問題まとめ(Bメソッド)

2級管工事施工管理技士|問題まとめ

最終更新:2026年8月11日

2級管工事施工管理技士の頻出テーマを1ページにまとめました。上から順に解けます。

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一般基礎

問1
熱移動の3形態に該当しないものはどれか。
  • 1伝導
  • 2対流
  • 3放射
  • ✔拡散
解説:熱移動の基本3形態は伝導・対流・放射である。拡散は物質移動の現象であり熱移動の形態ではない。
問2
摂氏温度と絶対温度(ケルビン)の関係として正しいものはどれか。
  • ✔K = ℃ + 273
  • 2K = ℃ − 273
  • 3K = ℃ × 273
  • 4K = ℃ ÷ 273
解説:絶対温度Kは摂氏温度に273(正確には273.15)を加えた値である。
問3
流体の位置エネルギー・圧力エネルギー・運動エネルギーの総和が一定であることを示す原理はどれか。
  • 1パスカルの原理
  • ✔ベルヌーイの定理
  • 3アルキメデスの原理
  • 4ボイルの法則
解説:ベルヌーイの定理は、流線上でエネルギー(位置・圧力・速度)の総和が一定であることを表す。
問4
電力(W)を求める式として正しいものはどれか(直流回路)。
  • ✔電力=電圧×電流
  • 2電力=電圧÷電流
  • 3電力=電流÷電圧
  • 4電力=電圧+電流
解説:直流回路における電力P(W)は、電圧V(V)と電流I(A)の積 P=VI で求められる。
問5
水の比熱に最も近い値はどれか。
  • 10.1 kcal/(kg・℃)
  • ✔1 kcal/(kg・℃)
  • 310 kcal/(kg・℃)
  • 4100 kcal/(kg・℃)
解説:水の比熱は約1 kcal/(kg・℃)(4.186 kJ/(kg・K))であり、他の物質と比べて非常に大きい。
問6
鉄筋コンクリート構造において、鉄筋の主な役割はどれか。
  • 1圧縮力を負担する
  • ✔引張力を負担する
  • 3せん断力のみを負担する
  • 4熱を遮断する
解説:コンクリートは圧縮に強く引張に弱いため、引張力を鉄筋が負担する組合せ構造となっている。
問7
力の三要素に該当しないものはどれか。
  • 1大きさ
  • 2向き
  • 3作用点
  • ✔温度
解説:力の三要素は「大きさ」「向き」「作用点」である。温度は力の要素ではない。
問8
圧力の単位として用いられないものはどれか。
  • 1Pa(パスカル)
  • 2MPa
  • 3kgf/cm²
  • ✔kWh
解説:kWh(キロワット時)は電力量(エネルギー)の単位であり、圧力の単位ではない。

空調設備

問1
湿り空気線図で示されない値はどれか。
  • 1乾球温度
  • 2湿球温度
  • 3相対湿度
  • ✔騒音レベル
解説:湿り空気線図には乾球温度、湿球温度、相対湿度、絶対湿度、エンタルピー等が示されるが、騒音レベルは含まれない。
問2
冷凍サイクルにおいて冷媒が高温高圧のガスになる過程はどれか。
  • 1蒸発
  • ✔圧縮
  • 3凝縮
  • 4膨張
解説:冷凍サイクルは蒸発→圧縮→凝縮→膨張の順で、圧縮機で低温低圧ガスが高温高圧ガスに圧縮される。
問3
冷凍サイクルにおいて冷媒が液体からガスに変化し周囲の熱を奪う過程はどれか。
  • ✔蒸発
  • 2圧縮
  • 3凝縮
  • 4膨張
解説:蒸発器内で冷媒液が周囲(室内空気等)から熱を奪い蒸発することで冷房効果が得られる。
問4
パッケージ形空気調和機の一般的な冷媒として広く使われているものはどれか。
  • 1アンモニア
  • ✔フロン系冷媒(HFC等)
  • 3二酸化炭素のみ
  • 4水のみ
解説:近年のパッケージ形空調機ではオゾン層破壊のないHFC系冷媒(例:R410A等)が広く使用されている。
問5
定風量単一ダクト方式の特徴として正しいものはどれか。
  • 1室ごとに温度制御しやすい
  • ✔送風量は常に一定で温度を変化させて制御する
  • 3省エネ性が最も高い
  • 4小規模建物では使えない
解説:定風量単一ダクト方式(CAV)は送風量を一定に保ち、給気温度を変化させて熱負荷に対応する方式である。
問6
変風量単一ダクト方式(VAV方式)の特徴として正しいものはどれか。
  • ✔送風量を変化させて室温を制御する
  • 2送風量は常に一定である
  • 3個別の温度制御ができない
  • 4冷媒を用いる方式である
解説:VAV方式は室内負荷に応じて送風量を変化させることで温度制御を行い、省エネルギー性に優れる。
問7
ダクトの断面形状のうち、一般に圧力損失が小さく効率が良いとされるものはどれか。
  • 1長方形ダクト
  • ✔円形ダクト
  • 3三角形ダクト
  • 4台形ダクト
解説:円形ダクトは同じ断面積の場合、周長が最小となり摩擦損失が小さく効率的である。
問8
送風機の種類のうち、高静圧が得られ大風量のダクト系に適するものはどれか。
  • 1軸流送風機
  • ✔多翼送風機(シロッコファン)
  • 3斜流送風機
  • 4プロペラファン
解説:多翼送風機(シロッコファン)は比較的高い静圧が得られ、ダクトを通す空調設備に広く使用される。

給排水衛生設備

問1
給水設備における「クロスコネクション」とは何を指すか。
  • ✔飲料用配管と汚染の恐れがある配管を直接連結すること
  • 2給水管同士を並列に接続すること
  • 3排水管の合流部の名称
  • 4配管の耐震継手の名称
解説:クロスコネクションは上水道(飲料水)系統と、それ以外の汚染される恐れのある配管系統とを直接接続してしまうことで、水質汚染の危険があるため禁止されている。
問2
給水管内で生じる水撃作用(ウォーターハンマー)の主な原因はどれか。
  • ✔バルブの急閉止による流速の急変
  • 2管内の水温上昇
  • 3配管の腐食
  • 4水圧の恒常的な低下
解説:水撃作用は、バルブの急閉止等により配管内の水の運動エネルギーが急激に圧力エネルギーに変わることで生じる。
問3
排水トラップの主な目的はどれか。
  • 1排水の流速を上げる
  • ✔排水管からの臭気や虫の室内侵入を防止する
  • 3給水圧力を調整する
  • 4排水を浄化する
解説:排水トラップは封水を利用して排水管内の臭気や害虫などが室内に侵入するのを防ぐ役割がある。
問4
トラップの封水が破られる現象「自己サイホン作用」とはどのような現象か。
  • ✔排水時に自身の排水の勢いで封水が吸い出される現象
  • 2給水圧力により封水が押し出される現象
  • 3経年劣化により封水が蒸発する現象
  • 4地震により封水がこぼれる現象
解説:自己サイホン作用は、器具自体からの排水の勢いによりトラップ内の封水がサイホン現象で吸い出されてしまう現象である。
問5
二重トラップ(トラップを直列に2個設置すること)が禁止されている理由はどれか。
  • 1コストが高くなるため
  • ✔トラップ間の空気が密閉され排水の流れを妨げるため
  • 3凍結しやすくなるため
  • 4美観を損ねるため
解説:二重トラップはトラップ間の空気が密閉状態となり、排水の流れを阻害し詰まりの原因となるため設置が禁止されている。
問6
通気管の主な目的として正しいものはどれか。
  • ✔排水管内の圧力変動を緩和しトラップの封水を保護する
  • 2給水圧力を高める
  • 3排水を浄化する
  • 4騒音を防止する
解説:通気管は排水管内の空気の流通を確保し、サイホン作用等による封水の破封を防止する役割を持つ。
問7
高置水槽方式(重力式給水方式)の特徴として正しいものはどれか。
  • 1ポンプの常時運転が必要である
  • ✔屋上等に設置した水槽の水位落差で給水する
  • 3停電時には給水が全くできない
  • 4受水槽が不要である
解説:高置水槽方式は屋上等の高所に設置した水槽からの落差(重力)を利用して給水する方式で、停電時もポンプなしである程度給水が可能である。
問8
受水槽の設置において確保すべき「六面点検」とは何を指すか。
  • ✔水槽の6面すべてを点検・清掃できる空間を確保すること
  • 2配管を6方向に分岐すること
  • 36年ごとに水槽を交換すること
  • 4水質検査を6項目行うこと
解説:六面点検スペースとは、受水槽の天井・底・4側面すべてを点検・清掃できるよう周囲及び上下に一定の空間を確保することをいう。

機器・材料

問1
配管材料のうち、耐食性に優れ給水管として広く使用される合成樹脂管はどれか。
  • ✔硬質塩化ビニル管(VP管)
  • 2鋳鉄管のみ
  • 3木管
  • 4紙管
解説:硬質塩化ビニル管(VP管)は耐食性・耐薬品性に優れ、給水管・排水管等に広く使用されている。
問2
配管用炭素鋼鋼管(SGP)の主な特徴として正しいものはどれか。
  • ✔強度が高く一般配管用として広く使用される
  • 2腐食に対して極めて強く防食処理不要
  • 3非常に軽量で樹脂並みの重さ
  • 4電気を通さない絶縁材料である
解説:配管用炭素鋼鋼管(SGP)は強度に優れ古くから配管材料として広く使用されているが、腐食対策(防食処理等)が必要である。
問3
ステンレス鋼管が給水・給湯配管に多用される主な理由はどれか。
  • ✔耐食性に優れているため
  • 2非常に安価であるため
  • 3加工が全くできないため
  • 4熱伝導率が最も低い金属であるため
解説:ステンレス鋼管は耐食性に優れ、給水・給湯配管など長期使用が求められる設備に多用される。
問4
銅管が給湯配管等に用いられる理由として適切なものはどれか。
  • ✔熱伝導性が良く加工性にも優れるため
  • 2他の金属より重いため
  • 3電気を全く通さないため
  • 4紫外線に極めて弱いため
解説:銅管は熱伝導性・耐食性・加工性に優れ、給湯配管や冷媒配管などに広く使用されている。
問5
バルブのうち、流量調整に適し全開・全閉の中間開度でも比較的安定して使用できるものはどれか。
  • ✔玉形弁(グローブ弁)
  • 2仕切弁(ゲート弁)のみ
  • 3逆止弁のみ
  • 4安全弁のみ
解説:玉形弁(グローブ弁)は弁体の構造上、流量調整用途に適しており中間開度でも安定した制御が可能である。
問6
仕切弁(ゲート弁)の一般的な用途として適切なものはどれか。
  • ✔全開・全閉での使用(開閉用)
  • 2流量の微調整
  • 3逆流防止専用
  • 4圧力の逃し専用
解説:仕切弁(ゲート弁)は主に全開または全閉状態で使用する開閉用のバルブで、抵抗が小さいのが特徴である。
問7
逆止弁(チャッキ弁)の主な機能はどれか。
  • ✔流体の逆流を防止する
  • 2流量を調整する
  • 3圧力を逃がす
  • 4温度を調整する
解説:逆止弁は流体が一方向にのみ流れるようにし、逆流を防止する機能を持つ弁である。
問8
安全弁(リリーフ弁)の主な機能はどれか。
  • ✔設定圧力を超えた場合に自動的に開いて圧力を逃がす
  • 2流体の色を変化させる
  • 3流量を計測する
  • 4配管の温度を一定に保つ
解説:安全弁は系統内の圧力が設定値を超えた際に自動的に開放し、過剰な圧力を逃がして機器・配管を保護する。

施工管理法

問1
ネットワーク工程表(アロー・ダイアグラム)における「クリティカルパス」とは何か。
  • ✔工事全体の所要日数を決定する、最も余裕日数の少ない経路
  • 2工事費用が最も高い経路
  • 3資材搬入経路
  • 4作業員の休憩経路
解説:クリティカルパスは、開始から終了までの全ての経路のうち所要日数が最も長く、余裕(フロート)がゼロとなる経路であり、これが全体工期を決定する。
問2
バーチャート工程表の特徴として正しいものはどれか。
  • ✔各作業の開始・終了と工期が視覚的に把握しやすい
  • 2作業間の関連(順序関係)を厳密に表現できる
  • 3クリティカルパスを直接的に把握しやすい
  • 4大規模工事にのみ用いられる
解説:バーチャート(横線)工程表は各作業の期間を横棒で示し、視覚的に工程を把握しやすい一方、作業相互の関連は表現しにくい。
問3
PDCAサイクルにおける「C」が表すものはどれか。
  • 1Plan(計画)
  • 2Do(実行)
  • ✔Check(点検・評価)
  • 4Act(改善)
解説:PDCAサイクルはPlan(計画)→Do(実行)→Check(点検・評価)→Act(改善)の4段階を繰り返すマネジメント手法である。
問4
品質管理の統計的手法の一つで、データのばらつきを柱状図で表すものはどれか。
  • ✔ヒストグラム
  • 2パレート図
  • 3特性要因図
  • 4散布図
解説:ヒストグラムはデータの分布(ばらつき)を柱状のグラフで表す統計的品質管理手法(QC七つ道具の一つ)である。
問5
不良項目を件数の多い順に並べ、累積比率を折れ線で示す品質管理図法はどれか。
  • ✔パレート図
  • 2ヒストグラム
  • 3管理図
  • 4特性要因図
解説:パレート図は不良や故障などの発生件数を多い順に棒グラフで示し、累積比率を折れ線で重ねて表す図で、重点管理項目の把握に用いる。
問6
特性要因図(フィッシュボーン図)の主な目的はどれか。
  • ✔結果(特性)とその要因の関係を体系的に整理する
  • 2工程の進捗を日単位で管理する
  • 3材料費の推移を示す
  • 4作業員の配置を示す
解説:特性要因図は、ある結果(特性)に対してどのような要因が関係しているかを魚の骨のような形に整理して視覚化する手法である。
問7
安全管理における「ヒヤリ・ハット活動」の目的はどれか。
  • ✔重大事故に至る前の危険な事例を共有し未然防止につなげる
  • 2工事費用を削減する
  • 3工程を短縮する
  • 4資材の発注量を最適化する
解説:ヒヤリ・ハット活動は、事故には至らなかったが「ヒヤリ」「ハッ」とした事例を報告・共有し、重大災害の未然防止に活用する取り組みである。
問8
労働災害の発生頻度を示す指標「度数率」の説明として正しいものはどれか。
  • ✔延べ実労働時間100万時間当たりの死傷者数
  • 2死傷者数そのものの合計
  • 3工事金額に対する事故件数の割合
  • 4作業員1人当たりの平均年齢
解説:度数率は、延べ実労働時間100万時間当たりに発生した労働災害による死傷者数を表す指標である。

法規

問1
建設業法における「管工事業」に関する説明として正しいものはどれか。
  • ✔冷暖房、給排水、衛生等の設備を設置し、又は金属製等の管を使用して水、油、ガス等の輸送のための設備を設置する工事等を指す
  • 2建築物の躯体そのものを施工する工事のみを指す
  • 3電気配線工事のみを指す
  • 4造園工事のみを指す
解説:建設業法上の管工事業は、冷暖房・冷凍冷蔵・空気調和・給排水・衛生等のための設備を設置し、又は金属製等の管を使用して水・油・ガス・水蒸気等を輸送するための設備を設置する工事などとされている。
問2
建設業許可のうち、軽微な建設工事のみを請け負う場合に許可が不要とされる建設業法上の考え方として正しいものはどれか。
  • ✔一定金額未満等の軽微な工事のみを請け負う場合は許可を要しないとされている
  • 2全ての工事に例外なく許可が必要
  • 3許可は工事終了後に取得すればよい
  • 4軽微な工事でも常に特定建設業許可が必要
解説:建設業法では、政令で定める軽微な建設工事のみを請け負う場合には建設業許可を受けなくてもよいとされている。
問3
建設業法上、元請負人が下請負人に対して行うべきこととして適切なものはどれか。
  • ✔下請代金の支払等について適正な取扱いをすること
  • 2下請負人の会社の人事に介入すること
  • 3下請負人の他工事の受注を制限すること
  • 4下請負人に許可のない工事を強制すること
解説:建設業法では元請負人に対し、下請代金の支払いをはじめとする下請負人との適正な取引関係の確保等が求められている。
問4
労働基準法における労働時間の原則(法定労働時間)として正しいものはどれか。
  • ✔1週40時間、1日8時間を超えて労働させてはならないのが原則
  • 21週労働時間の上限規定はない
  • 31日の労働時間の上限規定はない
  • 4労働時間規制は建設業には適用されない
解説:労働基準法では、原則として1週間について40時間、1日について8時間を超えて労働させてはならないと定められている(法定労働時間)。
問5
労働安全衛生法における「元方事業者」の責務として適切なものはどれか。
  • ✔関係請負人が行う労働者の安全衛生に関する指導等を行う
  • 2関係請負人の会計処理を代行する
  • 3関係請負人の営業活動を制限する
  • 4関係請負人の従業員を直接雇用する義務を負う
解説:労働安全衛生法では、元方事業者は関係請負人及びその労働者に対し、安全衛生に関する指導その他必要な措置を講じる責務があるとされている。
問6
建築基準法における「建築設備」に含まれるものとして適切なものはどれか。
  • ✔電気、給排水、換気、暖房、冷房等の設備
  • 2建築物の敷地の面積
  • 3建築確認申請書の様式
  • 4建築士の資格要件
解説:建築基準法上「建築設備」とは、建築物に設ける電気、ガス、給排水、換気、暖房、冷房、消火、排煙等の設備を指すとされている。
問7
消防法における「消防用設備等」の点検・報告に関する説明として適切なものはどれか。
  • ✔一定の防火対象物では定期的な点検と消防機関への報告が義務付けられている
  • 2点検は任意で報告義務はない
  • 3新築時のみ点検すればよい
  • 4消防法は民間建築物には適用されない
解説:消防法では、一定の防火対象物の関係者に対し、消防用設備等の定期点検の実施及びその結果の消防機関への報告が義務付けられている。
問8
水道法における「給水装置工事」に関する説明として適切なものはどれか。
  • ✔水道事業者が指定する給水装置工事事業者でなければ工事を施行できない場合がある
  • 2誰でも自由に工事を行うことができる
  • 3給水装置工事には資格は一切不要
  • 4水道法は給水管の工事に関与しない
解説:水道法では、水道事業者の給水区域において給水装置工事を適正に施行できると認められる者(指定給水装置工事事業者)の指定制度が設けられている。