分野別問題(解説つき)

視能訓練士国家試験|分野別 問題インデックス

最終更新:2026年8月11日

視能訓練士国家試験は5分野から出題されます。分野別に代表問題を掲載しています。全1000問をまとめて解くならトレーナーへ進んでください。

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基礎医学大要全190問中 8問を掲載

問1
視能訓練士法に規定される視能訓練士の業務として正しいのはどれか。
  • ✔医師の指示の下に、両眼視機能に障害のある者に対する矯正訓練及びこれに必要な検査を行う
  • 2眼科手術の執刀を単独で行う
  • 3医師の指示なく治療用点眼薬を選択して投与する
  • 4視能訓練士の判断のみで身体障害者手帳の等級を決定する
  • 5自らの判断で診断を行い、診断書を交付する
解説:視能訓練士法第2条で「医師の指示の下に、両眼視機能に障害のある者に対するその両眼視機能の回復のための矯正訓練及びこれに必要な検査を行うことを業とする者」と定義される。診断・処方・手術は医師の業務であり、視能訓練士は行えない。
問2
視能訓練士の免許を与える者はどれか。
  • 1都道府県知事
  • ✔厚生労働大臣
  • 3文部科学大臣
  • 4内閣総理大臣
  • 5日本視能訓練士協会の会長
解説:視能訓練士免許は国家資格であり、国家試験に合格した者の申請に基づき厚生労働大臣が与える(視能訓練士法第3条)。免許は視能訓練士名簿に登録することによって行われる。
問3
視能訓練士の守秘義務について正しいのはどれか。
  • 1守秘義務は視能訓練士法には規定されていない
  • 2守秘義務違反に罰則規定はない
  • ✔業務上知り得た秘密は、視能訓練士でなくなった後も漏らしてはならない
  • 4業務上知り得た秘密は、視能訓練士でなくなった後は漏らしてもよい
  • 5家族に対してであれば患者情報を自由に伝えてよい
解説:視能訓練士法第19条により、正当な理由なく業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならず、この義務は視能訓練士でなくなった後も継続する。違反には罰則(親告罪)が定められている。
問4
視能訓練士が医師の具体的な指示を受けなければ行ってはならない業務はどれか。
  • 1視力検査
  • 2視野検査
  • 3色覚検査
  • ✔散瞳薬の点眼を伴う検査
  • 5眼圧検査(非接触式)
解説:視能訓練士法施行令により、散瞳薬の使用、眼底写真撮影のうち侵襲性の高い行為、涙道通水通色素検査などは医師の具体的指示が必要とされる。単なる視力・視野・色覚検査は包括的指示で可能。
問5
外眼筋のうち外転神経に支配されるのはどれか。
  • 1下直筋
  • 2上斜筋
  • 3上直筋
  • 4内直筋
  • ✔外側直筋
解説:外転神経(第Ⅵ脳神経)は外側直筋のみを支配する。上斜筋は滑車神経(第Ⅳ)、その他の外眼筋と上眼瞼挙筋は動眼神経(第Ⅲ)が支配する。
問6
滑車神経が支配する筋はどれか。
  • ✔上斜筋
  • 2外側直筋
  • 3眼輪筋
  • 4下斜筋
  • 5上直筋
解説:滑車神経(第Ⅳ脳神経)は上斜筋のみを支配する。脳神経中で唯一背側から脳幹を出て交叉するため、外傷に弱く神経麻痺の頻度が高い。
問7
眼球運動に直接関与しない脳神経はどれか。
  • 1動眼神経
  • 2滑車神経
  • ✔三叉神経
  • 4外転神経
  • 5上記のいずれも関与する
解説:眼球運動を司るのは動眼神経(Ⅲ)・滑車神経(Ⅳ)・外転神経(Ⅵ)の3つである。三叉神経(Ⅴ)は角膜・結膜などの知覚を担当し、眼球運動には関与しない。
問8
涙腺の分泌を促進する副交感神経線維が経由する脳神経はどれか。
  • 1三叉神経
  • ✔顔面神経
  • 3動眼神経
  • 4迷走神経
  • 5舌咽神経
解説:涙腺への副交感神経は上唾液核から顔面神経(大錐体神経)→翼口蓋神経節を経て涙腺に至る。三叉神経は涙腺への知覚と、節後線維の走行路を提供する。

基礎視能矯正学全192問中 8問を掲載

問1
成人の正視眼における眼軸長の平均値に最も近いのはどれか。
  • 1約28mm
  • ✔約24mm
  • 3約16mm
  • 4約20mm
  • 5約32mm
解説:成人正視眼の眼軸長は約24mmである。眼軸長が長いと軸性近視、短いと軸性遠視となる。眼軸長1mmの差は約3Dの屈折度の差に相当する。
問2
角膜の層構造として通常5層に数えられるが、そのうち再生しない層はどれか。
  • 1Descemet膜
  • 2角膜上皮
  • ✔角膜内皮
  • 4Bowman膜
  • 5角膜実質
解説:角膜内皮細胞は生後ほとんど分裂増殖せず、細胞が失われると残存細胞の伸展で補われる。密度が約500〜1000個/mm²を下回ると角膜浮腫(水疱性角膜症)を生じる。Bowman膜も再生しないが、設問の主眼は内皮の非再生性である。
問3
成人の角膜内皮細胞密度としておおよその正常値はどれか。
  • 1約500個/mm²
  • 2約8000個/mm²
  • 3約15000個/mm²
  • ✔約2500〜3000個/mm²
  • 5約1000個/mm²
解説:成人の角膜内皮細胞密度は約2500〜3000個/mm²である。加齢とともに減少し、内眼手術やコンタクトレンズ長期装用でも低下する。スペキュラーマイクロスコープで測定する。
問4
房水を産生する部位はどれか。
  • 1網膜色素上皮
  • 2水晶体上皮
  • 3線維柱帯
  • 4虹彩色素上皮
  • ✔毛様体無色素上皮
解説:房水は毛様体扁平部・皺襞部の無色素上皮細胞から能動輸送により産生され、後房→瞳孔→前房へと流れる。産生量は約2〜3μL/分である。
問5
房水の主な流出経路はどれか。
  • ✔線維柱帯からSchlemm管を経て強膜静脈へ
  • 2ぶどう膜強膜流出路のみ
  • 3涙道を経て鼻腔へ
  • 4網膜血管へ直接吸収される
  • 5視神経乳頭から硝子体へ
解説:房水の約80〜90%は線維柱帯→Schlemm管→集合管→上強膜静脈という主流出路をたどる。残り10〜20%はぶどう膜強膜流出路(副流出路)を通る。プロスタグランジン関連薬は後者を促進する。
問6
正視眼における角膜の屈折力に最も近いのはどれか。
  • 1約20D
  • ✔約43D
  • 3約58D
  • 4約70D
  • 5約30D
解説:角膜の屈折力は約+43Dで、眼球全体(約+58〜60D)の約2/3を占める。水晶体は約+19〜20Dを担う。角膜は空気との屈折率差が大きいため屈折の主役となる。
問7
調節時に起こる変化として正しいのはどれか。
  • 1水晶体が薄くなり屈折力が増す
  • 2眼軸長が伸長する
  • ✔毛様体筋が収縮しZinn小帯が弛緩し水晶体が厚くなる
  • 4毛様体筋が弛緩しZinn小帯が緊張する
  • 5角膜曲率が増大する
解説:調節では毛様体筋(輪状筋)が収縮して毛様体輪が小さくなり、Zinn小帯が弛緩する。水晶体は自身の弾性で前後径を増し(特に前面が急峻化)、屈折力が増加する。
問8
遠点が無限遠、近点が20cmの正視眼の調節力はどれか。
  • 14D
  • 23D
  • 32D
  • ✔5D
  • 510D
解説:調節力=1/近点距離(m)−1/遠点距離(m)。正視眼では遠点が無限遠で0Dなので、1/0.2=5Dとなる。加齢により近点が遠のき調節力は低下する。

視能検査学全228問中 8問を掲載

問1
わが国で標準とされる遠見視力検査の検査距離はどれか。
  • 13m
  • 210m
  • 36m
  • ✔5m
  • 51m
解説:日本では遠見視力検査の標準距離は5mである(欧米では6mまたは20フィート)。近見視力検査は30cmで行う。距離が異なると視標サイズの換算が必要になる。
問2
視力が測定できない場合の記載として、視機能の良い順に並んでいるのはどれか。
  • 1手動弁→指数弁→光覚弁
  • 2光覚弁→手動弁→指数弁
  • 3光覚弁→指数弁→手動弁
  • 4指数弁→光覚弁→手動弁
  • ✔指数弁→手動弁→光覚弁
解説:良い順に指数弁(n.d.)→手動弁(m.m.)→光覚弁(s.l.)→光覚なし(n.l.)である。指数弁は眼前で示した指の本数が判別できる状態、光覚弁は明暗のみ判別できる状態を指す。
問3
ピンホール視力検査で視力が改善する場合に最も考えられるのはどれか。
  • ✔屈折異常が矯正されていない
  • 2緑内障末期
  • 3黄斑部の器質的疾患
  • 4白内障の高度な混濁
  • 5視神経萎縮
解説:ピンホールは焦点深度を深くし屈折異常や不正乱視の影響を減らすため、未矯正の屈折異常があれば視力が改善する。器質的疾患では通常改善しない。
問4
検影法(レチノスコピー)で「逆行」が観察されるのはどれか。
  • 1乱視がない状態
  • ✔検査距離より近視性の状態
  • 3検査距離の遠点と一致する状態
  • 4検査距離より遠視性の状態
  • 5調節麻痺下では観察されない
解説:反射光が検者の光条と逆方向に動く「逆行」は、遠点が検者と眼の間にある(検査距離より強い近視)ことを示す。同行の場合は凸レンズ、逆行の場合は凹レンズを加えて中和点を求める。
問5
自覚的屈折検査における雲霧法の目的はどれか。
  • 1乱視軸を固定する
  • 2調節を刺激する
  • ✔調節を弛緩させる
  • 4輻湊を誘発する
  • 5瞳孔を散大させる
解説:雲霧法は必要以上の凸レンズを装用させて意図的に近視状態をつくり、調節を弛緩させる手技である。過矯正(調節緊張)による近視の過大評価を防ぐ。
問6
レッドグリーンテスト(赤緑試験)で赤地の視標がはっきり見えると答えた近視眼への対応はどれか。
  • 1円柱レンズの軸を回す
  • 2プリズムを追加する
  • 3凹レンズを弱める
  • ✔凹レンズを強める(または凸を弱める)
  • 5そのまま処方する
解説:赤がよく見える=低矯正(網膜より後方に緑焦点)なので、マイナス度数を強める。眼の色収差(短波長ほど強く屈折)を利用した終点確認法である。緑が良ければ過矯正を疑う。
問7
クロスシリンダーを用いる主な目的はどれか。
  • 1球面度数の決定のみ
  • 2眼位の測定
  • 3瞳孔反応の評価
  • 4調節力の測定
  • ✔乱視の軸と度数の精密決定
解説:Jacksonのクロスシリンダーは、等価球面度数を変えずに円柱成分のみを反転できるレンズで、乱視軸と乱視度数を精密に決定するために用いる。軸を先に、次いで度数を決めるのが原則。
問8
ケラトメータ(オフサルモメータ)で測定するのはどれか。
  • ✔角膜前面の曲率半径
  • 2眼軸長
  • 3前房深度
  • 4角膜内皮細胞密度
  • 5角膜厚
解説:ケラトメータは角膜前面中央部の曲率半径を測定し、角膜屈折力(D)と角膜乱視を算出する。角膜形状全体の評価には角膜形状解析装置(トポグラフィ)を用いる。

視能障害学全226問中 8問を掲載

問1
医学的な弱視(amblyopia)の定義として正しいのはどれか。
  • ✔視覚の感受性期に適切な視性刺激が得られなかったために生じた矯正視力の低下で、明らかな器質的異常を説明できないもの
  • 2眼鏡で矯正できない屈折異常のこと
  • 3矯正視力が0.3以下のすべての状態
  • 4視野が狭窄した状態
  • 5加齢による視力低下
解説:弱視は視覚感受性期における視性刺激遮断や異常両眼相互作用により生じる矯正視力低下で、それを説明できる器質的病変を伴わないものをいう。早期発見・早期治療が予後を左右する。
問2
弱視の分類として通常含まれないのはどれか。
  • 1斜視弱視
  • ✔老人性弱視
  • 3屈折異常弱視
  • 4形態覚遮断弱視
  • 5不同視弱視
解説:弱視は斜視弱視、不同視弱視、形態覚遮断(視性刺激遮断)弱視、屈折異常弱視(両眼性)に分類される。「老人性弱視」という分類は存在しない。
問3
視覚の感受性期について正しいのはどれか。
  • 1感受性期は視力にのみ関係し両眼視には関係しない
  • 210歳以降も同程度に高い
  • ✔生後1歳6か月〜2歳頃が最も高く、8歳頃まで残存する
  • 4出生直後が最も低い
  • 5生後6か月で終了する
解説:視覚の感受性は生後1歳6か月〜2歳頃にピークを迎え、その後徐々に低下して8歳頃まで残存する。両眼視機能の感受性期は視力よりも早期(生後数か月〜2歳)に終わるとされる。
問4
形態覚遮断弱視を生じる原因として最も重篤な経過をとるのはどれか。
  • 1軽度の外斜位
  • 2軽度の遠視
  • 3加齢黄斑変性
  • ✔乳児期の片眼の完全眼瞼下垂や先天白内障
  • 5結膜炎
解説:乳児期に生じた片眼の完全な視性刺激遮断(先天白内障、眼瞼下垂、角膜混濁)は最も強い弱視を生じる。早期の手術と術後の視能訓練が不可欠である。
問5
偏心固視の説明として正しいのはどれか。
  • 1眼球が不随意に動くこと
  • 2視野の中心が欠損すること
  • 3両眼で異なる方向を見ること
  • 4調節が過剰に働くこと
  • ✔中心窩以外の網膜部位で固視すること
解説:偏心固視は弱視眼が中心窩以外の網膜部位で固視する状態で、視能矯正上の予後不良因子となる。視標投影式検眼鏡(ビジュスコープ)などで固視部位を評価する。
問6
乳児内斜視(先天内斜視)の特徴として誤っているのはどれか。
  • ✔遠視が強く眼鏡で消失する
  • 2潜伏眼振やDVDを伴うことがある
  • 3生後6か月以内に発症する
  • 4斜視角が大きく安定している
  • 5交代固視を示すことが多い
解説:乳児内斜視は生後6か月以内発症、大角度(30Δ以上)、屈折はほぼ年齢相応で眼鏡では改善しない。潜伏眼振、DVD、下斜筋過動を伴いやすく、早期手術が検討される。遠視眼鏡で消失するのは調節性内斜視。
問7
屈折性調節性内斜視の治療の第一選択はどれか。
  • 1プリズム眼鏡のみ
  • ✔遠視の完全矯正眼鏡装用
  • 3斜視手術
  • 4経過観察のみ
  • 5健眼遮閉のみ
解説:屈折性調節性内斜視は中等度以上の遠視による過剰な調節性輻湊が原因であり、調節麻痺下屈折検査に基づく完全矯正眼鏡の常用が第一選択である。眼鏡で眼位が正位となる。
問8
非屈折性調節性内斜視(高AC/A型)への対応として適切なのはどれか。
  • 1プリズムは禁忌である
  • 2健眼遮閉を第一とする
  • ✔近見時のみ内斜視が大きいため二重焦点眼鏡や近見加入を考慮する
  • 4即座に手術を行う
  • 5遠見時のみ内斜視が大きいため凹レンズを処方する
解説:高AC/A比では近見時に調節性輻湊が過剰となり近見内斜視が大きくなる。近用加入(執行部+2.00D程度)を含む二重焦点眼鏡や、縮瞳薬による治療が検討される。

視能訓練学全164問中 8問を掲載

問1
不同視弱視の治療の基本はどれか。
  • 1経過観察のみ
  • 2即時の斜視手術
  • 3調節訓練のみ
  • 4縮瞳薬の点眼
  • ✔屈折矯正眼鏡の常用と健眼遮閉
解説:不同視弱視ではまず調節麻痺下屈折検査に基づく完全矯正眼鏡を常用させ(眼鏡単独で改善する例も多い)、改善が不十分なら健眼遮閉(アイパッチ)を追加する。
問2
健眼遮閉法(occlusion)の実施における注意点として正しいのはどれか。
  • ✔遮閉により健眼の視力低下(遮閉弱視)が生じうるため定期的な視力確認が必要
  • 2終日遮閉を長期間続けても健眼に影響はない
  • 3眠っている間のみ行う
  • 4遮閉中は眼鏡を外す
  • 55歳以降は全く効果がない
解説:特に低年齢児の終日遮閉では健眼に遮閉弱視を生じる危険があるため、年齢に応じた遮閉時間の設定と定期的な両眼の視力チェックが必須である。眼鏡は装用したまま行う。
問3
アトロピンによるペナリゼーション療法の原理はどれか。
  • 1両眼に点眼して眼位を矯正する
  • ✔健眼に調節麻痺薬を点眼し近方視を妨げて弱視眼を使わせる
  • 3眼圧を下降させて視力を改善する
  • 4散瞳により網膜像を鮮明にする
  • 5弱視眼に点眼して調節を促す
解説:ペナリゼーションは健眼にアトロピンを点眼して調節麻痺を起こし、近方(または遠方)で弱視眼を優位に使わせる方法。遮閉のコンプライアンスが悪い例や軽〜中等度弱視に適する。
問4
弱視治療の予後を良好にする最も重要な因子はどれか。
  • 1保護者の年齢
  • 2遮閉に用いる材質
  • ✔治療開始年齢が早いこと
  • 4眼鏡の枠の色
  • 5検査回数の多さ
解説:視覚感受性期内、特に低年齢で治療を開始するほど予後は良好である。8歳を超えると改善が得られにくくなるため、3歳児健診などによる早期発見が重要となる。
問5
輻湊不全に対して行われる代表的な訓練はどれか。
  • 1遮光眼鏡装用
  • 2視野訓練
  • 3健眼遮閉
  • ✔プッシュアップ訓練(近点輻湊訓練)
  • 5調節麻痺薬点眼
解説:輻湊不全では近点を指標に徐々に近づけて輻湊を維持させるプッシュアップ訓練や、基底外方プリズムを用いた輻湊性融像幅の拡大訓練を行う。近業時の眼精疲労・複視の改善を目指す。
問6
融像幅拡大訓練において、開散性融像幅を鍛えるために用いるプリズムはどれか。
  • 1プリズムは用いない
  • 2基底下方(base-down)
  • 3基底上方(base-up)
  • 4基底外方(base-out)
  • ✔基底内方(base-in)
解説:基底内方プリズムは像を外方へずらすため、単一視を保つには開散が必要となり開散性融像幅が鍛えられる。基底外方は輻湊性融像幅の訓練に用いる。
問7
抑制除去訓練の目的として正しいのはどれか。
  • ✔抑制されている眼の像を意識させ同時視・融像を獲得させる
  • 2斜視角を減らす
  • 3眼圧を下げる
  • 4視野を拡大する
  • 5調節力を高める
解説:抑制除去は大型弱視鏡や赤フィルタ、点滅光などを用いて抑制暗点を打ち消し、同時視から融像・立体視の獲得へつなげる訓練である。ただし複視が固定するリスクにも配慮する。
問8
間欠性外斜視に対する保存的治療として適切でないのはどれか。
  • 1屈折異常の完全矯正
  • ✔基底内方プリズムの常用
  • 3部分遮閉法
  • 4輻湊訓練
  • 5過矯正凹レンズ(オーバーマイナス)の使用
解説:間欠性外斜視では輻湊訓練、オーバーマイナス、部分遮閉、屈折矯正などが行われる。外斜視に基底内方プリズムを常用すると偏位を助長するため不適切であり、用いるなら基底外方である。