分野別問題:建築学・施工

2級建築施工管理技士|建築学・施工

最終更新:2026年8月11日

2級建築施工管理技士の建築学・施工分野を集中的に演習します。

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問1
鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1鉄筋は引張力に強く、コンクリートは圧縮力に強いため、両者を組み合わせて弱点を補い合っている。
  • 2コンクリートはアルカリ性であり、鉄筋の腐食を防止する効果がある。
  • ✔鉄筋とコンクリートの熱膨張係数は大きく異なるため、温度変化により付着が失われやすい。
  • 4梁のせん断補強筋には、あばら筋(スターラップ)が用いられる。
解説:鉄筋とコンクリートの熱膨張係数はほぼ等しく(約1×10⁻⁵/℃)、これが両者を一体として使用できる大きな理由の一つである。したがって「大きく異なる」は誤り。
問2
木構造の継手・仕口に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1腰掛けあり継ぎは、土台の継手などに用いられる。
  • 2追掛け大栓継ぎは、梁など横架材の継手に用いられ、継手位置を柱心からずらして設ける。
  • ✔仕口とは、部材の長さ方向を延長するための接合方法をいう。
  • 4羽子板ボルトは、梁と梁、梁と柱の接合部の引き寄せに用いられる金物である。
解説:「仕口」は角度をもって接合する部材同士の接合方法(柱と梁など)をいい、部材を長さ方向に延長する接合は「継手」という。選択肢の説明は継手の定義であり、仕口の説明として不適当。
問3
地盤及び基礎に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1N値は標準貫入試験によって得られる地盤の強さの指標である。
  • 2直接基礎は、比較的良好な地盤が浅い位置にある場合に用いられる。
  • 3杭基礎は、良好な支持層が深い位置にある場合に用いられる。
  • ✔液状化現象は、粘性土地盤において地震時に生じやすい現象である。
解説:液状化現象は、地下水位が高い緩い砂質地盤(飽和砂質土)で地震動により生じやすい現象であり、粘性土地盤では生じにくい。
問4
採光及び換気に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1居室には、原則として採光のための開口部を設ける必要がある。
  • 2自然換気は、室内外の温度差による重力換気と、風力による換気に大別される。
  • 3換気回数とは、1時間当たりの換気量を室容積で除した値である。
  • ✔第3種機械換気方式は、給気・排気ともに機械により行う方式である。
解説:第3種機械換気方式は排気を機械(排気ファン)で行い、給気は自然給気口から行う方式。給気・排気とも機械で行うのは第1種機械換気方式である。
問5
建築材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1普通ポルトランドセメントは、一般の鉄筋コンクリート工事に広く使用される。
  • 2AE剤は、コンクリート中に微細な独立した気泡を連行し、ワーカビリティーや耐凍害性を向上させる。
  • ✔異形鉄筋は、丸鋼に比べてコンクリートとの付着力が小さい。
  • 4石膏ボードは、防火性に優れ、内装下地材として広く用いられる。
解説:異形鉄筋は表面にリブや節を有し、丸鋼に比べてコンクリートとの付着力が大きい。これが異形鉄筋が構造用鉄筋として広く使われる理由の一つである。
問6
鋼材の性質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1鋼材の引張強さは、一般に温度が上昇すると低下する。
  • 2鋼材は、炭素含有量が多くなるほど、一般に硬く、脆くなる傾向がある。
  • 3鋼材のヤング係数は、鋼材の強度(引張強さ)によらずほぼ一定である。
  • ✔鋼材は不燃材料であるため、火災時であっても強度が低下することはない。
解説:鋼材は不燃材料ではあるが、高温になると強度・剛性が著しく低下する性質があり、火災時には耐火被覆等の対策が必要となる。「強度が低下することはない」は誤り。
問7
換気・断熱に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1外壁の断熱工法には、外断熱工法と内断熱工法がある。
  • 2結露は、室内の水蒸気が露点温度以下の面に接して生じる。
  • ✔内断熱工法は、外断熱工法に比べて熱橋(ヒートブリッジ)が生じにくい。
  • 4防湿層は、断熱材の室内側に設けることで、断熱材内部への水蒸気の侵入を防ぐ。
解説:内断熱工法は柱・梁などの構造部材が断熱材で覆われないため、外断熱工法に比べて熱橋(ヒートブリッジ)が生じやすい。したがって記述は逆であり不適当。
問8
日照・日射に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1日影図は、建物が周囲に落とす影の形状を時刻ごとに示した図である。
  • 2真太陽時は、太陽が真南にきたときを正午とする時刻である。
  • 3南面の窓は、夏期より冬期の方が日射を多く受ける傾向がある。
  • ✔日照時間は、天候に関係なく常に可照時間と等しくなる。
解説:可照時間は理論上日照が得られる時間であり、実際の日照時間は雲や建物などの遮蔽物の影響を受けるため、天候により可照時間より短くなることが多い。
問9
耐震構造・免震構造・制振構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1耐震構造は、建物の強度や粘り強さで地震力に抵抗する構造である。
  • 2免震構造は、建物の基礎部分等に免震装置を設け、地震動を建物に伝わりにくくする構造である。
  • 3制振構造は、建物にダンパーなどを設置し、振動エネルギーを吸収する構造である。
  • ✔免震構造は、耐震構造に比べて一般に地震時の建物応答加速度が大きくなる。
解説:免震構造は地震動の建物への伝達を低減する構造であり、耐震構造に比べて一般に建物の応答加速度は小さくなる。「大きくなる」は誤り。
問10
換気設備の給気・排気方式の組合せとして、最も不適当なものはどれか。
  • 1第1種機械換気方式 - 給気:機械、排気:機械
  • 2第2種機械換気方式 - 給気:機械、排気:自然
  • 3第3種機械換気方式 - 給気:自然、排気:機械
  • ✔第3種機械換気方式 - 給気:機械、排気:機械
解説:第3種機械換気方式は給気を自然給気口、排気を機械(排気ファン)で行う方式である。給気・排気とも機械とするのは第1種機械換気方式であり、Dの組合せは誤り。
問11
構造力学の基本用語に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1応力とは、外力に対して部材内部に生じる抵抗力のことをいう。
  • 2曲げモーメントは、部材を曲げようとする力の作用の大きさを表す。
  • 3せん断力は、部材の軸方向に対して直角に作用し、断面をずらそうとする力である。
  • ✔座屈は、引張力を受ける短い部材に生じやすい現象である。
解説:座屈は、圧縮力を受ける細長い部材(柱など)に生じやすい現象であり、引張力を受ける部材には生じない。
問12
荷重に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1固定荷重は、建築物自体の重量など、常時作用する荷重である。
  • 2積載荷重は、人間や家具など、室の用途に応じて設定される荷重である。
  • 3積雪荷重は、積雪量に応じて算定される荷重である。
  • ✔地震力は、建築物の重量に関係なく、常に一定の値として算定される。
解説:地震力(地震層せん断力)は、建築物の重量(固定荷重・積載荷重等)に比例して算定されるため、重量に関係なく一定ということはない。
問13
梁・柱の力学的挙動に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1単純梁の中央に集中荷重が作用する場合、最大曲げモーメントは梁の中央部に生じる。
  • 2片持ち梁は、一端が固定され、他端が自由端となっている梁である。
  • ✔柱の座屈荷重は、柱の長さが長いほど大きくなる。
  • 4柱の座屈荷重は、断面二次モーメントが大きいほど大きくなる。
解説:座屈荷重(オイラーの座屈荷重)は柱の有効長さの2乗に反比例するため、柱が長いほど座屈荷重は小さくなる。「長いほど大きくなる」は誤り。
問14
地震及び耐震設計に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1耐震設計における一次設計は、中規模の地震動に対して建築物の損傷を防止することを目標とする。
  • 2耐震設計における二次設計は、大規模の地震動に対して建築物の倒壊・崩壊を防止することを目標とする。
  • 3偏心率は、建築物の重心と剛心のずれの程度を示す指標である。
  • ✔剛性率は、建築物の階数が多いほど、法令上必ず一定の値となる。
解説:剛性率は各階の水平剛性のバランスを示す指標であり、階数によって「必ず一定の値となる」ものではなく、各階の設計・構造により変動する。
問15
建築材料としてのコンクリートの性質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1コンクリートは、圧縮強度に比べて引張強度が著しく小さい。
  • 2コンクリートの乾燥収縮は、単位水量が多いほど大きくなる傾向がある。
  • 3コンクリートのヤング係数は、一般に圧縮強度が高いほど大きくなる傾向がある。
  • ✔コンクリートは、経年により強度が低下し続け、長期的には必ずゼロに近づく。
解説:コンクリートは経年により中性化等の劣化要因はあるものの、通常は材齢とともに強度が増進し、その後長期的にほぼ安定する。「強度が低下し続けゼロに近づく」は誤り。
問16
木材の性質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1木材は、繊維方向(軸方向)の強度が、繊維に直角方向の強度より大きい。
  • 2木材の含水率が高いほど、一般に強度は低下する傾向がある。
  • 3心材は、辺材に比べて一般に耐久性が高い。
  • ✔木材の乾燥収縮は、繊維方向に最も大きく生じる。
解説:木材の乾燥収縮は、年輪の接線方向(板目方向)に最も大きく、次いで半径方向、繊維方向(軸方向)が最も小さい。「繊維方向に最も大きい」は誤り。
問17
鋼材の接合方法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1高力ボルト接合は、摩擦接合が一般的である。
  • 2溶接接合には、突合せ溶接(グルーブ溶接)や隅肉溶接などがある。
  • ✔リベット接合は、現在の建築工事において最も一般的に用いられる接合方法である。
  • 4高力ボルトの摩擦接合では、接合面の摩擦係数を確保するため、赤さび状態にするなどの処理を行うことがある。
解説:リベット接合はかつて用いられていたが、現在の建築工事では高力ボルト接合や溶接接合が一般的であり、リベット接合はほとんど用いられていない。
問18
地盤調査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1標準貫入試験は、地盤のN値を求めるための試験である。
  • 2スウェーデン式サウンディング試験は、比較的小規模な建築物の地盤調査に用いられることが多い。
  • 3平板載荷試験は、地盤の支持力を直接的に確認する試験の一つである。
  • ✔地盤調査は、上部構造の設計内容にかかわらず、常に同一の調査方法・数量で行う。
解説:地盤調査は、建築物の規模・用途・構造種別や敷地条件に応じて適切な調査方法・数量を選定するべきであり、「常に同一」は不適当。
問19
採光計算及び窓に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1採光関係比率は、window開口部の面積等を基に算定される。
  • 2天窓(トップライト)は、側窓に比べて同じ面積でも採光効果が大きいとされる。
  • 3採光補正係数は、窓の方位や隣地境界線までの距離等に応じて設定される。
  • ✔地下室の居室には、採光に関する規定は一切適用されない。
解説:地下室であっても居室として使用する場合、建築基準法上の採光規定の適用について検討が必要であり、「一切適用されない」という一律の記述は不適当(用途により緩和や別規定はあるが「一切適用されない」は誤り)。
問20
換気設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1自然換気設備は、給気口と排気筒(煙突)等を利用し、温度差や風力により換気を行う設備である。
  • 2換気扇は、機械力によって空気を強制的に移動させる設備である。
  • 324時間換気システムは、住宅等の居室において、シックハウス対策の一環として設置が求められることがある。
  • ✔換気設備は、いったん設置すればその後の維持管理や清掃は不要である。
解説:換気設備(ダクトやフィルター等)は経年で目詰まりや性能低下が生じるため、定期的な維持管理・清掃が必要であり、「維持管理は不要」は誤り。
問21
音環境に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1遮音等級(D値等)は、数値が大きいほど遮音性能が高いことを示す。
  • 2床衝撃音には、重量床衝撃音と軽量床衝撃音がある。
  • ✔吸音と遮音は同じ現象を指す用語であり、区別する必要はない。
  • 4残響時間は、室内の音が一定のレベルまで減衰するのに要する時間をいう。
解説:吸音は音のエネルギーを吸収して反射を減らすこと、遮音は音を透過させずに遮断することであり、両者は異なる概念である。「同じ現象で区別不要」は誤り。
問22
熱環境(結露)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1表面結露は、室内側の壁や窓の表面温度が露点温度以下になることで生じる。
  • 2内部結露は、壁体内部で水蒸気が凝縮することにより生じる。
  • 3防湿層は、一般に断熱材の高温側(暖房時は室内側)に設けることで内部結露を抑制する。
  • ✔換気を行うことは、結露対策として効果がない。
解説:適切な換気は室内の水蒸気濃度を下げる効果があり、結露対策として有効である。「効果がない」は誤り。
問23
建築物の耐久性・劣化に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1中性化は、コンクリート中の水酸化カルシウムが炭酸ガス等と反応してアルカリ性を失う現象である。
  • 2塩害は、コンクリート中に浸透した塩化物イオンが鉄筋の腐食を促進する現象である。
  • 3凍害は、コンクリート中の水分が凍結・融解を繰り返すことにより劣化が進行する現象である。
  • ✔コンクリートのアルカリ骨材反応は、劣化とは無関係な現象である。
解説:アルカリ骨材反応は、コンクリート中のアルカリ分と反応性骨材が反応し、膨張ひび割れ等の劣化を引き起こす現象であり、劣化と密接に関係する。「無関係」は誤り。
問24
都市計画法上の用語に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1用途地域は、市街地の土地利用の方向性を定めるための地域区分である。
  • 2防火地域及び準防火地域は、市街地における火災の危険を防除するために定められる地域である。
  • 3都市計画区域は、一体の都市として総合的に整備・開発・保全する必要がある区域として指定される。
  • ✔用途地域が指定されている土地では、建築物の用途制限は一切存在しない。
解説:用途地域は、地域ごとに建築可能な用途や規模を制限する制度であり、「用途制限は一切存在しない」は用途地域制度そのものを否定する誤った記述である。
問25
建築物の防火に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1耐火建築物は、主要構造部を耐火構造とし、延焼のおそれのある開口部に防火設備を設けた建築物等をいう。
  • 2防火区画は、火災の拡大を防ぐため、建築物の内部を一定の面積等ごとに区画するものである。
  • 3内装制限は、火災時の避難安全性等を確保するため、内装材料の燃焼性等を制限する規定である。
  • ✔防火設備や防火区画は、建築物の用途や規模にかかわらず、一律に同一の仕様とすればよい。
解説:防火設備・防火区画の仕様は、建築物の用途・規模・階数等に応じて法令上の要求性能が異なり、「一律に同一の仕様でよい」は誤り。
問26
建築計画における動線計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1動線計画は、人や物の移動経路を効率的かつ安全に計画することを目的とする。
  • 2動線計画においては、異なる用途の動線(来客動線とサービス動線等)を分離することが望ましい場合がある。
  • 3避難動線は、火災時等に安全に避難できるよう計画される。
  • ✔動線計画は、建築物の用途や利用者の特性にかかわらず、常に同一の計画でよい。
解説:動線計画は、建築物の用途(病院、学校、事務所等)や利用者の特性(高齢者、子供等)に応じて適切に計画されるべきであり、「常に同一の計画でよい」は誤り。
問27
建築物の環境負荷低減(環境配慮設計)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1パッシブデザインは、機械設備に頼らず、自然エネルギー(採光、通風等)を活用する設計手法である。
  • 2緑化(屋上緑化・壁面緑化等)は、ヒートアイランド対策の一つとして行われることがある。
  • 3CASBEE等の環境性能評価制度は、建築物の環境配慮の程度を評価する仕組みの一つである。
  • ✔環境配慮設計は、建築コストの増加を招くのみで、運用段階のコスト低減効果は一切ない。
解説:環境配慮設計(断熱性能の向上、パッシブデザイン等)は、初期コストが増加する場合があるものの、運用段階での光熱費等のランニングコスト低減効果が期待できることが多く、「運用段階のコスト低減効果は一切ない」は誤り。
問28
建築物のユニバーサルデザインに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1ユニバーサルデザインは、可能な限り多くの人が利用しやすいよう配慮した設計の考え方である。
  • 2段差の解消やスロープの設置は、ユニバーサルデザインの具体例の一つとされる。
  • 3案内表示(サイン計画)の工夫も、ユニバーサルデザインの要素に含まれることがある。
  • ✔ユニバーサルデザインは、高齢者や障害者のみを対象とした設計の考え方であり、それ以外の利用者には一切配慮しない。
解説:ユニバーサルデザインは、高齢者や障害者に限らず、年齢・性別・能力等にかかわらずできるだけ多くの人が利用しやすいことを目指す考え方であり、「高齢者や障害者のみを対象」は誤り。
問29
建築物の音響計画(劇場・ホール等)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1残響時間は、室の用途(音楽用、講演用等)に応じて適切な値が異なるとされる。
  • 2反射板や吸音材の配置は、室内音響特性の調整に用いられることがある。
  • 3エコー(音の異常な反射)は、音響計画上、望ましくない現象とされることが多い。
  • ✔音響計画は、室の用途や形状にかかわらず、常に同一の設計でよい。
解説:音響計画(残響時間の設定、反射・吸音の配置等)は、室の用途(音楽ホール、講堂等)や形状に応じて個別に検討されるべきであり、「常に同一の設計でよい」は誤り。
問30
建築物の防犯計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1防犯計画では、見通しの確保(死角の減少)が重要な要素の一つとされる。
  • 2防犯性能の高い建物部品(CP部品)は、住宅の防犯性を高めるために用いられることがある。
  • 3適切な照明計画は、防犯性の向上に寄与することがある。
  • ✔防犯計画は、建築物の用途や立地条件にかかわらず、常に同一の計画でよい。
解説:防犯計画は、建築物の用途(住宅、店舗等)や立地条件(人通りの多寡等)に応じて検討されるべきであり、「常に同一の計画でよい」は誤り。
問31
建築物の耐風・耐雪設計に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1積雪荷重は、垂直積雪量や屋根形状等を考慮して算定される。
  • 2多雪区域においては、積雪荷重に関する割増しや特別な規定が設けられることがある。
  • 3屋根の勾配は、積雪の滑落のしやすさに影響を与えることがある。
  • ✔積雪荷重は、地域や屋根形状にかかわらず、常に同一の値とされる。
解説:積雪荷重は、地域(多雪区域か否か等)や垂直積雪量、屋根形状(勾配による滑雪の効果等)によって異なる値が設定されるため、「地域や屋根形状にかかわらず常に同一の値」は誤り。
問32
建築物の温熱環境(PMV等)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1PMV(予測平均温冷感申告)は、温熱環境の快適性を評価する指標の一つである。
  • 2温熱環境には、温度、湿度、気流、放射等が影響する。
  • 3着衣量や代謝量も、人が感じる温熱的な快適性に影響する要因とされる。
  • ✔温熱環境の快適性は、温度のみによって決まり、他の要因は一切関係しない。
解説:温熱環境の快適性は、温度だけでなく湿度、気流、放射、着衣量、代謝量等、複数の要因が複合的に影響するとされており、「温度のみによって決まる」は誤り。
問33
建築物のライフサイクルアセスメント(LCA)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1LCAは、建築物の建設から解体までの各段階における環境負荷を評価する手法である。
  • 2LCAにおいては、CO2排出量等が評価指標として用いられることがある。
  • 3LCAの結果は、環境配慮設計の検討材料として活用されることがある。
  • ✔LCAは、建設段階の環境負荷のみを評価するものであり、運用段階や解体段階は一切考慮しない。
解説:LCA(ライフサイクルアセスメント)は、建設段階だけでなく、運用段階(使用時のエネルギー消費等)や解体段階まで含めたライフサイクル全体の環境負荷を評価する手法であり、「建設段階のみを評価」は誤り。
問34
既存建築物の改修・コンバージョンに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1コンバージョン(用途変更)は、既存建築物を異なる用途に改修することをいう。
  • 2既存建築物の改修に際しては、耐震性能や設備の老朽化状況等を調査することが重要である。
  • 3改修工事は、新築工事に比べて、既存部分との取合いに関する検討が特に重要となる。
  • ✔既存建築物の改修においては、現況調査を一切行わなくても、常に問題なく計画できる。
解説:改修工事は、既存建築物の構造・設備・劣化状況等が改修計画に大きく影響するため、事前の現況調査が重要であり、「一切行わなくても常に問題なく計画できる」は誤り。
問35
建築物における自然採光の手法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1光ダクトやライトシェルフは、自然光を室内の奥まで導くための手法として用いられることがある。
  • 2アトリウムや吹抜けは、自然採光を確保する空間構成の一例である。
  • 3自然採光を活用することは、照明用エネルギーの低減に寄与する場合がある。
  • ✔自然採光の手法は、建築物の用途や立地にかかわらず、常に同一の効果が得られる。
解説:自然採光の効果は、建築物の用途、立地条件(周辺建物の状況、方位等)、開口部の設計等によって異なるため、「常に同一の効果が得られる」は誤り。
問36
建築物の維持管理計画(保全計画)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1保全計画には、日常点検、定期点検、法定点検等が含まれることがある。
  • 2設備機器の更新周期は、機器の種類や使用条件により異なる。
  • 3長期修繕計画は、将来の修繕・更新に必要な費用等を見込んで作成されることがある。
  • ✔建築物の保全計画は、竣工後は一切見直す必要がない。
解説:保全計画(長期修繕計画等)は、実際の劣化状況や使用状況、法令改正等を踏まえて定期的に見直すことが望ましく、「竣工後は一切見直す必要がない」は誤り。
問37
建築構造の耐震性能評価(Is値等)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1Is値(構造耐震指標)は、既存建築物の耐震診断における評価指標の一つである。
  • 2Is値は、強度指標と靭性指標等を考慮して算定される。
  • 3Is値が高いほど、一般に地震に対する安全性が高いと評価される傾向がある。
  • ✔Is値は、建築物の階数や構造形式にかかわらず、常に同一の値となる。
解説:Is値は、建築物ごとの構造形式、階数、配筋状況、劣化状況等を踏まえて個別に算定される指標であり、「階数や構造形式にかかわらず常に同一の値」は誤り。
問38
建築物の遮音・防音計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1外壁や窓の遮音性能は、交通騒音等の影響を軽減するために考慮されることがある。
  • 2二重サッシは、遮音性能を高める手法の一つとして用いられることがある。
  • 3設備機器(空調室外機等)の振動対策として、防振ゴム等が用いられることがある。
  • ✔遮音・防音計画は、建築物の立地条件(騒音源の有無等)にかかわらず、常に同一の計画でよい。
解説:遮音・防音計画は、建築物の立地条件(幹線道路沿い、空港近隣等)や周辺環境に応じて検討されるべきであり、「常に同一の計画でよい」は誤り。
問39
建築物のコミッショニング(性能検証)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1コミッショニングは、建築設備等が設計意図どおりの性能を発揮しているかを検証するプロセスである。
  • 2コミッショニングは、設計段階から運用段階まで、各段階で実施されることがある。
  • 3コミッショニングの実施により、設備の初期不良や調整不足の早期発見につながることがある。
  • ✔コミッショニングは、竣工検査と全く同一の内容であり、区別する必要はない。
解説:コミッショニングは、設計意図どおりの性能発揮を検証する継続的なプロセスであり、単発の竣工検査とは目的・実施時期・内容が異なるため、「竣工検査と全く同一で区別不要」は誤り。
問40
建築物の維持管理における長寿命化(スケルトン・インフィル等)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1スケルトン・インフィル(SI)は、構造躯体(スケルトン)と内装・設備(インフィル)を分離する考え方である。
  • 2SI方式は、将来の間取り変更や設備更新を行いやすくすることを目的の一つとする。
  • 3建築物の長寿命化は、耐久性の高い構造躯体の採用等によって図られることがある。
  • ✔SI方式を採用すれば、構造躯体の耐久性にかかわらず、建築物の寿命は常に一定となる。
解説:SI方式は内装・設備の更新を容易にする考え方であるが、建築物全体の寿命は構造躯体(スケルトン)の耐久性にも左右されるため、「構造躯体の耐久性にかかわらず建築物の寿命は常に一定」は誤り。
問41
建築物の外皮性能(断熱・日射遮蔽)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1外皮性能は、外壁・屋根・開口部等の断熱性能や日射遮蔽性能を含む概念である。
  • 2外皮平均熱貫流率(UA値)は、外皮性能を評価する指標の一つである。
  • 3日射遮蔽の手法には、庇やブラインド、Low-Eガラスの使用などがある。
  • ✔外皮性能は、建築物の方位や開口部の位置にかかわらず、常に同一である。
解説:外皮性能(熱の出入りのしやすさ)は、建築物の方位、開口部の位置・大きさ・日射遮蔽の有無等によって異なるため、「常に同一」は誤り。
問42
建築物の避難安全検証法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1避難安全検証法は、建築物の避難計画が実質的に安全であることを検証する手法の一つである。
  • 2煙の降下時間や避難完了時間等が、検証の要素として考慮されることがある。
  • 3避難安全検証法を用いることで、仕様規定によらない避難計画が可能となる場合がある。
  • ✔避難安全検証は、建築物の規模や用途にかかわらず、一律に同一の検証結果となる。
解説:避難安全検証の結果は、建築物の規模、用途、平面計画、在館者数等の条件によって異なるものであり、「一律に同一の検証結果」は誤り。
問43
建築物の設計における可変性(フレキシビリティ)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1オフィスビル等では、間仕切りの変更等に対応しやすい計画が求められることがある。
  • 2OAフロア(フリーアクセスフロア)は、配線変更等の可変性を高める手法の一つである。
  • 3スパン割りやモジュール計画は、将来のレイアウト変更のしやすさに影響することがある。
  • ✔建築物の可変性への配慮は、用途にかかわらず一切不要である。
解説:オフィスビルや商業施設等、将来的な用途変更やレイアウト変更が想定される建築物では、可変性への配慮が重要とされることがあり、「用途にかかわらず一切不要」は誤り。
問44
建築物の外構計画(植栽・舗装等)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1外構計画では、植栽やアプローチ、駐車場等の配置が検討される。
  • 2透水性舗装は、雨水の地下浸透を促進し、雨水流出抑制に寄与することがある。
  • 3植栽は、修景効果のほか、日射遮蔽や防風等の機能を持つことがある。
  • ✔外構計画は、建築物本体の計画や敷地条件にかかわらず、常に同一の計画でよい。
解説:外構計画は、建築物本体のデザインや動線計画、敷地の形状・高低差等の条件に応じて検討されるべきであり、「常に同一の計画でよい」は誤り。
問45
歴史的建造物の保存・活用に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1歴史的建造物の保存には、修理や耐震補強等の技術的な検討が必要となることがある。
  • 2伝統的な工法や材料を踏まえた修理方法が採用されることがある。
  • 3保存活用にあたっては、現行の建築基準法等との整合について検討が必要となる場合がある。
  • ✔歴史的建造物の改修工事は、一般の新築工事と全く同じ工法・手順で、特段の配慮なく行うことができる。
解説:歴史的建造物の改修は、伝統的な工法や材料、既存部分の保存等について特別な配慮・検討が必要となることが多く、「一般の新築工事と全く同じで特段の配慮なく行える」は誤り。
問46
建築物のスマート化(IoT活用等)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1IoT技術は、建築物内のセンサー等から取得したデータを活用し、設備の運用最適化等に利用されることがある。
  • 2スマートビルディングでは、エネルギー使用量の見える化等が行われることがある。
  • 3セキュリティシステムとIoT技術を組み合わせた入退室管理等が行われることがある。
  • ✔IoT技術の活用は、導入すれば建築物の維持管理業務が一切不要となる。
解説:IoT技術は維持管理業務を効率化・高度化する手段の一つであるが、点検や保守等の維持管理業務そのものが不要になるわけではなく、「一切不要となる」は誤り。
問47
住宅の平面計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1食寝分離とは、食事をする空間と就寝する空間を分けて計画する考え方である。
  • 2就寝分離とは、親と子など世代の異なる者の寝室を分けて計画する考え方である。
  • 3パブリックスペースとプライベートスペースを明確に区分することは、住宅計画の一つの手法である。
  • ✔住宅の動線計画は、居住者の生活スタイルにかかわらず、常に一種類の計画で十分である。
解説:住宅の動線計画は、居住者の家族構成や生活スタイル(共働き、在宅勤務の有無等)に応じて検討されるべきであり、「常に一種類の計画で十分」は誤り。
問48
事務所建築の計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1コアプランには、センターコア型、偏心コア型、分離コア型などがある。
  • 2レンタブル比は、延べ面積に対する貸室面積(収益部分)の割合を示す指標である。
  • 3モジュール計画は、柱間隔や什器配置等の基準寸法を定める計画手法である。
  • ✔事務所建築の計画において、避難計画やコア配置は収益性にのみ影響し、安全性には一切関係しない。
解説:コア配置や避難計画は、収益性(レンタブル比等)だけでなく、火災時の避難安全性にも直接関係する重要な計画要素であり、「安全性には一切関係しない」は誤り。
問49
学校建築の計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1オープンスクール方式は、教室と廊下等の間仕切りを少なくし、多目的に利用できる空間構成の一例である。
  • 2教室の採光や換気は、学習環境の質に影響する要素とされる。
  • 3校舎の配置計画では、日照や騒音等の周辺環境が考慮されることがある。
  • ✔学校建築の防災計画(避難計画等)は、児童・生徒の安全にかかわらず、考慮する必要が一切ない。
解説:学校建築は多数の児童・生徒が利用する施設であり、防災計画(避難経路の確保等)は安全確保のために重要な検討事項であるため、「考慮する必要が一切ない」は誤り。
問50
病院建築の計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1病院建築では、感染防止の観点から、清潔area区域と不潔区域のゾーニングが検討されることがある。
  • 2病棟部門と外来部門は、動線を分離して計画されることがある。
  • 3手術室等には、空気清浄度に関する要求水準が高い場合がある。
  • ✔病院建築の計画において、衛生面や動線分離は考慮する必要が一切ない。
解説:病院建築では、感染防止や患者・スタッフの動線分離等の衛生面の配慮が計画上重要であり、「考慮する必要が一切ない」は誤り。
問51
集合住宅の住棟形式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1階段室型は、階段室から各住戸に直接アプローチする形式である。
  • 2廊下型(片廊下型・中廊下型等)は、共用廊下を介して各住戸にアプローチする形式である。
  • 3スキップフロア型は、複数階ごとに共用廊下を設ける形式の一例である。
  • ✔住棟形式は、居住性やプライバシー、施工性等に一切影響しない。
解説:住棟形式(階段室型、廊下型、スキップフロア型等)は、居住性、プライバシーの確保、採光・通風、施工性等に影響を及ぼすため、「一切影響しない」は誤り。
問52
商業建築(店舗)の計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1ショーウィンドウは、商品の展示や店舗の印象づけに用いられることがある。
  • 2顧客動線とバックヤード動線を分離することは、店舗計画上の手法の一つである。
  • 3商業建築の計画では、集客性や視認性が考慮されることが多い。
  • ✔商業建築の計画は、業種や取扱商品にかかわらず、常に同一の計画でよい。
解説:商業建築の計画は、業種(物販、飲食等)や取扱商品、客層等に応じて動線・什器配置・内装等が検討されるべきであり、「常に同一の計画でよい」は誤り。
問53
駐車場計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1駐車場の必要台数は、建築物の用途や規模、条例等に応じて設定されることがある。
  • 2自走式駐車場と機械式駐車場は、それぞれ異なる特徴を持つ駐車方式である。
  • 3駐車場の出入口の位置は、周辺道路の交通状況等を考慮して計画されることが望ましい。
  • ✔駐車場計画は、利用車両の種類や台数にかかわらず、常に同一の計画でよい。
解説:駐車場計画(車路の幅員、駐車マスの寸法、出入口の位置等)は、利用車両の種類・台数・敷地条件等に応じて検討されるべきであり、「常に同一の計画でよい」は誤り。
問54
建築物の色彩計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1色彩計画は、建築物の外観や内装の印象、周辺環境との調和等を考慮して行われる。
  • 2色の三属性には、色相、明度、彩度がある。
  • 3景観条例等により、建築物の色彩について一定の基準が定められている地域がある。
  • ✔色彩計画は、建築物の用途や周辺環境にかかわらず、常に同一の色を用いるべきである。
解説:色彩計画は、建築物の用途、周辺の景観、地域の条例等を考慮して検討されるべきであり、「常に同一の色を用いるべき」は誤り。
問55
建築設計における設計図書(意匠図等)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1意匠図には、平面図、立面図、断面図、詳細図等が含まれる。
  • 2仕様書は、使用する材料や工法等について文章で示した図書である。
  • 3設計図書は、施工の基準となる重要な資料である。
  • ✔設計図書に矛盾や不明確な点があった場合、施工者の独自の判断のみで解釈を決定し、設計者への確認は一切不要である。
解説:設計図書に矛盾や不明確な点がある場合は、設計者・監理者に確認・協議を行うことが適切な対応であり、「施工者の独自判断のみで解釈を決定し確認不要」は誤り。
問56
建築物のモデュラーコーディネーションに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1モデュラーコーディネーションは、基準寸法(モジュール)を用いて設計・生産の合理化を図る考え方である。
  • 2モジュールを用いることで、部材の規格化や施工の効率化が期待できる場合がある。
  • 3建築のモジュールには、例えば900mmや3尺(約910mm)などが用いられることがある。
  • ✔モデュラーコーディネーションは、木造建築物にのみ適用され、他の構造には一切適用されない。
解説:モデュラーコーディネーションの考え方は木造建築物に限らず、鉄骨造やRC造など様々な構造種別の建築物に適用されることがあり、「木造建築物にのみ適用」は誤り。
問57
建築物の避雷対策及び雷保護に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1雷保護システムは、受雷部、引下げ導線、接地システムなどで構成される。
  • 2等電位ボンディングは、雷サージによる電位差を低減するための対策の一つである。
  • 3サージ防護デバイス(SPD)は、電子機器等を雷サージから保護するために用いられることがある。
  • ✔雷保護対策は、建築物の高さや設備の重要度にかかわらず、一律に不要である。
解説:雷保護対策は、建築物の高さや設置される設備の重要度(データセンター等)に応じて必要性・仕様が検討されるべきであり、「一律に不要」は誤り。
問58
建築物の耐雪設計における屋根形状の検討に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1無落雪屋根は、積雪地域において屋根からの落雪を防止する形式の一つである。
  • 2融雪設備は、屋根や路面の積雪を人工的に融かすために設けられることがある。
  • 3雪止め金物は、屋根からの落雪を抑制するために設けられることがある。
  • ✔屋根の耐雪設計は、積雪地域か否かにかかわらず、常に同一の設計でよい。
解説:屋根の耐雪設計(積雪荷重、屋根形状、雪止め等)は、その地域が多雪区域か否か等の条件によって異なるべきであり、「かかわらず常に同一の設計でよい」は誤り。
問59
建築物の緑化及びヒートアイランド対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1屋上緑化や壁面緑化は、断熱効果や修景効果が期待できることがある。
  • 2保水性舗装は、水の蒸発潜熱を利用して路面温度の上昇を抑制する舗装の一種である。
  • 3緑化計画では、植栽の維持管理(灌水、剪定等)についても検討することが望ましい。
  • ✔屋上緑化は、建築物の構造耐力にかかわらず、常に自由な重量で計画してよい。
解説:屋上緑化は土や植栽等による積載荷重が加わるため、既存の構造耐力を確認した上で計画する必要があり、「構造耐力にかかわらず常に自由な重量で計画してよい」は誤り。
問60
建築物の設計における日影規制の検討に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 1日影規制は、中高層建築物が周辺の敷地に一定時間以上の日影を生じさせないよう制限する規定である。
  • 2日影図は、冬至日を基準として作成されることが一般的である。
  • 3測定面の高さは、地方公共団体の条例等により定められることがある。
  • ✔日影規制は、すべての用途地域において、一律に同一の内容が適用される。
解説:日影規制の適用の有無や内容(規制値等)は、用途地域や建築物の高さ・規模等によって異なるため、「すべての用途地域において一律に同一の内容」は誤り。