分野別問題(Cメソッド)

歯科衛生士|分野別 問題インデックス

最終更新:2026年8月11日

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解剖学・組織発生学

問1
口腔内で最も硬い組織はどれか
  • ✔エナメル質
  • 2象牙質
  • 3セメント質
  • 4歯髄
解説:エナメル質は体内で最も硬い組織で、モース硬度7程度。無機質が約96%を占める。
問2
永久歯の萌出で最初に萌出するのはどれか
  • 1下顎中切歯
  • 2上顎中切歯
  • ✔下顎第一大臼歯
  • 4上顎第一大臼歯
解説:永久歯は通常6歳頃に下顎第一大臼歯(6歳臼歯)が最初に萌出する。
問3
乳歯の本数はどれか
  • 116本
  • 218本
  • ✔20本
  • 422本
解説:乳歯は上下顎合わせて20本(乳切歯8本・乳犬歯4本・乳臼歯8本)。
問4
耳下腺の分泌物の性状はどれか
  • ✔純漿液性
  • 2純粘液性
  • 3漿液性主体の混合
  • 4粘液性主体の混合
解説:耳下腺は純漿液腺で、サラサラした水様の唾液を分泌する。
問5
顎下腺の分泌物の性状はどれか
  • 1純漿液性
  • 2純粘液性
  • ✔漿液性主体の混合
  • 4粘液性主体の混合
解説:顎下腺は混合腺で漿液性腺房が多く、漿液性主体の混合分泌を行う。
問6
舌下腺の分泌物の性状はどれか
  • 1純漿液性
  • 2純粘液性
  • 3漿液性主体の混合
  • ✔粘液性主体の混合
解説:舌下腺は混合腺で粘液性腺房が多く、粘液性主体の分泌を行う。
問7
耳下腺管(ステンセン管)の開口部はどれか
  • 1舌下小丘
  • ✔上顎第二大臼歯頬側の頬粘膜
  • 3口腔底前方
  • 4口蓋
解説:耳下腺管(ステンセン管)は上顎第二大臼歯に対応した頬粘膜に開口する。
問8
顎下腺管(ワルトン管)の開口部はどれか
  • ✔舌下小丘
  • 2上顎第二大臼歯頬側
  • 3口蓋
  • 4翼突下顎縫線
解説:顎下腺管(ワルトン管)は舌下小丘に開口する。

生理学

問1
唾液の1日の分泌量として最も正しいのはどれか
  • 1約100mL
  • ✔約700〜1500mL
  • 3約3000mL
  • 4約5000mL
解説:成人の唾液分泌量は安静時も含め1日約700〜1500mL。
問2
安静時唾液のpHはどれか
  • 1pH 4.5〜5.5
  • ✔pH 6.0〜7.0
  • 3pH 7.5〜8.5
  • 4pH 8.0〜9.0
解説:安静時唾液のpHは約6.0〜7.0(平均約6.7)で弱酸性〜中性。
問3
唾液分泌を促進する主な刺激はどれか
  • 1交感神経刺激のみ
  • ✔副交感神経刺激
  • 3視覚刺激のみ
  • 4痛み刺激
解説:副交感神経(コリン作動性)刺激は漿液性唾液の大量分泌を促進する。
問4
嚥下反射の中枢はどれか
  • ✔延髄
  • 2小脳
  • 3脊髄
  • 4大脳皮質
解説:嚥下の不随意的な咽頭期・食道期は延髄の嚥下中枢が制御する。
問5
嚥下の口腔期で最も重要な構造はどれか
  • ✔軟口蓋・舌
  • 2声門
  • 3食道括約筋
  • 4胃幽門部
解説:嚥下口腔期は随意的に食塊を咽頭へ送る段階で、舌と軟口蓋が主役となる。
問6
食後にプラークpHが最低になる時間はどれか
  • ✔糖摂取後約2〜5分
  • 2糖摂取後約30〜60分
  • 3糖摂取後約2時間
  • 4糖摂取後約5時間
解説:ステファンカーブでは砂糖摂取から2〜5分以内にpHが最低(5.5以下)となる。
問7
ステファンカーブでpHが基準値に回復するのに要する時間はどれか
  • 1約5分
  • ✔約30〜60分
  • 3約3時間
  • 4約8時間
解説:プラークpHは砂糖摂取後に最低値に達し、30〜60分かけて基準値に回復する。
問8
味覚の基本5味に含まれないのはどれか
  • 1甘味
  • ✔辛味
  • 3苦味
  • 4旨味(うま味)
解説:基本5味は甘味・酸味・苦味・塩味・旨味。辛味は痛覚・温覚であり味覚に含まれない。

病理学・微生物学

問1
歯肉炎と歯周炎の最大の違いはどれか
  • 1歯肉の発赤の有無
  • ✔アタッチメントロスの有無
  • 3プラークの付着量
  • 4歯肉出血の有無
解説:歯肉炎は歯肉のみの炎症(アタッチメントロスなし)、歯周炎はアタッチメントロスと歯槽骨吸収を伴う。
問2
口腔癌の最も多い組織型はどれか
  • 1腺癌
  • ✔扁平上皮癌
  • 3悪性黒色腫
  • 4肉腫
解説:口腔癌の約90%以上を扁平上皮癌が占める。
問3
アフタ性口内炎の特徴はどれか
  • 1周囲に炎症がない白色板
  • ✔中心が潰瘍で周囲に赤色のハロ
  • 3水疱形成後の潰瘍化
  • 4治癒後に瘢痕を残す
解説:アフタ性口内炎は中心が白色〜黄色の浅い潰瘍で、周囲に赤色の炎症帯(ハロ)を伴う。
問4
白板症(白斑症)の前癌病変としての特徴はどれか
  • 1必ず癌化する
  • ✔上皮異形成を伴う場合に癌化リスクがある
  • 3完全に良性である
  • 4治癒しない
解説:白板症は前癌病変(前がん状態)で、上皮異形成の程度によって癌化リスクが異なる。
問5
歯肉増殖症を引き起こす薬剤として正しいのはどれか
  • ✔ニフェジピン(Ca拮抗薬)
  • 2ビタミンC
  • 3アスピリン
  • 4メトホルミン
解説:ニフェジピン(Ca拮抗薬)・フェニトイン(抗てんかん薬)・シクロスポリン(免疫抑制薬)が歯肉増殖症を引き起こす。
問6
口腔扁平苔癬の特徴的な所見はどれか
  • ✔白色のレース状・網状病変(ウィッカム線条)
  • 2黄色の硬い斑
  • 3紫色の水疱
  • 4びらんのみ
解説:口腔扁平苔癬はウィッカム線条(白色のレース状・網状の白線)が特徴的。
問7
歯根嚢胞の原因として最も多いのはどれか
  • 1歯牙腫
  • ✔根尖性歯周炎(慢性)からマラッセ上皮遺残が嚢胞化
  • 3外傷
  • 4歯周炎
解説:歯根嚢胞(根尖性嚢胞)はマラッセの上皮遺残が根尖性歯周炎の刺激で増殖・嚢胞化して生じる。
問8
口腔内の真菌感染症として最も多いのはどれか
  • 1アスペルギルス症
  • ✔カンジダ症
  • 3クリプトコッカス症
  • 4ヒストプラスマ症
解説:口腔カンジダ症(Candida albicansによる)は最も多い口腔真菌感染症。

薬理学

問1
歯科でよく使われる局所麻酔薬はどれか
  • 1モルヒネ
  • ✔リドカイン
  • 3ジゴキシン
  • 4ワルファリン
解説:リドカイン(Xylocaine)は歯科麻酔の第一選択薬。浸潤麻酔・伝達麻酔に広く使用される。
問2
エピネフリンを局所麻酔薬に添加する目的はどれか
  • 1麻酔効果の短縮
  • ✔局所の血管収縮による麻酔持続時間の延長と出血量の軽減
  • 3感染の予防
  • 4疼痛の増強
解説:エピネフリンは血管収縮薬として局所麻酔液に添加し、薬液の拡散を遅らせ麻酔持続時間を延長し出血量を減少させる。
問3
局所麻酔薬の作用機序はどれか
  • 1カリウムチャネルの阻害
  • ✔ナトリウムチャネルの可逆的阻害
  • 3カルシウムチャネルの活性化
  • 4GABA受容体の活性化
解説:局所麻酔薬は電位依存性Naチャネルを可逆的に阻害し、活動電位の発生・伝導を遮断する。
問4
ペニシリンアレルギー時の代替抗菌薬はどれか
  • ✔クラリスロマイシン
  • 2テトラサイクリン
  • 3アモキシシリン
  • 4フルコナゾール
解説:ペニシリンアレルギー患者にはクラリスロマイシン(マクロライド系)またはクリンダマイシンが代替薬となる。
問5
NSAIDsの代表的な副作用はどれか
  • 1口腔乾燥
  • ✔胃腸障害(消化性潰瘍・胃粘膜障害)
  • 3体重増加
  • 4高血糖
解説:NSAIDsはCOX阻害によりプロスタグランジン産生を抑制し胃粘膜保護が低下するため、胃腸障害が主な副作用となる。
問6
アセトアミノフェンの特徴はどれか
  • 1NSAIDsと同様の強い抗炎症作用
  • ✔抗炎症作用がほとんどなく解熱・鎮痛が主作用
  • 3胃腸障害が多い
  • 4腎障害リスクが高い
解説:アセトアミノフェンは抗炎症作用が弱く解熱・鎮痛作用が主で、胃腸障害が少ない。
問7
歯科感染症で第一選択される抗菌薬はどれか
  • 1テトラサイクリン
  • ✔アモキシシリン(ペニシリン系)
  • 3バンコマイシン
  • 4クリンダマイシン
解説:歯科感染症(化膿性炎症・歯周炎等)の第一選択はアモキシシリン(ペニシリン系)。
問8
テトラサイクリン系抗菌薬の歯への副作用はどれか
  • 1歯の過敏症
  • ✔歯の着色(内因性変色)
  • 3歯根吸収
  • 4歯肉増殖
解説:テトラサイクリン(特にミノサイクリン)は石灰化期の歯・骨に沈着し、灰色〜黄褐色の内因性変色を生じる。

歯科材料・器材

問1
コンポジットレジン(CR)の重合収縮の方向はどれか
  • ✔光源方向への収縮(C-factorによる影響)
  • 2体積膨張
  • 3水平方向のみ
  • 4収縮なし
解説:CRは光源に向かって収縮するため、歯質との適合・接着に影響する(C-factor)。
問2
グラスアイオノマーセメントの特徴はどれか
  • 1フッ化物を放出しない
  • ✔歯質接着性がある(化学的接着)・フッ化物放出
  • 3乾燥条件でのみ硬化
  • 4審美性が最も高い
解説:グラスアイオノマーセメントはカルボキシル基により歯質(Ca²⁺)と化学的に接着し、フッ化物を放出する。
問3
アルジネート印象材の硬化形式はどれか
  • 1光重合
  • ✔水分との反応で硬化(不可逆性ゾルゲル変化)
  • 3熱で硬化
  • 4乾燥で硬化
解説:アルジネートはアルギン酸ナトリウム+硫酸カルシウムが水中で反応・硬化(不可逆性ゾルゲル変化)する。
問4
付加型シリコーン(ビニルポリシロキサン・VPS)の特徴はどれか
  • 1縮合型より寸法精度が低い
  • ✔付加重合で収縮が少なく寸法精度が高い
  • 3水分が必要
  • 4ゾルゲル変化
解説:付加型シリコーン(VPS)は付加重合で副産物なく、寸法精度が最も高い印象材。
問5
インプラントで最も多く使用される材料はどれか
  • 1金合金
  • 2コバルトクロム合金
  • ✔チタン(またはチタン合金)
  • 4ジルコニア
解説:チタン(純チタン・チタン合金Ti-6Al-4V)は生体適合性・骨結合(osseointegration)に優れ、インプラント標準材。
問6
光重合型CRの照射器(光硬化)で用いる光の種類はどれか
  • 1X線
  • ✔可視光(青色光域470nm付近)
  • 3紫外線
  • 4赤外線
解説:CR光重合開始剤(カンファーキノンなど)は可視光線(波長約460〜480nm)に感受性を持つ。
問7
コンポジットレジンの重合収縮を軽減する方法はどれか
  • 1一度に厚く充填する
  • ✔インクリメンタル(積層)充填技法
  • 3照射時間を短縮する
  • 4フィラー量を減らす
解説:インクリメンタルテクニック(2mm以下の積層充填・逐次重合)でCRの重合収縮ストレスを軽減する。
問8
歯科用ジルコニア(酸化ジルコニウム)の特徴はどれか
  • ✔高審美性・高強度(靱性に優れる)
  • 2金属に近い色調
  • 3軟らかく加工しやすい
  • 4フッ化物放出能がある
解説:ジルコニアは高い強度・靱性と審美性を兼ね備えたセラミックス。CAD/CAMで製作される。

衛生学・公衆衛生

問1
我が国の歯科疾患実態調査でう蝕罹患状況を示す指数はどれか
  • ✔DMF指数
  • 2CPI
  • 3OHI-S
  • 4PCR
解説:DMF指数(Decayed/Missing/Filled Teeth)はう蝕経験歯数を表す指数で、歯科疾患実態調査で使用される。
問2
WHO(世界保健機関)の健康の定義で正しいのはどれか
  • 1疾病のない状態
  • ✔身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態(1948年憲章)
  • 3経済的な安定のみ
  • 4感染症のない状態
解説:WHOは健康を「単に疾病や虚弱でないというだけでなく、身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態」と定義した(1948年)。
問3
フッ化物洗口法(週1回法)の推奨フッ化物濃度はどれか
  • 10.02%フッ化ナトリウム
  • ✔0.2%フッ化ナトリウム(900ppmF)
  • 32%フッ化ナトリウム
  • 40.002%フッ化ナトリウム
解説:週1回法フッ化物洗口は0.2%NaF(900ppmF)が標準。毎日法は0.05%NaF(230ppmF)。
問4
フッ化物洗口法(毎日法)の推奨フッ化物濃度はどれか
  • 10.2%NaF
  • ✔0.05%NaF(230ppmF)
  • 32%NaF
  • 40.002%NaF
解説:毎日法:0.05%NaF(230ppmF)で5〜10mL含嗽。週1回法:0.2%NaF(900ppmF)で5〜10mL。
問5
地域歯科保健活動の根拠となる法律はどれか
  • ✔歯科口腔保健の推進に関する法律(口腔保健法・2011年)
  • 2食品衛生法
  • 3薬機法
  • 4医療法
解説:2011年に制定された歯科口腔保健推進法(口腔保健法)が地域歯科保健活動の法的根拠となっている。
問6
DMFT指数の「M」が示す意味はどれか
  • 1う蝕歯(未処置)
  • ✔う蝕にて喪失した歯
  • 3充填歯(処置完了)
  • 4現在歯
解説:DMFT:D=Decayed(未処置う蝕歯)、M=Missing(う蝕喪失歯)、F=Filled(処置完了歯)。
問7
学校歯科健康診断で乳歯のう蝕指数の表記はどれか
  • 1DMFT
  • ✔dmft(小文字)
  • 3CPI
  • 4DMFS
解説:乳歯のう蝕経験は小文字でdmft(Decayed/Missing/Filled teeth of primary dentition)と表記する。
問8
歯周病の有病状況を把握するために使用する指数はどれか
  • 1DMFT
  • ✔CPI(Community Periodontal Index)
  • 3dmft
  • 4カリエスリスク指数
解説:CPIは地域・集団の歯周病有病状況を調査するWHOの標準指数。プロービングポケット深さ・出血・歯石を評価する。

予防歯科学

問1
Bass法(バス法)ブラッシングの特徴はどれか
  • 1歯冠方向への縦磨き
  • ✔毛先を歯肉溝・歯周ポケットに45度挿入し振動させる方法
  • 3歯面を横に大きく磨く方法
  • 4回転ブラッシング
解説:Bass法は歯ブラシの毛先を歯肉溝(ポケット)に45度に傾けて小刻みに振動させ、ポケット内プラークを効果的に除去する。
問2
プラークの除去に最も効果的なのはどれか
  • 1洗口剤のみ
  • ✔機械的プラーク除去(ブラッシング・フロス・歯間ブラシ)
  • 3うがいのみ
  • 4食事制限のみ
解説:プラーク除去の基本は機械的清掃(歯ブラシ・フロス・歯間ブラシ)。洗口剤は補助的役割にとどまる。
問3
デンタルフロスの主な用途はどれか
  • 1歯の研磨
  • ✔歯間部(隣接面)プラークの除去
  • 3歯面の着色除去
  • 4根管の清掃
解説:デンタルフロスは歯ブラシの届かない歯間部(コンタクト下)のプラーク除去に最も有効。
問4
シーラント(小窩裂溝填塞)の対象歯として最も効果的なのはどれか
  • 1乳前歯
  • ✔永久第一大臼歯(6歳臼歯)の咬合面小窩裂溝
  • 3成人の前歯
  • 4全ての乳歯
解説:シーラントは深い小窩裂溝を持つ永久第一大臼歯(6歳臼歯)の咬合面が主な対象。萌出直後の適用が最も効果的。
問5
キシリトールのう蝕予防機序はどれか
  • 1フルオロアパタイト形成のみ
  • ✔S. mutansに代謝されず酸産生されない・唾液分泌促進・再石灰化促進
  • 3歯石を溶かす
  • 4歯肉を強化する
解説:キシリトールはS. mutansに代謝されず酸産生がなく、長期使用でS. mutans数を減少させ、唾液分泌・再石灰化を促進する。
問6
フッ化物の局所応用の主な効果はどれか
  • 1歯肉の強化
  • ✔エナメル質のフルオロアパタイト形成による耐酸性向上と再石灰化促進
  • 3唾液分泌促進のみ
  • 4歯石の除去
解説:フッ化物局所応用の主効果:①フルオロアパタイト(FA)形成による耐酸性向上②再石灰化促進③脱灰抑制④抗菌作用(酸産生酵素阻害)。
問7
PMTC(プロフェッショナルメカニカルトゥースクリーニング)の内容として正しいのはどれか
  • 1抜歯
  • ✔機械・器具を用いた専門家による全歯面のプラーク・バイオフィルムの除去
  • 3ホワイトニング
  • 4根管治療
解説:PMTCは歯科衛生士・歯科医師が専用器具・研磨剤を使い、患者が除去できない部位のバイオフィルム・プラークを徹底的に除去するプロフェッショナルケア。
問8
歯周病予防のセルフケアで最優先されるのはどれか
  • 1フッ化物洗口
  • ✔毎日のメカニカルプラークコントロール(歯ブラシ・フロス・歯間ブラシ)
  • 3口臭対策のみ
  • 4週1回の洗口
解説:歯周病予防の根幹は毎日の機械的プラーク除去(ブラッシング・フロス・歯間ブラシ)で、専門的ケア(PMTC・SRP)と組み合わせる。

臨床歯科医学

問1
失活歯(神経がない歯)の補綴として最も一般的なのはどれか
  • 1コンポジットレジンインレーのみ
  • ✔フルクラウン(全部金属冠・メタルセラミッククラウンなど)
  • 3部分義歯
  • 4シーラント
解説:失活歯(特に歯質喪失が大きい場合)はフルクラウンで残存歯質を保護する。根管治療後の失活臼歯にフルクラウンは標準的処置。
問2
歯の根管治療の目的はどれか
  • 1歯の審美回復
  • ✔感染歯髄と根管内細菌・有機物の除去・根管の密封
  • 3歯石除去
  • 4歯肉の治療
解説:根管治療(歯内療法)の目的は感染・壊死歯髄の除去、根管の拡大・洗浄・消毒、厳密な根管充填による根管の密封。
問3
顎関節症の初期治療として最初に試みるのはどれか
  • 1外科手術
  • ✔スプリント療法・理学療法・生活指導などの保存療法
  • 3インプラント
  • 4抗菌薬投与
解説:顎関節症の初期治療は保存療法(スプリント・理学療法・NSAIDs・生活指導)が原則。外科は難治例のみ。
問4
部分義歯の維持装置として使われるのはどれか
  • 1クラウン
  • ✔クラスプ(鉤)
  • 3シーラント
  • 4インプラント
解説:部分義歯の主要な維持装置は金属クラスプ(鉤)で、支台歯のアンダーカットを利用して義歯を維持する。
問5
インプラントの骨結合(osseointegration)の概念を提唱した人物はどれか
  • ✔Per-Ingvar Brånemark
  • 2G.V. Black
  • 3W.D. Miller
  • 4Angle
解説:スウェーデンの Per-Ingvar Brånemark が1960年代にosseointegration(骨結合)の概念を確立し、現代インプラント治療の基礎を作った。
問6
ブリッジ(架工義歯)の「ポンティック」とは何か
  • 1支台歯
  • ✔欠損部を補う人工歯部分
  • 3金属フレーム
  • 4コネクター
解説:ポンティック(pontic)はブリッジで欠損部の顎堤上に浮いた状態で補う人工歯部分。支台歯はアバットメント(支台装置)という。
問7
アングル不正咬合分類のII級1類の特徴はどれか
  • 1下顎前突(反対咬合)
  • ✔上顎前歯が唇側傾斜した上顎前突(過蓋咬合を伴うことが多い)
  • 3交叉咬合
  • 4開咬
解説:アングルII級1類:上顎前歯が唇傾・上顎前突。II級2類は上顎前歯が舌側傾斜。III級は下顎前突(反対咬合)。
問8
外科的歯内療法(歯根端切除術・apicectomy)の適応はどれか
  • 1単純なう蝕
  • ✔根管治療の繰り返しでも治癒しない根尖病変
  • 3通常の歯周炎
  • 4口腔癌
解説:歯根端切除術は通常の根管治療・再根管治療で治癒しない根尖病変がある場合の外科的選択。

歯科衛生士論・ケア

問1
歯科衛生士の3大業務として正しいのはどれか
  • ✔歯科診療の補助・歯科予防処置・歯科衛生指導
  • 2抜歯・根管治療・補綴物製作
  • 3インプラント手術・矯正・歯科X線
  • 4薬の処方・注射・手術
解説:歯科衛生士法第2条に規定された3大業務:①歯科予防処置②歯科診療の補助③歯科衛生指導。
問2
歯科衛生士が単独で行える歯科予防処置はどれか
  • 1抜歯
  • ✔スケーリング・フッ化物塗布・予防的歯面清掃(PMTC補助)
  • 3根管治療
  • 4補綴物の設計
解説:歯科衛生士は歯科衛生士法に基づき、スケーリング・フッ化物局所応用・ブラッシング指導などの予防処置を行う。
問3
歯科衛生士の国家試験受験資格で正しいのはどれか
  • 1医師免許所持者
  • ✔文部科学大臣または厚生労働大臣が指定する養成施設で3年以上修業した者
  • 3看護師免許所持者
  • 4歯科医師免許所持者
解説:歯科衛生士国家試験の受験資格は文科省または厚労省指定の養成施設(学校・専門学校・短期大学・大学)で3年以上修業した者。
問4
歯科衛生士のSRP(スケーリング・ルートプレーニング)実施の根拠法はどれか
  • 1医療法
  • 2歯科口腔保健法
  • ✔歯科衛生士法(歯科診療の補助)
  • 4薬機法
解説:SRPは歯科衛生士法第2条に基づく「歯科診療の補助」として歯科医師の指示のもとで行う。
問5
歯科衛生士の倫理原則として重要なのはどれか
  • ✔患者の自律尊重・善行・無危害・公正・誠実・守秘義務
  • 2利益最大化のみ
  • 3診療効率の最大化
  • 4コスト削減
解説:歯科衛生士の倫理原則:自律尊重(autonomy)・善行(beneficence)・無危害(non-maleficence)・公正(justice)・誠実・守秘義務。
問6
インフォームドコンセント(IC)の目的はどれか
  • 1治療費の説明のみ
  • ✔患者が十分な情報を得た上で自らの意思で治療の選択・同意を行えるようにすること
  • 3医療者の免責
  • 4書類の署名取得
解説:ICは患者への説明・理解・自律的な意思決定(選択・同意)を保障するための原則。
問7
歯科衛生士が記録(歯科衛生記録)を作成・保管する目的はどれか
  • 1料金計算のみ
  • ✔口腔健康状態の継続的管理・治療の連続性確保・法的証拠・情報共有
  • 3審美的記録のみ
  • 4保険請求のみ
解説:歯科衛生記録は口腔健康状態の継続的管理・治療計画の立案・法的証拠・多職種間の情報共有のために作成・保管する。
問8
歯科衛生士が守秘義務を負う根拠はどれか
  • 1慣習のみ
  • ✔歯科衛生士法・刑法(秘密漏示罪)・個人情報保護法
  • 3口頭の約束のみ
  • 4院長の指示
解説:歯科衛生士の守秘義務は歯科衛生士法・刑法(秘密漏示罪)・個人情報保護法(個情法)などに規定される。

関係法規・社会歯科

問1
歯科衛生士法が制定された年はどれか
  • 11945年(昭和20年)
  • ✔1948年(昭和23年)
  • 31952年(昭和27年)
  • 41961年(昭和36年)
解説:歯科衛生士法は1948年(昭和23年)7月30日に制定された。
問2
歯科衛生士法で規定されている歯科衛生士の業務として正しいのはどれか
  • 1歯科診療・薬の処方・手術
  • ✔歯科予防処置・歯科診療の補助・歯科衛生指導
  • 3看護業務・介護業務・医療行為全般
  • 4処方箋の発行
解説:歯科衛生士法第2条:歯科衛生士の業務は①歯科予防処置②歯科診療の補助③歯科衛生指導の3業務。
問3
医療法における歯科診療所の開設届出の提出先はどれか
  • 1厚生労働大臣
  • ✔都道府県知事(または保健所長)
  • 3市区町村長
  • 4日本歯科医師会
解説:歯科診療所の開設届出は都道府県知事(または政令市・中核市の保健所長)への届出が義務付けられている(医療法第8条)。
問4
歯科衛生士の名簿登録・免許付与を行うのはどれか
  • 1都道府県知事
  • ✔厚生労働大臣
  • 3市区町村長
  • 4日本歯科衛生士会
解説:歯科衛生士免許は厚生労働大臣が免許証を交付し、厚生労働省に名簿登録される(歯科衛生士法第3条・第6条)。
問5
歯科衛生士として業務を行う際に必ず守らなければならない守秘義務について正しいのはどれか
  • ✔業務上知り得た秘密を保持しなければならない
  • 2患者の写真を無断で公開できる
  • 3診療情報を自由に第三者に提供できる
  • 4記録を保管しなくてよい
解説:歯科衛生士には刑法(秘密漏示罪・第134条)・歯科衛生士法・個人情報保護法に基づく守秘義務が課せられている。
問6
介護保険法で規定されている要介護認定の区分として正しいのはどれか
  • ✔要支援1〜2、要介護1〜5の7段階
  • 2要介護1〜10の10段階
  • 3要支援1〜5の5段階
  • 4軽・中・重の3段階
解説:介護保険の要介護認定は要支援1・2(2段階)と要介護1〜5(5段階)の合計7段階に分類される。
問7
医療保険で歯科衛生士が算定できる診療報酬として正しいのはどれか
  • ✔歯周病処置(スケーリング・SRP)・歯科衛生実地指導・フッ化物局所応用(一部)
  • 2抜歯・根管治療・補綴物製作
  • 3薬の処方料
  • 4診断書の作成料
解説:歯科衛生士が算定できる主な診療報酬:歯周病処置(SP・SRP)・歯科衛生実地指導(OHDI)・フッ化物局所応用・口腔機能管理など。
問8
学校保健安全法に基づく学校歯科医の職務として正しいのはどれか
  • 1歯科治療の実施
  • ✔学校歯科健診の実施・学校長への助言・学校保健計画への参画
  • 3薬の処方
  • 4手術の実施
解説:学校歯科医は学校保健安全法に基づき、学校歯科健診の実施・学校長・学校医への助言・保健計画への参画を担う。