分野別問題(解説つき)

測量士・測量士補|分野別 問題インデックス

最終更新:2026年8月11日

測量士・測量士補は8分野から出題されます。分野別に代表問題を掲載しています。全1000問をまとめて解くならトレーナーへ進んでください。

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測量に関する法規全103問中 8問を掲載

問1
測量法第1条に定める目的として、最も適当でないものはどれか。
  • 1国土交通省の所管する測量の実施の基準を定めること
  • 2測量業を営む者の登録の実施、業務の規制を行うこと
  • 3測量の実施に必要な権能を定めること
  • 4測量の重複を除き、正確さを確保すること
  • ✔土地の所有権の範囲を確定し、登記の正確性を確保すること
解説:【正解】5「土地の所有権の範囲を確定し、登記の正確性を確保すること」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
測量法第1条は、測量の重複排除と正確さの確保を目的として、測量の基準・権能・技術者資格・測量業の登録等を定める旨を規定している。土地所有権の範囲確定や登記は不動産登記法の領域であり、測量法の目的ではない。
★ポイント:測量法の目的(1条):測量の重複を除き正確さを確保するため、基本測量・公共測量の実施の基準と必要な権能を定め、測量業の適正な運営を図る。土地の権利関係の確定(登記)は不動産登記法の領域で測量法の目的ではない。
問2
測量法に規定する「基本測量」の説明として最も適当なものはどれか。
  • 1地方公共団体が都市計画のために行う測量
  • 2国又は公共団体が費用の全部を負担して実施する測量
  • 3基本測量及び公共測量以外の測量
  • ✔すべての測量の基礎となる測量で、国土地理院の行うもの
  • 5測量業者が請け負って実施するすべての測量
解説:【正解】4「すべての測量の基礎となる測量で、国土地理院の行うもの」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
測量法第4条により、基本測量とは「すべての測量の基礎となる測量で、国土地理院の行うもの」をいう。実施主体が国土地理院である点が最大の識別点である。
★ポイント:測量の区分:基本測量=すべての測量の基礎となる測量で国土地理院が行う。公共測量=基本測量以外で、費用の全部または一部を国・公共団体が負担補助して実施する測量等。公共測量は作業規程を定めて国土交通大臣の承認を受け、あらかじめ計画書を国土地理院の長に提出して技術的助言を求める。
問3
測量法に規定する「公共測量」に該当しないものはどれか。
  • 1国の機関が費用を負担して実施する公園整備のための地形測量
  • ✔国土地理院が実施する一等三角点の改測
  • 3国が費用の一部を補助して実施する土地区画整理事業の測量
  • 4市が費用を全額負担して実施する道路建設のための路線測量
  • 5都道府県が費用を負担して実施する河川改修のための測量
解説:【正解】2「国土地理院が実施する一等三角点の改測」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
公共測量とは、基本測量以外の測量のうち、国又は公共団体が費用の全部又は一部を負担・補助して実施するものをいう(測量法第5条)。国土地理院が実施する測量は基本測量に該当するため、公共測量ではない。
★ポイント:測量の区分:基本測量=すべての測量の基礎となる測量で国土地理院が行う。公共測量=基本測量以外で、費用の全部または一部を国・公共団体が負担補助して実施する測量等。公共測量は作業規程を定めて国土交通大臣の承認を受け、あらかじめ計画書を国土地理院の長に提出して技術的助言を求める。
問4
測量法に規定する位置の表示に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • ✔世界測地系の準拠楕円体には、ベッセル楕円体を用いる
  • 2平均海面からの高さの基準となる水準原点は東京都千代田区にある
  • 3地理学的経緯度は、世界測地系に従って測定する
  • 4経緯度原点は東京都港区麻布台にある
  • 5位置は、地理学的経緯度及び平均海面からの高さで表示する
解説:【正解】1「世界測地系の準拠楕円体には、ベッセル楕円体を用いる」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
測量法第11条に基づく世界測地系では、GRS80楕円体を準拠楕円体とし、ITRF座標系に従って経緯度を表す。ベッセル楕円体は旧日本測地系で用いられていたものであり、現行の基準ではない。
問5
平面直角座標系に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • 1座標系原点における縮尺係数は0.9999である
  • 2Y軸はX軸に直交し、真東方向を正とする
  • ✔座標系原点は、いずれも経度180度、緯度0度を基準に定められている
  • 4全国を19の座標系に区分している
  • 5X軸は座標系原点において子午線に一致し、真北方向を正とする
解説:【正解】3「座標系原点は、いずれも経度180度、緯度0度を基準に定められている」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
平面直角座標系は全国を19系に分け、各系ごとに原点の経緯度が個別に定められている。X軸は子午線方向で北が正、Y軸は東が正、原点の縮尺係数は0.9999である。
★ポイント:平面直角座標系:全国を19系に分割、各系の原点の縮尺係数0.9999(原点から東西に離れると大きくなり約130kmで1.0000)。X軸=真北方向(北が正)、Y軸=東が正——数学の座標と逆で、方向角はX軸(北)から時計回りに測る。
問6
測量士及び測量士補に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1測量士の登録は都道府県知事が行う
  • ✔測量士は、測量に関する計画を作成し、又は実施する
  • 3測量士補は、測量士の指導がなくても計画の作成ができる
  • 4測量士補は、測量に関する計画を作成することができる
  • 5測量士補は、測量業者の営業所に必ず1人以上置かなければならない
解説:【正解】2「測量士は、測量に関する計画を作成し、又は実施する」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
測量法第48条により、測量士は測量に関する計画を作成し又は実施し、測量士補は測量士の作成した計画に従い測量に従事する。営業所ごとに置かなければならないのは測量士(1人以上)である。登録は国土地理院に備える測量士名簿に行われる。
★ポイント:測量士=測量に関する計画を作製し実施する。測量士補=測量士の作製した計画に従い測量に従事する(計画の作製はできない)。いずれも国土地理院の長の登録を受ける。公共測量に従事する技術者は登録された測量士・士補でなければならない。
問7
測量業の登録に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔登録は国土交通大臣が行い、有効期間は5年である
  • 2登録は国土地理院長が行い、有効期間は3年である
  • 3登録は都道府県知事が行い、有効期間は5年である
  • 4登録の有効期間は10年で、更新は不要である
  • 5登録は不要であり、届出のみでよい
解説:【正解】1「登録は国土交通大臣が行い、有効期間は5年である」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
測量業を営もうとする者は、国土交通大臣の登録を受けなければならず(測量法第55条)、登録の有効期間は5年である。継続する場合は更新登録が必要となる。
★ポイント:測量士=測量に関する計画を作製し実施する。測量士補=測量士の作製した計画に従い測量に従事する(計画の作製はできない)。いずれも国土地理院の長の登録を受ける。公共測量に従事する技術者は登録された測量士・士補でなければならない。
問8
基本測量の測量成果の複製及び使用に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • 1国土地理院長は、承認に際して測量成果の使用条件を付することができる
  • 2基本測量の測量成果を複製しようとする者は、国土地理院長の承認を得なければならない
  • ✔測量成果の複製の承認申請は、都道府県知事を経由して行う
  • 4基本測量の測量成果を使用して測量を実施しようとする者は、国土地理院長の承認を得なければならない
  • 5公共測量の測量成果を使用しようとする者は、当該測量計画機関の承認を得なければならない
解説:【正解】3「測量成果の複製の承認申請は、都道府県知事を経由して行う」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
基本測量の成果の複製・使用の承認は国土地理院長に直接申請する(測量法第29条・第30条)。都道府県知事を経由する規定は存在しない。公共測量成果の使用は測量計画機関の承認による(第44条)。
★ポイント:測量の区分:基本測量=すべての測量の基礎となる測量で国土地理院が行う。公共測量=基本測量以外で、費用の全部または一部を国・公共団体が負担補助して実施する測量等。公共測量は作業規程を定めて国土交通大臣の承認を受け、あらかじめ計画書を国土地理院の長に提出して技術的助言を求める。

多角測量全190問中 8問を掲載

問1
公共測量における基準点測量の等級区分に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 11級基準点測量は、2級基準点を既知点として実施する
  • ✔1級基準点測量は、電子基準点、一~三等三角点及び1級基準点を既知点として実施する
  • 33級基準点測量では、既知点として4級基準点のみを用いる
  • 4基準点測量の等級は、1級から3級までの3区分である
  • 54級基準点測量では、既知点間の距離に上限はない
解説:【正解】2「1級基準点測量は、電子基準点、一~三等三角点及び1級基準点を既知点として実施する」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
作業規程の準則では基準点測量を1~4級の4区分とし、上位等級の既知点に基づいて下位等級を設置する。1級基準点測量の既知点は電子基準点・一~三等三角点・1級基準点である。
★ポイント:測量の区分:基本測量=すべての測量の基礎となる測量で国土地理院が行う。公共測量=基本測量以外で、費用の全部または一部を国・公共団体が負担補助して実施する測量等。公共測量は作業規程を定めて国土交通大臣の承認を受け、あらかじめ計画書を国土地理院の長に提出して技術的助言を求める。
問2
基準点測量の選点に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • 1高圧線や電波発射施設の直近を避ける
  • ✔既知点からの距離をできるだけ長くとり、路線長を最大にする
  • 3地盤が堅固で、長期間の保存に適した位置を選ぶ
  • 4GNSS観測では上空視界が確保できる位置を選ぶ
  • 5視通が確保でき、後続の測量に利用しやすい位置を選ぶ
解説:【正解】2「既知点からの距離をできるだけ長くとり、路線長を最大にする」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
選点では地盤の堅固さ、視通、上空視界、電波障害の回避などを考慮する。路線長は精度に直結するため、規定の制限内でできるだけ短く単純な網となるよう計画するのが原則である。
★ポイント:基準点測量:既知点に結合する結合多角方式が原則(単路線方式・多角網)。観測値の点検=倍角差・観測差(水平角)・高度定数差(鉛直角)を許容範囲と比較し、超過は再測。計算は厳密網平均・簡易網平均等。
問3
既知点Aから点Bを観測する際、Aに器械を据えられず偏心点A'から観測した。偏心補正計算に必要としない要素はどれか。
  • ✔点Bの標高
  • 2偏心点A'から点Bまでの距離 S
  • 3偏心点A'における観測方向角
  • 4偏心角 φ
  • 5偏心距離 e
解説:【正解】1「点Bの標高」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
水平角の偏心補正量は sin(偏心補正角)= e·sinφ / S の関係で求まり、偏心距離・偏心角・観測点から目標点までの距離で決まる。標高は水平角の偏心補正には直接必要としない。
★ポイント:偏心観測:基準点に器械や測標を置けないとき偏心点で観測し、偏心要素(偏心距離e・偏心角φ)で本点の方向に補正。補正角x″=(e・sinφ/D)×ρ″の形の計算が定番(eが小さく距離Dが大きいほど補正量は小)。
問4
偏心距離 e = 3.00 m、偏心角 φ = 90°、点A'から点Bまでの距離 S = 3,000 m のとき、偏心補正量 x はおよそいくらか。ρ" = 2×10^5 とする。
  • 1約 20"
  • 2約 100"
  • ✔約 200"
  • 4約 400"
  • 5約 600"
解説:【正解】3「約 200"」(他の4肢は誤り)
x" = e·sinφ / S × ρ" = 3.00 × 1 / 3000 × 2×10^5 = 200"。偏心距離が大きく視準距離が短いほど補正量は大きくなる。
★ポイント:偏心観測:基準点に器械や測標を置けないとき偏心点で観測し、偏心要素(偏心距離e・偏心角φ)で本点の方向に補正。補正角x″=(e・sinφ/D)×ρ″の形の計算が定番(eが小さく距離Dが大きいほど補正量は小)。
問5
トータルステーションによる水平角観測に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • ✔望遠鏡正・反の観測を行うことで鉛直軸誤差を消去できる
  • 2望遠鏡正・反の観測を行うことで視準軸誤差を消去できる
  • 3望遠鏡正・反の観測を行うことで水平軸誤差を消去できる
  • 4対回観測を行い、輪郭を変えることで目盛盛定誤差を軽減できる
  • 5水平角の観測差・倍角差により観測値の良否を点検する
解説:【正解】1「望遠鏡正・反の観測を行うことで鉛直軸誤差を消去できる」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
鉛直軸誤差(鉛直軸の傾き)は望遠鏡の正反観測では消去できない誤差であり、整準を確実に行うことでしか軽減できない。視準軸誤差・水平軸誤差・偏心誤差は正反観測で消去される。
★ポイント:TS観測の誤差消去:望遠鏡の正・反の観測値を平均すると視準軸誤差・水平軸誤差・偏心誤差が消去できる。消去できないのは鉛直軸誤差(整準を丁寧に・気泡管の点検調整で小さくする)。距離測定には気温・気圧による気象補正が必要。
問6
光波測距儀による距離測定において、測定値に加える補正として必要でないものはどれか。
  • 1気象補正(温度・気圧)
  • 2傾斜補正
  • ✔地球磁場の補正
  • 4投影補正(平面直角座標系への縮尺補正)
  • 5器械定数・反射鏡定数の補正
解説:【正解】3「地球磁場の補正」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
光波測距では気象補正、器械・反射鏡定数補正、斜距離から水平距離への傾斜補正、標高補正(基準面への補正)、縮尺(投影)補正を行う。地球磁場は光波の伝搬に補正を要する要素ではない。
問7
斜距離 1,000.000 m、両点の高低差 30.000 m のとき、水平距離はおよそいくらか。
  • 1999.100 m
  • ✔999.550 m
  • 3999.700 m
  • 4999.850 m
  • 51,000.450 m
解説:【正解】2「999.550 m」(他の4肢は誤り)
水平距離 D = √(S²-h²) ≒ S - h²/(2S) = 1000.000 - 30²/(2×1000) = 1000.000 - 0.450 = 999.550 m となる。
問8
平面直角座標系における方向角と方位角に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1方向角と方位角は常に一致する
  • ✔方向角は座標北を基準とし、方位角は真北を基準とする
  • 3方向角と方位角の差を偏心角という
  • 4方位角は磁北を基準とした角である
  • 5方向角は真北を基準とし、方位角は座標北を基準とする
解説:【正解】2「方向角は座標北を基準とし、方位角は真北を基準とする」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
方向角は平面直角座標系のX軸(座標北)を基準に右回りに測った角、方位角は真北を基準とした角である。両者の差が真北と座標北のずれ、すなわち子午線収差角(真北方向角)である。
★ポイント:平面直角座標系:全国を19系に分割、各系の原点の縮尺係数0.9999(原点から東西に離れると大きくなり約130kmで1.0000)。X軸=真北方向(北が正)、Y軸=東が正——数学の座標と逆で、方向角はX軸(北)から時計回りに測る。

水準測量全112問中 8問を掲載

問1
直接水準測量に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1気圧の差から高低差を求める
  • 2レベルと標尺を用い、視準線が鉛直となるようにして高低差を求める
  • 3鉛直角と斜距離から間接的に高低差を求める
  • 4GNSS観測により標高を直接求める
  • ✔レベルと標尺を用い、水平な視準線により2点間の高低差を直接求める
解説:【正解】5「レベルと標尺を用い、水平な視準線により2点間の高低差を直接求める」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
直接水準測量は、レベルの水平視準線と標尺の読定値から後視-前視により2点間の高低差を直接求める方法である。鉛直角と距離から求めるのは間接(三角)水準測量である。
問2
水準測量において、後視と前視の視準距離を等しくすることで消去できない誤差はどれか。
  • 1地球の曲率による誤差(球差)
  • 2視準線誤差(コリメーション誤差)
  • 3レベルの視準線が水平でないことによる誤差
  • ✔標尺の零点目盛誤差
  • 5大気の屈折による誤差(気差)
解説:【正解】4「標尺の零点目盛誤差」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
等距離視準により視準線誤差・球差・気差は消去できる。標尺の零点(底面摩耗)誤差は、器械の据付回数を偶数回とし同一標尺を同一の位置に用いることで消去する。
★ポイント:水準測量の作業:レベルは前視・後視の標尺から等距離の直線上に整置。視準距離は等級ごとに上限(1級50m・2級60m等)。標尺は2本1組で交互に立て測点数を偶数に。三脚沈下対策に「後視→前視、前視→後視」の観測順序(1級)。電子レベル+バーコード標尺は自動読取り。
問3
1級水準測量において、器械の据付回数を偶数回とする主な理由として最も適当なものはどれか。
  • 1三脚の沈下による誤差を消去するため
  • 2視準線誤差を消去するため
  • 3標尺の温度変化による誤差を消去するため
  • 4球差・気差を消去するため
  • ✔標尺の零点誤差を消去するため
解説:【正解】5「標尺の零点誤差を消去するため」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
2本1組の標尺を交互に使用し据付回数を偶数回とすることで、各標尺の零点誤差が後視と前視で相殺され消去される。
問4
水準測量における三脚の沈下および標尺の沈下による誤差を軽減する方法として、最も適当なものはどれか。
  • 1視準距離を等しくする
  • ✔観測を後視・前視・前視・後視の順で行う
  • 3気泡管を毎回中央に調整する
  • 4観測を午前中に限定する
  • 5標尺を必ず同一方向に向ける
解説:【正解】2「観測を後視・前視・前視・後視の順で行う」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
1つの測点で後視→前視→前視→後視の順に読定することで、時間経過に伴う沈下量が前後で相殺され、系統的な誤差の蓄積を軽減できる。
問5
ある区間の水準測量で、往路の高低差が+12.4560m、復路の高低差が-12.4620mであった。往復差(較差)はいくらか。
  • 10.0030 m
  • ✔0.0060 m
  • 30.0120 m
  • 40.0240 m
  • 50.0000 m
解説:【正解】2「0.0060 m」(他の4肢は誤り)
往路と復路は符号が逆になるため、較差 = |12.4560 - 12.4620| = 0.0060 m = 6.0 mm。この値が許容範囲内であるかを路線長に応じた許容値で判定する。
★ポイント:水準測量の精度管理:往復観測の較差の許容範囲は「定数×√S」(S=観測距離km)の形(例:1級2.5mm√S)。√Sに比例するので距離4倍で許容2倍。超過したら再測。環閉合差も同じ形式で点検。
問6
2級水準測量の往復観測値の較差の許容範囲が 5mm√S(Sは片道の観測距離、単位km)であるとき、片道4kmの路線における許容較差はいくらか。
  • 15 mm
  • ✔10 mm
  • 315 mm
  • 420 mm
  • 525 mm
解説:【正解】2「10 mm」(他の4肢は誤り)
5mm × √4 = 5 × 2 = 10 mm。水準測量の許容較差は距離の平方根に比例して大きくなる形で規定されている。
★ポイント:水準測量の精度管理:往復観測の較差の許容範囲は「定数×√S」(S=観測距離km)の形(例:1級2.5mm√S)。√Sに比例するので距離4倍で許容2倍。超過したら再測。環閉合差も同じ形式で点検。
問7
A点(既知)からP点まで、路線長1kmの路線Ⅰでは標高10.520m、路線長4kmの路線Ⅱでは標高10.540mが得られた。重量平均によるP点の最確値はいくらか。
  • ✔10.524 m
  • 210.528 m
  • 310.530 m
  • 410.532 m
  • 510.536 m
解説:【正解】1「10.524 m」(他の4肢は誤り)
水準測量の重みは路線長に反比例する。重み比は 1/1 : 1/4 = 4:1。最確値 = (4×10.520 + 1×10.540)/5 = (42.080+10.540)/5 = 52.620/5 = 10.524 m。
★ポイント:重み付き平均:重みは観測回数に比例、水準測量では路線長に反比例(1/S)。重量平均=Σ(重み×観測値)/Σ重み。例:2km路線と4km路線なら重みは1/2:1/4=2:1。標準偏差の2乗(分散)に反比例が一般形。
問8
水準測量における標尺補正に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • 1補正量は観測高低差に比例する
  • 21級水準測量では標尺補正を行う
  • 3標尺定数(尺定数)の誤差を補正する
  • 4標尺の温度変化による膨張・収縮を補正する
  • ✔標尺補正量は視準距離に比例する
解説:【正解】5「標尺補正量は視準距離に比例する」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
標尺補正量は ΔC = {C0 + (T-T0)α} × ΔH のように観測高低差ΔHに比例する。視準距離には比例しない。
★ポイント:標尺補正:標尺定数(目盛誤差)と温度変化(膨張係数×(観測温度−基準温度20℃))による補正を高低差に乗じる。補正量=観測高低差×(標尺定数+膨張係数×温度差)。1級水準測量では必須。

地形測量全103問中 8問を掲載

問1
TS等を用いた数値地形測量の作業工程として、最も適当な順序はどれか。
  • 1作業計画 → 補測編集 → TS点の設置 → 細部測量 → 数値編集
  • 2TS点の設置 → 作業計画 → 数値編集 → 細部測量 → 補測編集
  • 3作業計画 → 細部測量 → TS点の設置 → 補測編集 → 数値編集
  • ✔作業計画 → TS点の設置 → 細部測量 → 数値編集 → 補測編集
  • 5作業計画 → 数値編集 → 細部測量 → TS点の設置 → 補測編集
解説:【正解】4「作業計画 → TS点の設置 → 細部測量 → 数値編集 → 補測編集」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
数値地形測量は、作業計画→TS点の設置→細部測量→数値編集→補測編集→数値地形図データファイルの作成の順で進む。TS点は細部測量の器械点として先に設置する。
問2
細部測量に用いるTS点に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • 1TS点は、細部測量において器械を据える点として利用する
  • 2TS点の設置は、放射法やトラバース法により行う
  • 3TS点の精度は、後続の細部測量の精度に影響する
  • 4TS点は、基準点に基づいて設置する
  • ✔TS点は、既知点を用いずに任意の位置に設定してよい
解説:【正解】5「TS点は、既知点を用いずに任意の位置に設定してよい」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
TS点は4級基準点等の既知点に基づいて設置する必要がある。任意の点を基準とすると座標系との整合が取れず、成果として使用できない。
★ポイント:細部測量:基準点にTSを整置し、後視点で標定して放射法により地形・地物を観測。基準点から見通せない箇所はTS点(補助基準点)を設置して観測。オンライン方式(携帯端末に直接取得)とオフライン方式。
問3
等高線に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • ✔谷では等高線が下流側(低い方)へV字に張り出す
  • 2等高線は、原則として図郭内または図郭外で閉合する
  • 3異なる標高の等高線は、断崖等を除き交差しない
  • 4等高線は、途中で消えたり分岐したりしない
  • 5等高線の間隔が狭いほど傾斜が急である
解説:【正解】1「谷では等高線が下流側(低い方)へV字に張り出す」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
谷では等高線は上流側(高い方)へV字に食い込み、尾根では下流側(低い方)へ張り出す。「谷のVは上流を指す」と覚えるとよい。よって選択肢1は逆の記述であり誤り。
★ポイント:等高線:地図情報レベル2500の主曲線間隔2m・レベル5000は5m(1/25000地形図は主曲線10m・計曲線50m)。等高線は分岐・交差しない。間隔が密=急傾斜、疎=緩傾斜。
問4
縮尺1/25,000地形図における等高線の間隔として、最も適当な組合せはどれか。
  • 1主曲線 1m、計曲線 5m
  • 2主曲線 2m、計曲線 10m
  • 3主曲線 20m、計曲線 100m
  • 4主曲線 5m、計曲線 25m
  • ✔主曲線 10m、計曲線 50m
解説:【正解】5「主曲線 10m、計曲線 50m」
1/25,000地形図は主曲線10m、計曲線50m。1/50,000は主曲線20m・計曲線100m、国土基本図1/2,500は主曲線2m・計曲線10mである。
★ポイント:等高線:地図情報レベル2500の主曲線間隔2m・レベル5000は5m(1/25000地形図は主曲線10m・計曲線50m)。等高線は分岐・交差しない。間隔が密=急傾斜、疎=緩傾斜。
問5
等高線の種類に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • 1補助曲線は、主曲線のみでは表現しにくい緩傾斜地に用いる
  • 2特殊補助曲線は、補助曲線の1/2の間隔で描かれる
  • ✔主曲線は、計曲線の2倍の間隔で描かれる
  • 4計曲線には標高値を注記する
  • 5計曲線は、主曲線5本ごとに太く描かれる
解説:【正解】3「主曲線は、計曲線の2倍の間隔で描かれる」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
計曲線は主曲線5本ごと(すなわち主曲線間隔の5倍)に描かれる太い等高線である。主曲線が計曲線の2倍の間隔という記述は誤り。
★ポイント:等高線:地図情報レベル2500の主曲線間隔2m・レベル5000は5m(1/25000地形図は主曲線10m・計曲線50m)。等高線は分岐・交差しない。間隔が密=急傾斜、疎=緩傾斜。
問6
縮尺1/25,000地形図上で、水平距離が4cmの2点間の実距離はいくらか。
  • 1100 m
  • 2250 m
  • 3500 m
  • ✔1,000 m
  • 52,500 m
解説:【正解】4「1,000 m」(他の4肢は誤り)
実距離 = 図上距離 × 縮尺分母 = 0.04 m × 25,000 = 1,000 m。
★ポイント:縮尺の換算:実距離=図上距離×縮尺分母(1/50,000で図上1cm=実地500m)。面積は縮尺分母の2乗倍。縮尺分母が大きい=小縮尺(広域・簡略)、分母が小さい=大縮尺(狭域・詳細)という言い方に注意。
問7
縮尺1/2,500の地形図上で、2点間の図上距離が8cm、その2点の標高差が10mであった。この斜面の平均傾斜はおよそいくらか。
  • 11/5
  • 21/10
  • ✔1/20
  • 41/40
  • 51/100
解説:【正解】3「1/20」(他の4肢は誤り)
実水平距離 = 0.08 × 2,500 = 200 m。傾斜 = 10/200 = 1/20 である。
★ポイント:縮尺の換算:実距離=図上距離×縮尺分母(1/50,000で図上1cm=実地500m)。面積は縮尺分母の2乗倍。縮尺分母が大きい=小縮尺(広域・簡略)、分母が小さい=大縮尺(狭域・詳細)という言い方に注意。
問8
数値標高モデル等に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • ✔DSMからDEMを作成するには、地物の高さを加算するフィルタリングを行う
  • 2DEMは、地表面の標高を格子状に表現したデータである
  • 3DTMは、地表面(地盤高)の形状を表現したデータである
  • 4DSMは、建物や樹木を含んだ表層の高さを表現したデータである
  • 5TINは、不規則三角網により地形を表現する方式である
解説:【正解】1「DSMからDEMを作成するには、地物の高さを加算するフィルタリングを行う」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
DSMからDEM/DTMを得るには、建物・樹木等の地物に相当する点群を除去するフィルタリング処理を行う。高さを加算するのではなく除去する処理である。

写真測量全155問中 8問を掲載

問1
空中写真測量の標準的な作業工程として、最も適当な順序はどれか。
  • 1作業計画 → 撮影 → 標定点の設置 → 数値編集 → 数値図化 → 同時調整 → 補測編集
  • 2標定点の設置 → 数値編集 → 撮影 → 作業計画 → 同時調整 → 数値図化 → 補測編集
  • ✔作業計画 → 標定点の設置 → 撮影 → 同時調整 → 数値図化 → 数値編集 → 補測編集
  • 4撮影 → 作業計画 → 標定点の設置 → 数値図化 → 同時調整 → 補測編集 → 数値編集
  • 5作業計画 → 数値図化 → 撮影 → 標定点の設置 → 同時調整 → 補測編集 → 数値編集
解説:【正解】3「作業計画 → 標定点の設置 → 撮影 → 同時調整 → 数値図化 → 数値編集 → 補測編集」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
空中写真測量は、作業計画→標定点の設置(対空標識設置含む)→撮影→同時調整→数値図化→数値編集→補測編集→数値地形図データの作成の順に行う。対空標識は撮影前に設置する点が重要。
問2
画面距離(焦点距離)10cmのカメラで、対地高度2,000mから撮影した鉛直空中写真の縮尺はいくらか。
  • 11/5,000
  • 21/10,000
  • ✔1/20,000
  • 41/25,000
  • 51/40,000
解説:【正解】3「1/20,000」(他の4肢は誤り)
写真縮尺 1/m = f/H = 0.10/2,000 = 1/20,000。画面距離を対地高度で除して求める。
★ポイント:写真の縮尺:1/m=f/H(f=画面距離、H=対地高度)→H=m・f。撮影高度=対地高度+撮影基準面標高。地上画素寸法=素子寸法×H/f。数値の代入問題が最頻出なので単位(mm⇄m)の換算に注意。
問3
画面距離15cmのカメラを用い、写真縮尺1/10,000で撮影するとき、必要な対地高度はいくらか。
  • 11,000 m
  • ✔1,500 m
  • 32,000 m
  • 42,500 m
  • 53,000 m
解説:【正解】2「1,500 m」(他の4肢は誤り)
H = m × f = 10,000 × 0.15 = 1,500 m。撮影基準面からの対地高度であり、平均標高を考慮して海抜撮影高度を決める。
★ポイント:写真の縮尺:1/m=f/H(f=画面距離、H=対地高度)→H=m・f。撮影高度=対地高度+撮影基準面標高。地上画素寸法=素子寸法×H/f。数値の代入問題が最頻出なので単位(mm⇄m)の換算に注意。
問4
画面距離10cm、写真縮尺1/12,500で撮影する。撮影地域の平均標高が250mであるとき、海抜撮影高度はいくらか。
  • 11,000 m
  • 21,250 m
  • ✔1,500 m
  • 41,750 m
  • 52,000 m
解説:【正解】3「1,500 m」(他の4肢は誤り)
対地高度 H = 12,500 × 0.10 = 1,250 m。海抜撮影高度 = 対地高度 + 平均標高 = 1,250 + 250 = 1,500 m。
★ポイント:写真の縮尺:1/m=f/H(f=画面距離、H=対地高度)→H=m・f。撮影高度=対地高度+撮影基準面標高。地上画素寸法=素子寸法×H/f。数値の代入問題が最頻出なので単位(mm⇄m)の換算に注意。
問5
画面の大きさ23cm×23cm、写真縮尺1/10,000、オーバーラップ60%のとき、撮影基線長(隣接写真の撮影中心間距離)はいくらか。
  • 1460 m
  • 2690 m
  • ✔920 m
  • 41,150 m
  • 51,380 m
解説:【正解】3「920 m」(他の4肢は誤り)
地上での画面の一辺 = 0.23 × 10,000 = 2,300 m。撮影基線長 B = 2,300 ×(1-0.60)= 920 m。
★ポイント:重複度:同一コース内オーバーラップ標準60%、コース間サイドラップ標準30%。撮影基線長B=画面の地上サイズ×(1−p/100)。隣接写真の重複で実体視(ステレオモデル)が可能になる。比高の大きい地域では隠蔽を防ぐため重複度を上げる。
問6
空中写真測量における写真の重複度に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ✔同一コース内の隣接写真の重複(オーバーラップ)は約60%とする
  • 2隣接コース間の重複(サイドラップ)は約60%とする
  • 3オーバーラップは0%でもよい
  • 4同一コース内の隣接写真の重複(オーバーラップ)は約30%とする
  • 5サイドラップは実体視のために必要である
解説:【正解】1「同一コース内の隣接写真の重複(オーバーラップ)は約60%とする」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
標準的にはオーバーラップ約60%、サイドラップ約30%とする。オーバーラップは実体視(立体視)のために必須で、60%あれば隣接3枚で重なる部分ができ標定に有利となる。
問7
対地高度2,000mから撮影した空中写真において、主点から10cm離れた位置に写っている高さ100mの塔がある。この塔の頂部の写真上での変位(倒れこみ)量はいくらか。
  • 11.0 mm
  • 22.5 mm
  • ✔5.0 mm
  • 410.0 mm
  • 520.0 mm
解説:【正解】3「5.0 mm」(他の4肢は誤り)
Δr = r × h / H = 100mm × 100m / 2,000m = 5.0 mm。変位量は主点からの距離r と比高h に比例し、対地高度H に反比例する。
★ポイント:写真の縮尺:1/m=f/H(f=画面距離、H=対地高度)→H=m・f。撮影高度=対地高度+撮影基準面標高。地上画素寸法=素子寸法×H/f。数値の代入問題が最頻出なので単位(mm⇄m)の換算に注意。
問8
撮影高度1,500m、撮影基線長(写真上の基線長b)が60mmの実体写真において、視差差が2.0mmの2点間の比高はおよそいくらか。
  • 125 m
  • ✔48 m
  • 350 m
  • 475 m
  • 5100 m
解説:【正解】2「48 m」(他の4肢は誤り)
比高 h = H × Δp /(b + Δp)= 1,500 × 2.0 /(60 + 2.0)= 3,000/62 ≒ 48.4 m。簡易式 h ≒ H·Δp/b では50mとなるが、厳密式では約48mである。
★ポイント:重複度:同一コース内オーバーラップ標準60%、コース間サイドラップ標準30%。撮影基線長B=画面の地上サイズ×(1−p/100)。隣接写真の重複で実体視(ステレオモデル)が可能になる。比高の大きい地域では隠蔽を防ぐため重複度を上げる。

地図編集全87問中 8問を掲載

問1
地図編集における転位の原則に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • 1道路を優先し、河川を転位させる
  • 2注記を優先し、地物を転位させる
  • 3すべての地物を均等に転位させる
  • 4建物を優先し、道路・鉄道を転位させる
  • ✔基準点、河川・海岸線などの自然物を優先し、人工物を転位させる
解説:【正解】5「基準点、河川・海岸線などの自然物を優先し、人工物を転位させる」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
転位の原則では、真位置を保つ優先順位が高い順に、測地基準点等 → 河川・海岸線等の自然地物 → 道路・鉄道等の主要な人工物 → 建物等 となる。重要度の低いものを転位させる。
★ポイント:地図編集の原則:基図は編集する地図より大縮尺で最新・精度の高いものを使用。描画順序は骨格地物(基準点→河川・水涯線→道路・鉄道→建物…)から。転位=真位置に表示できない場合、重要度の高い地物(基準点・河川等)を優先して他を移動し、相対関係を保つ。取捨選択・総描は縮尺に応じて。
問2
地図編集における総描及び取捨選択に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • 1縮尺が小さくなるほど、表現できる情報量は減少する
  • 2総描とは、地物の形状の特徴を保ちながら簡略化することである
  • ✔小縮尺図では、地物をすべて漏れなく表示しなければならない
  • 4取捨選択とは、地図の目的に応じて表示する地物を選ぶことである
  • 5総描により、地物の位置や形状の特徴を失ってはならない
解説:【正解】3「小縮尺図では、地物をすべて漏れなく表示しなければならない」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
小縮尺図では図の判読性を確保するため取捨選択と総描が不可欠であり、すべての地物を表示することはできない。
★ポイント:地図編集の原則:基図は編集する地図より大縮尺で最新・精度の高いものを使用。描画順序は骨格地物(基準点→河川・水涯線→道路・鉄道→建物…)から。転位=真位置に表示できない場合、重要度の高い地物(基準点・河川等)を優先して他を移動し、相対関係を保つ。取捨選択・総描は縮尺に応じて。
問3
地図投影法に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • ✔1つの図法で、角度・面積・距離のすべてを同時に正しく表すことはできる
  • 2メルカトル図法は高緯度地方で面積が著しく拡大される
  • 3UTM図法は横メルカトル図法の一種である
  • 4正角図法では、微小部分の形状(角度)が正しく表される
  • 5正積図法では、面積が正しく表される
解説:【正解】1「1つの図法で、角度・面積・距離のすべてを同時に正しく表すことはできる」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
球面を平面に展開する以上、角度・面積・距離・方位のすべてを同時に正しく表す図法は存在しない。用途に応じて何を正しく保つかを選択する。
★ポイント:地図編集の原則:基図は編集する地図より大縮尺で最新・精度の高いものを使用。描画順序は骨格地物(基準点→河川・水涯線→道路・鉄道→建物…)から。転位=真位置に表示できない場合、重要度の高い地物(基準点・河川等)を優先して他を移動し、相対関係を保つ。取捨選択・総描は縮尺に応じて。
問4
UTM図法(ユニバーサル横メルカトル図法)に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • 1中央子午線上の縮尺係数は0.9996である
  • 2経度差6度ごとの帯(ゾーン)に区分している
  • 3南北緯80度以下の地域に適用される
  • ✔中央子午線上の縮尺係数は0.9999である
  • 51/25,000地形図及び1/50,000地形図に採用されている
解説:【正解】4「中央子午線上の縮尺係数は0.9999である」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
UTM図法の中央子午線における縮尺係数は0.9996である。0.9999は日本の平面直角座標系の値であり、混同しやすいので注意する。
★ポイント:UTM図法:横メルカトル図法で経度6度ごとの帯に分割(日本は51〜56帯)、中央経線上の縮尺係数0.9996。1/25000・1/50000等の中縮尺図に使用。平面直角座標系(狭域・原点0.9999)との対比が頻出。
問5
国土地理院が整備する地図に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • 1電子地形図25000は、地理院地図のデータを基に作成される
  • ✔1/25,000地形図は、都道府県が作成する公共測量成果である
  • 3地理院地図は、ウェブ上で閲覧できる地図・空中写真等の提供サービスである
  • 4数値地図(国土基本情報)は、基本測量成果として提供される
  • 5基盤地図情報は、位置の基準となる地理空間情報である
解説:【正解】2「1/25,000地形図は、都道府県が作成する公共測量成果である」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
1/25,000地形図は国土地理院が作成する基本測量の成果であり、公共測量成果ではない。
★ポイント:地図編集の原則:基図は編集する地図より大縮尺で最新・精度の高いものを使用。描画順序は骨格地物(基準点→河川・水涯線→道路・鉄道→建物…)から。転位=真位置に表示できない場合、重要度の高い地物(基準点・河川等)を優先して他を移動し、相対関係を保つ。取捨選択・総描は縮尺に応じて。
問6
地形図の表現に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • 1植生記号は、その範囲を代表する位置に配置する
  • 2図式は、地図の表現方法を定めた規則である
  • 3注記は、地物の名称や種類を文字で表示するものである
  • 4地図記号は、地物を一定の約束に従って図式化したものである
  • ✔地図記号は、実際の地物の大きさを縮尺どおりに表現している
解説:【正解】5「地図記号は、実際の地物の大きさを縮尺どおりに表現している」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
多くの地図記号は、判読性のため縮尺どおりの大きさではなく一定の大きさで描かれる(記号化)。位置は真位置に置くのが原則である。
★ポイント:地図編集の原則:基図は編集する地図より大縮尺で最新・精度の高いものを使用。描画順序は骨格地物(基準点→河川・水涯線→道路・鉄道→建物…)から。転位=真位置に表示できない場合、重要度の高い地物(基準点・河川等)を優先して他を移動し、相対関係を保つ。取捨選択・総描は縮尺に応じて。
問7
地理情報システム(GIS)に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • ✔GISで扱うデータは、測地基準系が異なっていても位置は常に一致する
  • 2位置情報を持つデータを重ね合わせて分析できる
  • 3属性データと図形データを関連付けて管理する
  • 4ベクタデータとラスタデータを扱うことができる
  • 5バッファ解析やオーバーレイ解析等の空間解析ができる
解説:【正解】1「GISで扱うデータは、測地基準系が異なっていても位置は常に一致する」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
測地基準系(旧日本測地系と世界測地系など)が異なると同一地点でも座標値が異なり、日本付近では数百mのずれを生じる。重ね合わせには座標変換が必須である。
★ポイント:地図編集の原則:基図は編集する地図より大縮尺で最新・精度の高いものを使用。描画順序は骨格地物(基準点→河川・水涯線→道路・鉄道→建物…)から。転位=真位置に表示できない場合、重要度の高い地物(基準点・河川等)を優先して他を移動し、相対関係を保つ。取捨選択・総描は縮尺に応じて。
問8
基盤地図情報に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • 1地理空間情報活用推進基本法に基づき整備されている
  • 2位置の基準として共通に利用されることが期待されている
  • ✔基盤地図情報の項目は、縮尺1/500以上の精度で全国整備されている
  • 4測量の基準点、海岸線、道路縁、建築物の外周線等が項目に含まれる
  • 5電子的に無償で提供されている
解説:【正解】3「基盤地図情報の項目は、縮尺1/500以上の精度で全国整備されている」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
基盤地図情報の整備精度は地域により異なり、都市計画区域等では1/2,500相当、それ以外は1/25,000相当が基本である。全国一律に1/500以上ではない。
★ポイント:地図編集の原則:基図は編集する地図より大縮尺で最新・精度の高いものを使用。描画順序は骨格地物(基準点→河川・水涯線→道路・鉄道→建物…)から。転位=真位置に表示できない場合、重要度の高い地物(基準点・河川等)を優先して他を移動し、相対関係を保つ。取捨選択・総描は縮尺に応じて。

応用測量全147問中 8問を掲載

問1
路線測量の作業工程として、最も適当な順序はどれか。
  • 1仮BM設置測量 → 線形決定 → 縦断測量 → 中心線測量 → 横断測量 → 詳細測量 → 用地幅杭設置測量
  • 2線形決定 → 仮BM設置測量 → 用地幅杭設置測量 → 中心線測量 → 縦断測量 → 横断測量 → 詳細測量
  • 3中心線測量 → 線形決定 → 縦断測量 → 仮BM設置測量 → 横断測量 → 用地幅杭設置測量 → 詳細測量
  • ✔線形決定 → 中心線測量 → 仮BM設置測量 → 縦断測量 → 横断測量 → 詳細測量 → 用地幅杭設置測量
  • 5縦断測量 → 横断測量 → 線形決定 → 中心線測量 → 仮BM設置測量 → 詳細測量 → 用地幅杭設置測量
解説:【正解】4「線形決定 → 中心線測量 → 仮BM設置測量 → 縦断測量 → 横断測量 → 詳細測量 → 用地…」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
路線測量は、作業計画→線形決定→中心線測量→仮BM設置測量→縦断測量→横断測量→詳細測量→用地幅杭設置測量の順に行う。中心線を定めてから高さの基準(仮BM)を設ける流れを押さえる。
問2
路線測量の線形決定に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • 1IP(交点)の座標を求め、曲線要素を計算する
  • 2地形図上で計画路線の位置を検討する
  • ✔線形決定は、中心線測量で現地に杭を設置した後に行う
  • 4IP法では、主要点及び中心線の座標値を計算する
  • 5線形図データファイルを作成する
解説:【正解】3「線形決定は、中心線測量で現地に杭を設置した後に行う」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
線形決定は中心線測量に先立って行う机上の作業であり、決定した座標に基づいて中心線測量で現地に中心杭を設置する。
問3
曲線半径R=200m、交角(交角IA)=60°の単曲線において、接線長(TL)はいくらか。
  • 1約 100.0 m
  • ✔約 115.5 m
  • 3約 150.0 m
  • 4約 173.2 m
  • 5約 200.0 m
解説:【正解】2「約 115.5 m」(他の4肢は誤り)
TL = R·tan(IA/2) = 200 × tan30° = 200 × 0.5774 = 115.47 m ≒ 115.5 m。
★ポイント:単曲線の要素:接線長TL=R・tan(I/2)、曲線長CL=R・I(radian)、外線長SL=R(sec(I/2)−1)、中央縦距M=R(1−cos(I/2))。BC位置=IP−TL、EC=BC+CL。IとRから要素を計算し杭位置を求める問題が最頻出。
問4
曲線半径R=300m、交角=60°の単曲線において、曲線長(CL)はいくらか。
  • 1約 157.1 m
  • 2約 200.0 m
  • ✔約 314.2 m
  • 4約 400.0 m
  • 5約 471.2 m
解説:【正解】3「約 314.2 m」(他の4肢は誤り)
CL = R × IA(ラジアン) = 300 × (60°×π/180) = 300 × 1.0472 = 314.16 m ≒ 314.2 m。
★ポイント:単曲線の要素:接線長TL=R・tan(I/2)、曲線長CL=R・I(radian)、外線長SL=R(sec(I/2)−1)、中央縦距M=R(1−cos(I/2))。BC位置=IP−TL、EC=BC+CL。IとRから要素を計算し杭位置を求める問題が最頻出。
問5
曲線半径R=100m、交角=90°の単曲線において、外線長(SL、IPから曲線中央までの距離)はいくらか。
  • 1約 14.2 m
  • 2約 29.3 m
  • ✔約 41.4 m
  • 4約 70.7 m
  • 5約 100.0 m
解説:【正解】3「約 41.4 m」(他の4肢は誤り)
SL = R{sec(IA/2) - 1} = 100 × (1/cos45° - 1) = 100 × (1.41421 - 1) = 41.42 m。
★ポイント:単曲線の要素:接線長TL=R・tan(I/2)、曲線長CL=R・I(radian)、外線長SL=R(sec(I/2)−1)、中央縦距M=R(1−cos(I/2))。BC位置=IP−TL、EC=BC+CL。IとRから要素を計算し杭位置を求める問題が最頻出。
問6
クロソイドパラメータA=100m、曲線長L=50mのときの曲線半径Rはいくらか。
  • 150 m
  • 2100 m
  • 3150 m
  • ✔200 m
  • 5250 m
解説:【正解】4「200 m」(他の4肢は誤り)
クロソイドの基本式 A² = R·L より、R = A²/L = 100²/50 = 10,000/50 = 200 m。
★ポイント:単曲線の要素:接線長TL=R・tan(I/2)、曲線長CL=R・I(radian)、外線長SL=R(sec(I/2)−1)、中央縦距M=R(1−cos(I/2))。BC位置=IP−TL、EC=BC+CL。IとRから要素を計算し杭位置を求める問題が最頻出。
問7
緩和曲線(クロソイド)に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • 1直線部と円曲線部を滑らかに接続するために用いる
  • ✔曲率半径が曲線長に比例して増加する曲線である
  • 3車両の走行における遠心力の急変を緩和する
  • 4曲率が曲線長に比例して変化する曲線である
  • 5クロソイドパラメータAが大きいほど緩やかな線形となる
解説:【正解】2「曲率半径が曲線長に比例して増加する曲線である」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
クロソイドは曲率(1/R)が曲線長Lに比例して増加する曲線、すなわち曲率半径Rは曲線長に反比例して減少する。選択肢2は逆の記述である。
★ポイント:クロソイド:曲率が曲線長に比例して増える緩和曲線。A²=R・L(A=パラメータ)。直線→クロソイド→円曲線とつなぎ、車両のハンドル操作に対応した滑らかな線形を作る。
問8
縦断測量及び横断測量に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • 1縦断測量は、中心杭等の標高を水準測量により求める
  • 2横断測量にはTSやレベルを用いる方法がある
  • 3横断測量は、中心杭を基準に中心線に直交する方向の地形を測定する
  • ✔縦断測量では、中心杭の平面位置のみを測定する
  • 5縦断面図の縦の縮尺は、横の縮尺より大きくとることが一般的である
解説:【正解】4「縦断測量では、中心杭の平面位置のみを測定する」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
縦断測量は中心杭及び地形変化点の「標高」を求める作業である。平面位置は中心線測量で確定している。
★ポイント:路線の縦断・横断測量:中心杭高(地盤高)を水準測量で求め縦断面図を作成(縦の縮尺は横の10倍等に強調)。横断測量は中心線と直角方向の地形変化点を測定。仮BM(仮水準点)を設置して基準とする。

測量の基礎全103問中 8問を掲載

問1
測量で用いる角の単位に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • 11度は60分、1分は60秒である
  • 21ラジアンは、半径と等しい長さの弧に対する中心角である
  • 3180度はπラジアンに等しい
  • 41ラジアンは約206,265秒である
  • ✔1グラードは1度に等しい
解説:【正解】5「1グラードは1度に等しい」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
グラード(グラジアン)は直角を100等分した単位であり、1グラード = 0.9度である。1ラジアン ≒ 206,265″(ρ″)は測量計算で頻出する定数。
問2
水平距離100m離れた点から、ある塔の頂部を見上げた仰角が30°であった。目の高さを1.5mとすると、塔の高さはおよそいくらか。
  • 1約 51.5 m
  • 2約 57.7 m
  • ✔約 59.2 m
  • 4約 100.0 m
  • 5約 173.2 m
解説:【正解】3「約 59.2 m」(他の4肢は誤り)
高低差 = 100 × tan30° = 100 × 0.5774 = 57.74 m。これに目の高さ(器械高)1.5mを加えて 57.74 + 1.5 = 59.24 m ≒ 59.2 m。
問3
斜距離50.000m、鉛直角(高度角)が水平から10°のとき、水平距離はおよそいくらか。
  • 18.68 m
  • 246.98 m
  • 348.30 m
  • ✔49.24 m
  • 550.76 m
解説:【正解】4「49.24 m」(他の4肢は誤り)
水平距離 = 斜距離 × cos10° = 50.000 × 0.98481 = 49.240 m。
問4
最確値と標準偏差に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • 1観測回数を増やすと、最確値の標準偏差は小さくなる
  • ✔観測回数を4倍にすると、最確値の標準偏差は1/4になる
  • 3残差は、各観測値と最確値との差である
  • 4標準偏差は、観測値のばらつきの大きさを表す
  • 5同精度の観測では、最確値は観測値の算術平均である
解説:【正解】2「観測回数を4倍にすると、最確値の標準偏差は1/4になる」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
最確値(平均)の標準偏差は σ/√n であるから、観測回数を4倍にすると 1/√4 = 1/2 になる。1/4にはならない。
★ポイント:誤差論:最確値=算術平均(等精度観測)。残差v=観測値−最確値。最確値の標準偏差=√(Σv²/(n(n−1)))。偶然誤差は観測回数を増やすと小さくできる(√nに反比例)が、系統誤差は観測方法の工夫・補正で除く。
問5
1辺の測定における標準偏差が5mmである。この距離を独立に4回測定したときの平均値の標準偏差はいくらか。
  • 11.25 mm
  • ✔2.5 mm
  • 35 mm
  • 410 mm
  • 520 mm
解説:【正解】2「2.5 mm」(他の4肢は誤り)
平均値の標準偏差 = σ/√n = 5/√4 = 5/2 = 2.5 mm。
★ポイント:誤差論:最確値=算術平均(等精度観測)。残差v=観測値−最確値。最確値の標準偏差=√(Σv²/(n(n−1)))。偶然誤差は観測回数を増やすと小さくできる(√nに反比例)が、系統誤差は観測方法の工夫・補正で除く。
問6
長方形の土地の縦の長さa=50.00m(標準偏差10mm)、横の長さb=20.00m(標準偏差10mm)を測定した。面積の標準偏差はおよそいくらか。
  • 1約 0.2 m²
  • 2約 0.4 m²
  • 3約 0.5 m²
  • ✔約 0.6 m²
  • 5約 1.0 m²
解説:【正解】4「約 0.6 m²」(他の4肢は誤り)
S=ab の誤差伝播より σS = √{(b·σa)² + (a·σb)²} = √{(20×0.010)² + (50×0.010)²} = √(0.04+0.25) = √0.29 ≒ 0.539 m²。選択肢では約0.5~0.6 m²、ここでは0.6 m²が最も近い。
★ポイント:誤差論:最確値=算術平均(等精度観測)。残差v=観測値−最確値。最確値の標準偏差=√(Σv²/(n(n−1)))。偶然誤差は観測回数を増やすと小さくできる(√nに反比例)が、系統誤差は観測方法の工夫・補正で除く。
問7
縮尺1/5,000の地形図上で、面積が4cm²の土地の実面積はいくらか。
  • 12,000 m²
  • ✔10,000 m²
  • 320,000 m²
  • 4100,000 m²
  • 5200,000 m²
解説:【正解】2「10,000 m²」(他の4肢は誤り)
面積の縮尺は長さの縮尺の2乗になる。4 cm² = 4×10⁻⁴ m²、実面積 = 4×10⁻⁴ × 5,000² = 4×10⁻⁴ × 2.5×10⁷ = 10,000 m²。
★ポイント:縮尺の換算:実距離=図上距離×縮尺分母(1/50,000で図上1cm=実地500m)。面積は縮尺分母の2乗倍。縮尺分母が大きい=小縮尺(広域・簡略)、分母が小さい=大縮尺(狭域・詳細)という言い方に注意。
問8
測量における計算結果の表示に関する記述として、最も適当でないものはどれか。
  • ✔計算途中で四捨五入を繰り返すほど、結果の精度は向上する
  • 2計算結果は、観測精度に応じた有効数字で表す
  • 3四捨五入は最終計算結果に対して行い、途中では桁数を余分に保つ
  • 4有効数字を必要以上に多く表示すると、精度を誤認させる
  • 5距離の観測値は、測定器の分解能に応じた桁数で記録する
解説:【正解】1「計算途中で四捨五入を繰り返すほど、結果の精度は向上する」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
計算途中で四捨五入を繰り返すと丸め誤差が累積し、結果の精度は低下する。途中は余分な桁を保持し、最後にまとめる。