電気に関する基礎理論
問1抵抗 4[Ω] の抵抗器に 4[V] の電圧を加えたとき、流れる電流[A]の値は。
解説:I=V/R = 4/4 = 1[A]
問2抵抗 4[Ω] の抵抗器に 8[V] の電圧を加えたとき、流れる電流[A]の値は。
解説:I=V/R = 8/4 = 2[A]
問3抵抗 4[Ω] の抵抗器に 16[V] の電圧を加えたとき、流れる電流[A]の値は。
解説:I=V/R = 16/4 = 4[A]
問4抵抗 50[Ω] の抵抗器に 200[V] の電圧を加えたとき、流れる電流[A]の値は。
解説:I=V/R = 200/50 = 4[A]
問5抵抗 100[Ω] の抵抗器に 500[V] の電圧を加えたとき、流れる電流[A]の値は。
解説:I=V/R = 500/100 = 5[A]
問6抵抗 20[Ω] の抵抗器に 100[V] の電圧を加えたとき、流れる電流[A]の値は。
解説:I=V/R = 100/20 = 5[A]
問7抵抗 25[Ω] の抵抗器に 50[V] の電圧を加えたとき、流れる電流[A]の値は。
解説:I=V/R = 50/25 = 2[A]
問8抵抗 2[Ω] の抵抗器に 20[V] の電圧を加えたとき、流れる電流[A]の値は。
解説:I=V/R = 20/2 = 10[A]
配電理論及び配線設計
問1長さ 58[m]、断面積 1[mm²] の銅導線の抵抗[Ω]の値は(銅の抵抗率は 1/58[Ω・mm²/m] とする)。
解説:R=ρL/S = (1/58)×58/1 ≒ 1.0[Ω]
問2長さ 29[m]、断面積 1[mm²] の銅導線の抵抗[Ω]の値は(銅の抵抗率は 1/58[Ω・mm²/m] とする)。
解説:R=ρL/S = (1/58)×29/1 ≒ 0.5[Ω]
問3長さ 116[m]、断面積 2[mm²] の銅導線の抵抗[Ω]の値は(銅の抵抗率は 1/58[Ω・mm²/m] とする)。
解説:R=ρL/S = (1/58)×116/2 ≒ 1.0[Ω]
問4長さ 58[m]、断面積 2[mm²] の銅導線の抵抗[Ω]の値は(銅の抵抗率は 1/58[Ω・mm²/m] とする)。
解説:R=ρL/S = (1/58)×58/2 ≒ 0.5[Ω]
問5長さ 174[m]、断面積 3[mm²] の銅導線の抵抗[Ω]の値は(銅の抵抗率は 1/58[Ω・mm²/m] とする)。
解説:R=ρL/S = (1/58)×174/3 ≒ 1.0[Ω]
問6長さ 116[m]、断面積 1[mm²] の銅導線の抵抗[Ω]の値は(銅の抵抗率は 1/58[Ω・mm²/m] とする)。
解説:R=ρL/S = (1/58)×116/1 ≒ 2.0[Ω]
問7長さ 58[m]、断面積 0.5[mm²] の銅導線の抵抗[Ω]の値は(銅の抵抗率は 1/58[Ω・mm²/m] とする)。
解説:R=ρL/S = (1/58)×58/0.5 ≒ 2.0[Ω]
問8長さ 232[m]、断面積 4[mm²] の銅導線の抵抗[Ω]の値は(銅の抵抗率は 1/58[Ω・mm²/m] とする)。
解説:R=ρL/S = (1/58)×232/4 ≒ 1.0[Ω]
電気機器・配線器具・材料及び工具
問1600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形の略称は。
解説:VVF(Vinyl insulated Vinyl sheathed Flat)は平形の低圧屋内配線用ケーブル。
問2600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形の略称は。
解説:VVRは丸形(Round)のビニルシースケーブル。
問3600Vビニル絶縁電線の略称は。
解説:IV(600V Vinyl Insulated wire)は単心のビニル絶縁電線。
問4架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルの略称は。
解説:CVはCross-linked polyethylene insulated Vinyl sheathed cableの略。高圧配電線などにも使用される。
問5屋外用ビニル絶縁電線の略称は。
解説:OW(Outdoor Weatherproof)は主に架空配電線に使用される屋外用電線。
問6引込用ビニル絶縁電線の略称は。
解説:DV(Drop wire Vinyl insulated)は電柱から建物への引込線に使用される。
問7ハロゲンを含まない材料で作られた低圧配電用の環境配慮型ケーブルの略称は。
解説:EM-EEFはエコケーブルと呼ばれ、燃焼時に有害なハロゲンガスを発生しにくい。
問8低圧屋内配線で、電線の絶縁物の色として一般的に接地側(中性線)に用いられる色は。
解説:低圧屋内配線では、接地側電線(中性線)には原則として白色又は灰色を使用する。
電気工事の施工方法
問1ケーブルを造営材の側面に沿って取り付ける場合の支持点間の距離の最大値は。
解説:ケーブル工事において、ケーブルを造営材の側面又は下面に沿って取り付ける場合、支持点間距離は2m以下とする。
問2接触防護措置を施した場所で、ケーブルを垂直に取り付ける場合の支持点間距離の最大値は。
解説:接触防護措置を施した場所で垂直にケーブルを取り付ける場合は、支持点間距離を6m以下とすることができる。
問3ケーブルを屈曲させる場合、屈曲部の内側の半径として適切なものは。
- ✔ケーブル外径の6倍以上
- 2ケーブル外径と同じ
- 3ケーブル外径の10倍以上
- 4ケーブル外径の2倍以上
解説:ケーブルの屈曲部の内側半径は、仕上がり外径の6倍以上を確保する。
問4ケーブル工事における電線相互の接続を行う場所として、適切なものは。
- 1天井裏の任意の位置
- 2造営材のくぎ打ち部分
- ✔ジョイントボックス(アウトレットボックス等)内
- 4電線管の中間部
解説:電線相互の接続は、点検可能なジョイントボックス(アウトレットボックス等)内で行う。
問5低圧屋内配線のケーブルを施設する際、接触を避けなければならないものとして適切なものは。
- 1照明器具
- 2接地線
- ✔水道管・ガス管
- 4スイッチボックス
解説:ケーブルは水道管、ガス管、弱電流電線等と接触しないように施設しなければならない。
問6VVFケーブルを木造の造営材にステープルで固定する一般的な支持間隔として、法令上認められる最大値は。
解説:ケーブルの支持点間距離は2m以下と定められている(現場では50cm〜1m程度で固定することが多い)。
問7ケーブル工事で使用できないものとして適切なものは。
- 1VVFケーブル
- ✔裸電線
- 3VVRケーブル
- 4CVケーブル
解説:ケーブル工事では絶縁被覆及びシースを有するケーブルを使用し、裸電線は使用できない。
問8金属管相互を接続する器具の名称は。
- 1ブッシング
- 2ノーマルベンド
- 3ロックナット
- ✔カップリング
解説:金属管相互の接続にはカップリングを用いる。
一般用電気工作物の検査方法
問1一般用電気工作物の竣工検査で、一般に行われる順序として適切なものは。
- ✔目視点検→絶縁抵抗測定→接地抵抗測定→導通試験
- 2接地抵抗測定→導通試験→目視点検→絶縁抵抗測定
- 3絶縁抵抗測定→導通試験→目視点検→接地抵抗測定
- 4導通試験→目視点検→絶縁抵抗測定→接地抵抗測定
解説:竣工検査は、一般に目視点検、絶縁抵抗測定、接地抵抗測定、導通試験の順で行われる。
問2低圧屋内配線の竣工検査において、目視点検で確認する内容として適切なものは。
- 1電気料金の単価
- ✔電気設備の施工状態が施工規則に適合しているか
- 3電線の抵抗率の値
- 4電力会社の契約種別
解説:目視点検では、配線や機器の施工状態が電気設備の技術基準等に適合しているかを目視で確認する。
問3低圧屋内配線の絶縁抵抗測定に用いる計測器は。
- 1接地抵抗計
- ✔絶縁抵抗計(メガー)
- 3回路計
- 4検相器
解説:絶縁抵抗測定には絶縁抵抗計(メガー)を使用する。
問4使用電圧300V以下で対地電圧150V以下の低圧電路の絶縁抵抗値として、電気設備技術基準で定められた最小値は。
- 11MΩ以上
- 20.4MΩ以上
- ✔0.1MΩ以上
- 40.2MΩ以上
解説:使用電圧300V以下、対地電圧150V以下の場合、絶縁抵抗値は0.1MΩ以上必要である。
問5使用電圧300V以下で対地電圧が150Vを超え300V以下の低圧電路の絶縁抵抗値として、電気設備技術基準で定められた最小値は。
- ✔0.2MΩ以上
- 20.1MΩ以上
- 31MΩ以上
- 40.4MΩ以上
解説:対地電圧が150Vを超え300V以下の場合、絶縁抵抗値は0.2MΩ以上必要である。
問6使用電圧が300Vを超える低圧電路の絶縁抵抗値として、電気設備技術基準で定められた最小値は。
- 10.1MΩ以上
- 20.2MΩ以上
- 31MΩ以上
- ✔0.4MΩ以上
解説:使用電圧が300Vを超える場合、絶縁抵抗値は0.4MΩ以上必要である。
問7絶縁抵抗測定が困難な場合に、代替として測定される漏えい電流の上限値は。
- 1100mA以下
- ✔1mA以下
- 330mA以下
- 410mA以下
解説:絶縁抵抗測定が困難な場合、漏えい電流を測定し、1mA以下であれば絶縁性能上適合していると判断できる。
問8接地抵抗を測定するために使用する計測器は。
- ✔接地抵抗計(アーステスタ)
- 2絶縁抵抗計
- 3回路計
- 4検相器
解説:接地抵抗の測定には接地抵抗計(アーステスタ)を使用する。
発電・送電・変電に関する基礎知識
問1水力発電の一般的な発電の仕組みとして正しいものは。
- 1核分裂反応の熱で蒸気を作りタービンを回す
- 2太陽光を直接電気に変換する
- 3燃料を燃焼させた熱で蒸気を作りタービンを回す
- ✔水の位置エネルギーで水車を回し発電機を駆動する
解説:水力発電は、高所にある水の位置エネルギーを利用して水車を回転させ、発電機を駆動する。
問2火力発電の一般的な発電の仕組みとして正しいものは。
- 1水の位置エネルギーで水車を回す
- 2核分裂反応の熱を利用する
- ✔化石燃料を燃焼させた熱で蒸気を作りタービンを回す
- 4風の力で発電機を回す
解説:火力発電は、石炭・石油・天然ガス等を燃焼させた熱でボイラーの水を蒸気に変え、蒸気タービンを回して発電する。
問3原子力発電の一般的な発電の仕組みとして正しいものは。
- 1太陽電池を用いる
- 2水の位置エネルギーを利用する
- ✔核分裂反応で生じる熱で蒸気を作りタービンを回す
- 4化石燃料を燃焼させる
解説:原子力発電は、核燃料の核分裂反応で発生する熱で蒸気を作り、タービンを回して発電する。
問4太陽光発電システムで発電された直流電力を、一般家庭で使用する交流に変換する機器は。
- 1避雷器
- 2進相コンデンサ
- ✔パワーコンディショナ(インバータ)
- 4変流器
解説:太陽光発電の直流電力は、パワーコンディショナ(インバータ)により交流に変換される。
問5送電電圧を高くする主な目的として正しいものは。
- 1電線の色を変えるため
- 2発電機の回転数を上げるため
- 3絶縁抵抗を下げるため
- ✔送電時の電力損失を低減するため
解説:送電電圧を高くすると同じ電力を送る際の電流が小さくなり、電線の抵抗による電力損失(銅損)を低減できる。
問6発電所で発電された電力を消費地まで送るための電力系統のうち、高電圧の幹線部分を担う設備は。
解説:送電線は、発電所から変電所などへ高電圧で電力を送るための幹線設備である。
問7高電圧を消費地で使用可能な電圧に降圧する設備の名称は。
- 1分電盤
- ✔変電所
- 3開閉所(機能のみで降圧は行わない)
- 4発電所
解説:変電所は、送電されてきた高電圧の電力を、需要家が使用できる電圧に降圧(又は昇圧)する設備である。
問8一般家庭に供給される低圧配電線の電圧として、日本で広く用いられているものは。
- 1単相2線式400V
- 2三相3線式400V
- 3三相4線式600V
- ✔単相3線式100V/200V
解説:日本の一般家庭では、単相3線式100V/200Vの配電方式が広く用いられている。
電気工事に関する法令
問1第二種電気工事士が従事できる電気工事の範囲として正しいものは。
- 1最大電力500kW以上の需要設備の電気工事
- ✔一般用電気工作物等の電気工事
- 3自家用電気工作物の簡易電気工事
- 4特殊電気工事全般
解説:第二種電気工事士は、一般用電気工作物等(一般用電気工作物及び小規模事業用電気工作物)の電気工事に従事できる。
問2第一種電気工事士が従事できる電気工事の範囲として正しいものは。
- ✔一般用電気工作物等の電気工事及び最大電力500kW未満の自家用電気工作物の電気工事(簡易電気工事を含む)
- 2特殊電気工事全般
- 3高圧電力の需給契約に関する業務のみ
- 4一般用電気工作物等の電気工事のみ
解説:第一種電気工事士は、第二種電気工事士が従事できる工事に加え、最大電力500kW未満の自家用電気工作物の電気工事(簡易電気工事を含む)に従事できる。
問3電気工事士法上、電気工事士でなければ従事できない作業として適切なものは。
- 1地中電線用の管を設置する作業
- ✔電線相互を接続する作業
- 3電球やヒューズを取り替える作業
- 4ソケットにコードを取り付ける作業
解説:電線相互の接続は電気工事士でなければ従事できない作業である。電球・ヒューズの取替え等の軽微な工事は資格不要とされている。
問4電気工事士法上、電気工事士でなくても従事できる「軽微な工事」に該当するものは。
- 1金属管に電線を収める作業
- ✔電球(ソケットを含む)の取替え作業
- 3電線管をねじ切りする作業
- 4金属管とボックスを接続する作業
解説:電球やヒューズの取替え等は、電気工事士法上の「軽微な工事」に該当し、資格がなくても従事できる。
問5インターホンなど、小型変圧器(二次電圧36V以下)の二次側の配線工事について正しいものは。
- 1必ず第一種電気工事士でなければならない
- 2一切の資格が不要になることはない
- ✔電気工事士でなくても従事できる場合がある
- 4必ず特種電気工事資格者が必要である
解説:小型変圧器(二次電圧36V以下)の二次側配線工事は、一定の条件下で電気工事士でなくても従事できる作業とされている。
問6電気工事士免状の交付を行う者として正しいものは。
- 1一般財団法人電気技術者試験センター
- 2経済産業大臣
- ✔都道府県知事
- 4市町村長
解説:電気工事士免状は、都道府県知事が交付する。
問7第二種電気工事士免状の交付を受けるために必要な要件として正しいものは。
- 1実務経験3年以上を有すること
- 2第一種電気工事士免状を取得済みであること
- 3電気主任技術者の資格を有すること
- ✔第二種電気工事士試験に合格すること(又は所定の養成課程を修了すること)
解説:第二種電気工事士免状は、試験に合格するか、経済産業大臣指定の養成施設の課程を修了することで交付を受けられる(実務経験は不要)。
問8自家用電気工作物の電気工事のうち、ネオン工事や非常用予備発電装置工事など特別な知識・技能を要する工事に従事できる資格者は。
- 1認定電気工事従事者
- ✔特種電気工事資格者
- 3第二種電気工事士
- 4電気主任技術者
解説:特種電気工事資格者は、自家用電気工作物のうち特殊電気工事(ネオン工事、非常用予備発電装置工事)に従事できる資格者である。
配線図
問1配線図のコンセントの図記号における傍記文字「WP」が示すものは。
解説:「WP(Weather Proof)」は防雨形コンセントを示す傍記記号である。
問2配線図のコンセントの図記号における傍記文字「LK」が示すものは。
解説:「LK(LocK)」は抜け止め形コンセントを示す傍記記号である。
問3配線図のコンセントの図記号における傍記文字「T」が示すものは。
解説:「T(Twist-lock)」は引掛形コンセントを示す傍記記号である。
問4配線図のコンセントの図記号における傍記文字「EL」が示すものは。
解説:「EL」は漏電遮断器付コンセントを示す傍記記号である。
問5配線図のコンセントの図記号で、傍記数字「3P」が示すものは。
- ✔3極コンセント
- 23路スイッチ対応
- 33口コンセント
- 4定格電流3A
解説:「3P(3 Pole)」は3極コンセントを示す傍記記号である。
問6配線図のコンセントの図記号で、傍記のない場合の一般的な仕様として想定されるものは。
- 1必ず200V用コンセント
- 2必ず防雨形コンセント
- 3必ず接地極付コンセント
- ✔天井又は壁付の一般形コンセント(100V・15A等)
解説:傍記がない場合は、一般形(100V・15A等)のコンセントを表すことが多い。
問7配線図の点滅器(スイッチ)の図記号における傍記文字「H」が示すものは。
- 1調光器
- 2確認表示灯内蔵スイッチ(スイッチON時に点灯)
- ✔位置表示灯内蔵スイッチ(スイッチOFF時に点灯)
- 4自動点滅器
解説:「H」は位置表示灯内蔵スイッチを示し、スイッチがOFFのときに内蔵ランプが点灯し、暗い場所でスイッチの位置を知らせる。
問8配線図の点滅器(スイッチ)の図記号における傍記文字「L」が示すものは。
- ✔確認表示灯内蔵スイッチ(スイッチON時に点灯)
- 2自動点滅器
- 3タイムスイッチ
- 4位置表示灯内蔵スイッチ(スイッチOFF時に点灯)
解説:「L」は確認表示灯内蔵スイッチを示し、スイッチがONのときに内蔵ランプが点灯し、動作中であることを知らせる。