分野別問題(解説つき)

ネイリスト技能検定|分野別 問題インデックス

最終更新:2026年8月11日

ネイリスト技能検定は12分野から出題されます。分野別に代表問題を掲載しています。全1000問をまとめて解くならトレーナーへ進んでください。

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爪の構造・生理全97問中 8問を掲載

問1
爪甲(ネイルプレート)を構成している主なたんぱく質はどれか。
  • 1コラーゲン
  • 2エラスチン
  • ✔ケラチン
  • 4フィブリン
  • 5アルブミン
解説:【正解】爪甲はケラチンというたんぱく質でできている。特に硫黄を含むシスチンが多い「硬ケラチン」で、毛髪と同じ分類。
【誤答】コラーゲン・エラスチンは真皮の成分、フィブリンは血液凝固、アルブミンは血漿たんぱく。
【ポイント】「爪は皮膚の一部が硬くなったもの」。だから骨でもカルシウムの塊でもない。爪を強くしたいなら良質なたんぱく質の摂取が本筋。
問2
爪を作り出している組織の名称として正しいものはどれか。
  • 1ネイルベッド
  • ✔ネイルマトリクス
  • 3ハイポニキウム
  • 4ネイルグルーブ
  • 5ルヌーラ
解説:【正解】ネイルマトリクス(爪母)。ここで細胞分裂が起こり、新しい爪が作られる。爪の各部位で「生きて分裂している」のはここだけ。
【誤答】ネイルベッドは爪を下から支える、ハイポニキウムは先端裏のバリア、ネイルグルーブは側面の溝、ルヌーラは爪母が透けたもの。
【ポイント】爪母が傷つくと爪は変形して生えるか、生えなくなる。甘皮を強く押し上げすぎてはいけない理由がこれ。
問3
ルヌーラ(爪半月)についての説明で正しいものはどれか。
  • 1爪の先端の白い部分である
  • ✔爪母の一部が透けて見えたものである
  • 3爪床の毛細血管である
  • 4角質が硬化した部分である
  • 5爪の裏側の皮膚である
解説:【正解】ルヌーラ(爪半月)は、角化が完了していない爪母の先端部が透けて白く見えたもの。水分を多く含むため白く濁って見える。
【誤答】爪先の白い部分はフリーエッジで別物。
【ポイント】ルヌーラの見え方には個人差があり、爪母が皮膚の奥に位置していると見えにくい。「ルヌーラが見えない=不健康」ではない。
問4
爪甲の下にあり、爪甲を支えている組織はどれか。
  • 1ネイルウォール
  • ✔ネイルベッド
  • 3エポニキウム
  • 4ネイルフォルド
  • 5キューティクル
解説:【正解】ネイルベッド(爪床)。爪甲の下にあって爪を支え、毛細血管が豊富なため爪がピンク色に見える。
【誤答】ネイルウォールは爪溝を覆う皮膚の壁、エポニキウムは根元の生きた皮膚、ネイルフォルドは爪の周囲を囲むひだの総称。
【ポイント】ネイルベッドが長いほどピンクの部分が長く、指先が美しく見える。深爪を繰り返すとここが短くなる。
問5
一般に手の爪が1日に伸びる長さはおよそどれくらいか。
  • 1約0.01mm
  • ✔約0.1mm
  • 3約0.5mm
  • 4約1.0mm
  • 5約3.0mm
解説:【正解】手の爪は1日約0.1mm、1か月で約3mm伸びる。
【誤答】0.5mmや1.0mmでは1か月で15〜30mmとなり、明らかに速すぎる。
【ポイント】この数字はメンテナンス周期(3〜4週間)の根拠。約3mm伸びれば根元の段差が目立ち、リフトのリスクも上がる。爪甲横溝の発生時期を逆算する計算にも使う。
問6
手の爪が生え変わるのに要するおおよその期間はどれか。
  • 1約1か月
  • 2約2か月
  • ✔約3〜6か月
  • 4約1〜1年半
  • 5約2年
解説:【正解】手の爪は約3〜6か月で全体が生え変わる。足は約1年〜1年半とさらに遅い。
【誤答】1か月では伸びる長さ(約3mm)にしかならない。
【ポイント】足が遅いのは、心臓から遠く血行が緩やかで、手指ほど使わないため。だから足の爪のトラブルは改善に時間がかかる、と顧客に説明できる。
問7
健康な爪の水分含有量はおよそどれくらいか。
  • 13〜5%
  • ✔12〜16%
  • 320〜30%
  • 435〜40%
  • 550%以上
解説:【正解】爪の水分含有量は12〜16%程度。
【誤答】20〜30%は皮膚(角質層)の数値。混同しやすいので必ずセットで覚える。
【ポイント】水分が減ると硬くもろくなり二枚爪や縦割れに、逆に水仕事などで増えすぎると軟化して人工爪が浮きやすくなる。どちらに振れても不調が出る。
問8
爪甲の層構造として正しいものはどれか。
  • 11層
  • 22層
  • ✔3層
  • 44層
  • 55層
解説:【正解】爪甲は上部爪甲・中間爪甲・下部爪甲の3層構造。
【誤答】表皮は4〜5層だが、爪甲は3層。数字を混ぜないこと。
【ポイント】この層が剥離するのが二枚爪(ラメラディストロフィー)。ファイリングを往復させると層がずれて剥がれるため、必ず一方向で削る。3層のうち中間爪甲が最も厚く、強度を担う。

皮膚科学全79問中 8問を掲載

問1
皮膚の構造を外側から順に並べたものとして正しいものはどれか。
  • 1真皮→表皮→皮下組織
  • ✔表皮→真皮→皮下組織
  • 3皮下組織→表皮→真皮
  • 4表皮→皮下組織→真皮
  • 5真皮→皮下組織→表皮
解説:【正解】皮膚は外側から表皮・真皮・皮下組織の3層。
【誤答】皮下組織が最外層になることはない。
【ポイント】爪甲が3層、皮膚が3層、表皮がさらに4層(手掌足底は5層)という入れ子構造で整理する。数字が混ざりやすい定番の出題ポイント。
問2
表皮の一般的な層構造として正しいものはどれか(手掌・足底を除く)。
  • 12層
  • 23層
  • ✔4層
  • 45層
  • 56層
解説:【正解】通常の表皮は角質層・顆粒層・有棘層・基底層の4層。
【誤答】5層になるのは手のひらと足の裏だけ(淡明層が加わる)。
【ポイント】外側から「角・顆・有・基」の順。細胞は最下層の基底層で生まれ、押し上げられながら角質になって剥がれ落ちる。
問3
手のひらや足の裏の表皮に特有に見られる層はどれか。
  • 1顆粒層
  • ✔淡明層(透明層)
  • 3有棘層
  • 4基底層
  • 5乳頭層
解説:【正解】淡明層(透明層)。手掌・足底にだけ存在し、この部位の表皮は5層になる。
【誤答】顆粒層・有棘層・基底層は全身の表皮に共通して存在する。
【ポイント】手のひらと足の裏は摩擦と圧力を受けるため、角質層も厚い。ネイリストが扱う部位そのものなので押さえておきたい。
問4
表皮のターンオーバーの周期はおよそどれくらいか。
  • 1約7日
  • 2約14日
  • ✔約28日
  • 4約60日
  • 5約90日
解説:【正解】表皮のターンオーバーはおよそ28日(約4週間)。
【誤答】7日は速すぎ、90日は遅すぎる。
【ポイント】この周期が乱れると角質が異常にたまるか、逆に未熟なまま剥がれてバリア機能が落ちる。加齢では周期が延びる傾向がある。
問5
メラニン色素を作り出す細胞が存在する層はどれか。
  • 1角質層
  • 2顆粒層
  • 3有棘層
  • ✔基底層
  • 5真皮乳頭層
解説:【正解】メラノサイト(色素細胞)は表皮の最下層である基底層に存在する。
【誤答】角質層や真皮ではない。
【ポイント】基底層は「細胞が生まれる層」かつ「メラニンが作られる層」。この2点をセットで覚える。爪の場合、爪母にあるメラノサイトが活性化すると黒色線条(メラノニキア)になる。
問6
皮膚の付属器官として適切でないものはどれか。
  • 1爪
  • 2毛
  • 3汗腺
  • 4皮脂腺
  • ✔筋肉
解説:【正解】筋肉は皮膚の付属器官ではない。
【誤答】爪・毛・汗腺・皮脂腺はすべて皮膚の付属器官。
【ポイント】「爪は皮膚の付属器官である」というのが、ネイルの学科試験の土台になる考え方。だから爪の健康は皮膚の健康と切り離せない。
問7
真皮の主成分として正しいものはどれか。
  • 1ケラチン
  • ✔コラーゲンとエラスチン
  • 3メラニン
  • 4セラミド
  • 5ヒスタミン
解説:【正解】真皮はコラーゲン線維とエラスチン線維、その間を満たすヒアルロン酸などで構成される。
【誤答】ケラチンは表皮と爪、セラミドは角質層の細胞間脂質。
【ポイント】コラーゲン=強度、エラスチン=弾力、ヒアルロン酸=保水、と役割で覚える。これらを作っているのは線維芽細胞。
問8
皮膚の役割として適切でないものはどれか。
  • 1体温調節
  • 2保護作用
  • 3感覚の受容
  • ✔造血作用
  • 5排泄作用
解説:【正解】造血は骨髄の働きで、皮膚の役割ではない。
【誤答】体温調節・保護・感覚の受容・排泄(発汗)はすべて皮膚の正しい役割。
【ポイント】皮膚の役割は「保護・体温調節・感覚・分泌排泄・吸収・ビタミンD生成」あたりでまとめて押さえる。

爪の病変・トラブル全97問中 8問を掲載

問1
爪甲剥離症の説明として正しいものはどれか。
  • 1爪が縦に割れる
  • ✔爪甲が爪床から先端側で剥がれる
  • 3爪が丸く盛り上がる
  • 4爪が黒く変色する
  • 5爪が皮膚に食い込む
解説:【正解】爪甲剥離症(オニコリーシス)は、爪甲が爪床から先端側で剥がれ、その部分が白く濁って見える状態。
【誤答】爪が黒く変色するのは爪下血腫やメラノニキア、皮膚に食い込むのは陥入爪。
【ポイント】剥離部にはすき間ができ水分や汚れがたまるため、グリーンネイルの温床になりやすい。清潔と乾燥を保ち、長さを控えるのが基本の助言。
問2
二枚爪の別名として正しいものはどれか。
  • 1オニコファジー
  • 2オニコマイコーシス
  • ✔ラメラディストロフィー
  • 4パロニキア
  • 5コイロニキア
解説:【正解】二枚爪はラメラディストロフィー(爪甲層状分裂症)。爪甲の3層が先端から層状に剥がれる。
【誤答】オニコファジーは咬爪症、オニコマイコーシスは爪白癬、パロニキアは爪囲炎、コイロニキアはスプーンネイル。
【ポイント】主因は乾燥と物理的刺激。ファイルの往復がけ、爪切りの衝撃、リムーバーの多用が三大要因なので、施術側で防げる部分が大きい。
問3
咬爪症の説明として正しいものはどれか。
  • ✔爪を噛む癖により爪が変形した状態
  • 2爪が真菌に感染した状態
  • 3爪が横に溝を作った状態
  • 4爪が皮膚に刺さった状態
  • 5爪が緑色に変色した状態
解説:【正解】咬爪症(オニコファジー)は爪を噛む習慣によって爪が短く変形した状態。
【誤答】真菌感染は爪白癬、横溝はボー線条。
【ポイント】背景に緊張や不安があることも多く、叱責は逆効果。ケアで爪をきれいに保つこと自体が意識づけになり、改善のきっかけになりうる。
問4
グリーンネイルの原因となる菌はどれか。
  • 1白癬菌
  • ✔緑膿菌
  • 3黄色ブドウ球菌
  • 4カンジダ
  • 5大腸菌
解説:【正解】緑膿菌。湿った環境で繁殖し、爪を緑色〜黒緑色に変色させる。
【誤答】白癬菌は爪白癬、カンジダは爪囲炎や変色の原因になるが、緑色変化の典型ではない。
【ポイント】発見したら人工爪を外して状態を確認し、施術は中止して受診を勧める。上からカラーやジェルで隠すのは最悪の対応。
問5
ささくれ(ハングネイル)の主な原因として最も適切なものはどれか。
  • 1紫外線
  • ✔乾燥と甘皮周辺の角質の裂け
  • 3カルシウム不足のみ
  • 4血圧上昇
  • 5高温多湿
解説:【正解】ハングネイル(ささくれ)は、乾燥によって爪周囲の角質が裂けて生じる。
【誤答】カルシウム不足や血圧とは関係がない。
【ポイント】引きちぎると皮膚が深く裂けて感染や爪囲炎につながる。清潔な器具で根元から処理し、キューティクルオイルで日常的に保湿するのが根本対策。
問6
爪の表面に見られる白い点(ホワイトスポット)の説明として適切なものはどれか。
  • 1必ず内臓疾患のサインである
  • ✔軽い外傷や圧迫で爪甲内に空気が入った状態が多い
  • 3真菌感染である
  • 4悪性腫瘍である
  • 5血液が固まったものである
解説:【正解】点状爪甲白斑(ホワイトスポット)の多くは、軽い外傷や圧迫で爪甲内に微細な空気が入ったもの。伸びれば消える。
【誤答】必ず内臓疾患のサインというのは誤り。
【ポイント】ただし白濁が爪全体に広がる場合は真菌感染や全身疾患の可能性もあるため、範囲と経過で判断を分ける。
問7
施術を断り医師の受診を勧めるべき状態として最も適切なものはどれか。
  • 1軽い乾燥
  • 2うっすらとした縦筋
  • ✔爪の周囲が化膿し腫れている
  • 4爪が少し長い
  • 5甘皮がやや厚い
解説:【正解】爪の周囲が化膿し腫れている状態。感染・炎症が疑われるため施術は行わない。
【誤答】軽い乾燥、うっすらした縦筋、やや厚い甘皮は施術可能な範囲。
【ポイント】施術可否の判断基準は「感染・炎症・出血・強い痛みがあるか」。これらがあれば中止し、病名は断定せず受診を勧める。
問8
陥入爪の説明として正しいものはどれか。
  • ✔爪が皮膚に食い込み炎症を起こす状態
  • 2爪が薄くなる状態
  • 3爪が白濁する状態
  • 4爪が短くなる状態
  • 5爪が波打つ状態
解説:【正解】陥入爪は爪の角が周囲の皮膚に食い込み、痛みや炎症を起こす状態。
【誤答】爪が薄くなるのは卵殻爪、白濁は剥離や真菌感染。
【ポイント】原因は深爪・角の切り込みすぎ・合わない靴。予防のため、足の爪はスクエアオフ気味に整え、角を落としすぎないのが原則。

衛生・消毒全92問中 8問を掲載

問1
消毒用エタノールの一般的な濃度として正しいものはどれか。
  • 1約20vol%
  • 2約50vol%
  • ✔約76.9〜81.4vol%
  • 4約95vol%
  • 5100vol%
解説:【正解】消毒用エタノールは76.9〜81.4vol%。この濃度帯で最も殺菌効果が高い。
【誤答】99%など高すぎるとかえって効果が落ちる。
【ポイント】高濃度で効果が下がるのは、水分が少ないと菌体内部へ浸透しにくく、たんぱく質の変性も起こりにくいうえ、揮発が速すぎて接触時間を確保できないため。
問2
施術前に施術者が最初に行うべきことはどれか。
  • 1爪を削る
  • ✔手指の洗浄と消毒
  • 3カラーを塗る
  • 4甘皮を押し上げる
  • 5オイルを塗る
解説:【正解】施術前は施術者・顧客ともに手指の洗浄と消毒を行う。
【誤答】爪を削る、カラーを塗るといった施術工程はその後。
【ポイント】手指衛生は感染対策の最も基本かつ効果的な手段。顧客側の消毒も、双方向の感染リスクを下げるために必要。
問3
滅菌・消毒・洗浄の関係として正しいものはどれか。
  • 1洗浄>消毒>滅菌の順に強い
  • ✔滅菌>消毒>洗浄の順に強い
  • 33つとも同じ意味である
  • 4消毒>滅菌>洗浄の順に強い
  • 5洗浄は不要である
解説:【正解】滅菌>消毒>洗浄の順に強い。
【誤答】洗浄が最も強いというのは逆。
【ポイント】滅菌=すべての微生物を死滅させる、消毒=病原性のある微生物を減らす、洗浄=汚れを物理的に落とす。ただし順序としては「まず洗浄」が必ず先に来る点に注意。
問4
逆性石けん(塩化ベンザルコニウム)の説明として正しいものはどれか。
  • 1普通の石けんと併用すると効果が高まる
  • ✔陽イオン界面活性剤で洗浄力は弱いが殺菌力がある
  • 3強い臭気がある
  • 4洗浄力が非常に強い
  • 5金属を必ず腐食させる
解説:【正解】逆性石けん(塩化ベンザルコニウム)は陽イオン界面活性剤。洗浄力は弱いが殺菌力がある。
【誤答】普通の石けんと併用すると効果は高まらず、むしろ失われる。
【ポイント】普通の石けんは陰イオン界面活性剤。陽イオンと陰イオンが結合して打ち消し合うため、併用は禁物。使うなら十分にすすいでから。
問5
器具を消毒する前に必ず行うべき処理はどれか。
  • 1加熱する
  • ✔汚れを洗浄して落とす
  • 3乾燥させるだけ
  • 4オイルを塗る
  • 5冷凍する
解説:【正解】汚れを洗浄して落とす。有機物が残っていると消毒効果が大きく低下する。
【誤答】乾燥させるだけ、オイルを塗るは不適切。
【ポイント】正しい流れは「洗浄 → 乾燥 → 消毒 → 乾燥 → 清潔な場所で区分保管」。どの工程が欠けても衛生は担保されない。
問6
タオルの取り扱いとして適切なものはどれか。
  • 11日1回交換する
  • ✔お客様ごとに交換し洗濯する
  • 3見た目がきれいなら数人で使う
  • 4消毒液を吹きかけて再利用する
  • 5天日干しのみで再利用する
解説:【正解】タオルはお客様ごとに交換し、洗浄する。
【誤答】見た目がきれいでも複数人での使用は不可。消毒液を吹きかけての再利用も不適切。
【ポイント】直接肌に触れる吸収性の資材は交差感染の経路になりやすい。タオルは客ごと交換、コットン類は使い捨てが原則。
問7
使用済みのファイル(自爪用エメリーボード)の一般的な取り扱いとして適切なものはどれか。
  • 1水洗いして共用する
  • ✔お客様専用とするか使い捨てにする
  • 3次の客にそのまま使う
  • 4日光に当てて共用する
  • 5湿らせて保管する
解説:【正解】自爪用エメリーボードは、お客様専用として管理するか使い捨てにする。
【誤答】水洗いや日光での共用は不可。
【ポイント】ファイルは多孔質で目の間に粉塵や体液が入り込むため、完全な消毒が困難。だから「モノとして使い回さない」という運用で解決するしかない。
問8
施術者の身だしなみとして適切でないものはどれか。
  • 1爪を短く清潔に保つ
  • 2長い髪をまとめる
  • 3手指を洗浄消毒する
  • ✔香りの強い香水を多量につける
  • 5清潔な服装を着る
解説:【正解】香りの強い香水を多量につけるのは、接客上不快感を与えるため不適切。
【誤答】爪を短く清潔に保つ、髪をまとめる、手指を消毒する、清潔な服装はいずれも正しい。
【ポイント】施術者の爪を短く保つのは身だしなみだけでなく、顧客を傷つけないための安全対策でもある。

用具・材料全88問中 8問を掲載

問1
エメリーボードの主な用途として正しいものはどれか。
  • 1人工爪の厚み出し
  • ✔自爪の長さと形を整える
  • 3甘皮を押し上げる
  • 4爪表面を磨き上げる
  • 5カラーを落とす
解説:【正解】エメリーボードは自爪の長さと形を整えるためのファイル。
【誤答】人工爪の厚み出しには目の粗いファイル、甘皮を押し上げるのはプッシャー、艶出しはシャイナー。
【ポイント】自爪用は180G前後、人工爪用は100〜180G。用途とグリットの対応をセットで覚える。
問2
ファイルのグリット数についての説明として正しいものはどれか。
  • 1数字が大きいほど目が粗い
  • ✔数字が小さいほど目が粗い
  • 3数字は硬さを表す
  • 4数字は長さを表す
  • 5数字は色を表す
解説:【正解】グリット数は1平方インチあたりの砥粒の数を表し、数字が小さいほど目が粗い。
【誤答】数字が硬さや長さ、色を表すわけではない。
【ポイント】粗い(数字が小さい)=よく削れるが傷が深い、細かい(数字が大きい)=仕上げ向き。だから形成は粗い番手から始め、段階的に番手を上げて傷を消していく。
問3
自爪を整えるファイルとして一般的に適切なグリットはどれか。
  • 180G
  • 2100G
  • ✔180G前後
  • 4400G
  • 51000G
解説:【正解】自爪には180G前後のエメリーボードが一般的。
【誤答】80〜100Gは自爪には粗すぎて層を傷める。400G以上は仕上げ用で長さを整えるには向かない。
【ポイント】自爪は人工爪よりずっとデリケート。同じファイルを使い回さず、用途で持ち替えるのが基本。
問4
メタルプッシャーの主な用途はどれか。
  • 1爪の長さを整える
  • ✔ルースキューティクルを押し上げる
  • 3カラーを塗る
  • 4爪を磨く
  • 5甘皮を切る
解説:【正解】メタルプッシャーはキューティクルやルースキューティクルを押し上げるための道具。
【誤答】長さを整えるのはファイル、甘皮を切るのはニッパー。
【ポイント】爪に対して約45度に寝かせ、軽い力で使う。垂直に立てたり強く押し込んだりすると爪母を傷つけ、爪の変形を招く。
問5
キューティクルニッパーの正しい使い方はどれか。
  • 1刃を立てて深く切り込む
  • ✔不要なルースキューティクルのみを刃を寝かせて処理する
  • 3生きた皮膚を切る
  • 4爪の長さを切る
  • 5爪の表面を削る
解説:【正解】刃を寝かせ、不要なルースキューティクルのみを処理する。
【誤答】刃を立てて深く切り込む、生きた皮膚を切るのは損傷と炎症の原因。
【ポイント】切ってよいのは「死んだ角質」だけ。エポニキウムは生きた組織なので切らない。切れ味の悪いニッパーは皮膚を引きちぎるため、刃の管理も重要。
問6
キューティクルリムーバーの役割として正しいものはどれか。
  • 1爪を硬くする
  • ✔ルースキューティクルを柔らかくし除去しやすくする
  • 3カラーの発色を良くする
  • 4爪を漂白する
  • 5甘皮を再生させる
解説:【正解】キューティクルリムーバーはアルカリ性成分などで角質を軟化させ、処理をしやすくする。
【誤答】爪を硬くしたり漂白したりする作用はない。
【ポイント】長時間放置すると皮膚への刺激になるため、規定の時間で処理し、最後は必ず拭き取る。処理後は乾燥しやすいので保湿で仕上げる。
問7
キューティクルオイルの主な目的はどれか。
  • 1殺菌
  • ✔爪と周囲の皮膚の保湿と柔軟性の保持
  • 3硬化促進
  • 4脱脂
  • 5漂白
解説:【正解】キューティクルオイルは爪と周囲の皮膚を保湿し、柔軟性を保つ。
【誤答】殺菌や硬化促進、脱脂の作用はない。
【ポイント】ホームケアの主役。ただし人工爪の施術「前」に塗ると油分が残って密着不良を招くため、塗るのは施術の最後、というタイミングが重要。
問8
ウッドスティックの使い方として適切なものはどれか。
  • ✔先端にコットンを巻いて使うことがある
  • 2そのまま強く爪母を押す
  • 3刃物として使う
  • 4加熱して使う
  • 5爪を削るのに使う
解説:【正解】ウッドスティックは、先端にコットンを巻いて汚れの除去やポリッシュのはみ出し修正などに使う。
【誤答】刃物として使ったり加熱したりするものではない。
【ポイント】コットンは細く均一に巻くと細部の作業がしやすい。金属と違い爪面を傷つけにくいのが利点。

ネイルケア全100問中 8問を掲載

問1
3級実技で指定される爪の形はどれか。
  • 1スクエア
  • 2スクエアオフ
  • ✔ラウンド
  • 4ポイント
  • 5オーバル
解説:【正解】3級のネイルケアではラウンドに整えることが規定されている。
【誤答】スクエアやオーバルは3級の指定ではない。
【ポイント】3級の実技は「ラウンド+赤ポリッシュ」がセットで頻出。あわせて実技70分・事前審査10分という時間も覚えておく。
問2
ファイリングの正しい動かし方として適切なものはどれか。
  • 1往復させて素早く削る
  • ✔一定方向に動かして削る
  • 3爪に垂直に当てて押し込む
  • 4裏側から削る
  • 5水をつけて削る
解説:【正解】ファイルは一定方向に動かして削る。
【誤答】往復がけは爪の3層構造を傷め、二枚爪の原因になる。
【ポイント】ネイルケアで最も重要な基本動作のひとつ。往復させない、濡れた爪を削らない、この2つで二枚爪のリスクは大きく減る。
問3
ファイルを当てる角度として一般的に適切なものはどれか。
  • 1爪に対して垂直に立てる
  • ✔爪の下から45度程度で当てる
  • 3真上から押し付ける
  • 4裏面から当てる
  • 5角度は無関係
解説:【正解】エメリーボードは爪の下側から約45度の角度で当てる。
【誤答】垂直に立てる、真上から押し付けるのは断面が荒れ、層が剥がれやすくなる。
【ポイント】角度・方向・圧の3つを一定に保つことが、左右10本を均一に仕上げるコツになる。
問4
キューティクルクリーンの目的として正しいものはどれか。
  • 1爪を短くする
  • ✔爪周囲の不要な角質を除去し仕上がりを美しくする
  • 3爪を漂白する
  • 4爪を厚くする
  • 5甘皮を完全に取り除く
解説:【正解】キューティクルクリーンの目的は、爪周囲の不要な角質を除去して仕上がりを美しく整えること。
【誤答】甘皮を完全に取り除くのは誤り。バリア機能を失わせてしまう。
【ポイント】除去対象はルースキューティクルなど「不要な角質」だけ。生きた組織であるエポニキウムには触れない。
問5
フィンガーボウルを使用する目的として正しいものはどれか。
  • 1爪を冷やす
  • ✔ぬるま湯で甘皮周辺を柔らかくする
  • 3消毒する
  • 4爪を漂白する
  • 5カラーを落とす
解説:【正解】ぬるま湯に指を浸すことで角質が軟化し、キューティクルの処理がしやすくなる。
【誤答】消毒や漂白のためではない。
【ポイント】湯温は体温よりやや温かい程度。熱すぎると皮膚を傷める。ただし人工爪の施術前は爪が水分を含むためドライケアを選ぶ。
問6
エポニキウムを切ってはならない理由として正しいものはどれか。
  • 1時間がかかるため
  • ✔生きた皮膚であり傷つけると炎症や感染の恐れがあるため
  • 3形が崩れるため
  • 4色が変わるため
  • 5爪が伸びなくなるため
解説:【正解】エポニキウムは生きた皮膚であり、傷つけると出血・炎症・感染を招く。
【誤答】形が崩れる、色が変わるといった理由ではない。
【ポイント】切ってしまうと防御反応でかえって甘皮が厚く硬くなり、悪循環に陥る。「切ってよいのは死んだ角質のみ」を徹底する。
問7
ハンドマッサージの効果として適切でないものはどれか。
  • 1血行促進
  • 2リラクゼーション
  • 3保湿
  • 4筋肉の緊張緩和
  • ✔爪の成長を止める
解説:【正解】マッサージが爪の成長を止めることはない。
【誤答】血行促進・リラクゼーション・保湿・筋肉の緊張緩和はいずれも期待できる効果。
【ポイント】ただし炎症・外傷・強い痛みがある部位へのマッサージは症状を悪化させるため避ける。圧は「心地よい」範囲に留める。
問8
ネイルケアの一般的な手順として正しい順序はどれか。
  • 1ファイリング→消毒→キューティクルケア
  • ✔消毒→ファイリング→キューティクルケア→仕上げ
  • 3キューティクルケア→消毒→ファイリング
  • 4仕上げ→消毒→ファイリング
  • 5消毒→仕上げ→ファイリング
解説:【正解】消毒 → ファイリング → キューティクルケア → 仕上げ(保湿)の順。
【誤答】ファイリングより先に甘皮処理を行う順序ではない。
【ポイント】より正確には、消毒 → ポリッシュオフ → ファイリング → キューティクルケア → 仕上げ。乾いた状態でファイリングし、そのあと湯や薬剤で甘皮を軟化させる流れになる。

カラーリング全74問中 8問を掲載

問1
ポリッシュカラーリングの正しい塗布順序はどれか。
  • 1カラー→ベース→トップ
  • ✔ベースコート→カラー→トップコート
  • 3トップ→カラー→ベース
  • 4カラーのみ2度塗り
  • 5ベース→トップ→カラー
解説:【正解】ベースコート → カラー → トップコートの順。
【誤答】ベースを省くと爪が着色し、密着も悪くなる。
【ポイント】3層それぞれに役割がある。ベース=密着と着色防止、カラー=発色、トップ=艶と塗膜保護。この構造はジェルのベース・カラー・トップとまったく同じ考え方。
問2
カラーポリッシュの標準的な塗布回数はどれか。
  • 11回
  • ✔2回
  • 34回
  • 45回
  • 56回
解説:【正解】カラーポリッシュは通常2回塗り。
【誤答】1回では色ムラが出やすく、4回以上は厚塗りになり乾燥不良やしわを招く。
【ポイント】「薄く2回」が原則。濃い発色を出したいときも1回を厚くするのではなく、薄い層を重ねて調整する。
問3
ポリッシュを塗る際のハケの適切な扱いとして正しいものはどれか。
  • ✔ボトルの口でしごき適量に調整する
  • 2たっぷり付けたまま塗る
  • 3ハケを寝かせず垂直に立てる
  • 4水で薄める
  • 5逆手で塗る
解説:【正解】ボトルの口でしごいて適量に調整する。
【誤答】たっぷり付けたまま塗ると厚塗りとはみ出しの原因になる。
【ポイント】ハケの片面をしごき、もう片面に残した量で塗るのが基本。適量の管理が、はみ出さない・ムラが出ない仕上がりの前提になる。
問4
カラーリングでまず塗る位置として一般的に正しいものはどれか。
  • ✔爪の中央
  • 2爪の左サイド
  • 3爪の右サイド
  • 4爪先のみ
  • 5キューティクル際のみ
解説:【正解】まず爪の中央にハケを置く。
【誤答】サイドや爪先から塗り始めると、量の配分が崩れやすい。
【ポイント】中央にハケを置き、根元方向へ軽く押してキューティクルラインを作ってから先端へ流す。この一連の動きで、際のラインが自然に決まる。
問5
ポリッシュが皮膚にはみ出した場合の適切な処理はどれか。
  • 1そのままにする
  • ✔ウッドスティックにコットンを巻きリムーバーで拭き取る
  • 3爪で削る
  • 4水で洗う
  • 5上から重ね塗りする
解説:【正解】ウッドスティックにコットンを巻き、リムーバーを含ませて拭き取る。
【誤答】爪で削る、水で洗うでは塗膜を傷める。
【ポイント】修正は乾く前のほうが簡単できれい。コットンは細く均一に巻くと、際の細かい部分まで狙って修正できる。
問6
エッジ(爪先の断面)を塗る理由として正しいものはどれか。
  • 1色を濃くするため
  • ✔塗膜の持ちを良くし先端からの剥がれを防ぐため
  • 3乾燥を早めるため
  • 4厚みを出すため
  • 5ツヤを消すため
解説:【正解】エッジを塗ることで、先端からの欠け(チッピング)や剥がれを防げる。
【誤答】色を濃くしたり乾燥を早めたりする目的ではない。
【ポイント】ポリッシュが最初に欠けるのはほぼ必ず先端。断面を塗膜で封じることが、持ちを左右する最も費用対効果の高い一手になる。
問7
ポリッシュが乾きにくい主な原因として適切なものはどれか。
  • ✔厚塗りしている
  • 2薄く塗っている
  • 3室温が高い
  • 4エッジを塗った
  • 5ベースを塗った
解説:【正解】厚塗り。表面だけ乾いて内部が乾かず、しわや剥がれの原因になる。
【誤答】薄く塗ることや室温が高いことは乾燥を妨げない。
【ポイント】ポリッシュは溶剤が揮発して固まる。厚いと内部の溶剤が抜けきらない。高湿度も乾燥を妨げ、白く曇るブルーミングを招く。
問8
カラーリングの前に行うべき処理として最も適切なものはどれか。
  • 1オイルを塗る
  • ✔爪表面の油分をリムーバー等で除去する
  • 3クリームを塗る
  • 4水で濡らす
  • 5粉をふりかける
解説:【正解】爪表面の油分をリムーバー等で除去してから塗る。
【誤答】オイルやクリームを塗ると密着せず、すぐ剥がれる。
【ポイント】密着不良の三大原因は「油分の残存・水分・ダスト」。ハンドマッサージの後にカラーを塗る場合は、必ず脱脂をはさむ。

リペア・チップ&ラップ全72問中 8問を掲載

問1
2級実技でチップ&ラップを施す指として指定されるものはどれか。
  • 1左手親指
  • ✔右手中指
  • 3左手小指
  • 4右手親指
  • 5両手すべて
解説:【正解】2級のチップ&ラップは右手中指に施す。
【誤答】親指や小指ではない。
【ポイント】級ごとの実技内容はセットで覚える。3級=ケア・カラー・アート(70分)、2級=そこにチップ&ラップが加わる(90分)、1級=イクステンションとアート(150分)。
問2
チップの選択基準として最も適切なものはどれか。
  • 1必ず大きめを選ぶ
  • ✔自爪のサイドラインに合ったサイズを選ぶ
  • 3必ず小さめを選ぶ
  • 4色で選ぶ
  • 5厚みで選ぶ
解説:【正解】自爪のサイドラインに合ったサイズを選ぶ。
【誤答】小さめを選んで広げるのは不可。
【ポイント】原則は「大きめを選んでサイドを削って合わせる」。小さいチップは自爪のサイドを圧迫し、浮きや痛み、破損の原因になる。
問3
チップの適切な接着角度として正しいものはどれか。
  • 1自爪に対し垂直に立てる
  • ✔自爪の延長線上になるよう気泡が入らない角度で装着する
  • 3下向きに強く曲げる
  • 4上向きに反らせる
  • 5角度は自由
解説:【正解】自爪の延長線上になるよう、気泡が入らない角度で装着する。
【誤答】垂直に立てる、下向きに曲げる、上向きに反らせるのはいずれも不自然で負担も大きい。
【ポイント】装着角度が仕上がりの自然さを決める。反ると先端が浮いて見え、下向きだと爪先が指に食い込むような形になる。
問4
チップ装着時に気泡が入るのを防ぐ方法として適切なものはどれか。
  • 1一気に押し付ける
  • ✔ウェル部分から手前に倒し込むように装着する
  • 3水をつける
  • 4真上から落とす
  • 5接着剤を少なくする
解説:【正解】接着剤をウェルに置き、ウェル部分から手前に倒し込むように装着する。
【誤答】真上から一気に押し付けると空気を閉じ込めてしまう。
【ポイント】気泡は剥離と細菌繁殖の起点になる。入ってしまったら押したり削ったりせず、外して装着し直すのが正解。
問5
チップカットに用いる道具として適切なものはどれか。
  • 1ハサミ
  • ✔チップカッター
  • 3ニッパー(キューティクル用)
  • 4カッターナイフ
  • 5メタルプッシャー
解説:【正解】専用のチップカッターを使う。
【誤答】ハサミやカッターナイフでは力が偏り、割れや白化を起こす。
【ポイント】仕上げのファイリング分を見込み、やや長めに切っておくのがコツ。キューティクルニッパーの流用は刃を傷めるので避ける。
問6
段差(ウェル部分の境目)を消す作業の名称として適切なものはどれか。
  • 1サンディング
  • ✔ブレンディング
  • 3バフィング
  • 4プレパレーション
  • 5フィリング
解説:【正解】ブレンディング。チップと自爪の段差を削ってなめらかにつなげる作業。
【誤答】サンディングは密着のための表面処理、バフィングは艶出し。
【ポイント】完了の判断は目で見るより、指の腹で触れて段差を感じないこと。ただし削りすぎるとチップが薄くなり強度が落ちるので、自爪も削らないよう注意する。
問7
ラップ材をカットする際の適切なサイズはどれか。
  • 1自爪より大きく余らせる
  • ✔装着面よりわずかに小さく、キューティクルにかからないサイズ
  • 3キューティクルにかかるサイズ
  • 4爪の半分
  • 5爪先だけ
解説:【正解】装着面よりわずかに小さく、キューティクルにかからないサイズにカットする。
【誤答】大きく余らせたり皮膚にかかったりすると、浮きや刺激の原因になる。
【ポイント】ラップ材の接着面は指で触らないこと。皮脂が付くと粘着力が落ちる。何度も貼り直すのも同じ理由で避ける。
問8
ラップ材を貼る際の注意点として適切でないものはどれか。
  • 1気泡が入らないように貼る
  • 2浮きがないよう密着させる
  • 3皮膚にかからないようにする
  • ✔位置を何度も貼り直す
  • 5爪の形に合わせてカットする
解説:【正解】位置を何度も貼り直すのは不適切。粘着力が落ちて密着不良を招く。
【誤答】気泡を入れない、浮きがないよう密着させる、皮膚にかからないようにする、爪の形に合わせてカットするはいずれも正しい。
【ポイント】一度で決めるために、貼る前に爪の形に合わせてカットしておくことが重要になる。

アクリル・スカルプチュア全74問中 8問を掲載

問1
1級実技で行われる主な内容として正しいものはどれか。
  • 1ネイルケアのみ
  • ✔ネイルイクステンションとアート
  • 3カラーリングのみ
  • 4チップ装着のみ
  • 5フットケア
解説:【正解】1級ではスカルプチュアやチップオーバーレイによるネイルイクステンションとアートを行う。
【誤答】ケアやカラーリングのみは下位級の内容。
【ポイント】実技時間150分は3級(70分)の2倍以上。長さ出しは工程が多く、時間配分の管理そのものが技術要素になる。
問2
スカルプチュアの語源的な意味として正しいものはどれか。
  • 1接着する
  • ✔彫刻する
  • 3塗る
  • 4磨く
  • 5削る
解説:【正解】スカルプチュア(sculpture)は「彫刻する」の意。材料を盛って形を作ることを指す。
【誤答】接着するのはチップ、塗るのはカラーリング。
【ポイント】語源が示すとおり、既製品を貼るのではなく自分で造形する技法。だからフォルムの設計力が問われる。
問3
アクリルが硬化する反応の名称として正しいものはどれか。
  • 1酸化反応
  • ✔重合反応(ポリマリゼーション)
  • 3中和反応
  • 4加水分解
  • 5蒸発のみ
解説:【正解】重合反応(ポリマリゼーション)。モノマーが連鎖的に結合して固まる。
【誤答】酸化や中和、単なる蒸発ではない。
【ポイント】ジェルは「光」で開始剤を働かせる光重合、アクリルは粉と液の接触で始まる化学重合。どちらも重合だが、きっかけが違う。
問4
ミクスチュアが緩すぎる(水っぽい)場合の原因として適切なものはどれか.
  • ✔リキッドが多すぎる
  • 2パウダーが多すぎる
  • 3室温が低すぎる
  • 4ブラシが硬い
  • 5フォームが小さい
解説:【正解】リキッド(モノマー)が多すぎる。
【誤答】パウダー過多だと逆にボソボソになる。
【ポイント】緩いミクスチュアは流れて皮膚に付着し、際が厚くなってリフトを招く。適正は「艶があり、置くと自然に少し広がる」状態。
問5
ミクスチュアが硬すぎる(ボソボソする)場合の原因として適切なものはどれか。
  • 1リキッドが多すぎる
  • ✔パウダーが多すぎる(リキッド不足)
  • 3湿度が高い
  • 4ブラシが柔らかい
  • 5フォームが大きい
解説:【正解】パウダーが多すぎる(リキッド不足)。
【誤答】リキッド過多だと水っぽく流れる。
【ポイント】リキッド不足では粉が混ざりきらず、内部に気泡が残って強度が落ちる。表面もざらつき、仕上げに余計な手間がかかる。
問6
アクリル施術における適切な室温の目安として最も適切なものはどれか。
  • 110℃以下
  • ✔20〜25℃程度
  • 335℃以上
  • 40℃前後
  • 5温度は無関係
解説:【正解】20〜25℃程度が扱いやすい。
【誤答】低温では硬化が遅く形が崩れ、35℃以上では速すぎて操作時間が足りなくなる。
【ポイント】アクリルは常温で反応が進むため、室温がそのまま作業時間に直結する。冬と夏で感覚が変わるのはこのため。
問7
ネイルフォームの装着で最も重要な点はどれか。
  • 1色を合わせる
  • ✔自爪の延長線上に隙間なく水平に装着する
  • 3下向きに傾ける
  • 4上向きに大きく反らせる
  • 5短く切る
解説:【正解】自爪の延長線上に、すき間なく水平に装着する。
【誤答】下向きや上向きに傾けると、爪の形そのものが崩れる。
【ポイント】すき間があるとミクスチュアが流れ込み、裏側に段差やバリができる。フォームの装着精度が、仕上がりの半分を決めると言ってよい。
問8
アクリル施術で気泡が入る主な原因として適切なものはどれか。
  • ✔ブラシで押し付けたりこねすぎたりする
  • 2薄く塗る
  • 3室温が適切
  • 4脱脂を行う
  • 5フォームを合わせる
解説:【正解】ブラシで押し付けたり、こねすぎたりすること。
【誤答】薄く置く、脱脂を行うことは気泡の原因にならない。
【ポイント】ブラシは「置いて、なでる」。押す・叩く・こねるの3つが空気を巻き込む。気泡は見た目だけでなく強度低下にも直結する。

ジェルネイル全109問中 8問を掲載

問1
ジェルネイルの硬化に用いられる光として正しいものはどれか。
  • 1赤外線
  • ✔紫外線(UV)やLEDの光
  • 3X線
  • 4マイクロ波
  • 5可視光線のうち赤色光のみ
解説:【正解】ジェルはUVまたはLEDの光エネルギーによって光重合し、硬化する。
【誤答】赤外線やX線では硬化しない。
【ポイント】光が届かないと硬化しないため、指の入れ方や濃色による遮光、ライトの汚れや劣化がすべて硬化不良につながる。
問2
ソークオフジェルの特徴として正しいものはどれか。
  • ✔専用リムーバーで溶かしてオフできる
  • 2削り取るしかない
  • 3水で落ちる
  • 4硬化しない
  • 5熱で溶ける
解説:【正解】ソークオフ(ソフト)ジェルは、アセトン系リムーバーで溶解してオフできる。
【誤答】削り取るしかないのはハードジェル。
【ポイント】soak off=浸してはがす、という語のとおり。溶剤で膨潤・軟化させて除去するため、削る量を減らせて自爪の負担が小さい。
問3
ハードジェルの特徴として正しいものはどれか。
  • 1アセトンで簡単に溶ける
  • ✔溶剤で溶けないためファイルで削り取る
  • 3水溶性である
  • 4硬化しない
  • 5色がつかない
解説:【正解】ハードジェルは架橋密度が高く溶剤に溶けないため、ファイルで削り取る。
【誤答】アセトンで簡単に溶けるのはソークオフジェル。
【ポイント】ソフトとハードの違いは「架橋の密度」。強度が高い代わりにオフの負担が大きい、というトレードオフの関係にある。
問4
未硬化ジェル(未硬化ジェル層)の説明として正しいものはどれか。
  • 1硬化不良の失敗
  • ✔表面の空気に触れて硬化しきらない粘着層
  • 3色ムラのこと
  • 4気泡のこと
  • 5剥がれのこと
解説:【正解】未硬化ジェル層は、表面の空気に触れて硬化しきらずに残る粘着層。
【誤答】硬化不良の失敗や気泡ではない。
【ポイント】原因は酸素阻害。空気中の酸素が重合を妨げるため、表面だけ反応が完了しない。これを拭き取ることで本来の艶が出る。
問5
未硬化ジェルの拭き取りに用いるものとして適切なものはどれか。
  • 1水
  • ✔専用のクレンザー(ジェルクリーナー)を含ませたワイプ
  • 3キューティクルオイル
  • 4ハンドクリーム
  • 5石けん水
解説:【正解】専用のクレンザー(ジェルクリーナー)を含ませたワイプで拭き取る。
【誤答】水やハンドクリームでは除去できない。
【ポイント】拭き取りは一方向で行い、面を替えながら使う。往復させると未硬化ジェルが再付着し、曇りやべたつき、アレルギーのリスクにもなる。
問6
ジェル施術のプレパレーションで行う内容として適切でないものはどれか。
  • 1甘皮処理
  • 2サンディング(必要な場合)
  • 3ダストオフ
  • 4脱脂
  • ✔オイルの塗布
解説:【正解】オイルの塗布は施術前に行わない。油分が残りリフトの原因になる。
【誤答】甘皮処理、サンディング、ダストオフ、脱脂はいずれも必要なプレパレーション。
【ポイント】オイルは施術の「最後」に使うもの。順番を間違えると、丁寧に行った下準備がすべて無駄になる。
問7
ジェルのリフトが起こる主な原因として適切でないものはどれか。
  • 1脱脂不足
  • 2皮膚へのはみ出し
  • 3厚塗り
  • 4硬化不足
  • ✔適切なサンディング
解説:【正解】適切なサンディングは密着を高めリフトを防ぐ要因なので、原因ではない。
【誤答】脱脂不足、皮膚へのはみ出し、厚塗り、硬化不足はいずれもリフトの原因。
【ポイント】リフトの位置で原因を切り分けられる。根元からなら際の厚みと脱脂、先端からならエッジの塗り忘れと厚みを疑う。
問8
ジェルを塗布する際にキューティクル際で注意すべき点はどれか。
  • 1皮膚にしっかり乗せる
  • ✔皮膚に付けず1mm弱あけて塗る
  • 3厚く盛る
  • 4隙間を大きくあける
  • 5ハケで押し込む
解説:【正解】皮膚に付けず、1mm弱あけて塗る。
【誤答】皮膚にしっかり乗せる、ハケで押し込むのはリフトとアレルギーの原因。
【ポイント】際に量が溜まりやすいので、少量を先に際に置いてから先端へ流すと均一になる。「際は薄く」がジェルでもアクリルでも共通の原則。

アート・カラー理論全63問中 8問を掲載

問1
色の三属性として正しい組み合わせはどれか。
  • ✔色相・明度・彩度
  • 2赤・青・黄
  • 3光沢・透明度・厚み
  • 4濃度・温度・湿度
  • 5補色・寒色・暖色
解説:【正解】色の三属性は色相(色味)・明度(明るさ)・彩度(鮮やかさ)。
【誤答】赤・青・黄は三原色であって三属性ではない。
【ポイント】明度と彩度を組み合わせた概念が「トーン(色調)」。同一トーンでまとめると統一感が出る、という配色の基礎につながる。
問2
色料(絵の具)の三原色として正しいものはどれか。
  • 1赤・緑・青
  • ✔シアン・マゼンタ・イエロー
  • 3黒・白・灰
  • 4赤・黄・緑
  • 5青・紫・橙
解説:【正解】色料の三原色はシアン・マゼンタ・イエロー。混ぜるほど暗くなる減法混色。
【誤答】赤・緑・青は光の三原色。
【ポイント】絵の具やポリッシュは色料。だから混ぜるほど濁って暗くなる。中間色を作るときは濃い色を少量ずつ加えるのがコツ。
問3
光の三原色として正しいものはどれか。
  • ✔赤・緑・青
  • 2赤・黄・青
  • 3シアン・マゼンタ・イエロー
  • 4白・黒・灰
  • 5橙・緑・紫
解説:【正解】光の三原色は赤(R)・緑(G)・青(B)。混ぜるほど明るくなる加法混色。
【誤答】シアン・マゼンタ・イエローは色料の三原色。
【ポイント】ディスプレイで見た色と実際に塗った色が違って見えるのは、光と色料で仕組みが違うため。画像デザインの再現時に留意する。
問4
無彩色に該当するものはどれか。
  • 1赤
  • ✔白・黒・灰色
  • 3青
  • 4黄
  • 5緑
解説:【正解】無彩色は色味を持たない白・黒・灰色。明度のみを持つ。
【誤答】赤・青・黄などは有彩色。
【ポイント】無彩色は彩度が0。有彩色は色相・明度・彩度の3つすべてを持つが、無彩色は明度だけで表される。
問5
彩度が最も低い色はどれか。
  • 1鮮やかな赤
  • ✔灰色
  • 3ビビッドな青
  • 4蛍光ピンク
  • 5濃い黄
解説:【正解】灰色。無彩色なので彩度が0で、最も低い。
【誤答】鮮やかな赤やビビッドな青、蛍光ピンクはいずれも彩度が高い。
【ポイント】彩度=鮮やかさの度合い。色に灰色を混ぜていくと彩度が下がり、くすんだ落ち着いた色になる。
問6
補色の説明として正しいものはどれか。
  • 1同じ色相の濃淡
  • ✔色相環で正反対に位置する色同士
  • 3明度の異なる色
  • 4無彩色同士
  • 5隣り合う色
解説:【正解】補色は色相環で正反対に位置する色同士。
【誤答】隣り合う色は類似色、同じ色相の濃淡はトーン違い。
【ポイント】補色を組み合わせると互いを鮮やかに引き立てるが、面積が同じだと騒がしくなる。少量のアクセントとして使うと効果的。
問7
暖色に分類される色はどれか。
  • 1青
  • 2青緑
  • ✔赤・橙・黄
  • 4紫のみ
  • 5灰色
解説:【正解】赤・橙・黄などが暖色。暖かさを感じさせる。
【誤答】青・青緑は寒色、灰色は無彩色。
【ポイント】暖色は進出色で膨張して見え、寒色は後退色で引き締まって見える。指を細く長く見せたいときの色選びの根拠になる。
問8
3級のネイルアートで使用が指定される画材として正しいものはどれか。
  • 1油絵の具
  • ✔アクリル絵の具(水彩絵の具)
  • 3クレヨン
  • 4色鉛筆
  • 5マーカーのみ
解説:【正解】3級のフラットアートではアクリル絵の具または水彩絵の具を使用する。
【誤答】油絵の具やクレヨンは使わない。
【ポイント】アクリル絵の具は乾くと耐水性になるため、上からトップコートを塗ってもにじみにくい。ただし乾く前に筆を洗わないと固まってしまう。

検定要項・法規・接客全55問中 8問を掲載

問1
ネイリスト技能検定試験を主催している団体はどれか。
  • 1日本ネイリスト協会(JNA)
  • ✔公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)
  • 3厚生労働省
  • 4日本エステティック協会
  • 5日本美容師会
解説:【正解】主催は公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)。
【誤答】JNA(日本ネイリスト協会)が主催するのはジェルネイル技能検定。
【ポイント】ネイリスト技能検定=JNEC、ジェルネイル技能検定=JNA。この対応は必ず区別して覚える。
問2
ネイリスト技能検定試験の級の構成として正しいものはどれか。
  • 11級・2級のみ
  • ✔1級・2級・3級
  • 3初級・中級・上級
  • 4A級・B級・C級
  • 55段階
解説:【正解】ネイリスト技能検定は3級・2級・1級の3段階。
【誤答】初級・中級・上級はジェルネイル技能検定の区分。
【ポイント】名称の付け方まで含めて対で覚える。JNEC=級(3級から1級へ)、JNA=初級・中級・上級。
問3
3級の受験資格として正しいものはどれか。
  • 1ネイルサロン勤務経験3年以上
  • ✔義務教育修了者であること
  • 3美容師免許保有者
  • 420歳以上
  • 51級合格者
解説:【正解】3級は義務教育修了者であれば誰でも受験できる。
【誤答】実務経験や美容師免許、年齢制限は不要。
【ポイント】2級以降は下位級の合格が受験の前提になる。3級が入口として広く開かれている点が特徴。
問4
筆記試験の一般的な試験時間はどれか。
  • 110分
  • ✔30分
  • 360分
  • 490分
  • 5120分
解説:【正解】筆記試験は各級とも30分。
【誤答】60分や90分ではない。
【ポイント】30分でマークシート形式。時間そのものは短いので、迷って止まらないよう、知識を反射的に引き出せる状態にしておくことが重要になる。
問5
筆記試験の合格基準として正しいものはどれか。
  • 1100点満点中60点以上
  • 2100点満点中70点以上
  • ✔100点満点中80点以上
  • 4100点満点中90点以上
  • 5基準はない
解説:【正解】筆記試験は100点満点中80点以上で合格。
【誤答】60点や70点ではない。
【ポイント】8割という基準は高め。落とせるのは20問だけ、という前提で学習計画を立てる。この問題集の模擬試験シートも同じ基準で判定している。
問6
3級実技試験の時間として正しいものはどれか。
  • 150分
  • ✔70分
  • 390分
  • 4120分
  • 5150分
解説:【正解】3級の実技は70分。
【誤答】90分は2級、150分は1級。
【ポイント】実技時間は3級70分・2級90分・1級150分。いずれも別に事前審査10分がある。この数字の組み合わせは頻出。
問7
実技試験前に行われる事前審査の時間として正しいものはどれか。
  • 15分
  • ✔10分
  • 315分
  • 420分
  • 530分
解説:【正解】事前審査は10分間。
【誤答】5分や30分ではない。
【ポイント】この10分でテーブルセッティング、用具の衛生管理、モデルの爪の状態が審査される。実技が始まる前から採点は始まっている、と考える。
問8
事前審査で審査される内容として適切でないものはどれか。
  • 1テーブルセッティングと消毒
  • 2モデルの爪の状態
  • 3用具の衛生管理
  • 4施術者の服装・身だしなみ
  • ✔モデルの年齢
解説:【正解】モデルの年齢そのものは事前審査の審査対象ではない。
【誤答】テーブルセッティングと消毒、モデルの爪の状態、用具の衛生管理、服装・身だしなみはいずれも審査される。
【ポイント】ただしモデルの要件(爪の長さや状態など)は要項に別途定められている。審査項目と参加要件は別物として整理する。