基礎理論全252問中 8問を掲載
問12進数 1011 を10進数で表したものはどれか。
解説:【正解】オ「11」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
2進数1011は 1×2^3+0×2^2+1×2^1+1×2^0 = 8+0+2+1 = 11 となる。
★ポイント:基数変換:2進→10進は各桁の重み(…8,4,2,1)の和。10進→2進は2で割った余りを下から読む。16進1桁=2進4桁の対応(A=1010〜F=1111)を覚えると相互変換が速い。
問216進数 FF を10進数で表したものはどれか。
解説:【正解】ア「255」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
F=15なので 15×16+15 = 240+15 = 255。8ビットで表せる符号なし整数の最大値でもある。
★ポイント:基数変換:2進→10進は各桁の重み(…8,4,2,1)の和。10進→2進は2で割った余りを下から読む。16進1桁=2進4桁の対応(A=1010〜F=1111)を覚えると相互変換が速い。
問38ビットの2の補数表現で表現できる整数の範囲はどれか。
- 1-255〜255
- ✔-128〜127
- 3-128〜128
- 4-127〜128
- 50〜255
解説:【正解】イ「-128〜127」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
nビットの2の補数表現の範囲は -2^(n-1) 〜 2^(n-1)-1。n=8なら -128〜127 となる。0の表現が1通りである点が1の補数との違い。
★ポイント:2の補数=ビット反転+1。nビットの2の補数表現の範囲は−2^(n−1)〜2^(n−1)−1(例:8ビットで−128〜127)。減算は「2の補数を加算」で実現され、これが負数表現に補数を使う理由。
問4浮動小数点数の演算で、絶対値の大きく異なる数どうしを加算したとき、小さい方の値が結果に反映されなくなる現象はどれか。
- 1丸め誤差
- 2桁落ち
- 3オーバフロー
- 4打切り誤差
- ✔情報落ち
解説:【正解】オ「情報落ち」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
情報落ちは、指数部を合わせる際に小さい数の仮数部が右シフトで押し出され失われる現象。桁落ちは近接した値の減算で有効桁数が減る現象であり別物。
★ポイント:浮動小数点=符号・指数部・仮数部。誤差の区別:丸め誤差(表現しきれない端数)・桁落ち(近い値同士の減算で有効桁が減る)・情報落ち(絶対値の大きく異なる加減算で小さい値が反映されない)・打切り誤差(計算打切り)。
問5値がほぼ等しい二つの数の差を求めたときに、有効数字の桁数が大幅に減少する現象はどれか。
- 1丸め誤差
- ✔桁落ち
- 3打切り誤差
- 4情報落ち
- 5アンダフロー
解説:【正解】イ「桁落ち」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
桁落ちは近接値の減算で上位桁が相殺され、有効桁数が失われる現象。式変形(有理化など)で回避することが多い。
問6論理演算 A AND B の結果が1になるのはどの場合か。
- 1AとBが異なるとき
- ✔AもBもともに1のとき
- 3AとBが等しいとき
- 4AまたはBの少なくとも一方が1のとき
- 5AもBもともに0のとき
解説:【正解】イ「AもBもともに1のとき」(他の4肢は誤り)
論理積(AND)は両方が1のときだけ1。少なくとも一方が1で1になるのは論理和(OR)、異なるとき1になるのは排他的論理和(XOR)である。
★ポイント:ビット操作の定石:特定ビットを0にする=ANDでマスク、1にする=OR、反転する=XOR(1と)。XORは同じ値を2回適用すると元に戻る(暗号・チェックサムに応用)。ド・モルガン:NOT(A AND B)=NOT A OR NOT B。
問7排他的論理和(XOR)の性質として正しいものはどれか。
- 1XORは交換法則が成り立たない
- 20とXORすると必ず0になる
- ✔同じ値を2回XORすると元の値に戻る
- 41とXORすると必ず1になる
- 5XORはNANDだけでは構成できない
解説:【正解】ウ「同じ値を2回XORすると元の値に戻る」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
A XOR B XOR B = A が成り立つため、簡易な暗号化やビット反転に用いられる。0とのXORは元の値、1とのXORはビット反転となる。
★ポイント:ビット操作の定石:特定ビットを0にする=ANDでマスク、1にする=OR、反転する=XOR(1と)。XORは同じ値を2回適用すると元に戻る(暗号・チェックサムに応用)。ド・モルガン:NOT(A AND B)=NOT A OR NOT B。
問8ド・モルガンの法則として正しいものはどれか。
- 1NOT(A OR B) = (NOT A) OR (NOT B)
- ✔NOT(A AND B) = (NOT A) OR (NOT B)
- 3NOT(A AND B) = (NOT A) AND (NOT B)
- 4A AND (B OR C) = (A AND B) OR C
- 5A OR (A AND B) = B
解説:【正解】イ「NOT(A AND B) = (NOT A) OR (NOT B)」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
ド・モルガンの法則は否定を分配すると論理積と論理和が入れ替わるというもの。NOT(A OR B) = (NOT A) AND (NOT B) も同法則である。
アルゴリズム全13問中 8問を掲載
問1スタックの説明として適切なものはどれか。
- 1任意の位置のデータを添字で直接参照する
- 2キーの値によって格納位置を決める
- 3最初に入れたデータを最初に取り出す(FIFO)
- ✔最後に入れたデータを最初に取り出す(LIFO)
- 5優先度の高いデータから取り出す
解説:【正解】エ「最後に入れたデータを最初に取り出す(LIFO)」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
スタックはLIFO(Last In First Out)。push/popで操作し、関数呼出しの戻り番地管理や再帰処理に用いられる。FIFOはキューの説明。
★ポイント:スタック=LIFO(push/pop・関数呼出しや逆ポーランド記法評価に使用)、キュー=FIFO(enqueue/dequeue・待ち行列やバッファに使用)。両者の対比が最頻出。
問2キューの説明として適切なものはどれか。
- 1データを常に整列した状態で保持する
- ✔先に入れたデータから順に取り出す(FIFO)
- 3データを木構造で保持する
- 4ハッシュ関数で格納位置を決める
- 5後に入れたデータから順に取り出す(LIFO)
解説:【正解】イ「先に入れたデータから順に取り出す(FIFO)」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
キューはFIFO(First In First Out)。enqueue/dequeueで操作し、プリンタの印刷待ち行列やタスク待ち行列に用いられる。
★ポイント:スタック=LIFO(push/pop・関数呼出しや逆ポーランド記法評価に使用)、キュー=FIFO(enqueue/dequeue・待ち行列やバッファに使用)。両者の対比が最頻出。
問3要素数nのデータに対する2分探索法の平均計算量はどれか。
- 1O(n)
- 2O(n log n)
- 3O(1)
- ✔O(log n)
- 5O(n^2)
解説:【正解】エ「O(log n)」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
2分探索は毎回探索範囲を半分にするため比較回数はlog2 n に比例する。ただし対象データが整列済みであることが前提となる。
★ポイント:線形探索の平均比較回数≒n/2、2分探索はlog2 n(整列済みが前提)。ハッシュ探索は理想的にO(1)だが衝突対策(チェイン法・オープンアドレス法)が必要。
問4クイックソートの平均計算量はどれか。
- ✔O(n log n)
- 2O(n^2)
- 3O(1)
- 4O(n)
- 5O(log n)
解説:【正解】ア「O(n log n)」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
クイックソートは平均O(n log n)だが、ピボットの選び方が悪く分割が偏ると最悪O(n^2)になる。マージソートは最悪でもO(n log n)。
★ポイント:整列の計算量:バブル・選択・挿入=O(n²)、クイック・マージ・ヒープ=O(n log n)(クイックの最悪はO(n²))。クイック=基準値(ピボット)で分割、マージ=分割して併合、ヒープ=ヒープ構造利用。安定なソート=同順位の元の順序を保つ(バブル・挿入・マージ)。
問5バブルソートの最悪計算量はどれか。
- 1O(n log n)
- 2O(log n)
- 3O(2^n)
- 4O(n)
- ✔O(n^2)
解説:【正解】オ「O(n^2)」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
バブルソートは隣接要素の交換を繰り返す単純な整列法で、比較回数は約n(n-1)/2回となりO(n^2)。選択ソート、挿入ソートも最悪O(n^2)。
★ポイント:整列の計算量:バブル・選択・挿入=O(n²)、クイック・マージ・ヒープ=O(n log n)(クイックの最悪はO(n²))。クイック=基準値(ピボット)で分割、マージ=分割して併合、ヒープ=ヒープ構造利用。安定なソート=同順位の元の順序を保つ(バブル・挿入・マージ)。
問6線形リスト(連結リスト)が配列に比べて優れている点はどれか。
- 1データが常に整列される
- 2要素数が固定される
- 3メモリ使用量が必ず少ない
- 4任意のn番目の要素へ高速にアクセスできる
- ✔任意の位置への要素の挿入・削除が高速である
解説:【正解】オ「任意の位置への要素の挿入・削除が高速である」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
連結リストはポインタの付け替えだけで挿入・削除ができるためO(1)。一方、n番目の要素にアクセスするには先頭から辿る必要がありO(n)で、配列より不利。
★ポイント:配列=添字で直接参照O(1)・挿入削除は要素移動O(n)。連結リスト=挿入削除はポインタ付替えO(1)・参照は先頭から辿りO(n)。用途で使い分ける対比問題が定番。
問72分探索木の説明として適切なものはどれか。
- 1全ての葉の深さが必ず等しい
- 2根から葉までの経路が一意に定まらない
- 3親の値が子の値以下である
- 4各節点が必ず2個の子をもつ
- ✔各節点について、左部分木の値はその節点より小さく、右部分木の値は大きい
解説:【正解】オ「各節点について、左部分木の値はその節点より小さく、右部分木の値は大きい」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
2分探索木は左<節点<右の順序性をもち、中間順(インオーダ)走査すると昇順に並ぶ。親≦子の性質をもつのはヒープである。
★ポイント:2分探索木=左の子<親<右の子(中間順走査で昇順に取り出せる)。探索・挿入は平均O(log n)(偏ると最悪O(n)→平衡木で回避)。完全2分木・ヒープ(親≧子で根が最大)との区別、先行順・中間順・後行順の走査も頻出。
問8ハッシュ表において、異なるキーが同じハッシュ値になることを何というか。
- 1オーバフロー
- ✔衝突(シノニム)
- 3スラッシング
- 4デッドロック
- 5フラグメンテーション
解説:【正解】イ「衝突(シノニム)」(他の4肢は誤り)
衝突(コリジョン、シノニム)という。対処法にはチェイン法(連結リストで繋ぐ)とオープンアドレス法(別の空き位置を探す)がある。
★ポイント:ハッシュ法=キーから関数で格納位置を計算(理想O(1))。衝突(シノニム)対策:チェイン法(同一位置をリストで連結)・オープンアドレス法(空きを探す)。除算法ではハッシュ表の大きさに素数を選ぶと分散が良い。
コンピュータ構成要素全132問中 8問を掲載
問1CPUの構成要素のうち、次に実行する命令のアドレスを保持するレジスタはどれか。
- 1ベースレジスタ
- 2命令レジスタ
- 3アキュムレータ
- 4インデックスレジスタ
- ✔プログラムカウンタ
解説:【正解】オ「プログラムカウンタ」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
プログラムカウンタ(PC)は次に実行する命令のアドレスを保持する。取り出した命令そのものを保持するのは命令レジスタ(IR)。
★ポイント:CPU性能:1命令平均クロック数(CPI)なら実行時間=命令数×CPI/クロック周波数。MIPS=100万命令/秒。命令実行サイクル:フェッチ→デコード→実行(プログラムカウンタ→命令レジスタ→デコーダの流れ)。
問2パイプライン処理の説明として適切なものはどれか。
- 1一つの命令で複数のデータを処理する
- 2複数のCPUで同一の命令を同時実行する
- 3命令をキャッシュに先読みする
- 4命令を実行順序を変えて処理する
- ✔命令の実行を複数の段階に分け、各段階を並行して処理する
解説:【正解】オ「命令の実行を複数の段階に分け、各段階を並行して処理する」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
パイプラインは命令フェッチ、デコード、実行などの段階を重ね合わせてスループットを高める。分岐命令によるハザードで乱れが生じることがある。
★ポイント:パイプライン=命令を段階に分け並行処理(理想でnステージn倍だが分岐でハザード発生→分岐予測・投機実行)。スーパースカラ=複数パイプラインで同時実行。VLIW=コンパイラが並列命令をまとめる。
問3キャッシュメモリを設ける主な目的はどれか。
- 1消費電力を削減する
- ✔CPUと主記憶の速度差を埋め、実効アクセス時間を短縮する
- 3補助記憶の信頼性を高める
- 4主記憶の容量を増やす
- 5仮想記憶を実現する
解説:【正解】イ「CPUと主記憶の速度差を埋め、実効アクセス時間を短縮する」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
キャッシュは高速小容量のメモリで、参照の局所性を利用してCPUと主記憶の速度差を吸収する。容量拡大が目的ではない。
★ポイント:実効アクセス時間=キャッシュ時間×ヒット率+主記憶時間×(1−ヒット率)。多段キャッシュはL1が最速小容量。書込み方式:ライトスルー(同時書込み・一貫性容易)とライトバック(追い出し時書込み・高速)。局所性(時間的・空間的)が有効性の根拠。
問4ライトスルー方式の説明として適切なものはどれか。
- ✔書込み時にキャッシュと主記憶の両方を同時に更新する
- 2書込みを一定時間ごとにまとめて行う
- 3読出し時に主記憶を更新する
- 4キャッシュを使わずに主記憶へ直接書き込む
- 5書込み時はキャッシュだけを更新し、追出し時に主記憶へ書き戻す
解説:【正解】ア「書込み時にキャッシュと主記憶の両方を同時に更新する」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
ライトスルーは常に両方を更新するため一貫性は保たれるが書込み性能は低い。キャッシュのみ更新し追出し時に書き戻すのがライトバック方式。
問5DRAMの説明として適切なものはどれか。
- ✔コンデンサに電荷を蓄えて記憶し、リフレッシュ動作が必要である
- 2フリップフロップで記憶し、リフレッシュが不要である
- 3書換え回数に厳しい制限がある
- 4電源を切っても内容が保持される
- 5キャッシュメモリに主に用いられる
解説:【正解】ア「コンデンサに電荷を蓄えて記憶し、リフレッシュ動作が必要である」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
DRAMはコンデンサ方式で高集積・低価格だが、電荷が抜けるためリフレッシュが必要。SRAMはフリップフロップ方式で高速、キャッシュに使われる。
★ポイント:DRAM=コンデンサ・リフレッシュ必要・安価大容量(主記憶)、SRAM=フリップフロップ・高速高価(キャッシュ)。ROM系:マスクROM・フラッシュメモリ(電気的に書換え可・SSDやUSBメモリ)。
問6RAID1(ミラーリング)の説明として適切なものはどれか。
- 1ディスクを1台にまとめて容量を増やす
- 2パリティを1台の専用ディスクに置く
- 3データを複数台に分散して書き込み、性能を高める
- ✔同じデータを2台のディスクに書き込み、信頼性を高める
- 5パリティを全ディスクに分散して置く
解説:【正解】エ「同じデータを2台のディスクに書き込み、信頼性を高める」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
RAID1はミラーリングで冗長性を確保する(実効容量は半分)。ストライピングはRAID0、パリティ分散はRAID5である。
★ポイント:RAID0=ストライピング(高速・冗長性なし)、RAID1=ミラーリング(容量半分)、RAID5=パリティ分散(1台故障まで・容量n−1台分)、RAID6=二重パリティ(2台故障まで)。RAID10=1+0の組合せ。
問7RAID5の説明として適切なものはどれか。
- 1パリティを専用の1台に集中して配置する
- 2データを2台に完全複製する
- ✔パリティを全ディスクに分散配置し、1台の故障まで復旧できる
- 42台同時故障まで復旧できる
- 5冗長性を全くもたない
解説:【正解】ウ「パリティを全ディスクに分散配置し、1台の故障まで復旧できる」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
RAID5はパリティ分散方式で、最低3台必要。1台故障までパリティから復元可能。2台同時故障に耐えるのはRAID6。
★ポイント:RAID0=ストライピング(高速・冗長性なし)、RAID1=ミラーリング(容量半分)、RAID5=パリティ分散(1台故障まで・容量n−1台分)、RAID6=二重パリティ(2台故障まで)。RAID10=1+0の組合せ。
問8MIPSの意味として正しいものはどれか。
- ✔1秒間に実行できる命令数を百万単位で表した指標
- 2ディスクの回転数
- 31命令あたりのクロック数
- 4メモリの転送速度
- 51秒間の浮動小数点演算回数
解説:【正解】ア「1秒間に実行できる命令数を百万単位で表した指標」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
MIPS(Million Instructions Per Second)は1秒間の実行命令数(百万単位)。浮動小数点演算性能はFLOPSで表す。
★ポイント:CPU性能:1命令平均クロック数(CPI)なら実行時間=命令数×CPI/クロック周波数。MIPS=100万命令/秒。命令実行サイクル:フェッチ→デコード→実行(プログラムカウンタ→命令レジスタ→デコーダの流れ)。
システム構成要素全138問中 8問を掲載
問1スケールアウトの説明として適切なものはどれか。
- 1サーバを仮想化して統合する
- 2サーバの台数を減らす
- 3サーバ1台のCPUやメモリを増強する
- 4サーバの性能を落として省電力化する
- ✔サーバの台数を増やして処理能力を高める
解説:【正解】オ「サーバの台数を増やして処理能力を高める」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
スケールアウトは台数を増やす水平方向の増強。1台の性能を上げるのがスケールアップ(垂直方向)である。
問2システムの信頼性指標MTBFの説明として適切なものはどれか。
- 1システムの応答時間
- 2故障発生率の逆数の総和
- 3平均修理時間
- ✔平均故障間隔。故障から次の故障までの平均稼働時間
- 5システムの稼働率
解説:【正解】エ「平均故障間隔。故障から次の故障までの平均稼働時間」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
MTBF(Mean Time Between Failures)は平均故障間隔、MTTR(Mean Time To Repair)は平均修理時間。稼働率 = MTBF/(MTBF+MTTR)。
★ポイント:稼働率=MTBF/(MTBF+MTTR)。直列システム=積(A×B)、並列(どちらか動けば可)=1−(1−A)(1−B)。「並列は1から全滅確率を引く」が鉄則。MTBF=平均故障間隔(信頼性)、MTTR=平均修復時間(保守性)。
問3フェールセーフの考え方として適切なものはどれか。
- ✔障害が発生したとき、安全側に制御して被害を防ぐ
- 2利用者の誤操作を受け付けないようにする
- 3障害の発生確率そのものを下げる
- 4障害が発生しても機能を落として運転を継続する
- 5冗長構成により障害を隠蔽する
解説:【正解】ア「障害が発生したとき、安全側に制御して被害を防ぐ」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
フェールセーフは安全側へ倒す設計(信号機を赤にするなど)。機能縮退して継続はフェールソフト、誤操作対策はフールプルーフ。
★ポイント:対比:フェールセーフ=故障時に安全側へ(信号は赤)、フェールソフト=機能縮退して継続、フォールトトレラント=冗長化で無停止、フールプルーフ=誤操作しても危険が生じない設計、フォールトアボイダンス=故障自体を減らす。
問4フールプルーフの例として適切なものはどれか。
- 1一部の機能を停止して縮退運転する
- 2電源異常時にシステムを安全に停止する
- ✔未入力の必須項目があると次の画面へ進めないようにする
- 4定期的にバックアップを取得する
- 5サーバを二重化して障害に備える
解説:【正解】ウ「未入力の必須項目があると次の画面へ進めないようにする」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
フールプルーフは利用者が誤った操作をしても危険が生じないようにする設計。入力チェックや誤挿入防止のコネクタ形状などが該当する。
★ポイント:対比:フェールセーフ=故障時に安全側へ(信号は赤)、フェールソフト=機能縮退して継続、フォールトトレラント=冗長化で無停止、フールプルーフ=誤操作しても危険が生じない設計、フォールトアボイダンス=故障自体を減らす。
問5クライアントサーバシステムにおける3層アーキテクチャの構成として適切なものはどれか。
- ✔プレゼンテーション層、ファンクション層、データ層
- 2アプリケーション層、OS層、ハードウェア層
- 3物理層、データリンク層、ネットワーク層
- 4入力層、中間層、出力層
- 5上位層、中位層、下位層
解説:【正解】ア「プレゼンテーション層、ファンクション層、データ層」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
3層クライアントサーバは、画面表示(プレゼンテーション)、業務処理(ファンクション/アプリケーション)、データ管理(データ)に分離する構成。
問6M/M/1の待ち行列モデルにおいて、平均サービス時間が20秒、利用率が0.75のときの平均待ち時間は何秒か。
解説:【正解】オ「60」(他の4肢は誤り)
M/M/1では平均待ち時間 = ρ/(1-ρ) × 平均サービス時間。0.75/(1-0.75)×20 = 3×20 = 60秒。応答時間(待ち+サービス)は 80秒となる。
★ポイント:M/M/1待ち行列:利用率ρ=到着率λ/サービス率μ。平均待ち時間=ρ/(1−ρ)×平均サービス時間。利用率が高まるほど待ち時間は急増(ρ=0.5で待ち=サービス時間、0.8で4倍)。
問7稼働率0.95の装置Aと稼働率0.98の装置Bを直列に接続したシステム全体の稼働率はどれか。
解説:【正解】オ「0.931」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
直列システムは両方が稼働して初めて機能するため、稼働率の積となる。0.95×0.98 = 0.931。並列の場合は 1-(1-A)(1-B) となり値は大きくなる。
★ポイント:稼働率=MTBF/(MTBF+MTTR)。直列システム=積(A×B)、並列(どちらか動けば可)=1−(1−A)(1−B)。「並列は1から全滅確率を引く」が鉄則。MTBF=平均故障間隔(信頼性)、MTTR=平均修復時間(保守性)。
問8稼働率0.91の装置Aと稼働率0.99の装置Bを直列に接続したシステム全体の稼働率はどれか。
解説:【正解】ア「0.9009」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
直列システムは両方が稼働して初めて機能するため、稼働率の積となる。0.91×0.99 = 0.9009。並列の場合は 1-(1-A)(1-B) となり値は大きくなる。
★ポイント:稼働率=MTBF/(MTBF+MTTR)。直列システム=積(A×B)、並列(どちらか動けば可)=1−(1−A)(1−B)。「並列は1から全滅確率を引く」が鉄則。MTBF=平均故障間隔(信頼性)、MTTR=平均修復時間(保守性)。
ハードウェア全4問中 4問を掲載
問1フリップフロップの説明として適切なものはどれか。
- ✔1ビットの情報を保持できる順序回路である
- 2アナログ信号を増幅する回路である
- 3クロック信号を生成する発振回路である
- 4入力だけで出力が決まる組合せ回路である
- 5電圧を一定に保つ回路である
解説:【正解】ア「1ビットの情報を保持できる順序回路である」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
フリップフロップは状態を保持する順序回路で、レジスタやSRAMの基本素子となる。ANDやORなどの論理ゲートは組合せ回路。
★ポイント:半加算器=XOR(和)+AND(桁上げ)、全加算器=半加算器2個+OR。フリップフロップ=1ビット記憶(順序回路)。NANDだけで全論理回路を構成可能。組合せ回路(出力=現在の入力のみ)と順序回路(状態を持つ)の区別。
問2半加算器と全加算器の違いとして適切なものはどれか。
- 1全加算器は組合せ回路ではない
- ✔全加算器は下位からの桁上げ入力を扱える
- 3半加算器は桁上げ出力をもたない
- 4半加算器は2進数を扱えない
- 5全加算器は減算専用である
解説:【正解】イ「全加算器は下位からの桁上げ入力を扱える」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
半加算器は2入力(A,B)から和と桁上げを出力する。全加算器は下位からの桁上げ入力Cinを加えた3入力で、多桁加算の連結に必要となる。
★ポイント:半加算器=XOR(和)+AND(桁上げ)、全加算器=半加算器2個+OR。フリップフロップ=1ビット記憶(順序回路)。NANDだけで全論理回路を構成可能。組合せ回路(出力=現在の入力のみ)と順序回路(状態を持つ)の区別。
問3アクチュエータの説明として適切なものはどれか。
- 1電力を蓄える装置
- 2アナログ信号をデジタル信号に変換する装置
- 3物理量を電気信号に変換する装置
- ✔電気信号を物理的な動きに変換する装置
- 5信号を増幅する装置
解説:【正解】エ「電気信号を物理的な動きに変換する装置」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
アクチュエータは制御信号を動力(回転や直線運動)に変換するもの。物理量を電気信号に変換するのはセンサである。
★ポイント:センサ=物理量を電気信号に変換(入力)、アクチュエータ=電気信号を運動に変換(出力・モータ等)。組込みシステムはリアルタイムOS(deadline保証)を用いることが多い。ウォッチドッグタイマ=暴走検知。
問4組込みシステムにおけるリアルタイムOSの特徴として適切なものはどれか。
- 1マルチタスクをサポートしない
- 2必ずGUIを備えている
- ✔決められた時間内に処理を完了することが保証されるよう設計されている
- 4汎用OSより必ず高機能である
- 5処理のスループットを最大化することだけを目的とする
解説:【正解】ウ「決められた時間内に処理を完了することが保証されるよう設計されている」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
リアルタイムOSは応答時間の予測可能性(デッドライン遵守)を重視する。優先度に基づくプリエンプティブなスケジューリングが基本となる。
★ポイント:センサ=物理量を電気信号に変換(入力)、アクチュエータ=電気信号を運動に変換(出力・モータ等)。組込みシステムはリアルタイムOS(deadline保証)を用いることが多い。ウォッチドッグタイマ=暴走検知。
ソフトウェア全32問中 8問を掲載
問1仮想記憶方式におけるページフォールトの説明として適切なものはどれか。
- 1主記憶が物理的に故障した状態
- 2ページサイズが不足している状態
- ✔アクセスしようとしたページが主記憶上に存在しない状態
- 4ページの内容が破損した状態
- 5ページテーブルが満杯になった状態
解説:【正解】ウ「アクセスしようとしたページが主記憶上に存在しない状態」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
ページフォールトは目的のページが主記憶になく、補助記憶から読み込む必要がある状態。頻発するとスラッシングを引き起こす。
★ポイント:仮想記憶=ページ単位で主記憶と補助記憶を対応付け。ページフォールト時に置換(LRU=最も長く未使用を追出し・FIFO)。実記憶不足でページ置換が多発し性能急落=スラッシング。LRUの追出しページを問う問題が定番。
問2スラッシングの説明として適切なものはどれか。
- 1複数のプロセスが互いに資源を待ち続ける現象
- 2キャッシュのヒット率が上昇する現象
- 3記憶領域が細切れになり利用効率が下がる現象
- 4優先度の低いプロセスが実行されない現象
- ✔ページの入替えが多発し、処理がほとんど進まなくなる現象
解説:【正解】オ「ページの入替えが多発し、処理がほとんど進まなくなる現象」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
スラッシングは多重度が高すぎてページイン/ページアウトが多発する現象。互いに待ち合うのはデッドロック、細切れはフラグメンテーション。
★ポイント:仮想記憶=ページ単位で主記憶と補助記憶を対応付け。ページフォールト時に置換(LRU=最も長く未使用を追出し・FIFO)。実記憶不足でページ置換が多発し性能急落=スラッシング。LRUの追出しページを問う問題が定番。
問3ページ置換えアルゴリズムLRUの説明として適切なものはどれか。
- ✔最も長い間参照されていないページを置き換える
- 2無作為に選んだページを置き換える
- 3最も早く読み込まれたページを置き換える
- 4参照回数が最も多いページを置き換える
- 5次に参照されるまでが最も短いページを置き換える
解説:【正解】ア「最も長い間参照されていないページを置き換える」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
LRU(Least Recently Used)は最終参照からの経過が最長のものを置換える。最初に入ったものを出すのがFIFO、参照回数最小がLFU。
問4デッドロックが発生する必要条件に含まれないものはどれか。
- 1資源を保持しながら他の資源を待つこと
- 2相互排除が行われること
- 3資源が非共有であること
- ✔資源のプリエンプション(強制解放)が可能であること
- 5循環待ちが存在すること
解説:【正解】エ「資源のプリエンプション(強制解放)が可能であること」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
デッドロックの4条件は相互排除、保持と待機、非プリエンプション、循環待ち。強制解放が可能ならデッドロックは解消できるため条件ではない。
★ポイント:デッドロックの条件:複数資源を互いに逆順にロックして待ち合う。防止=資源獲得順序の統一。セマフォ=P操作(獲得)/V操作(解放)で排他制御。クリティカルセクションは同時に1プロセスのみ。
問5セマフォの主な用途はどれか。
- ✔複数プロセス間の排他制御や同期をとる
- 2ページ置換えの対象を決める
- 3ファイルの圧縮率を高める
- 4メモリの断片化を解消する
- 5命令の実行順序を最適化する
解説:【正解】ア「複数プロセス間の排他制御や同期をとる」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
セマフォはP操作(wait)とV操作(signal)により、共有資源への同時アクセス数を制御する仕組みである。
★ポイント:デッドロックの条件:複数資源を互いに逆順にロックして待ち合う。防止=資源獲得順序の統一。セマフォ=P操作(獲得)/V操作(解放)で排他制御。クリティカルセクションは同時に1プロセスのみ。
問6ラウンドロビン方式のタスクスケジューリングの説明として適切なものはどれか。
- ✔各タスクに一定の時間(タイムクウォンタム)を順番に割り当てる
- 2到着順に最後まで実行する
- 3処理時間が最短のタスクから実行する
- 4実行中のタスクは決して中断されない
- 5優先度の高いタスクから順に実行する
解説:【正解】ア「各タスクに一定の時間(タイムクウォンタム)を順番に割り当てる」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
ラウンドロビンは時分割で公平に割り当てる方式。時間内に終わらなければ待ち行列の末尾に回される。TSSでよく用いられる。
問7オープンソースソフトウェア(OSS)の説明として適切なものはどれか。
- 1著作権が放棄されている
- 2改変したソースの公開が全てのライセンスで必須である
- 3商用利用が一切禁止されている
- 4必ず無償でなければならない
- ✔ソースコードが公開され、再配布や改変が認められている
解説:【正解】オ「ソースコードが公開され、再配布や改変が認められている」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
OSSはOSDの定義に従い、再配布の自由、ソース入手の自由、改変の自由などを認める。著作権は放棄されず、ライセンス条件の遵守が必要。
★ポイント:OSS:ソースコード公開・再配布自由・利用分野や個人差別の禁止(OSD)。GPL=コピーレフト(派生物も同一ライセンスで公開義務)、BSD/MIT/Apache=制約が緩い。「無保証」だが商用利用は可能。
問8コンパイラとインタプリタの違いとして適切なものはどれか。
- 1インタプリタは必ず実行ファイルを生成する
- 2どちらも実行速度は同じである
- 3コンパイラは実行時に逐次解釈し、インタプリタは事前に翻訳する
- ✔コンパイラは事前に一括して機械語へ翻訳し、インタプリタは実行時に逐次解釈する
- 5コンパイラは高級言語を扱えない
解説:【正解】エ「コンパイラは事前に一括して機械語へ翻訳し、インタプリタは実行時に逐次解釈する」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
コンパイラ方式は事前翻訳のため実行が高速、インタプリタ方式は逐次解釈のため開発時のデバッグが容易という特徴がある。
★ポイント:言語処理:コンパイラ(一括翻訳)・インタプリタ(逐次解釈)・アセンブラ。手順:コンパイル→リンク(ライブラリ結合)→ロード。字句解析→構文解析→意味解析→最適化→コード生成の順。クロスコンパイラ=他機種向けコード生成。
データベース全11問中 8問を掲載
問1関係データベースにおいて、行を一意に識別するための項目はどれか。
解説:【正解】イ「主キー」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
主キー(プライマリキー)は表中の行を一意に識別する。値の重複とNULLが許されない。他表の主キーを参照するのが外部キー。
問2外部キーの説明として適切なものはどれか。
- 1実表から導出される仮想の表
- 2表の行を一意に識別する列
- 3検索を高速化するための構造
- 4重複を排除するための制約
- ✔他の表の主キーを参照し、参照整合性を保つための列
解説:【正解】オ「他の表の主キーを参照し、参照整合性を保つための列」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
外部キーは参照先の表に存在する値だけを許すことで参照整合性を保証する。存在しない値の登録や、参照されている行の削除を防ぐ。
★ポイント:主キー=行を一意に識別(NULL不可・一意)。候補キーのうち1つが主キー。外部キー=他表の主キーを参照(参照整合性制約:親にない値は入れられない・親の削除を制限orカスケード)。
問3第3正規形の説明として適切なものはどれか。
- 1繰返し項目が排除された状態
- ✔非キー属性が主キーに推移的に関数従属していない状態
- 3全ての属性が単一の値をもつ状態
- 4非キー属性が主キーの一部にのみ従属していない状態
- 5表が一つに統合された状態
解説:【正解】イ「非キー属性が主キーに推移的に関数従属していない状態」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
第1正規形は繰返しの排除、第2正規形は部分関数従属の排除、第3正規形は推移的関数従属の排除である。
★ポイント:正規化:第1(繰返し排除)→第2(部分関数従属の排除=複合キーの一部で決まる列を分離)→第3(推移的関数従属の排除=非キー→非キーを分離)。目的は更新時異状の防止(冗長排除)。過度の正規化は結合コスト増。
問4SQLのSELECT文でグループごとの集計を行う際に用いる句はどれか。
- 1WHERE
- 2HAVING BY
- 3ORDER BY
- ✔GROUP BY
- 5DISTINCT BY
解説:【正解】エ「GROUP BY」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
GROUP BYでグループ化し、COUNTやSUMなどの集約関数を適用する。グループ化後の絞込みはHAVING句、行の絞込みはWHERE句で行う。
★ポイント:SQLの定石:WHERE=行の絞込み(グループ化前)、HAVING=グループの絞込み(集約後)。GROUP BYで集約(COUNT・SUM・AVG・MAX・MIN)。内部結合=一致行のみ、外部結合=一致しない行も残す(LEFT/RIGHT)。DISTINCT=重複排除。副問合せ・EXISTSも頻出。
問5SQLにおいて、集約後の結果に対して条件を指定する句はどれか。
- 1ORDER BY
- 2GROUP BY
- 3WHERE
- ✔HAVING
- 5LIMIT
解説:【正解】エ「HAVING」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
WHEREはグループ化前の各行に対する条件、HAVINGはGROUP BYによる集約結果に対する条件を指定する。
★ポイント:SQLの定石:WHERE=行の絞込み(グループ化前)、HAVING=グループの絞込み(集約後)。GROUP BYで集約(COUNT・SUM・AVG・MAX・MIN)。内部結合=一致行のみ、外部結合=一致しない行も残す(LEFT/RIGHT)。DISTINCT=重複排除。副問合せ・EXISTSも頻出。
問6データベースのトランザクションがもつACID特性のうち、「一部だけが実行された状態にならない」性質はどれか。
- 1耐久性(Durability)
- 2一貫性(Consistency)
- 3同時性(Concurrency)
- 4独立性(Isolation)
- ✔原子性(Atomicity)
解説:【正解】オ「原子性(Atomicity)」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
原子性は全て実行されるか全く実行されないかのいずれかであること。一貫性は整合性維持、独立性は他への非干渉、耐久性は結果の永続化。
★ポイント:ACID:原子性(全部実行or全部取消)・一貫性・独立性(隔離性)・耐久性。障害回復:ロールバック=更新前ログで取消し、ロールフォワード=更新後ログでコミット済みを再現(媒体障害時はバックアップ+ロールフォワード)。2相コミット=分散DBの整合。
問7コミット済みトランザクションの結果が障害後も失われないことを保証する性質はどれか。
- 1一貫性(Consistency)
- 2整合性(Integrity)
- ✔耐久性(Durability)
- 4原子性(Atomicity)
- 5独立性(Isolation)
解説:【正解】ウ「耐久性(Durability)」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
耐久性はコミット後の結果が永続化されること。ログとチェックポイントを用いたロールフォワードで実現される。
★ポイント:ACID:原子性(全部実行or全部取消)・一貫性・独立性(隔離性)・耐久性。障害回復:ロールバック=更新前ログで取消し、ロールフォワード=更新後ログでコミット済みを再現(媒体障害時はバックアップ+ロールフォワード)。2相コミット=分散DBの整合。
問8ロールバックの説明として適切なものはどれか。
- 1表を正規化すること
- 2ログを用いて更新後の状態まで進めること
- ✔トランザクションの処理を取り消し、開始前の状態に戻すこと
- 4データを別媒体に複写すること
- 5索引を再構築すること
解説:【正解】ウ「トランザクションの処理を取り消し、開始前の状態に戻すこと」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
ロールバックは更新前ログを用いて取消しを行う。ロールフォワードはバックアップと更新後ログで障害直前の状態まで回復させる。
★ポイント:ACID:原子性(全部実行or全部取消)・一貫性・独立性(隔離性)・耐久性。障害回復:ロールバック=更新前ログで取消し、ロールフォワード=更新後ログでコミット済みを再現(媒体障害時はバックアップ+ロールフォワード)。2相コミット=分散DBの整合。
ネットワーク全71問中 8問を掲載
問1OSI基本参照モデルにおいて、経路制御(ルーティング)を担当する層はどれか。
- 1物理層
- 2セション層
- 3データリンク層
- 4トランスポート層
- ✔ネットワーク層
解説:【正解】オ「ネットワーク層」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
第3層ネットワーク層がIPアドレスに基づく経路制御を担う。隣接ノード間の転送はデータリンク層、端末間の通信制御はトランスポート層。
★ポイント:OSI7階層(物理・データリンク・ネットワーク・トランスポート・セッション・プレゼンテーション・アプリケーション)。機器の対応:リピータ=物理、ブリッジ/スイッチ=データリンク、ルータ=ネットワーク、ゲートウェイ=上位層。TCP/IPは4階層。
問2OSI基本参照モデルの第2層に位置し、MACアドレスを用いて転送先を決定する装置はどれか。
- ✔レイヤ2スイッチ
- 2ロードバランサ
- 3リピータ
- 4ルータ
- 5ゲートウェイ
解説:【正解】ア「レイヤ2スイッチ」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
レイヤ2スイッチ(スイッチングハブ)はMACアドレステーブルを参照して転送する。IPアドレスで転送するのがルータ(第3層)。
★ポイント:OSI7階層(物理・データリンク・ネットワーク・トランスポート・セッション・プレゼンテーション・アプリケーション)。機器の対応:リピータ=物理、ブリッジ/スイッチ=データリンク、ルータ=ネットワーク、ゲートウェイ=上位層。TCP/IPは4階層。
問3TCPの説明として適切なものはどれか。
- ✔コネクション型で、順序制御や再送制御により信頼性の高い通信を行う
- 2コネクションレス型で、信頼性より速度を優先する
- 3ドメイン名をIPアドレスに変換する
- 4IPアドレスとMACアドレスを対応付ける
- 5経路制御を行う
解説:【正解】ア「コネクション型で、順序制御や再送制御により信頼性の高い通信を行う」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
TCPは3ウェイハンドシェイクで接続を確立し、確認応答と再送で信頼性を確保する。UDPはコネクションレスで低遅延、動画配信やDNSで用いられる。
★ポイント:TCP=コネクション型(3ウェイハンドシェイク・再送・順序保証)、UDP=コネクションレス(高速・リアルタイム系:音声/動画/DNS)。ウェルノウンポート:HTTP80・HTTPS443・SMTP25・POP3 110・IMAP143・DNS53・FTP20/21・SSH22。
問4IPアドレスからMACアドレスを求めるプロトコルはどれか。
解説:【正解】ウ「ARP」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
ARPはIPアドレスに対応するMACアドレスをブロードキャストで問い合わせる。逆にMACからIPを求めるのがRARPである。
★ポイント:IPv4=32ビット。サブネットマスクでネットワーク部とホスト部を分割、ホスト数=2^n−2(全0=ネットワーク・全1=ブロードキャスト)。/26なら62台。プライベートアドレス(10.x・172.16-31.x・192.168.x)。IPv6=128ビット。
問5ドメイン名をIPアドレスに変換する仕組みはどれか。
解説:【正解】ウ「DNS」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
DNSは名前解決を行う分散型データベース。IPアドレスを自動配布するのがDHCP、プライベートアドレスとグローバルアドレスの変換がNAT。
★ポイント:IPv4=32ビット。サブネットマスクでネットワーク部とホスト部を分割、ホスト数=2^n−2(全0=ネットワーク・全1=ブロードキャスト)。/26なら62台。プライベートアドレス(10.x・172.16-31.x・192.168.x)。IPv6=128ビット。
問6DHCPの機能として適切なものはどれか。
- 1電子メールを送信する
- 2ドメイン名をIPアドレスに変換する
- ✔IPアドレスなどのネットワーク設定を自動的に配布する
- 4IPアドレスを変換して外部と通信する
- 5経路情報を交換する
解説:【正解】ウ「IPアドレスなどのネットワーク設定を自動的に配布する」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
DHCPはIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバなどをクライアントへ自動割当てする。
★ポイント:DNS=ドメイン名⇄IPアドレスの名前解決(キャッシュ・再帰/反復問合せ)。DHCP=IPアドレス等の自動割当て。NAT=プライベート⇄グローバル変換(NAPT/IPマスカレードはポートで多対1)。ARP=IPアドレス→MACアドレス解決。
問7NATまたはNAPTの説明として適切なものはどれか。
- ✔プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを相互変換する
- 2パケットを暗号化する
- 3MACアドレスを学習する
- 4経路表を自動更新する
- 5ドメイン名を解決する
解説:【正解】ア「プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを相互変換する」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
NATは1対1、NAPT(IPマスカレード)はポート番号も併用して多対1の変換を行い、1つのグローバルアドレスを複数端末で共用できる。
★ポイント:DNS=ドメイン名⇄IPアドレスの名前解決(キャッシュ・再帰/反復問合せ)。DHCP=IPアドレス等の自動割当て。NAT=プライベート⇄グローバル変換(NAPT/IPマスカレードはポートで多対1)。ARP=IPアドレス→MACアドレス解決。
問8HTTPSで用いられ、通信内容の暗号化とサーバ認証を行うプロトコルはどれか。
- 1Telnet
- ✔TLS
- 3SMTP
- 4FTP
- 5SNMP
解説:【正解】イ「TLS」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
TLS(旧SSL)は公開鍵暗号でサーバ認証と共通鍵の共有を行い、以降は共通鍵暗号で通信を暗号化するハイブリッド方式を採る。
セキュリティ全17問中 8問を掲載
問1情報セキュリティの3要素として正しい組合せはどれか。
- 1機密性、可用性、効率性
- ✔機密性、完全性、可用性
- 3機密性、信頼性、責任追跡性
- 4完全性、信頼性、保守性
- 5完全性、可用性、真正性
解説:【正解】イ「機密性、完全性、可用性」
CIA(Confidentiality、Integrity、Availability)が3要素。これに真正性、責任追跡性、否認防止、信頼性を加えて7要素とすることもある。
★ポイント:期待値=Σ(値×確率)。順列P(n,r)=n!/(n−r)!、組合せC(n,r)=n!/(r!(n−r)!)(順序を問わないのが組合せ)。独立事象の同時確率は積、排反事象の和は加算。条件付き確率・ベイズの定理も応用情報で頻出。
問2公開鍵暗号方式の説明として適切なものはどれか。
- 1鍵の配送問題が共通鍵方式より深刻である
- 2暗号化と復号に同じ鍵を用いる
- ✔暗号化と復号に異なる鍵を用い、暗号化鍵を公開できる
- 4共通鍵暗号より必ず処理が高速である
- 5鍵を用いずに暗号化する
解説:【正解】ウ「暗号化と復号に異なる鍵を用い、暗号化鍵を公開できる」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
公開鍵暗号は公開鍵と秘密鍵の対を用いるため鍵配送問題を解決できるが、処理は共通鍵方式より低速。両者を組み合わせるのがハイブリッド方式。
★ポイント:共通鍵(AES)=高速・鍵配送問題(n人でn(n−1)/2個)。公開鍵(RSA・楕円曲線)=受信者の公開鍵で暗号化し受信者の秘密鍵で復号・鍵はn人で2n個。ハイブリッド=データは共通鍵、共通鍵の受渡しを公開鍵で(TLSの方式)。
問3デジタル署名において、送信者が署名の生成に用いる鍵はどれか。
- 1送信者の公開鍵
- 2受信者の秘密鍵
- ✔送信者の秘密鍵
- 4共通鍵
- 5受信者の公開鍵
解説:【正解】ウ「送信者の秘密鍵」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
署名は送信者の秘密鍵で生成し、受信者は送信者の公開鍵で検証する。これにより送信者の真正性と改ざんの検知(否認防止)が実現される。
★ポイント:デジタル署名=送信者の秘密鍵で(メッセージのハッシュ値に)署名し、検証は送信者の公開鍵。改ざん検知+本人認証+否認防止を実現(機密性は別途暗号化)。ハッシュ関数の性質:一方向性・衝突発見困難性。
問4デジタル署名によって確認できないものはどれか。
- 1文書が改ざんされていないこと
- 2本人が作成を否認できないこと
- 3作成者が本人であること
- ✔通信経路上での盗聴の防止
- 5文書の完全性
解説:【正解】エ「通信経路上での盗聴の防止」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
デジタル署名は改ざん検知と本人認証、否認防止を実現するが、文書自体は暗号化されないため盗聴(機密性)の対策にはならない。
★ポイント:デジタル署名=送信者の秘密鍵で(メッセージのハッシュ値に)署名し、検証は送信者の公開鍵。改ざん検知+本人認証+否認防止を実現(機密性は別途暗号化)。ハッシュ関数の性質:一方向性・衝突発見困難性。
問5ハッシュ関数の性質として適切でないものはどれか。
- 1入力が少し変わると全く異なる値になる
- ✔ハッシュ値から元のデータを容易に復元できる
- 3同じ入力からは常に同じハッシュ値が得られる
- 4任意長の入力から固定長の値が得られる
- 5異なる入力から同じ値を得ることが困難である
解説:【正解】イ「ハッシュ値から元のデータを容易に復元できる」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
ハッシュ関数は一方向性をもち、ハッシュ値から元データを復元することは困難である。改ざん検知やパスワード保存に用いられる。
★ポイント:ハッシュ法=キーから関数で格納位置を計算(理想O(1))。衝突(シノニム)対策:チェイン法(同一位置をリストで連結)・オープンアドレス法(空きを探す)。除算法ではハッシュ表の大きさに素数を選ぶと分散が良い。
問6認証局(CA)が発行するデジタル証明書の役割として適切なものはどれか。
- ✔公開鍵が確かに本人のものであることを第三者が保証する
- 2パスワードを保管する
- 3ウイルスを検出する
- 4秘密鍵を安全に配送する
- 5通信内容を圧縮する
解説:【正解】ア「公開鍵が確かに本人のものであることを第三者が保証する」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
デジタル証明書はCAの署名により公開鍵と所有者の結び付きを保証する。信頼の連鎖(証明書チェーン)はルート証明書に遡る。
★ポイント:PKI:認証局(CA)が公開鍵証明書を発行し公開鍵の正当性を保証。証明書には公開鍵+所有者情報+CAの署名。失効はCRL/OCSPで確認。サーバ証明書によりTLSでなりすまし防止。
問7SQLインジェクションの説明として適切なものはどれか。
- 1通信を傍受して内容を盗み見る攻撃
- 2利用者になりすまして意図しない操作をさせる攻撃
- ✔入力値に不正なSQL文の断片を混入させ、データベースを不正操作する攻撃
- 4スクリプトを埋め込んで利用者のブラウザで実行させる攻撃
- 5大量のパケットを送りつけてサービスを妨害する攻撃
解説:【正解】ウ「入力値に不正なSQL文の断片を混入させ、データベースを不正操作する攻撃」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
SQLインジェクションはプレースホルダ(バインド機構)の使用やエスケープ処理で対策する。スクリプト埋込みはXSS。
★ポイント:SQLの定石:WHERE=行の絞込み(グループ化前)、HAVING=グループの絞込み(集約後)。GROUP BYで集約(COUNT・SUM・AVG・MAX・MIN)。内部結合=一致行のみ、外部結合=一致しない行も残す(LEFT/RIGHT)。DISTINCT=重複排除。副問合せ・EXISTSも頻出。
問8クロスサイトスクリプティング(XSS)の対策として適切なものはどれか。
- 1ファイアウォールでポートを閉じる
- ✔Webページに出力する際に特殊文字をエスケープする
- 3SQL文をプレースホルダで組み立てる
- 4パスワードを定期的に変更する
- 5通信を暗号化する
解説:【正解】イ「Webページに出力する際に特殊文字をエスケープする」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
XSSは出力時のエスケープ処理(サニタイジング)が基本対策。プレースホルダはSQLインジェクション対策である。
★ポイント:Web攻撃と対策:SQLインジェクション→プレースホルダ(バインド機構)、XSS→出力時エスケープ(サニタイジング)、CSRF→トークン確認、ディレクトリトラバーサル→パス名検査、セッションハイジャック→セッションIDの推測困難化・再発行。
マルチメディア全39問中 8問を掲載
問1可逆圧縮の説明として適切なものはどれか。
- ✔圧縮前のデータを完全に復元できる圧縮方式
- 2音声専用の圧縮方式
- 3圧縮に必ず暗号化を伴う方式
- 4復元しても元のデータには戻らない圧縮方式
- 5圧縮率が必ず50%になる方式
解説:【正解】ア「圧縮前のデータを完全に復元できる圧縮方式」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
可逆圧縮(ZIP、PNG、GIFなど)は完全復元が可能。JPEGやMP3は非可逆圧縮で、人間が知覚しにくい情報を捨てて高圧縮を実現する。
★ポイント:ハフマン符号=出現頻度の高い記号に短い符号を割り当てる可変長符号(平均符号長を最小化)。ランレングス=連続する同一データを回数で表す。可逆圧縮(ZIP・PNG)と非可逆圧縮(JPEG・MP3)の区別。
問2JPEGの説明として適切なものはどれか。
- 1動画像の圧縮方式である
- 2ベクタ形式の画像フォーマットである
- ✔静止画像の非可逆圧縮方式で、写真の保存に適する
- 4静止画像の可逆圧縮方式で、透過表示ができる
- 5音声の圧縮方式である
解説:【正解】ウ「静止画像の非可逆圧縮方式で、写真の保存に適する」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
JPEGは離散コサイン変換(DCT)を用いた静止画の非可逆圧縮。透過や可逆が必要ならPNG、動画はMPEG、音声はMP3やAACを用いる。
問3120Mバイトのデータを圧縮したところ36Mバイトになった。圧縮率(圧縮後÷圧縮前)は何%か。
解説:【正解】ア「30」(他の4肢は誤り)
圧縮率 = 36 ÷ 120 = 0.3 → 30%。削減できた割合は 70% となる。
★ポイント:ハフマン符号=出現頻度の高い記号に短い符号を割り当てる可変長符号(平均符号長を最小化)。ランレングス=連続する同一データを回数で表す。可逆圧縮(ZIP・PNG)と非可逆圧縮(JPEG・MP3)の区別。
問4横640画素、縦480画素、1画素あたり24ビットで表現する画像1枚の記憶容量は約何Mバイトか。ここで1Mバイト=1024^2バイトとする。
解説:【正解】ア「0.88」(他の4肢は誤り)
総ビット数 = 640×480×24 ビット。8で割ってバイトに直し、1024^2で割る。640×480×24÷8÷1024÷1024 ≒ 0.88Mバイト。
★ポイント:容量計算の定石:画像=横×縦×1画素のバイト数(24ビットカラー=3バイト)。動画=1フレーム容量×fps×秒。単位換算:1KB=10^3(または2^10)バイト、K→M→G→Tは10^3倍ずつ。
問5横1600画素、縦1080画素、1画素あたり16ビットで表現する画像1枚の記憶容量は約何Mバイトか。ここで1Mバイト=1024^2バイトとする。
解説:【正解】ウ「3.3」(他の4肢は誤り)
総ビット数 = 1600×1080×16 ビット。8で割ってバイトに直し、1024^2で割る。1600×1080×16÷8÷1024÷1024 ≒ 3.3Mバイト。
★ポイント:容量計算の定石:画像=横×縦×1画素のバイト数(24ビットカラー=3バイト)。動画=1フレーム容量×fps×秒。単位換算:1KB=10^3(または2^10)バイト、K→M→G→Tは10^3倍ずつ。
問6200Mバイトのデータを圧縮したところ50Mバイトになった。圧縮率(圧縮後÷圧縮前)は何%か。
解説:【正解】ア「25」(他の4肢は誤り)
圧縮率 = 50 ÷ 200 = 0.25 → 25%。削減できた割合は 75% となる。
★ポイント:ハフマン符号=出現頻度の高い記号に短い符号を割り当てる可変長符号(平均符号長を最小化)。ランレングス=連続する同一データを回数で表す。可逆圧縮(ZIP・PNG)と非可逆圧縮(JPEG・MP3)の区別。
問7150Mバイトのデータを圧縮したところ30Mバイトになった。圧縮率(圧縮後÷圧縮前)は何%か。
解説:【正解】イ「20」(他の4肢は誤り)
圧縮率 = 30 ÷ 150 = 0.2 → 20%。削減できた割合は 80% となる。
★ポイント:ハフマン符号=出現頻度の高い記号に短い符号を割り当てる可変長符号(平均符号長を最小化)。ランレングス=連続する同一データを回数で表す。可逆圧縮(ZIP・PNG)と非可逆圧縮(JPEG・MP3)の区別。
問8500Mバイトのデータを圧縮したところ100Mバイトになった。圧縮率(圧縮後÷圧縮前)は何%か。
解説:【正解】ウ「20」(他の4肢は誤り)
圧縮率 = 100 ÷ 500 = 0.2 → 20%。削減できた割合は 80% となる。
★ポイント:ハフマン符号=出現頻度の高い記号に短い符号を割り当てる可変長符号(平均符号長を最小化)。ランレングス=連続する同一データを回数で表す。可逆圧縮(ZIP・PNG)と非可逆圧縮(JPEG・MP3)の区別。
情報デザイン全2問中 2問を掲載
問1ユーザビリティの説明として適切なものはどれか。
- 1処理速度が速い度合い
- 2情報が改ざんされていない度合い
- 3システムが停止せず稼働し続ける度合い
- ✔特定の利用状況において、利用者が目的を有効・効率的・満足に達成できる度合い
- 5誰もが等しく利用できるようにする度合い
解説:【正解】エ「特定の利用状況において、利用者が目的を有効・効率的・満足に達成できる度合い」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
ユーザビリティはISO 9241で有効さ・効率・満足度と定義される。誰もが使えることを指すのはアクセシビリティである。
問2アクセシビリティの説明として適切なものはどれか。
- ✔高齢者や障害者を含む誰もが利用できる度合い
- 2システムが停止しない度合い
- 3画面デザインが美しい度合い
- 4データが暗号化されている度合い
- 5システムの応答が速い度合い
解説:【正解】ア「高齢者や障害者を含む誰もが利用できる度合い」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
アクセシビリティは利用者の身体条件や環境によらず情報やサービスを利用できることを指す。JIS X 8341などが指針を定めている。
開発技術全18問中 8問を掲載
問1モジュール結合度に関する説明として適切なものはどれか。
- 1結合度は高いほど良い
- 2内容結合が最も望ましい
- 3共通結合が最も望ましい
- ✔結合度は低いほど良く、データ結合が最も望ましい
- 5結合度は保守性に影響しない
解説:【正解】エ「結合度は低いほど良く、データ結合が最も望ましい」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
結合度は弱い順にデータ結合<スタンプ結合<制御結合<外部結合<共通結合<内容結合。低結合・高凝集が良い設計の指針。
★ポイント:モジュール分割の良否:結合度は低いほど良く(データ結合が最良・内容結合が最悪)、強度(凝集度)は高いほど良い(機能的強度が最良)。独立性が高い=保守性・再利用性が高い。
問2モジュール強度(凝集度)として最も望ましいものはどれか。
- 1手順的強度
- 2暗号的強度
- ✔機能的強度
- 4論理的強度
- 5時間的強度
解説:【正解】ウ「機能的強度」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
凝集度は高いほど良く、機能的強度(単一の機能だけを実行する)が最良。暗号的(偶発的)強度が最も弱い。
★ポイント:モジュール分割の良否:結合度は低いほど良く(データ結合が最良・内容結合が最悪)、強度(凝集度)は高いほど良い(機能的強度が最良)。独立性が高い=保守性・再利用性が高い。
問3ブラックボックステストの説明として適切なものはどれか。
- 1実際の利用者が業務環境で行うテスト
- 2内部の論理構造に着目して網羅的に行うテスト
- 3性能や負荷を測定するテスト
- 4変更による影響がないかを確認するテスト
- ✔仕様に基づき、入力と出力の関係だけに着目して行うテスト
解説:【正解】オ「仕様に基づき、入力と出力の関係だけに着目して行うテスト」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
ブラックボックステストは同値分割や限界値分析を用いる。内部構造に着目するのがホワイトボックステスト(命令網羅、分岐網羅など)。
★ポイント:ブラックボックス=仕様から(同値分割・境界値分析:境界値は誤りが出やすい)、ホワイトボックス=内部構造から(命令網羅<判定条件網羅<条件網羅の順に厳しく)。回帰(リグレッション)テスト=修正の影響確認。トップダウン=スタブ、ボトムアップ=ドライバ。
問4限界値分析(境界値分析)の説明として適切なものはどれか。
- ✔同値クラスの境界付近の値をテストデータとして選ぶ手法
- 2内部の分岐を全て通す手法
- 3全ての入力値を網羅する手法
- 4最大負荷をかける手法
- 5無作為に値を選ぶ手法
解説:【正解】ア「同値クラスの境界付近の値をテストデータとして選ぶ手法」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
誤りは境界で発生しやすいため、境界とその前後の値を選ぶ。同値分割と組み合わせて用いるのが一般的である。
★ポイント:ブラックボックス=仕様から(同値分割・境界値分析:境界値は誤りが出やすい)、ホワイトボックス=内部構造から(命令網羅<判定条件網羅<条件網羅の順に厳しく)。回帰(リグレッション)テスト=修正の影響確認。トップダウン=スタブ、ボトムアップ=ドライバ。
問5リグレッションテスト(回帰テスト)の目的はどれか。
- 1設計書の誤りを机上で検出する
- 2システムの限界性能を測定する
- 3モジュール単体の論理を検証する
- 4利用者が受入れ可否を判断する
- ✔変更が既存の正常な機能に悪影響を与えていないことを確認する
解説:【正解】オ「変更が既存の正常な機能に悪影響を与えていないことを確認する」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
回帰テストは修正や機能追加の副作用(デグレード)を検出する。自動テストの整備により効率的に繰り返し実行できる。
★ポイント:ブラックボックス=仕様から(同値分割・境界値分析:境界値は誤りが出やすい)、ホワイトボックス=内部構造から(命令網羅<判定条件網羅<条件網羅の順に厳しく)。回帰(リグレッション)テスト=修正の影響確認。トップダウン=スタブ、ボトムアップ=ドライバ。
問6トップダウンテストで、下位モジュールの代わりに用いる仮のモジュールはどれか。
解説:【正解】ウ「スタブ」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
トップダウンテストではスタブ、ボトムアップテストではドライバ(上位の代役)を用いる。
★ポイント:ブラックボックス=仕様から(同値分割・境界値分析:境界値は誤りが出やすい)、ホワイトボックス=内部構造から(命令網羅<判定条件網羅<条件網羅の順に厳しく)。回帰(リグレッション)テスト=修正の影響確認。トップダウン=スタブ、ボトムアップ=ドライバ。
問7ウォータフォールモデルの特徴として適切なものはどれか。
- 1利用者と開発者が常時同席して開発する
- 2リスク分析を軸に螺旋状に開発を繰り返す
- ✔工程を順に進め、前工程の成果物を確定してから次工程へ移る
- 4短い反復を繰り返しながら機能を追加していく
- 5試作品を作って利用者の評価を得ながら進める
解説:【正解】ウ「工程を順に進め、前工程の成果物を確定してから次工程へ移る」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
ウォータフォールは工程が明確で進捗管理しやすい反面、後工程での仕様変更に弱い。反復型はアジャイル、試作型はプロトタイピング。
問8アジャイル開発における「スプリント」の説明として適切なものはどれか。
- 1全工程を通した1回きりの開発期間
- 2設計だけを集中的に行う期間
- 3本番移行のための準備期間
- 4テストだけを集中的に行う期間
- ✔一定の短い期間で計画から動作するソフトウェアの提供までを行う反復単位
解説:【正解】オ「一定の短い期間で計画から動作するソフトウェアの提供までを行う反復単位」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
スクラムではスプリント(通常1〜4週間)ごとに動作するインクリメントを作る。終了時にレビューとレトロスペクティブを行う。
★ポイント:開発モデル:ウォーターフォール=工程を順に(手戻り困難・大規模向き)、プロトタイピング=試作で要求確認、スパイラル=リスク分析しながら反復、アジャイル/スクラム=短いスプリントで動くソフトを反復リリース(デイリースクラム・ふりかえり・プロダクトバックログ)。XP=ペアプログラミング・テスト駆動。
プロジェクトマネジメント全96問中 8問を掲載
問1WBS(Work Breakdown Structure)の説明として適切なものはどれか。
- ✔成果物を階層的に分解し、管理可能な作業単位に細分化したもの
- 2要員の稼働状況を一覧化したもの
- 3リスクの一覧と対応策をまとめたもの
- 4品質基準を定義したもの
- 5作業の依存関係と所要日数を図示したもの
解説:【正解】ア「成果物を階層的に分解し、管理可能な作業単位に細分化したもの」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
WBSは作業範囲を漏れなく分解し、見積りやスケジュール、責任分担の基礎となる。最小単位はワークパッケージと呼ばれる。
★ポイント:WBS=成果物を階層的に分解(最下位=ワークパッケージ)。100%ルール(全作業を漏れなく)。スコープクリープ防止に変更管理手続を定める。責任分担はRAM(RACIチャート)。
問2クリティカルパスの説明として適切なものはどれか。
- 1最も費用がかかる作業経路
- 2最もリスクが高い作業経路
- 3最も要員が多く必要な作業経路
- 4最も短い所要日数の作業経路
- ✔余裕日数が0であり、遅延がそのまま全体の遅延につながる作業経路
解説:【正解】オ「余裕日数が0であり、遅延がそのまま全体の遅延につながる作業経路」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
クリティカルパスは最長の所要日数となる経路で、日程短縮の対象となる。この経路上の作業のフロート(余裕)は0である。
★ポイント:クリティカルパス=最長経路(余裕ゼロ・遅延が全体に直結)。最早結合点時刻=前工程の最大、最遅=後ろから最小。所要日数短縮は クリティカルパス上の作業のみ有効。クラッシング=資源追加で短縮、ファストトラッキング=並行実施。
問3アローダイアグラムを用いる主な目的はどれか。
- 1重要度の高い項目を絞り込む
- 2原因と結果の関係を整理する
- 3成果物を階層的に分解する
- 4品質のばらつきを分析する
- ✔作業の順序関係と所要日数から日程計画を分析する
解説:【正解】オ「作業の順序関係と所要日数から日程計画を分析する」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
アローダイアグラム(PERT図)は作業の依存関係を矢線で表し、最早/最遅開始時刻やクリティカルパスを求めるのに用いる。
★ポイント:クリティカルパス=最長経路(余裕ゼロ・遅延が全体に直結)。最早結合点時刻=前工程の最大、最遅=後ろから最小。所要日数短縮は クリティカルパス上の作業のみ有効。クラッシング=資源追加で短縮、ファストトラッキング=並行実施。
問4ファンクションポイント法の説明として適切なものはどれか。
- 1過去の類似プロジェクトとの比較で見積もる手法
- 2プログラム行数から見積もる手法
- 3専門家の意見を集約して見積もる手法
- 4作業を分解して積み上げる手法
- ✔入出力や照会などの機能数と複雑度から開発規模を見積もる手法
解説:【正解】オ「入出力や照会などの機能数と複雑度から開発規模を見積もる手法」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
FP法は利用者から見た機能に基づくため、言語に依存せず要件定義段階でも適用しやすい。行数ベースはLOC法。
★ポイント:見積り:ファンクションポイント法=入出力・ファイル数等の機能量から(言語に依存しない)、COCOMO=規模(ステップ数)から工数を推定、類推法・ボトムアップ法。人月の単純比例は要員間コミュニケーションコストで崩れる(ブルックスの法則)。
問5プロジェクトのスコープマネジメントの目的として適切なものはどれか。
- 1納期内で完了させるよう日程を管理する
- 2要求される品質を満たすよう管理する
- ✔必要な作業を過不足なく含めるよう範囲を定義し管理する
- 4予算内で完了させるよう費用を管理する
- 5必要な要員を確保し育成する
解説:【正解】ウ「必要な作業を過不足なく含めるよう範囲を定義し管理する」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
スコープマネジメントは範囲の定義と統制を行う。合意なき範囲拡大(スコープクリープ)の防止が重要となる。
★ポイント:WBS=成果物を階層的に分解(最下位=ワークパッケージ)。100%ルール(全作業を漏れなく)。スコープクリープ防止に変更管理手続を定める。責任分担はRAM(RACIチャート)。
問6アーンドバリューマネジメント(EVM)においてコスト効率を表す指標はどれか。
- 1SV = PV - EV
- 2CV = EV + AC
- ✔CPI = EV / AC
- 4BAC = EV / PV
- 5SPI = EV / PV
解説:【正解】ウ「CPI = EV / AC」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
CPI(コスト効率指数)=EV/AC、SPI(スケジュール効率指数)=EV/PVで、いずれも1未満なら計画より不利な状況を示す。
★ポイント:仮想化:ホスト型・ハイパバイザ型・コンテナ型(OSカーネル共有で軽量=Docker)。ライブマイグレーション=稼働中VMの移動。スケールアップ(性能増強)とスケールアウト(台数追加)の対比。
問7プロジェクトにおけるリスク対応のうち、「リスク軽減」に該当するものはどれか。
- 1リスクを一覧化して監視する
- 2リスクの原因となる作業自体を計画から外す
- 3対策を行わず発生時に対応する
- ✔発生確率や影響度を下げる対策を事前に講じる
- 5保険や外部委託で第三者に負担を移す
解説:【正解】エ「発生確率や影響度を下げる対策を事前に講じる」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
リスク対応は回避、軽減(低減)、転嫁(移転)、受容(保有)に分類される。作業を外すのが回避、保険が転嫁である。
★ポイント:リスク対応4分類:回避(原因除去)・低減(対策で軽減)・移転(保険・委託)・受容(保有)。ISMS(ISO27001)=機密性・完全性・可用性(CIA)の維持をPDCAで管理。リスク=脅威×脆弱性×資産価値。
問8ステークホルダの説明として適切なものはどれか。
- 1システムの利用者のみ
- 2プロジェクトの予算を承認する経営層のみ
- 3プロジェクトチームのメンバのみ
- 4外部の委託先企業のみ
- ✔プロジェクトに影響を与える、または影響を受ける個人や組織
解説:【正解】オ「プロジェクトに影響を与える、または影響を受ける個人や組織」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
ステークホルダには発注者、利用者、開発チーム、経営層、外部委託先、規制当局などが含まれ、期待の把握と関与の管理が重要となる。
サービスマネジメント全8問中 8問を掲載
問1SLA(Service Level Agreement)の説明として適切なものはどれか。
- 1情報セキュリティ方針を定めた文書
- 2システムの設計仕様を定めた文書
- 3障害発生時の連絡網を定めた文書
- ✔提供するサービスの内容と水準を利用者と提供者の間で合意した文書
- 5外部委託先の選定基準を定めた文書
解説:【正解】エ「提供するサービスの内容と水準を利用者と提供者の間で合意した文書」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
SLAは稼働率や応答時間、復旧時間などの目標値と、未達時の対応を定める。運用の管理活動全般はSLM(サービスレベル管理)。
★ポイント:SLA=サービス水準の合意(稼働率・応答時間等を数値で)、SLM=SLAの継続的な維持改善活動。ITIL=ITサービスマネジメントのベストプラクティス集。可用性の目標値と保守時間帯の扱いに注意。
問2インシデント管理の目的として適切なものはどれか。
- ✔サービスの中断をできるだけ迅速に回復させること
- 2サービスの提供コストを最適化すること
- 3構成情報を正確に維持管理すること
- 4インシデントの根本原因を究明し再発を防止すること
- 5変更作業のリスクを評価し承認すること
解説:【正解】ア「サービスの中断をできるだけ迅速に回復させること」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
インシデント管理は暫定的でもよいので早期復旧を目指す。根本原因の究明と恒久対策は問題管理の役割である。
★ポイント:ITSMプロセスの区別:インシデント管理=迅速なサービス復旧(暫定対応可)、問題管理=根本原因の究明と恒久対策、変更管理=変更の承認・影響評価(CAB)、リリース管理=本番展開、構成管理=CMDBで構成情報を維持。
問3問題管理の目的として適切なものはどれか。
- 1変更の承認手続を管理すること
- 2サービスを速やかに復旧させること
- ✔インシデントの根本原因を特定し、再発を防止すること
- 4利用者からの問合せに迅速に回答すること
- 5資産の保有状況を把握すること
解説:【正解】ウ「インシデントの根本原因を特定し、再発を防止すること」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
問題管理は既知の誤りの管理と恒久対策の立案を行い、インシデントの発生件数そのものを減らすことを目指す。
★ポイント:ITSMプロセスの区別:インシデント管理=迅速なサービス復旧(暫定対応可)、問題管理=根本原因の究明と恒久対策、変更管理=変更の承認・影響評価(CAB)、リリース管理=本番展開、構成管理=CMDBで構成情報を維持。
問4変更管理の目的として適切なものはどれか。
- 1サービス目標値を利用者と合意すること
- 2構成品目の情報を維持すること
- ✔変更に伴うリスクを評価し、統制された手順で実施すること
- 4障害を速やかに復旧すること
- 5容量や性能を計画すること
解説:【正解】ウ「変更に伴うリスクを評価し、統制された手順で実施すること」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
変更管理は影響度評価、承認、切戻し計画の準備を行い、無秩序な変更による障害を防ぐ。実際の展開作業はリリース管理が担う。
★ポイント:ITSMプロセスの区別:インシデント管理=迅速なサービス復旧(暫定対応可)、問題管理=根本原因の究明と恒久対策、変更管理=変更の承認・影響評価(CAB)、リリース管理=本番展開、構成管理=CMDBで構成情報を維持。
問5システムの可用性を高めるための施策として適切なものはどれか。
- 1データを暗号化する
- 2ログを長期間保存する
- 3アクセス権限を細かく設定する
- 4入力チェックを強化する
- ✔機器を冗長構成にし、単一障害点をなくす
解説:【正解】オ「機器を冗長構成にし、単一障害点をなくす」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
可用性はいつでも使える度合いであり、冗長化や負荷分散が有効。暗号化は機密性、入力チェックは完全性に寄与する施策。
問6フルバックアップと差分バックアップを併用する場合の復旧手順として正しいものはどれか。
- 1フルバックアップを最後に適用する
- 2全ての差分バックアップを古い順に適用する
- 3最新の差分バックアップだけを復元する
- ✔最新のフルバックアップを復元した後、最新の差分バックアップを適用する
- 5最新のフルバックアップだけを復元する
解説:【正解】エ「最新のフルバックアップを復元した後、最新の差分バックアップを適用する」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
差分は前回フルからの変更分を毎回累積するため、フル+最新の差分1つで復旧できる。増分の場合はフル+全ての増分が必要。
★ポイント:バックアップ:フル=全量、差分=前回フル以降の変更(復元=フル+最新差分)、増分=前回バックアップ以降の変更(復元=フル+全増分・取得は最速だが復元が最も手間)。世代管理とオフサイト保管、リストア訓練が重要。
問7ファシリティマネジメントの説明として適切なものはどれか。
- 1業務プロセスを再設計する活動
- 2外部委託先を評価する活動
- 3ソフトウェアの資産管理を行う活動
- ✔施設や設備を最適な状態に保つよう総合的に管理する活動
- 5サービス目標値を利用者と合意する活動
解説:【正解】エ「施設や設備を最適な状態に保つよう総合的に管理する活動」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
ファシリティマネジメントには、コンピュータ室の空調や電源設備(UPSや自家発電)、入退室管理などの維持管理が含まれる。
★ポイント:ファシリティマネジメント:UPS=停電時に短時間電力供給(安全な停止・自家発電までのつなぎ)、自家発電装置=長時間対応。免震・耐震、入退室管理、二重化された空調・電源系統。
問8サービスデスクの主な役割として適切なものはどれか。
- 1プログラムを開発する
- 2経営戦略を立案する
- 3サーバの設計を行う
- ✔利用者からの問合せや障害連絡を受け付ける単一の窓口となる
- 5ネットワーク機器を製造する
解説:【正解】エ「利用者からの問合せや障害連絡を受け付ける単一の窓口となる」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
サービスデスクはSPOC(単一窓口)として一次対応と記録を行い、解決できない場合は専門部門へエスカレーションする。
★ポイント:サービスデスク=利用者の単一窓口(SPOC)。一次対応で解決できなければエスカレーション(機能的=専門部署へ/階層的=上位者へ)。FAQ・チャットボットで自己解決率を高める。
システム監査全3問中 3問を掲載
問1システム監査人に求められる要件として最も適切なものはどれか。
- 1経営者の直接の指示で判断を変えられること
- 2システムの開発担当者であること
- 3監査対象の運用に日常的に関与していること
- 4被監査部門の責任者であること
- ✔監査対象から独立した立場であること
解説:【正解】オ「監査対象から独立した立場であること」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
システム監査人には独立性と客観性が求められる。自らが関与した業務の監査は独立性を損なうため不適切である。
★ポイント:システム監査:独立かつ客観的な立場の監査人が情報システムを点検・評価・助言。手順=監査計画→予備調査→本調査(監査証拠の入手・監査調書作成)→評価・結論→報告(指摘事項と改善勧告)→フォローアップ。被監査部門から独立していることが大前提。
問2内部統制の説明として適切なものはどれか。
- 1外部監査人が実施する監査手続
- 2情報システムの技術的な仕様
- 3経営戦略を策定する手法
- ✔業務の有効性・効率性、財務報告の信頼性、法令遵守、資産保全を確保する仕組み
- 5社員教育の体系
解説:【正解】エ「業務の有効性・効率性、財務報告の信頼性、法令遵守、資産保全を確保する仕組み」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
内部統制の4つの目的に加え、統制環境、リスク評価と対応、統制活動、情報と伝達、モニタリング、ITへの対応の6要素で構成される。
★ポイント:システム監査:独立かつ客観的な立場の監査人が情報システムを点検・評価・助言。手順=監査計画→予備調査→本調査(監査証拠の入手・監査調書作成)→評価・結論→報告(指摘事項と改善勧告)→フォローアップ。被監査部門から独立していることが大前提。
問3職務分掌の目的として適切なものはどれか。
- 1作業効率を最大化する
- 2システムの応答速度を高める
- ✔一人の担当者が不正を行えないよう権限を分離する
- 4教育コストを削減する
- 5外部委託を推進する
解説:【正解】ウ「一人の担当者が不正を行えないよう権限を分離する」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
職務分掌は開発と運用、申請と承認を分離するなど、相互牽制により不正やミスを防止する内部統制上の基本的な統制活動である。
★ポイント:システム監査:独立かつ客観的な立場の監査人が情報システムを点検・評価・助言。手順=監査計画→予備調査→本調査(監査証拠の入手・監査調書作成)→評価・結論→報告(指摘事項と改善勧告)→フォローアップ。被監査部門から独立していることが大前提。
システム戦略全5問中 5問を掲載
問1SaaSの説明として適切なものはどれか。
- 1サーバやストレージなどのインフラを提供する形態
- 2業務プロセスごと外部に委託する形態
- 3アプリケーションの実行基盤や開発環境を提供する形態
- 4自社で全ての設備を保有して運用する形態
- ✔アプリケーションソフトウェアをインターネット経由で提供する形態
解説:【正解】オ「アプリケーションソフトウェアをインターネット経由で提供する形態」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
SaaSはソフトウェア、PaaSは開発・実行環境、IaaSはインフラを提供する。利用者の管理範囲はIaaSが最も広い。
問2BPR(Business Process Reengineering)の説明として適切なものはどれか。
- ✔業務プロセスを抜本的に再設計し、劇的な改善を目指す取組み
- 2現行業務を維持しつつ少しずつ改善する取組み
- 3情報システムを最新機器に置き換える取組み
- 4他社の優良事例を数値比較する手法
- 5従業員の能力を評価する制度
解説:【正解】ア「業務プロセスを抜本的に再設計し、劇的な改善を目指す取組み」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
BPRは抜本的な再設計が特徴。継続的な小改善はカイゼン、他社比較はベンチマーキングである。
★ポイント:BPR=業務プロセスの抜本的再設計、BPM=継続的なプロセス改善サイクル、RPA=定型作業のソフトウェアロボットによる自動化(判断を伴わない大量定型業務が向く)。BPO=業務の外部委託。
問3エンタープライズアーキテクチャ(EA)の4つの体系に含まれないものはどれか。
- 1テクノロジアーキテクチャ
- ✔セキュリティアーキテクチャ
- 3アプリケーションアーキテクチャ
- 4データアーキテクチャ
- 5ビジネスアーキテクチャ
解説:【正解】イ「セキュリティアーキテクチャ」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
EAはビジネス(BA)、データ(DA)、アプリケーション(AA)、テクノロジ(TA)の4体系から成り、現状と目標を比較して移行計画を策定する。
問4RFP(提案依頼書)の説明として適切なものはどれか。
- 1契約金額を確定させる文書
- 2ベンダに情報提供を依頼する文書
- 3検収基準を定めた文書
- 4システムの詳細設計を記載した文書
- ✔調達要件を示し、ベンダに提案を依頼する文書
解説:【正解】オ「調達要件を示し、ベンダに提案を依頼する文書」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
RFPは要件や制約、評価基準を提示して提案を求める。事前の情報収集を目的とするものはRFI(情報提供依頼書)。
問5DX(デジタルトランスフォーメーション)の説明として適切なものはどれか。
- 1ソフトウェアを最新版に更新すること
- 2社内の通信回線を高速化すること
- 3既存システムをクラウドへ単純移行すること
- ✔デジタル技術を活用して製品やサービス、ビジネスモデルを変革すること
- 5紙の帳票を電子ファイルに置き換えること
解説:【正解】エ「デジタル技術を活用して製品やサービス、ビジネスモデルを変革すること」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
DXは単なるデジタル化(デジタイゼーション)にとどまらず、業務や組織、企業文化を含む変革により競争優位を確立する取組み。
★ポイント:DX=デジタル技術によるビジネスモデル・組織文化の変革(単なるIT化・効率化にとどまらない)。守りのIT(効率化)と攻めのIT(価値創出)。2025年の崖=レガシーシステムの技術的負債問題。
経営戦略全10問中 8問を掲載
問1SWOT分析における4つの要素の組合せとして正しいものはどれか。
- 1物、金、情報
- 2製品、価格、流通、販促
- 3政治、経済、社会、技術
- 4強み、弱み、価格、脅威
- ✔強み、弱み、機会、脅威
解説:【正解】オ「強み、弱み、機会、脅威」
SWOTは内部環境(強み・弱み)と外部環境(機会・脅威)を整理する。PEST分析は政治・経済・社会・技術、4Pは製品・価格・流通・販促。
★ポイント:期待値=Σ(値×確率)。順列P(n,r)=n!/(n−r)!、組合せC(n,r)=n!/(r!(n−r)!)(順序を問わないのが組合せ)。独立事象の同時確率は積、排反事象の和は加算。条件付き確率・ベイズの定理も応用情報で頻出。
問2PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)の2軸として正しいものはどれか。
- 1投資額と回収期間
- ✔市場成長率と相対的市場占有率
- 3価格と品質
- 4売上高と利益率
- 5顧客数と単価
解説:【正解】イ「市場成長率と相対的市場占有率」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
PPMは市場成長率と市場占有率で花形、金のなる木、問題児、負け犬に分類する。金のなる木で得た資金を問題児に投資するのが定石。
★ポイント:PPM:市場成長率×相対的市場シェアで4象限。花形(維持)・金のなる木(資金源・追加投資少)・問題児(選別投資)・負け犬(撤退検討)。金のなる木の資金を問題児へ、が定石。
問3PPMにおける「金のなる木」の特徴として適切なものはどれか。
- ✔市場成長率は低いが市場占有率が高く、安定した資金源となる
- 2市場成長率も市場占有率も低い
- 3市場成長率も市場占有率も高い
- 4投資が最も必要な領域である
- 5市場成長率は高いが市場占有率が低い
解説:【正解】ア「市場成長率は低いが市場占有率が高く、安定した資金源となる」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
金のなる木は成熟市場で高シェアを持ち、追加投資が少なくて済むため資金を生み出す。成長率・占有率ともに高いのは花形。
★ポイント:PPM:市場成長率×相対的市場シェアで4象限。花形(維持)・金のなる木(資金源・追加投資少)・問題児(選別投資)・負け犬(撤退検討)。金のなる木の資金を問題児へ、が定石。
問4コアコンピタンスの説明として適切なものはどれか。
- 1経営者個人の人脈
- 2短期的に得られる価格優位性
- ✔他社が容易に模倣できない自社独自の中核的な強み
- 4業界内で共通して必要とされる基本的な能力
- 5外部委託によって獲得する能力
解説:【正解】ウ「他社が容易に模倣できない自社独自の中核的な強み」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
コアコンピタンスは顧客価値をもたらし、模倣困難で、他分野へ展開可能な中核能力を指す。
★ポイント:ポーターの3基本戦略:コストリーダーシップ・差別化・集中。ファイブフォース=業界の競争要因分析。コアコンピタンス=他社が模倣困難な中核能力。ニッチ戦略・ブルーオーシャン戦略。
問5M&Aのうち、既存事業と関連の薄い分野の企業を買収して多角化を図る戦略はどれか。
- 1水平統合
- 2MBO
- 3アライアンス
- ✔コングロマリット型の多角化
- 5垂直統合
解説:【正解】エ「コングロマリット型の多角化」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
同業他社の統合が水平統合、原材料や販売など川上・川下の統合が垂直統合、無関連分野への多角化がコングロマリット型である。
問6バランススコアカードの4つの視点に含まれないものはどれか。
- 1財務の視点
- ✔競合の視点
- 3顧客の視点
- 4学習と成長の視点
- 5業務プロセスの視点
解説:【正解】イ「競合の視点」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
バランススコアカードは財務、顧客、業務プロセス、学習と成長の4視点で戦略を可視化し、KPIを設定して業績を管理する手法。
★ポイント:BSC=財務・顧客・内部ビジネスプロセス・学習と成長の4視点で戦略を管理。CSF=成功要因、KGI=最終目標指標、KPI=先行的な業績評価指標。戦略マップで因果関係を可視化。
問7ベンチマーキングの説明として適切なものはどれか。
- ✔優れた他社の事例と自社を比較し、改善の目標とする手法
- 2製品の市場での位置付けを2軸で分析する手法
- 3自社の強みと弱みを内部要因として整理する手法
- 4価格を競合より低く設定する戦略
- 5業務を抜本的に再設計する手法
解説:【正解】ア「優れた他社の事例と自社を比較し、改善の目標とする手法」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
ベンチマーキングは業界最高水準(ベストプラクティス)を基準として自社の業務を評価し、改善目標を設定する。
問8ニッチ戦略の説明として適切なものはどれか。
- 1最も早く市場に参入する戦略
- ✔特定の狭い市場に経営資源を集中して優位を築く戦略
- 3市場全体に幅広く製品を展開する戦略
- 4他社と提携して市場を拡大する戦略
- 5価格を下げてシェアを奪う戦略
解説:【正解】イ「特定の狭い市場に経営資源を集中して優位を築く戦略」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
ニッチ戦略は限られた資源をすき間市場に集中させる。ポーターの3つの基本戦略ではコスト・リーダシップ、差別化と並ぶ集中戦略にあたる。
ビジネスインダストリ全5問中 5問を掲載
問1IoTの説明として適切なものはどれか。
- 1仮想空間で現実を再現する技術
- ✔様々なモノをネットワークに接続し、情報を収集・活用する仕組み
- 3取引記録を分散管理する技術
- 4人工知能が自律的に学習する技術
- 5大量データを高速処理する基盤
解説:【正解】イ「様々なモノをネットワークに接続し、情報を収集・活用する仕組み」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
IoTはセンサを備えた機器がネットワーク経由でデータを送受信する。収集データの分析にはビッグデータ処理やAIが用いられる。
★ポイント:IoT:センサ+ネットワークで物がつながる。エッジコンピューティング=端末近くで処理(低遅延・通信量削減、クラウドと補完)。デジタルツイン=現実の写像をサイバー空間に構築しシミュレーション。
問2ブロックチェーンの特徴として適切なものはどれか。
- ✔取引記録をハッシュ値で連鎖させ、分散管理により改ざんを困難にする
- 2取引を後から自由に修正できる
- 3参加者を1者に限定する
- 4中央のサーバで取引を一元管理する
- 5取引記録を暗号化して非公開にすることが必須である
解説:【正解】ア「取引記録をハッシュ値で連鎖させ、分散管理により改ざんを困難にする」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
ブロックチェーンは各ブロックが直前のブロックのハッシュ値を含むため、改ざんには以降全てのブロックの再計算が必要となる。
★ポイント:ブロックチェーン:取引をブロックにまとめ、前ブロックのハッシュ値で連鎖させる分散台帳(1か所改ざんすると後続すべての再計算が必要で事実上改ざん困難)。合意形成(PoW・PoS)。スマートコントラクト=条件充足時に契約内容を自動執行するプログラム。
問3機械学習における「教師あり学習」の説明として適切なものはどれか。
- 1報酬を最大化する行動を試行錯誤で学習する
- 2正解のないデータから構造や特徴を見つけ出す
- 3人間が全てのルールを記述する
- 4データを圧縮して保存する
- ✔正解ラベル付きのデータから入力と出力の対応関係を学習する
解説:【正解】オ「正解ラベル付きのデータから入力と出力の対応関係を学習する」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
教師あり学習は分類や回帰に用いる。正解なしはクラスタリングなどの教師なし学習、報酬による試行錯誤は強化学習である。
★ポイント:AI:機械学習(教師あり=分類・回帰/教師なし=クラスタリング/強化学習=報酬最大化)。ディープラーニング=多層ニューラルネット(特徴量を自動抽出)。過学習=訓練データに過適合。生成AI・大規模言語モデルはハルシネーションに注意。
問4RPAの説明として適切なものはどれか。
- 1人工知能が自律的に意思決定する仕組み
- 2紙の書類を電子化する装置
- ✔定型的なPC操作をソフトウェアのロボットが自動実行する仕組み
- 4業務を外部企業に委託すること
- 5工場の製造ラインで働く産業用ロボット
解説:【正解】ウ「定型的なPC操作をソフトウェアのロボットが自動実行する仕組み」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
RPAはデータ入力や転記など、ルールが明確な定型作業の自動化に適する。判断を伴う業務にはAIとの組合せが必要となる。
★ポイント:BPR=業務プロセスの抜本的再設計、BPM=継続的なプロセス改善サイクル、RPA=定型作業のソフトウェアロボットによる自動化(判断を伴わない大量定型業務が向く)。BPO=業務の外部委託。
問5ロングテールの説明として適切なものはどれか。
- 1少数の人気商品が売上の大半を占める現象
- ✔販売機会の少ない多品種の商品群の売上合計が無視できない規模になる現象
- 3需要が季節により変動する現象
- 4商品の価格が時間とともに下落する現象
- 5先行企業が市場を独占する現象
解説:【正解】イ「販売機会の少ない多品種の商品群の売上合計が無視できない規模になる現象」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
ロングテールは在庫制約の小さいEC事業で顕著。上位2割が売上8割を占めるとするパレートの法則と対比される概念である。
企業と法務全144問中 8問を掲載
問1著作権法において、プログラムの著作物に関する説明として適切なものはどれか。
- ✔プログラムは著作物として保護されるが、アルゴリズムやプログラム言語は保護されない
- 2登録しなければ著作権は発生しない
- 3アルゴリズムそのものが著作権で保護される
- 4プログラム言語の仕様が著作権で保護される
- 5ソースコードは保護されるがオブジェクトコードは保護されない
解説:【正解】ア「プログラムは著作物として保護されるが、アルゴリズムやプログラム言語は保護されない」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
著作権は表現を保護するもので、アイデアにあたるアルゴリズムや規約、言語は保護対象外。権利は創作と同時に発生し登録は不要。
問2不正アクセス禁止法で禁止されている行為はどれか。
- 1ウイルスを作成する
- 2他社の商標を無断で使用する
- 3個人情報を目的外に利用する
- 4営業秘密を不正に取得する
- ✔他人のIDとパスワードを無断で使用してシステムにログインする
解説:【正解】オ「他人のIDとパスワードを無断で使用してシステムにログインする」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
不正アクセス禁止法は不正ログインのほか、他人のIDパスワードの不正取得・保管・提供(助長行為)も禁じている。
★ポイント:不正アクセス禁止法=他人のID/パスワードの無断使用・セキュリティホール攻撃・フィッシング目的の入力要求等を処罰(未遂的な助長行為も)。個人情報保護法=利用目的の特定・第三者提供の制限(オプトアウト届出)・漏えい時の報告義務。マイナンバーは特定個人情報。
問3個人情報保護法における「個人情報」の説明として適切なものはどれか。
- 1公開されている情報は該当しない
- 2法人に関する情報も含まれる
- ✔生存する個人に関する情報で、特定の個人を識別できるもの
- 4氏名だけが該当し、他の情報は含まれない
- 5死亡した人の情報も必ず含まれる
解説:【正解】ウ「生存する個人に関する情報で、特定の個人を識別できるもの」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
個人情報は生存する個人に関する情報で、他の情報と容易に照合して識別できるものも含む。マイナンバー等の個人識別符号も該当する。
★ポイント:不正アクセス禁止法=他人のID/パスワードの無断使用・セキュリティホール攻撃・フィッシング目的の入力要求等を処罰(未遂的な助長行為も)。個人情報保護法=利用目的の特定・第三者提供の制限(オプトアウト届出)・漏えい時の報告義務。マイナンバーは特定個人情報。
問4労働者派遣における指揮命令関係として正しいものはどれか。
- 1派遣元の企業が派遣先で指揮命令を行う
- 2派遣先と雇用契約を結ぶ
- 3指揮命令は書面によってのみ行える
- 4派遣労働者は誰の指揮命令も受けない
- ✔派遣先の企業が派遣労働者に指揮命令を行う
解説:【正解】オ「派遣先の企業が派遣労働者に指揮命令を行う」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
派遣は雇用契約が派遣元、指揮命令が派遣先という点が特徴。請負では発注者に指揮命令権はなく、これを行うと偽装請負となる。
★ポイント:派遣=指揮命令は派遣先(雇用は派遣元)。請負=指揮命令は請負事業者(注文者が直接指揮すると偽装請負で違法)。準委任=善管注意義務(完成責任なし)、請負=完成責任・契約不適合責任あり。二重派遣は禁止。
問5請負契約の特徴として適切なものはどれか。
- 1必ず有期雇用契約となる
- ✔仕事の完成に対して報酬が支払われ、受注者が瑕疵担保(契約不適合)責任を負う
- 3労働時間に応じて報酬が支払われる
- 4成果物の完成義務はない
- 5発注者が受注者の従業員に直接指揮命令できる
解説:【正解】イ「仕事の完成に対して報酬が支払われ、受注者が瑕疵担保(契約不適合)責任を負う」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
請負は完成義務を負う。準委任契約は善管注意義務のもとで業務を遂行することが目的で、必ずしも完成責任を負わない。
★ポイント:派遣=指揮命令は派遣先(雇用は派遣元)。請負=指揮命令は請負事業者(注文者が直接指揮すると偽装請負で違法)。準委任=善管注意義務(完成責任なし)、請負=完成責任・契約不適合責任あり。二重派遣は禁止。
問6不正競争防止法で保護される「営業秘密」の要件に含まれないものはどれか。
- 1公然と知られていないこと
- ✔特許庁への登録がなされていること
- 3秘密として管理されていること
- 4技術上または営業上の情報であること
- 5事業活動に有用な情報であること
解説:【正解】イ「特許庁への登録がなされていること」(「誤り・不適切なもの」を選ぶ問題。残る4肢は正しい内容なので、そのまま知識として整理できる)
営業秘密の3要件は秘密管理性、有用性、非公知性。登録は不要である点が特許権などの産業財産権と異なる。
問7特許権の存続期間として正しいものはどれか。
- 1創作時から70年
- 2登録日から20年
- 3登録日から50年
- 4出願日から10年
- ✔出願日から20年
解説:【正解】オ「出願日から20年」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
特許権は出願日から20年(医薬品等は延長あり)。実用新案権は出願から10年、意匠権は出願から25年、商標権は登録から10年で更新可能。
問8下請法(下請代金支払遅延等防止法)で親事業者に禁止されている行為はどれか。
- 1下請事業者を選定すること
- ✔下請代金の支払を不当に遅延させること
- 3相見積りを取得すること
- 4検査結果を通知すること
- 5発注内容を書面で交付すること
解説:【正解】イ「下請代金の支払を不当に遅延させること」(他の4肢はどこかに誤りを含む)
下請法は受領拒否、支払遅延、代金の減額、返品、買いたたきなどを禁止し、発注書面の交付と取引記録の保存を義務付けている。