がない場合は直ちに機関を停止し原因を調べる。
問40
海水ポンプに使用されるゴム製の羽根車を何というか。
  • 1ガバナ
  • 2インジェクタ
  • 3ターボチャージャ
  • ✔インペラ
  • 5サーモスタット
解説:【正解】4「インペラ」 インペラ(ゴム製羽根車)は海水ポンプの主要部品で、空運転や経年劣化により損傷する。定期的な点検・交換が必要な消耗品である。