分野別問題:建築学・施工

1級建築施工管理技士|建築学・施工

最終更新:2026年8月11日

1級建築施工管理技士の建築学・施工分野を集中的に演習します。

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環境工学

問1
照度を表す単位として正しいものはどれか。
  • 1カンデラ(cd)
  • 2ルーメン(lm)
  • ✔ルクス(lx)
  • 4ワット(W)
  • 5デシベル(dB)
解説:照度は単位面積が受ける光束で単位はルクス(lx)。光度cd(光源の強さ)・光束lm(光の量)・輝度cd/㎡(見た目の明るさ)と混同しやすいので区別する。
問2
室の残響時間に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1室の容積に反比例し、総吸音力に比例する。
  • ✔室の容積に比例し、総吸音力に反比例する。
  • 3壁面積のみで決まる。
  • 4吸音力を大きくすると長くなる。
  • 5室温のみに依存する。
解説:残響時間はセイビンの式 T=0.161V/A で表され、室容積Vに比例し総吸音力Aに反比例する。吸音材を増やす(Aを大きくする)と残響は短くなる。
問3
昼光率に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1直射日光による照度も含める。
  • 2全天空照度が変化しても室内照度は不変。
  • ✔全天空照度に対する室内点照度の割合で表す。
  • 4時刻とともに大きく変動する。
  • 5人工照明の割合を示す。
解説:昼光率は全天空照度に対する室内のある点の照度の割合。時々刻々変わる直射日光は含めず全天空を基準とするため、時刻による変動が小さい。
問4
室内の二酸化炭素濃度の許容値の目安として最も適当なものはどれか。
  • 1約100ppm(0.01%)
  • ✔約1,000ppm(0.1%)
  • 3約5,000ppm(0.5%)
  • 4約10,000ppm(1.0%)
  • 5約50,000ppm(5.0%)
解説:室内CO₂の許容濃度は約1,000ppm(0.1%)で換気の良否を示す指標。これを超えると換気不足とされ、必要換気量算定の基準にもなる。
問5
点音源からの距離が2倍になったときの音圧レベルの減衰量として最も適当なものはどれか。
  • 1約2dB
  • 2約3dB
  • ✔約6dB
  • 4約10dB
  • 5変化しない
解説:点音源は音が球面状に広がり距離2倍で面積4倍→エネルギー1/4となり音圧レベルは約6dB低下する(逆二乗則)。線音源は約3dB減衰。
問6
換気回数に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔1時間に室容積の何倍の外気を入れ換えるかを表す。
  • 21日の在室者数を表す。
  • 3室の床面積を表す。
  • 4窓の面積を表す。
  • 5室温の変化量を表す。
解説:換気回数は1時間あたりの換気量を室容積で除した値(回/h)で換気の程度を表す。用途に応じ必要換気回数が定められる。
問7
壁体の熱貫流率(U値)に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1大きいほど断熱性能が高い。
  • ✔小さいほど断熱性能が高い。
  • 3断熱性能と無関係。
  • 4大きいほど結露しにくい。
  • 5色によって決まる。
解説:熱貫流率U値は壁体の熱の通しやすさで、小さいほど断熱性能が高い。開口部・熱橋部でU値が大きくなりやすい。
問8
グレア(まぶしさ)に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔高輝度光源等による不快感・見えにくさ。
  • 2室内湿度が高い状態。
  • 3照度不足のみを指す。
  • 4音が反響する現象。
  • 5空気が汚染された状態。
解説:グレアは視野内の高輝度光源等で生じる不快感・見えにくさ。光源位置・輝度制御・ルーバー等で低減する。

建築材料

問1
コンクリートの水セメント比に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1大きいほど強度・耐久性が大きい。
  • ✔小さいほど強度・耐久性が大きい。
  • 3強度に影響しない。
  • 4大きいほど中性化しにくい。
  • 5小さいほどブリーディングが多い。
解説:水セメント比が小さいほど組織が緻密になり圧縮強度・耐久性(中性化・凍害抵抗)が向上する。大きいと強度低下・ブリーディング増を招く。
問2
鋼材の炭素含有量に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1炭素量が増すと引張強さは減少し伸びは増加。
  • ✔炭素量が増すと強さ・硬さは増すが伸び・靭性は低下。
  • 3炭素量は溶接性に影響しない。
  • 4炭素量が増すほど溶接性が向上。
  • 5炭素量は硬さのみに影響。
解説:炭素量が増えると引張強さ・硬さは増すが伸び・靭性・溶接性は低下する。建築構造用鋼は溶接性確保のため炭素量を抑える。
問3
木材の含水率に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1繊維飽和点は約60%。
  • ✔繊維飽和点(約30%)以下では乾燥に伴い収縮し強度が増す。
  • 3含水率が増すほど強度が増す。
  • 4含水率は寸法変化に影響しない。
  • 5繊維飽和点以上でも収縮する。
解説:繊維飽和点(含水率約30%)を境に、以下では乾燥に伴い収縮し強度が増す。以上では自由水の増減のみで強度・寸法はほぼ変化しない。
問4
早強ポルトランドセメントに関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1普通より初期強度発現が遅い。
  • ✔普通より初期強度発現が早い。
  • 3水和熱が普通より小さい。
  • 4マスコンクリートに最適。
  • 5寒中コンクリートに使用できない。
解説:早強ポルトランドセメントは初期強度発現が早く寒中コンクリートや工期短縮に有利。反面、水和熱が大きくマスコンには不向き。
問5
金属材料に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1ステンレスは普通鋼より耐食性が低い。
  • ✔ステンレスは普通鋼より耐食性が高い。
  • 3銅は電気を通さない。
  • 4アルミは鋼より比重が大きい。
  • 5亜鉛めっきは耐食性を下げる。
解説:ステンレス鋼はクロム等により表面に不動態皮膜を形成し、普通鋼より耐食性が高い。SUS304等が代表。
問6
コンクリートのスランプに関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1値が大きいほど硬く流動性が低い。
  • ✔値が大きいほど軟らかく流動性が高い。
  • 3強度と同義である。
  • 4水量に無関係。
  • 5骨材の色を表す。
解説:スランプはコンクリートの軟らかさ(流動性)の指標で、値が大きいほど軟らかい。過大なスランプは材料分離・強度低下を招く。
問7
粗骨材と細骨材の区分の基準として、最も適当なものはどれか。
  • ✔5mmふるいを基準に区分。
  • 220mmふるいを基準に区分。
  • 340mmふるいを基準に区分。
  • 4質量比で区分。
  • 5色で区分。
解説:骨材は5mmふるいで区分し、85%以上通過が細骨材、85%以上とどまるが粗骨材。
問8
鋼材の機械的性質に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1降伏点は引張強さより大きい。
  • ✔降伏点は引張強さより小さい。
  • 3降伏点と引張強さは常に等しい。
  • 4ヤング係数は鋼種で大きく異なる。
  • 5伸びは強度と常に比例する。
解説:鋼材は降伏点<引張強さで、降伏後も伸びてから破断する。ヤング係数は鋼種によらずほぼ一定(約205kN/㎟)。

一般構造・力学

問1
積載荷重の大小関係として、最も適当なものはどれか。
  • 1地震力用>大梁柱基礎用>床用
  • 2大梁柱基礎用>床用>地震力用
  • ✔床用≧大梁柱基礎用≧地震力用
  • 4すべて同じ
  • 5床用<地震力用
解説:積載荷重は床用≧大梁・柱・基礎用≧地震力算定用の順に小さくできる(令85条)。多数室の同時最大載荷は起こりにくいため上位ほど低減する。
問2
スパンLの単純梁の中央に集中荷重Pが作用するときの最大曲げモーメントとして正しいものはどれか。
  • 1PL
  • 2PL/2
  • ✔PL/4
  • 4PL/8
  • 5PL/16
解説:単純梁中央に集中荷重Pのとき最大曲げモーメントは中央でPL/4、せん断力はP/2。基本公式として暗記する。
問3
免震構造に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1頂部のダンパーで揺れを吸収する。
  • ✔基礎と上部構造の間の免震層で地震力を低減する。
  • 3柱梁を太くして剛性を高める。
  • 4固有周期を短くする。
  • 5地盤改良のみで低減する。
解説:免震は基礎と上部構造の間に免震層(積層ゴム等)を設け固有周期を長くして地震力を低減する。制震(ダンパー)・耐震(剛性強度)と区別する。
問4
静定トラスの部材に生じる力に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1曲げとせん断のみ。
  • ✔原則として軸方向力のみ。
  • 3ねじりのみ。
  • 4力は生じない。
  • 5せん断のみ。
解説:静定トラスは節点がピン接合で、部材には軸方向力(引張・圧縮)のみが生じ曲げ・せん断は生じないと仮定して解く。
問5
地震層せん断力係数の高さ方向の分布(Ai分布)に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1上階ほど小さい。
  • ✔上階ほど大きい。
  • 3高さに関係なく一定。
  • 4中間階が最大。
  • 5最下階が最大。
解説:Ai分布により地震層せん断力係数は上階ほど大きくなる。上部は支える重量が小さい一方で地震応答が大きくなるため。
問6
長さLの片持ち梁の先端に集中荷重Pが作用するとき、固定端に生じる最大曲げモーメントとして正しいものはどれか。
  • 1PL/8
  • 2PL/4
  • 3PL/2
  • ✔PL
  • 52PL
解説:片持ち梁は先端集中荷重Pのとき固定端で最大曲げモーメントPLが生じる。せん断力はP。
問7
圧縮材の座屈に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1細長比が大きいほど座屈しにくい。
  • ✔細長比が大きいほど座屈しやすい。
  • 3座屈は引張力で生じる。
  • 4材長は無関係。
  • 5断面二次モーメントは無関係。
解説:座屈は圧縮材が横に折れる現象で、細長比(座屈長さ/断面回転半径)が大きいほど座屈しやすい。
問8
建築物の偏心率に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔剛心と重心のずれの指標で小さいほどねじれにくい。
  • 2建物の高さを表す。
  • 3大きいほどねじれにくい。
  • 4積雪量を表す。
  • 5色を表す。
解説:偏心率は各階の剛心と重心のずれの程度を表し、大きいとねじれ振動が生じやすい。小さいほど耐震上有利。

設備・共通

問1
高置水槽方式の給水に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1本管圧力で直接最上階まで給水。
  • ✔受水槽の水を屋上へ揚水し重力で給水。
  • 3常時加圧して直接給水。
  • 4給水圧が階によらず一定。
  • 5断水時は全く給水できない。
解説:高置水槽方式は受水槽の水をポンプで屋上水槽へ揚水し重力で各階へ給水する。上階ほど圧力が下がるが停電時も水槽分は給水できる。
問2
排水トラップの封水深さとして、最も適当なものはどれか。
  • 11〜2cm
  • ✔5〜10cm
  • 315〜20cm
  • 420〜30cm
  • 5規定はない
解説:排水トラップの封水は臭気・害虫の侵入を防ぐ水。封水深さは概ね50〜100mmとし、浅いと破封しやすく深いと自浄作用が低下する。
問3
一般住宅で広く用いられる電気方式として、最も適当なものはどれか。
  • 1三相3線式200V
  • 2単相2線式400V
  • ✔単相3線式100V/200V
  • 4直流100V
  • 5三相4線式24V
解説:一般住宅は単相3線式100V/200Vが標準で、100V負荷と200V負荷(エアコン等)を1系統で扱える。
問4
空調のVAV(変風量)方式に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔送風温度一定・送風量可変で負荷対応。
  • 2送風量一定・送風温度可変で負荷対応。
  • 3送風量・温度とも一定。
  • 4個別温度制御ができない。
  • 5外気を一切入れない。
解説:VAV(変風量)は送風温度を一定にし負荷に応じて送風量を変えて制御する。省エネ・個別制御に優れる。CAVは風量一定・温度可変。
問5
避雷設備の設置が原則必要となる建築物の高さとして、建築基準法上正しいものはどれか。
  • 110m超
  • 215m超
  • ✔20m超
  • 431m超
  • 560m超
解説:建築基準法により高さ20mを超える建築物には原則として避雷設備が必要で、雷撃電流を安全に大地へ導く。
問6
通気管の主な役割として、最も適当なものはどれか。
  • ✔封水切れを防止し排水を円滑にする。
  • 2給水圧を高める。
  • 3排水を加熱する。
  • 4電力を供給する。
  • 5給気を遮断する。
解説:通気管は排水時の圧力変動を緩和しトラップの封水切れ(破封)を防いで排水を円滑にする。
問7
スプリンクラー設備に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔火災時に自動放水し初期消火する。
  • 2換気を行う。
  • 3給湯を行う。
  • 4避雷を行う。
  • 5昇降を行う。
解説:スプリンクラー設備はヘッドが火災の熱を感知して自動的に放水し初期消火する設備。
問8
便所・厨房などに一般的に用いられる換気方式として、最も適当なものはどれか。
  • 1第1種換気(給排気とも機械)
  • 2第2種換気(給気機械・室内正圧)
  • ✔第3種換気(排気機械・室内負圧)
  • 4換気は不要
  • 5自然給排気のみ
解説:便所・厨房は臭気・湿気を拡散させないよう第3種換気(自然給気・機械排気で室内負圧)とする。

躯体工事

問1
標準貫入試験に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1地盤の含水比を求める。
  • ✔63.5kgハンマーを760mm落下させ30cm貫入の打撃数(N値)を求める。
  • 3透水係数を直接測定する。
  • 4コンクリート強度を測定する。
  • 5杭の支持力を載荷で直接測定する。
解説:標準貫入試験は質量63.5kgのハンマーを760mm自由落下させ、サンプラーを30cm打ち込む打撃回数(N値)で地盤の硬軟・締り具合を評価する。
問2
山留め工事における腹起しの役割として、最も適当なものはどれか。
  • ✔側圧を切梁へ伝える水平材。
  • 2盤ぶくれを防止する部材。
  • 3地下水位を下げる井戸。
  • 4鉛直荷重を受ける杭。
  • 5掘削土を搬出する設備。
解説:腹起しは山留め壁が受ける土圧(側圧)を受け止め切梁へ伝える水平材で、切梁と直交し壁面に沿って配置する。
問3
直接土に接する柱・梁・壁・床の鉄筋の最小かぶり厚さとして、建築基準法施行令上正しいものはどれか。
  • 120mm以上
  • 230mm以上
  • ✔40mm以上
  • 460mm以上
  • 5規定はない
解説:令79条により、直接土に接する壁・柱・床・はり・基礎の立上りのかぶりは40mm以上。屋外・水がかり部は中性化・腐食対策として厚くとる。
問4
鉄筋のガス圧接継手に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1ふくらみ径は鉄筋径の1.1倍以上。
  • ✔ふくらみ径は鉄筋径の1.4倍以上。
  • 3圧接面のずれは径の1/2以下でよい。
  • 4径差の大きい鉄筋でも自由に圧接可。
  • 5ふくらみがない方が良好。
解説:ガス圧接は鉄筋端部を加熱・加圧して接合する。ふくらみ直径は鉄筋径の1.4倍以上、長さ1.1倍以上などの品質基準がある。
問5
鉄筋の重ね継手長さを決定する要素として、最も関係が薄いものはどれか。
  • 1鉄筋の径
  • 2鉄筋の強度(種類)
  • 3コンクリートの設計基準強度
  • 4フックの有無
  • ✔施工日の外気温
解説:重ね継手長は鉄筋径・種類(強度)・コンクリート強度・フックの有無で決まる。施工日の外気温は直接の決定要素ではない。
問6
コンクリートの打重ね時間間隔の限度として、外気温25℃以下の場合に最も適当なものはどれか(JASSの目安)。
  • 160分以内
  • 290分以内
  • 3120分以内
  • ✔150分以内
  • 5240分以内
解説:打重ね間隔が長いとコールドジョイントが生じる。JASSでは外気温25℃以下で150分以内、25℃超で120分以内が目安。
問7
一般的な普通コンクリートの空気量の目安として、最も適当なものはどれか。
  • 1約1.0%
  • ✔約4.5%
  • 3約8.0%
  • 4約12.0%
  • 5約20.0%
解説:普通コンクリートの空気量は概ね4.5%程度。適度なエントレインドエアは施工性と耐凍害性を高めるが、多すぎると強度が低下する。
問8
高力ボルト摩擦接合に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1せん断力のみで応力伝達。
  • ✔材間の摩擦力で応力伝達。
  • 3溶接と併用禁止。
  • 4一次締め・本締めの区別不要。
  • 5マーキング禁止。
解説:高力ボルト摩擦接合は高い張力で締め付けて生じる材間の摩擦力で応力を伝達する。一次締め→マーキング→本締めの手順で管理する。

仕上げ工事

問1
アスファルト防水に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔溶融アスファルトとルーフィングを積層する。
  • 2塗膜のみで防水層をつくる。
  • 3シート1枚を接着するだけ。
  • 4下地は不要。
  • 5屋内内装専用。
解説:アスファルト防水は溶融アスファルトとルーフィング類を交互に積層して連続防水層をつくる信頼性の高い工法で、主に陸屋根に用いる。
問2
2成分形シーリング材に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔基剤と硬化剤を練り混ぜて用いる。
  • 2練混ぜ不要でそのまま使用。
  • 3永久に硬化しない。
  • 4プライマーは不要。
  • 5目地には充填しない。
解説:2成分形シーリングは基剤と硬化剤を施工直前に練り混ぜて反応硬化させる。可使時間があり計量・練混ぜ管理が品質を左右する。
問3
タイルの改良圧着張りに関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1下地側のみに張付けモルタルを塗る。
  • ✔下地とタイル裏の両方に塗って張る。
  • 3接着剤のみで張る。
  • 4乾式で引っ掛け固定。
  • 5目地に一切充填しない。
解説:改良圧着張りは下地面とタイル裏面の両方に張付けモルタルを塗って張るため、密着性が高く剥離しにくい。
問4
モルタル塗り(左官)の一般的な塗り工程の順序として、最も適当なものはどれか。
  • 1上塗り→中塗り→下塗り
  • 2中塗り→下塗り→上塗り
  • ✔下塗り→むら直し→中塗り→上塗り
  • 4上塗り→下塗り→中塗り
  • 5順序は問わない
解説:モルタル塗りは下塗り→むら直し→中塗り→上塗りの順で各層を乾かしながら平滑度を上げる。下塗りは接着とひび割れ分散を担う。
問5
塗装工事における素地調整の目的として、最も適当なものはどれか。
  • ✔付着性を高め仕上がりを良好にする。
  • 2塗料使用量を増やす。
  • 3乾燥時間を長くする。
  • 4塗膜を厚く塗る。
  • 5仕上がりに影響しない。
解説:素地調整(下地処理)は油分・錆・汚れ・凹凸を除去し、塗膜の付着性と仕上がりを確保する重要工程。
問6
アルミニウム製建具に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1アルカリに強く直接接触してよい。
  • ✔アルカリに弱くモルタル接触部は絶縁処理。
  • 3鋼製建具より重い。
  • 4耐食性が低く屋外不可。
  • 5表面処理は一切不要。
解説:アルミはアルカリに弱くモルタル等と直接接触すると腐食する。接触部は塗装・絶縁テープ等で絶縁処理する。
問7
せっこうボードに関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1耐水性に優れ湿潤箇所に無処理で使える。
  • ✔防火・遮音性に優れ内装下地に多用。
  • 3構造耐力を負担する主要構造材。
  • 4屋外外装材として一般的。
  • 5接着・ビス留めは使えない。
解説:せっこうボードは芯の石膏により防火・遮音性に優れ内装下地・仕上げ下地に広く使う。一般品は湿潤箇所に不向きで耐水型を用いる。
問8
金属折板屋根に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1粘土瓦を並べた屋根。
  • ✔成形鋼板を用い大スパンに適する。
  • 3アスファルト防水を兼ねる。
  • 4勾配をとってはならない。
  • 5木造専用。
解説:金属折板屋根は山高の成形鋼板で大スパンを無柱で葺けるため工場・倉庫等に適し、タイトフレームで梁に固定する。

施工管理法

問1
総合仮設計画に含まれる項目として、最も関係が薄いものはどれか。
  • 1仮囲い・ゲート
  • 2仮設事務所・材料置場
  • 3揚重機の配置
  • 4仮設電力・仮設用水
  • ✔本設EVの意匠デザイン
解説:総合仮設計画は仮囲い・事務所・材料置場・揚重機・仮設電力/用水等を対象とする。本設EVの意匠デザインは対象外。
問2
ネットワーク工程表のクリティカルパスに関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1最も余裕の大きい経路。
  • ✔所要日数が最長で全体工期を支配する経路。
  • 3作業が1つの経路。
  • 4費用が最小の経路。
  • 5任意に選ぶ経路。
解説:クリティカルパスは余裕(フロート)が0で所要日数が最長となる経路。全体工期を支配し、ここを短縮しないと工期は縮まない。
問3
バーチャート工程表の特徴として、最も適当なものはどれか。
  • 1各作業の前後関係が明確。
  • ✔作成が容易で日程・所要日数が把握しやすい。
  • 3クリティカルパスが自動的に明示。
  • 4大規模複雑工程に最適。
  • 5フロートが数値で明確。
解説:バーチャートは横棒で各作業の日程を示し作成・日程把握が容易。反面、作業間の前後関係やフロートは明確に表せない。
問4
品質管理のPDCAサイクルの順序として正しいものはどれか。
  • ✔Plan→Do→Check→Action
  • 2Do→Plan→Action→Check
  • 3Check→Action→Plan→Do
  • 4Action→Check→Do→Plan
  • 5Plan→Check→Do→Action
解説:PDCAはPlan(計画)→Do(実施)→Check(評価)→Action(改善)を繰り返し、品質を継続的に高める管理サイクル。
問5
QC七つ道具に含まれないものはどれか。
  • 1パレート図
  • 2特性要因図
  • 3ヒストグラム
  • 4管理図
  • ✔ネットワーク工程表
解説:QC七つ道具はパレート図・特性要因図・ヒストグラム・管理図・散布図・チェックシート・層別。ネットワーク工程表は工程管理の手法で含まれない。
問6
抜取検査に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1全数を検査する。
  • ✔ロットから一部を抜取り合否判定する。
  • 3検査を一切行わない。
  • 4破壊検査に適さない。
  • 5ばらつきが大きいほど有利。
解説:抜取検査はロットから一部を抜き取り検査してロット全体の合否を推定判定する。全数検査が困難な場合や破壊検査で有効。
問7
足場(作業床)の墜落防止のための手すりの高さとして、原則正しいものはどれか。
  • 145cm以上
  • 260cm以上
  • 375cm以上
  • ✔85cm以上
  • 5120cm以上
解説:労働安全衛生規則により足場の墜落防止の手すりは高さ85cm以上とし、中桟(35〜50cm)や幅木等も設ける。
問8
作業主任者を選任しなければならない作業として、最も適当なものはどれか。
  • ✔高さ2m以上の地山掘削作業
  • 2一般事務作業
  • 3資材の目視確認のみ
  • 4完成写真の撮影
  • 5打合せ会議
解説:高さ2m以上の地山掘削には地山の掘削作業主任者の選任が必要。ほかに型枠支保工・足場・型枠解体等も選任対象。

法規

問1
建築基準法上の完了検査に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1工事着手前に受ける検査。
  • ✔工事完了後に検査を受け検査済証の交付を受ける。
  • 3中間検査と同一。
  • 4任意で受けなくてよい。
  • 5設計者のみが申請できる。
解説:完了検査は工事完了後に建築主事等の検査を受け、適合すれば検査済証が交付される。これを受けないと原則使用開始できない。
問2
建設業法上の主任技術者・監理技術者に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1全現場に監理技術者を置く。
  • ✔元請で一定規模以上の下請契約がある現場に監理技術者を置く。
  • 3主任と監理は同一要件。
  • 4技術者設置は任意。
  • 5主任技術者は発注者が選任する。
解説:監理技術者は元請が一定規模以上の下請契約を締結して施工する現場に配置する。それ以外は主任技術者を配置する。
問3
労働基準法上の法定労働時間の原則として正しいものはどれか。
  • ✔1日8時間・1週40時間
  • 21日10時間・1週50時間
  • 31日6時間・1週30時間
  • 41日12時間・1週60時間
  • 5制限はない
解説:労働基準法の法定労働時間は原則1日8時間・1週40時間。これを超える時間外労働には36協定と割増賃金が必要。
問4
建設業の許可における特定建設業に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔元請で一定金額以上の下請契約を締結して施工する場合に必要。
  • 2すべての下請業者に必要。
  • 3個人には一切認められない。
  • 4有効期間は無期限。
  • 5発注者が取得する。
解説:特定建設業は元請として一定金額以上の下請契約を締結して施工する場合に必要な許可で、下請保護と施工体制確保が目的。
問5
建築基準法上、建築確認が必要となる行為として最も適当なものはどれか。
  • ✔一定規模の建築物の新築・増改築等
  • 2建築物の清掃
  • 3室内の家具の配置替え
  • 4外構の草刈り
  • 5照明器具の交換
解説:建築確認は一定規模の建築物の新築・増改築・大規模修繕等の着工前に、法適合を確認する手続。
問6
労働基準法上の休憩時間に関する記述として正しいものはどれか。
  • ✔6時間超で45分以上、8時間超で60分以上与える。
  • 2休憩は与えなくてよい。
  • 3一律15分でよい。
  • 48時間超でも45分でよい。
  • 5休憩は労働時間に含めねばならない。
解説:労働基準法により労働時間6時間超で45分以上、8時間超で60分以上の休憩を、労働時間の途中に与える。
問7
建築基準法上、住宅の居室の採光に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔床面積に応じた一定割合以上の採光有効開口部が必要。
  • 2採光開口部は不要。
  • 3窓が1つあればよい。
  • 4採光は換気で代替できる。
  • 5住宅居室に採光規定はない。
解説:住宅の居室は採光のため床面積に対し原則1/7以上の有効採光開口部が必要(用途で割合は異なる)。
問8
建設業法上の施工体制台帳に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔一定の下請契約がある場合に元請が作成する。
  • 2下請業者が作成する。
  • 3発注者が作成する。
  • 4作成義務はない。
  • 5完成後に廃棄する必要がある。
解説:施工体制台帳は一定の下請契約がある場合に元請が作成し、下請を含む施工体制・技術者等を明らかにする書類。