柔道整復師国家試験の合格ガイド|試験日程・合格率・勉強時間・重点分野
柔道整復師国家試験の受験を考えている方に向けて、試験の基本情報から学習の進め方までを整理しました。
・難易度と合格の条件
・必要な勉強時間の目安
・重点を置くべき分野
・つまずきやすいポイント
・独学で合格できるか
試験の概要と日程
| 試験日程 | 毎年3月上旬に実施 |
|---|---|
| 受験資格 | 柔道整復師養成課程の卒業(見込み)が必要 |
| 出題科目 | 解剖学、生理学、運動学、病理学概論、衛生学・公衆衛生学、一般臨床医学、外科学概論、整形外科学、リハビリテーション医学、柔道整復理論、関係法規(11分野) |
| 合格率 | おおむね6〜7割台で推移。新卒と既卒で差が大きい |
| 必要な勉強時間 | 400〜600時間(400〜600時間) |
柔道整復師国家試験の出題は解剖学、生理学、運動学、病理学概論、衛生学・公衆衛生学、一般臨床医学、外科学概論、整形外科学、リハビリテーション医学、柔道整復理論、関係法規の11分野で構成されます。合格率はおおむね6〜7割台で推移。新卒と既卒で差が大きい。
見落としやすいのが受験資格の確認です。柔道整復師国家試験の場合は柔道整復師養成課程の卒業(見込み)が必要が条件で、証明書類を勤務先に依頼する必要があるケースもあります。学習を数か月進めてから気づくのは避けたい事態です。
▶ 関連:資格試験の申し込み手続きの流れ|出願で失敗しないために
難易度と合格の条件
柔道整復師国家試験の難所は明確です。必修問題で8割という絶対基準があり、ここを下回ると一般問題の得点にかかわらず不合格になる。科目数も11分野と多い。
つまり柔道整復師国家試験では、学習の総量よりも配分の設計が結果を左右します。合格率おおむね6〜7割台で推移という水準は受験者層の性質を反映したものであり、自分の前提知識に置き換えて読む必要があります。
▶ 関連:資格試験の合格点の考え方|絶対評価と相対評価の違い
必要な勉強時間の目安
柔道整復師国家試験の合格に必要な学習量は400〜600時間が目安です。内訳は400〜600時間。
中央値の500時間を期間で割ると、6か月なら週19.2時間、3か月なら週38.5時間、1年なら週9.6時間になります。仕事や家庭の事情で必ず学習が止まる週が出るため、この数字に2割を上乗せして計画してください。
前提知識の有無で必要量は上下します。接骨院・整骨院での施術のほか、スポーツ現場や介護分野でも活躍できるといった業務に就いている場合は下限側、予備知識がない状態からなら400〜600時間の1.3倍を見込むのが現実的です。
▶ 関連:資格試験の勉強時間の決め方|必要量の見積もりと逆算の手順
重点を置くべき分野
柔道整復師国家試験で得点源にすべきは必修問題(8割の絶対基準)、柔道整復理論(骨折・脱臼・軟部組織損傷)、解剖学・運動学、関係法規です。出題数が多く、学習量に比例して伸びる分野が中心になります。
400〜600時間という総量のうち、5〜6割を必修問題(8割の絶対基準)などの得点源に配分してください。残りの分野は基本問題を確実に拾う水準で構いません。柔道整復師国家試験で科目別の最低基準がある場合は、その水準だけは全分野で満たす必要があります。
つまずきやすいポイント
柔道整復師国家試験の受験者が実際に詰まるのは、次の3点です。
【1】必修問題の対策を後回しにする
【2】解剖学・生理学の基礎を曖昧にしたまま各論に進む
【3】柔道整復理論の骨折・脱臼の整復法を整理できていない
いずれも学習の初期に構造がわかっていれば避けられるものです。特に必修問題の対策を後回しにするという点は、必修問題(8割の絶対基準)、柔道整復理論(骨折・脱臼・軟部組織損傷)の学習と並行して早めに手を打ってください。
独学で合格できるか
柔道整復師国家試験については、養成校の対策講座が中心。既卒は分野別問題集で穴を潰す作業が必要になる。
柔道整復師国家試験を独学で進めるなら、400〜600時間を週単位に割り振れるかが前提になります。必修問題で8割という絶対基準があり、ここを下回ると一般問題の得点にかかわらず不合格になるという特性があるため、精度を自分で確かめられない部分だけ添削や模試を単発で使うと、費用を抑えたまま穴を埋められます。
▶ 関連:資格試験は独学で合格できるか|向き不向きと教材の選び方
過去問の使い方
柔道整復師国家試験の過去問については、過去問10年分を3周。必修問題は全年度を確実に押さえ、一般問題は分野別に横断して解く。
解剖学、生理学、運動学といった分野ごとに「読む→解く」を完結させてください。どこが問われるかを知った状態でテキストに戻ると、読む濃淡がつけられるようになります。
働きながらの学習
柔道整復師国家試験は既卒受験者は施術所などで働きながらのケースが多い。実務で扱う症例が柔道整復理論の理解につながる。
400〜600時間を週11時間で割ると55週、およそ13か月です。平日に理解の要る分野を当てると毎回ゼロから始めることになるため、必修問題(8割の絶対基準)、柔道整復理論(骨折・脱臼・軟部組織損傷)のような重い分野は休日にまとめてください。
▶ 関連:働きながら資格試験に合格する方法|社会人の時間の作り方
取得後に何が変わるか
柔道整復師国家試験は接骨院・整骨院での施術のほか、スポーツ現場や介護分野でも活躍できる。開業権を持つ点が他のリハビリ職と異なる。
費用面では、柔道整復師国家試験が勤務先の支援制度の対象になっているかを先に調べる価値があります。受験料補助、合格報奨金、資格手当のいずれかが用意されている業界も少なくありません。
よくある質問
柔道整復師国家試験の勉強時間はどれくらい必要ですか?
柔道整復師国家試験は独学で合格できますか?
柔道整復師国家試験で最初に手をつけるべき分野はどこですか?
柔道整復師国家試験の受験資格を教えてください。
関連ページ
※ 試験日程・受験料・合格率などの数値は変動します。受験前に試験実施団体の最新情報を必ずご確認ください。